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テーマ : 磐田市

静岡県立農専大が初の学祭 農産物直売やステージ 2020年4月開学

 磐田市富丘の県立農林環境専門職大・短期大学部で19日、初の大学祭「豊穣祭」が開かれる。2020年4月の開学以来、コロナ禍で中止を余儀なくされてきた大学祭の開催が4年目にして実現する。学生らは「これまで我慢してきた分、大いに楽しみ、盛り上げたい」と意気込んでいる。

初開催の大学祭「豊穣祭」をPRする実行委メンバー=磐田市富丘の県立農林環境専門職大
初開催の大学祭「豊穣祭」をPRする実行委メンバー=磐田市富丘の県立農林環境専門職大

 目玉は、前身の農林大学校時代から引き継いだ学内産農産物の直売。学生たちが生産したメロンやサツマイモ、キャベツ、ミカン、ガーベラなど20品目以上を販売する。各コースや学生サークルごとに、畜産物や野菜を使ったグルメ、加工品などを提供する模擬店も並ぶ。学生らの学習・研究成果を披露するポスター展示や、ステージパフォーマンスなども予定する。開催時間は午前10時~午後2時半。
 学生有志26人が5月に実行委を結成し、模擬店の出店調整や広報などの準備を進めてきた。企画・運営などのノウハウがない中、一からつくり上げた大学祭。実行委員長の今村稜さん(21)=生産環境経営学部2年=は「どうしたらいいか分からないことが多かったが、学生や教職員が一丸となって取り組んだ」と振り返る。18日には、学生ら約200人が集まり、会場設営などを行った。
 学内で募集して決めたテーマは「翠緑(すいりょく)の序章」。スタートして間もない大学が大きく発展してほしいとの願いを込めた。今村さんは「みんなの努力が実を結んだ大学祭。経験せずに卒業した短期大学部の1、2期生にもぜひ遊びに来てほしい」と話した。

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