鉄板焼甲子園V 磐田農高「糀ベジあんのオムライス」商品化
高校生が鉄板焼きのレシピを競う「鉄板焼甲子園」(静鉄ストア主催)の最終審査会が23日、静岡市駿河区のツインメッセ静岡で開かれた。磐田農業高の食品研究部が考案した「腸活!サスティナブル料理!糀(こうじ)ベジあんのとろとろオムライス」が優勝した。
同メニューと、準優勝した京都・福知山淑徳高の「京野菜のミルフィーユ仕立て」は商品化し、しずてつストアで11月上旬から販売予定。
今大会から募集規模を全国に広げ、21校126チームから、2度の審査を通過した10チーム28人が最終審査会に出場した。「共食」の推進と野菜不足解消をテーマに、それぞれの地元食材を使用した独自レシピを競った。静鉄ストア役員や県職員が味や見た目などを評価した。
「糀ベジあんのとろとろオムライス」は、発芽玄米入りのご飯にケールやタマネギなどの具材を入れ、しょうゆ糀で味付け、特製のタマネギ糀ソースを添えた一品。2年の大石沙恵さん(16)は「卵のとろとろ具合を出す練習など、試行錯誤の結果が評価されてうれしい」と喜んだ。