テーマ : 気象・災害

島田商業高 東北被災地訪問 生徒2人が報告【東日本大震災13年】

 島田市の島田商業高は11日、静岡県教委が実施する「ふじのくに防災人材育成事業」に参加した2年生2人による報告会を同校で開いた。

東日本大震災の被災地を訪問した経験を紹介する生徒=島田市の島田商業高
東日本大震災の被災地を訪問した経験を紹介する生徒=島田市の島田商業高

 報告したのは桑原由依さんと春日藍沙さんの2人。12月下旬に1泊2日で東日本大震災の被災地を訪問した。津波で多くの児童が犠牲になった宮城県石巻市の大川小跡地や大川震災伝承館などを訪れ、震災経験者から聞いた体験談などを紹介した。震災後に完成した岩手県釜石市の水門に自動閉鎖システムが設けられ安全性が確保されていることや、被災生活では止血や腹巻き、かっぱ代わりとしてラップが役に立ったことなども説明した。
 桑原さんは「私たちが主軸となって学校防災に取り組み、高校生の意識を変えていきたい」と語り、春日さんは「13年が経過してもいまだに復興の途中であることが分かった。南海トラフ巨大地震を意識した防災・減災活動を進めたい」と話した。
 (島田支局・寺田将人)

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