テーマ : 気象・災害

東海沖津波観測を再開 気象庁

 2022年12月から海底ケーブルの損傷で使えなくなっていた東海沖の地震観測システムについて、気象庁は22日、復旧作業を終え、津波の観測を再開したと明らかにした。緊急地震速報へのデータ活用は、誤発表を防止するため正常に動作するか確認しており、周辺が震源の地震が起きた場合、最大13秒遅れる状態はしばらく続くとしている。
 気象庁によると、ケーブルは御前崎市の観測所から三重県沖まで約210キロにわたって、地震計5カ所と津波計3カ所をつないでいる。22年12月16日に障害が発生し、確認した結果、御前崎沖4キロ付近でケーブルが破断していた。原因は不明。新たなケーブルでつなぎ合わせ、津波計は使えるようになった。地震計の動作確認は実際の地震で行うため、データ活用の再開時期は不明という。

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