テーマ : 気象・災害

静岡県警、能登長期支援へ 交通部隊 第2陣が出発

 能登半島地震の被災地支援活動を続ける静岡県警が、警察官の長期・連続的な派遣の要請を念頭に態勢の準備を進めている。9日には広域緊急援助隊交通部隊の第2陣(交通機動隊12人、高速隊12人)がパトカーなど12台とともに石川県へ出発。14日まで、物資輸送車や緊急車両が通る緊急交通路の安全確保と円滑化、交通流入規制などに当たる。

被災地へ出発する県警広域緊急援助隊交通部隊=9日午前、浜松市浜名区の県警高速隊浜北分駐隊駐車場
被災地へ出発する県警広域緊急援助隊交通部隊=9日午前、浜松市浜名区の県警高速隊浜北分駐隊駐車場
出発式で、隊員22人を激励する加藤悟交通部長(左)=9日午前、浜松市浜名区の県警高速隊浜北分駐隊駐車場
出発式で、隊員22人を激励する加藤悟交通部長(左)=9日午前、浜松市浜名区の県警高速隊浜北分駐隊駐車場
被災地へ出発する県警広域緊急援助隊交通部隊=9日午前、浜松市浜名区の県警高速隊浜北分駐隊駐車場
出発式で、隊員22人を激励する加藤悟交通部長(左)=9日午前、浜松市浜名区の県警高速隊浜北分駐隊駐車場

 隊員22人は24時間態勢を組み、自動車専用道路「のと里山海道」の流入口周辺で信号機を操作するなどして渋滞対策を続け、一般車両の流入規制と防犯面を含めた警戒活動も担う。
 第1陣でも派遣された中隊長の渋谷瞬一警部は「渋滞回避には的確な操作が欠かせなかった。雪が降る中で立ち続ける中、お辞儀などをして規制にも理解して頂ける住民が多く、本当にありがたかった」と振り返る。今後はボランティアの車両なども通行可能になると予想され「交通量は増えると思う。誇りと使命感を持って臨みたい」と話す。
 道路など各種インフラ復旧には長期間を要するため、今後も多方面での追加の派遣要請が想定される。浜松市浜名区の高速隊浜北分駐隊駐車場であった出発式で、加藤悟交通部長は「厳しい寒さが続くが、県警の代表として被災者の気持ちに寄り添い、力強く任務の全うを」と指示した。
 (社会部・荻島浩太)

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