テーマ : 気象・災害

地表が隆起し 2メートルの崖出現 珠洲 全長4キロ 能登半島地震

 能登半島地震で石川県珠洲市に現れた全長約4キロ、幅100~200メートルの地表の隆起を、地震後に撮影した航空写真などから国土地理院が確認したことが31日、分かった。同市若山町で、最大約2・2メートルの崖が出現していた。

石川県珠洲市若山町の水田を横切るように現れた崖。高低差ができた部分に雪がたまっていた=31日午後(共同通信社ヘリから)
石川県珠洲市若山町の水田を横切るように現れた崖。高低差ができた部分に雪がたまっていた=31日午後(共同通信社ヘリから)

 周辺を31日、共同通信社ヘリから取材した。上空からは東西に500メートルほどの亀裂が見え、亀裂の南側が上がって北側が下がっていた。亀裂は道路や川を横断するように走り、道路の亀裂部分には赤いコーンが置かれ、通行者に注意が促されていた。
 国土地理院によると、1月2日に撮影した写真から地表の状況を解析し、地震前後の高低差を算出した。隆起は同市若山町を流れる若山川に沿って現れており、崖が水田や道路を横切っている場所では段差が確認できる。河川を横切っている所では、水がせき止められて川幅が広がった様子もうかがえる。

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