テーマ : 気象・災害

熱海土石流で被災の岸谷2号線 復旧改良工事が本格化 秋完成目指す

 熱海市は26日、同市伊豆山の大規模土石流で被災した市道「岸谷2号線」の改良復旧工事を本格的に始めた。被災地の住民から早期整備の待望論が上がっている伊豆山の生活道路で、今秋の完成を目指す。

本格的な復旧改良工事が始まった岸谷2号線の現場付近=熱海市伊豆山
本格的な復旧改良工事が始まった岸谷2号線の現場付近=熱海市伊豆山

 岸谷2号線は2021年7月に大規模土石流が発生した逢初(あいぞめ)川の中流部に位置する。改良復旧の工事延長は45メートルで、路線の形状を一部変更する。道路の幅員は被災前と比べて2倍の4・5メートルを確保する。工事費2600万円。市の担当者は「一日でも早く整備を完了させたい」と話した。
 岸谷2号線は土石流の影響で破損、流失し、通行不能になった。被災前は地元住民が東西交通の主要ルートとして利用していたが、現在は迂回(うかい)を余儀なくされている。
 市は静岡県が実施する逢初川の整備工事に合わせ、川の両岸に市道を新設する工事を計画している。

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