テーマ : 気象・災害

避難所のペット受け入れ 設営キットで空間づくり体験 富士宮で勉強会

 避難所でのペット飼育管理に関する勉強会が27日、富士宮市役所で開かれた。市内の指定避難所に配備しているペットスペース設営キットを使い、飼い主と災害時動物愛護ボランティアリーダー計約40人が、避難者に同行するペットの受け入れ体制構築を体験した。

同行避難のペットの受け入れ手順を確認する参加者=富士宮市役所
同行避難のペットの受け入れ手順を確認する参加者=富士宮市役所

 市は2023年7月、全44の指定避難所にキットを設けた。雨風をしのぐブルーシートや軍手、ごみ袋、名前を識別するための筆記用具などが入っている。
 ペットスペースは避難者の居住区域や動線から離れた場所が原則で、主に校庭などの屋外を想定する。市の担当者はサッカーゴールを使った簡易屋根の作り方や、個別空間の仕切り方を伝えた。
 避難の受け入れ訓練では受付簿に犬種や名前、飼い主の連絡先を記入した。運営側は飼い主に、他の動物との共同生活に関する心配事を聞き出した。富士保健所の担当者らは「日頃からケージで過ごすことに慣れさせる必要がある」と指摘した。

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