テーマ : 気象・災害

静大と静岡県「フェロー養成講座」 防災実務者 専門知識さらに

 静岡大防災総合センターは22日まで、静岡県と連携して実施する「ふじのくに防災フェロー養成講座」の2024年度受講生を募集している。自治体や企業、学校などで防災業務に従事している担当者などが対象。災害に関する情報を科学的に読み解き、予防や実務の中核となる人材育成を目指す。
 受講は4月から1年間(最大2年間)で、地震学や火山学、津波工学、防災気象情報論など25の科目から10科目以上を履修する。原則土曜が開講日で、実習科目など一部を除きオンライン形式で行う。講義とは別に、受講生は研究テーマを決めて、教員の指導で調査研究を行う。
 定員は若干名。書類審査や面接で選抜する。受講料12万円。検定料と入学料は無料。修了生には「ふじのくに防災フェロー(知事認証)」の称号が与えられる。同事業は10年度に始まり、22年度までに計108人が修了した。
 同センターの担当者は「各分野の第一線で活躍している講師による講義だけではなく、実習や研究を通じて高度な専門知識を習得できる貴重な機会」と受講を呼びかけている。
 問い合わせは同センター<電054(238)4254>へ。募集要項などの詳細は同センターのホームページ<https://www.cnh.shizuoka.ac.jp>

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