テーマ : 気象・災害

石川9漁港の被害調査へ 静岡県職員派遣、漁業復旧を支援

 69カ所の漁港がある石川県の漁業復旧支援に向け、静岡県は16日から新たに漁港関係施設の被害調査として県職員2人を派遣する。22日までをめどに穴水町内9漁港で被害状況の初期調査に当たる。
 初期調査は漁港の平面図など施設台帳を基に現状と突き合わせて被害箇所を把握する。復旧事業の予算付けや工事発注に向けた資料として活用する。石川県内は県管理漁港が8カ所で、残り61港は各市町で管理している。基礎自治体での対応が困難な中、水産庁から他都道府県に派遣の打診があり、石川県からも15日に本県に正式要請があった。本県からは県漁港整備課と焼津漁港管理事務所の職員2人が派遣予定。同課の担当者は「地元水産業者が1日でも早く復旧できるよう応えたい」と力を込めた。
 15日には県看護協会による災害支援ナースの第2組が2人増員した4人態勢で出発。県の保健師は事務員を1人増員した5人態勢で16日に第3陣が出発する。
 県警は特別自動車警ら隊の7人を15日までに派遣した。現地でのパトロール活動を24日まで24時間体制で交代しながら継続中。
 緊急消防援助隊は第5陣が珠洲市で捜索活動を続けているほか、航空指揮支援隊の2陣が現地に入り、航空隊の指揮命令活動の補助や連絡調整に取り組む。

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