あなたの静岡新聞
▶ 新聞購読者向けサービス「静岡新聞DIGITAL」のご案内
あなたの静岡新聞とは?
有料プラン

テーマ : 富士市

静岡人インタビュー「この人」 定期演奏会が100回に達した富士交響吹奏楽団の団長 平田浩一さん(伊豆の国市)

 楽団は1972年、富士市民吹奏楽団として結成。50周年記念の第100回定演は、ロゼシアターに千人超の聴衆を迎えた。ホルンを担当し、5年前から現職。62歳。

平田浩一さん
平田浩一さん

 ―節目の定演を終えて。
 「吹奏楽オリジナルの曲に加え、オーケストラの管弦楽を吹奏楽用にアレンジした楽曲でプログラムを組んだ。富士にちなむ作品も交え、大勢の来場者と共に祝うことができた。社会が新型コロナ禍から再開する時期と重なっただけに感慨もひとしお。これからも楽しみにしているとの感想が聞かれ、皆の励みになった」
 ―どのような楽団か。
 「現在の団員は高校生から70代まで45人ほど。創立当初から指揮者を務める石川喬雄さんらの指導の下、アットホームな雰囲気で練習している。石川さんによる編曲の演奏が大きな特徴。年2回の定演は、春にクラシック、秋にポップスで構成するのが定番になった。市の文化振興基金への寄付を続けるなど地域貢献も大切にしている」
 ―自身の演奏歴を。
 「中学で野球部に入ったが、吹奏楽部にスカウトされてホルンを始めた。楽器の難しさを感じたが、中高で大きな大会を経験できた。地元で就職した時、高校時代の先輩から誘われて入団した。公演の他にも商業施設やイベントでの演奏もあって、吹奏楽の魅力を実感している」
 ―今後の目標は。
 「レベルの高い演奏を追求したい一方で、団員の確保は重要な課題。長い活動の中で仲間が減ってしまう時期はあって、理想の状態を維持していくのは難しい。今は演奏していないけど興味はあるという人などに参加を呼びかけ、期待に応えられる活動を続けていきたい」
 (富士支局・宮城徹)

いい茶0
▶ 追っかけ通知メールを受信する

富士市の記事一覧

他の追っかけを読む