全国高校英作文コンテスト 間部さん(三島北高1年)最優秀賞 スマホない世界 物語で表現
三島北高1年の間部七海さん(富士市)がこのほど、第62回全国高校生徒英作文コンテスト(全国英語教育研究団体連合会主催)1年の部で最優秀賞となる文部科学大臣賞を受賞した。題材の「スマホのない生活」を物語仕立てで表現したユニークな手法が評価された。約1万点の応募作品のトップに立ち「賞を意識してなかったので驚いた」と喜んだ。
受賞作は、全てのスマホがある日なくなった世界の女子高生を主役にして展開。誕生日の友達に直接会ってお祝いを伝えたり、通学中の電車内で友達と目を合わせて会話したり、スマホの通知が気にならず勉強に集中できたりする状況を書いた。
高校入学後、スマホを持ち込めなかった小中学校とは違い「友人らと顔を見て話す機会が減った」という体感が元になった。「スマホがない世界では、人と人との関わり方が深くなり、絆が強くなるのではないか」とのメッセージを込めたという。
同校の入賞は7年連続だが、最優秀賞受賞は初めて。同校2年の泉栞奈さんも2・3年の部で入選した。
(三島支局・岡田拓也)