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テーマ : 富士市

富士高ナイン 文武両道手本に 園児、児童に教室 宿題手助け 野球指導も

 富士市の富士高野球部は、園児や児童を対象にした野球教室を定期的に開催している。競技人口増を狙った同様の取り組みが全国的に増えている中、同部は進学校の強みである学力を生かして子どもの勉強もサポート。文武両道の手本となる役割を果たそうと奮闘する。

児童の宿題をサポートする部員(右)=富士市の富士高
児童の宿題をサポートする部員(右)=富士市の富士高
勉強の後はグラウンドで野球を指導する
勉強の後はグラウンドで野球を指導する
児童の宿題をサポートする部員(右)=富士市の富士高
勉強の後はグラウンドで野球を指導する


 26日に同校で開いた教室には地元の小学生約20人を招いた。部員が児童に1人ずつ付いて、冬休みの宿題を手伝った。児童は勉強への取り組み方についても活発に質問。一日の家での勉強時間を聞かれた部員が「4時間くらい」と答えると「すごい」「見習いたい」と驚きの声が上がった。
 勉強後はグラウンドに出て野球を指導した。児童のレベルに合わせて臨機応変に練習メニューを変え、走り方や球の投げ方を教えた。ハイタッチで距離を縮めるなど初心者に楽しんでもらう工夫を凝らす。
 同部の稲木恵介監督(44)は三島南高時代の2014年に教室を始め、富士高に異動後の22年冬から学習支援も実施している。稲木監督は「学業をこなした上でスポーツに取り組むのが当たり前。部員には文武両道を教える教員になってほしい」と思いを込める。
 (富士支局・沢口翔斗)

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