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節目の年 議席死守に力 早川育子氏/公明党県本部幹事長【各党に聞く 2024年選挙戦略④】

 ―年内にもうわさされる衆院解散総選挙の目標は。

早川育子氏
早川育子氏

 「今は能登半島地震の被災地の復旧復興が最優先になる。ただ、常在戦場の状況にはある。比例東海ブロックで3議席を死守する。3人目が最下位当選だった前回より情勢は厳しい。県庁勤務も経験した元官僚が新人で立候補する。SNSでの若年層への発信や各地での街頭活動を継続し、支援者づくりに注力する」
 ―自民党派閥の政治資金パーティーを巡り、「政治とカネ」に再び批判が起きている。受け止めは。
 「政治不信を加速させる由々しき問題で、県民の怒りは沸騰している。与党の一翼を担う立場から見ても、自民は事実解明と説明責任を果たすべきだ。わが党としても政治資金規正法改正に向け迅速に取り組む。物価高や外交関係など課題山積する中、野党に政権運営を任せられない。経済再生を前に推し進める」
 ―党創立者で、支持母体・創価学会名誉会長の池田大作氏が死去した。旧統一教会問題もくすぶる。党勢への影響はあるか。
 「今年は結党60周年の節目。創立者死去の深い悲しみを乗り越え、『大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に死んでいく』との立党精神を体現していく。党員や支援者は団結している。旧統一教会は宗教を利用した反社会的活動に問題があった。党に一定の批判もあるが、影響は限定的だ」
 ―県政運営にはどのような態度で臨むか。
 「経済活動はコロナ禍前に戻ったが、県民の生活は厳しい。県の生活者支援や市町との連携の動きは鈍い。昨年は知事の不用意な言動で時間を費やし、今年も年初から危機管理意識が問われる事態が起きた。県議会2月定例会で追及していく。まだ知事選について言及する段階ではない」
      ◇
 はやかわ・いくこ 64歳 富士市 県議5期

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