トンネル火災備え訓練 避難誘導、交通規制 迅速に 中日本高速、県警、富士市消防本部
中日本高速道路東京支社富士保全・サービスセンターなどはこのほど、トンネル火災に備える連携訓練を富士市大淵の施工技術総合研究所模擬トンネルで実施した。
同社や県警高速隊、市消防本部などの計約40人が参加し、消火活動や救助の手順を確認した。訓練はトンネル内で追突事故が起きて乗用車から出火し、1人が車内に閉じ込められたという想定。県警高速隊と同社交通管理隊が滞留車の乗員を避難誘導した後、交通規制をかけた。市消防本部は車に放水し、油圧救助器具でドアをこじ開けて負傷者に見立てた人形を救出した。
同センターの近藤努所長は「トンネル火災は人命に関わる。連携による迅速な対応が求められる」と話した。