紙ナプキン製造のＨＡＲＡＤＡ（富士市）　自己破産申請へ

　富士市原田の紙ナプキン製造ＨＡＲＡＤＡは２４日までに事業を停止し、代理人弁護士を通じて静岡地裁富士支部に自己破産を申し立てる意向を固めた。信用調査会社の東京商工リサーチ沼津支店によると負債総額は約１０億７千万円、債権者は約４５人。
　１９４６年に原田ナプキン工業所として創業。紙ナプキンや紙おしぼり、紙製テーブルクロスなどを生産し、９２年には関連会社ＭＰＡ（静岡市）を設立、２００５年には同社ベトナム工場も立ち上げた。０８年２月期の売上高は７億９千万円だったが、相次ぐ機械設備の故障と海外事業の苦戦などで経営が悪化した。