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テーマ : 富士市

日本平動物園、生態に触れ愛着深く【キャンパス界隈/静岡英和学院大~憩いの場~】

 静岡英和学院大(静岡市駿河区)から徒歩10分弱の日本平動物園。家族連れや園児らでにぎわう園内には、大学の授業に役立てる目的や趣味などで動物観察に通う同大の学生の姿も見られる。
動物を撮影する学生。授業の空き時間に仲間と訪れるという=静岡市駿河区の日本平動物園
 園内でチンパンジーを撮影しようとスマートフォンを向けるのは人間社会学部コミュニティ福祉学科2年の加藤優貴さん(19)=富士市=。保育士や幼稚園教諭などを目指す学生は実習用に動物の人形などを制作するため、動物を観察しに訪れることもある。「動物園がこれほど近くにある大学は珍しい。遊びだけでなく、授業に役立てようと訪れる学生は少なくない」と熱心に動物を見つめた。
日本平動物園
 大学にほぼ隣接する同園への学生の愛着は深い。過去には同大サッカー部が同園から了承を得て、ユニホームの背中側に「Nihondaira Zoo」とデザインされたロゴマークをプリントし、PRに努めたこともある。
 餌を食べたり水に潜ったりするホッキョクグマに魅了され1年生の時に年間パスポートを買った同学部人間社会学科3年の北林将輝さん(20)=同=は「授業の空き時間に寄るうち愛着が湧き始めた。動物の行動から喜怒哀楽が読み取れるような気がして興味深い」と話す。これまで撮影した動物の写真は400枚を超えるという。
 市民の人気者である動物たちは、学生にとって心で対話し元気をもらえる大切な仲間でもある。
 (社会部・鈴木紫陽)

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