自動運転バス 導入へ再調査 新富士―富士間 市長が方針
富士市議会11月定例会は7日、一般質問を行い、5氏が登壇した。小長井義正市長はJR新富士駅―富士駅間の接続手段として市が検討している自動運転バスの運行について、需要予測などを再調査する考えを示した。荻田丈仁氏(心政富士)への答弁。
両駅間の需要などは、道路と線路の両方を走るDMVの導入について検討していた2007年度に調査を実施。1日当たりの需要を約700人とするなどの結果を得ていた。
調査実施から長い年数が経過したことや、新型コロナ禍で生活様式が変化したことなどから、小長井市長は自動運転バスの検討には再調査が必要と説明。既存の交通手段との差別化が求められることなどを踏まえ「定時性を確保することが極めて重要」とした。調査では想定ルートの設定や事業費の把握などを進める方針。
(富士支局・宮城徹)