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テーマ : 富士市

SDGs取り組み浸透 東部市町で官民 富士は国から表彰

 静岡県東部の市町で官民によるSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みが加速している。富士市は地元金融機関などと各自の役割分担を示したプラットフォームを形成、沼津市と長泉町は推進企業・団体の活動の進捗(しんちょく)を発信する「見える化」を採用。富士市は先月、内閣府から県内で唯一表彰されるなど活動が評価されつつある。

表彰式で取り組みを披露する富士市の小長井市長。県東部の各市町の活動も浸透=東京都千代田区の内閣府
表彰式で取り組みを披露する富士市の小長井市長。県東部の各市町の活動も浸透=東京都千代田区の内閣府


 同市は昨年、「SDGs共想・共創プラットフォーム」を発足。推進企業の登録、マッチングや金融支援など取り組み段階に応じたサポート体制と役割の明確化、富士信用金庫をはじめ金融や教育機関、商工団体など21社・団体による「応援団」構築といった独自の試みを進める。昨年度始動した「SNSによる食品ロス削減とコミュニティ活動支援」はプラットフォームから発出され、活動の輪は市内で広がっている。
 小長井義正市長は「地方創生SDGs金融表彰」の表彰式で「オール富士市でSDGsの達成へ着実に推進する」と強調。企業から提案があった公共交通回数券の段階的デジタル化など具現化を急ぐ。
 沼津市と長泉町では推進企業・団体が増加し、沼津は36社、長泉は30社に達した。同市は「登録開始から4カ月。順調に増えている」(政策企画課)と関心の高さを挙げる。
 富士宮市はSDGs推進パートナー事業者の第2回交流会を15日に開き、活動を披露し合う。
 他市町でも活動が始まっている。
 (東部総局・高橋和之)

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