脱炭素化推進「デコ活」 富士市長が宣言
富士市は13日、脱炭素化につながる市民運動「デコ活」のスタートを宣言した。温室効果ガスの排出量削減に向け、官民連携で市民のライフスタイル転換を後押しする。同日の定例記者会見で、小長井義正市長が概要を説明した。
デコ活は脱炭素やエコなど環境配慮の生活をつくる運動の愛称。環境省が個人や社会に推奨する取り組み例を紹介している。
同市の宣言は、市が進めてきた温暖化対策の施策を実質的な行動につなげる内容。2050年度のゼロカーボン達成とともに、30年度に家庭の温室効果ガス排出量を13年度比で66%削減する従来の目標について、行政と事業者が協働することを掲げた。
市民の行動を促す仕組みとして、運動をPRする身近な拠点になる協力店を募る。事業所や住宅などに太陽光発電設備を導入してもらうための補助制度を周知することなども盛り込んでいる。