電車いっぱいに鈴川だるま 元吉原小児童が絵、紹介パネル飾り付け 富士・岳南電車
富士市特産の鈴川だるまのPRを目指し、元吉原小の児童が19日、岳南電車(通称・岳鉄)の吉原駅で電車内をだるまの展示物で飾り付けた。
5年生50人が、地域の妙法寺で開かれる毘沙門天(びしゃもんてん)大祭やだるまの文化について調べ、だるまの絵や折り紙、紹介パネルを作ってきた。市民団体の「紙っと!プロジェクト」と「市まちの駅ネットワーク」が製作などを手伝った。
この日は児童が車内の窓や天井に作品を掲示した。駅の待合室には一人一人がデザインしたオリジナルのだるまの写真を展示した。鈴木柚那さん(11)は「だるまの歴史や色の意味などを知ることができた。電車の中がにぎやかになって、大祭のだるま市に行ってみたいと思う人が増えたらうれしい」と話した。
電車は外観にもだるまをイメージしたラッピングをした上で、大祭最終日の2月18日まで運行する。
(富士支局・宮城徹)