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テーマ : 富士市

PFAS目標値「超過なし」 静岡県内の27河川33地点

 静岡県は29日、静岡市や浜松市の水路などで国の暫定目標値を超える有機フッ素化合物(PFAS=ピーファス)が検出されたことを受けて静岡県内全域で実施した水質調査の結果を公表した。水質汚濁防止法に基づき常時監視の対象にしている27河川33地点の環境基準点を調査し、暫定目標値を超えた地点はなかった。
 県生活環境課によると、10月24日から11月14日までの間に33地点で採水し、PFAS(PFOSとPFOAの合計値)の濃度を調べた。県が33地点で一斉にPFASの調査を行ったのは初めて。
 33地点のPFAS濃度は1リットル当たり2ナノグラム未満~5・5ナノグラムで、国の暫定目標値(同50ナノグラム)を大きく下回った。県は来年度以降も検査を継続する予定。
 同課によると、水質汚濁防止法上の政令市である静岡、浜松、沼津、富士の4市と国土交通省も計31の環境基準点で調査を進めている。29日現在、浜松市の1地点で暫定目標値の超過があった。静岡、浜松、富士の3市は環境基準点以外の河川や地下水なども調査していて、静岡、浜松の両市で暫定目標値を超えた地点が複数確認されている。
 富士市は8地点で調査し、いずれも超過していなかった。沼津市は12月中に環境基準点を含む3地点を調査する予定。県は環境基準点以外の調査について「現時点で実施する予定はないが、状況が変わってくれば検討する」としている。

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