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テーマ : 富士市

静岡県内シラス漁始まる 富士・田子の浦漁港「今後の豊漁に期待」

 全国有数のシラスの水揚げを誇る静岡県内で21日、今期漁が始まった。国の地理的表示(GI)保護制度に登録されている「田子の浦しらす」の生産地、富士市の田子の浦漁港は初競りで活気に包まれたが、初日の漁獲量は振るわなかった。

水揚げされたシラスを吟味する関係者=21日午前、富士市の田子の浦漁港
水揚げされたシラスを吟味する関係者=21日午前、富士市の田子の浦漁港
水揚げされたシラスを吟味する関係者=21日午前、富士市の田子の浦漁港
水揚げされたシラスを吟味する関係者=21日午前、富士市の田子の浦漁港
水揚げされたシラスを吟味する関係者=21日午前、富士市の田子の浦漁港
水揚げされたシラスを吟味する関係者=21日午前、富士市の田子の浦漁港
水揚げされたシラスを吟味する関係者=21日午前、富士市の田子の浦漁港
水揚げされたシラスを吟味する関係者=21日午前、富士市の田子の浦漁港
水揚げされたシラスを吟味する関係者=21日午前、富士市の田子の浦漁港

 午前5時45分ごろ、18隻が出漁し、1隻で網を引く伝統漁法「一艘曳き(いっそうびき)」で水揚げした。午前7時ごろ、シラスを積んだ漁船が港に戻ると、威勢の良いかけ声の競りが始まった。初日の水揚げ量は前年の331キロを下回る300キロ。田子の浦漁協の集計担当を務める伊沢安弘さん(46)は「不漁が続き、残念。今後の豊漁に期待したい」と話した。
 浜松市中央区の舞阪漁港は天候不良のために、初日の出漁を見送った。
 県水産・海洋技術研究所(焼津市)によると、2023年漁期(同年3月~24年1月)の主要6漁港(用宗、吉田、御前崎、福田、舞阪、新居)の水揚げ量は前年比26%減の2574トンで、1984年の統計開始以来、2004年(2460トン)に次いで少なかった。同研究所の担当者によると、「黒潮の流路や、親魚のイワシの回遊状況が前年と類似している」とし、今期も低調と予測する。

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