テーマ ： 富士市

多様な教育　映画で学ぶ　上映会で意見交換　富士市

　障害の有無に関わらず同じ教室で学ぶ教育をテーマにしたドキュメンタリー映画「みんなの学校」の上映会が１２日、富士市のロゼシアターで開かれた。教員や保護者ら約３００人が来場し、教育現場の実情や理想について話し合った。

　映画は特別支援教育の対象になる子どもや普通学級の児童が一緒に学び、「不登校ゼロ」を目指す大阪市の大空小を取り上げる。保護者や地域住民も巻き込んでつくる教育の過程が描かれている。
　鑑賞後には来場者が４、５人のグループを作り、学校や家庭での実例を交えて感想を語り合った。「子どもが職員室に入りづらい空気など、児童と教員の間に壁がある」「コミュニティースクールの制度で大空小に近いことができるのでは」などと意見交換した。
　多様な教育実践を目指す団体「夢みるプロジェクト＠Ｍｔ．Ｆｕｊｉ」が主催した。一條いづみ代表は「教員と保護者、地域の人が一体になって試行錯誤する意識が大切」と話した。

• #富士市