富士では避難情報 翻訳の作業に挑戦
富士市国際交流ラウンジは21日、災害時に外国人に向けて避難情報などを伝えるための訓練を同市の市交流プラザで開いた。地元の中高生や同ラウンジのボランティアら12人が簡易な日本語への変換や外国語への翻訳作業に挑戦した。
参加者は外国人にも伝わりやすい「やさしい日本語」について、一文を短くすることや慣用句を避けることなどのポイントを学んだ。「余震の恐れがあるので注意してください」を「また揺れるかもしれない。気をつけて」にするなど、例文を使って置き換える練習をした。英語やスペイン語、ロシア語が話せる参加者はそれぞれの言語に翻訳した。
岩松中3年の佐藤澪さんは「実際に災害が起きたとき、やさしい日本語を使って周りの外国人を助けられるようになりたい」と話した。