外国人生徒を支援 富士市に翻訳機 会社経営者が寄贈
富士市の会社経営者大箸光弘さん(67)がこのほど、外国人生徒の学校生活を支援しようと、同市に自動翻訳機「ポケトーク」15台を寄贈した。
ポケトークはリアルタイムで会話を翻訳し、音声と文字で結果を伝える。搭載されているカメラで文字を撮影して翻訳することができ、学習にも活用できる。市はこれまで県から貸与される同端末を小中学校に貸し出してきた。例年、新入生への対応で4~6月の使用希望が多く、希望者全員への貸し出しが難しいケースもあったという。
富士市役所で行った贈呈式で大箸さんは「子どもが明るく過ごすために言語の壁を越えることが大切」と話し、小長井義正市長にポケトークを手渡した。
市は市内全小中学校を対象にした貸与希望のアンケート結果を踏まえ、順次貸し出していく。