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行き先失った避難者　生活支援、域外搬送　能登地震ＤＭＡＴ　富士の隊員が報告

　能登半島地震の被災者支援で静岡ＤＭＡＴ（災害派遣医療チーム）として現地で活動した富士市立中央病院の隊員が３０日、避難者の一時待機場所の運営や入所者の健康管理などに携わった活動を小長井義正市長に報告した。

　医師や看護師、技師ら５人が、３日間の日程で金沢市の体育館に入った。高齢者施設の入所者や年配者、行き先を失った人などの避難を受け入れ、生活支援や域外への搬送などに取り組んだ。
　避難者が集中して入所してきたり、厚着の状態で血圧を計ったりするなど、訓練通りにいかない経験があったことも指摘した。「能登との状況は違ったが、多くの職員が支援に携わったことには成果を感じた」「得られた経験を今後のチームに引き継ぎたい」などと話した。

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