「自身も周りも幸せにして」 産婦人科医 呼びかけ 「性と生殖に関する健康と権利」富士で講演
富士市のロゼシアターでこのほど、SRHR(性と生殖に関する健康と権利)の講演会(国際ソロプチミスト富士など主催)が開かれ、産婦人科医の高尾美穂さんが「人生をよりよく生きるために」の演題で話した。
高尾さんは、SDGs(持続可能な開発目標)の目標になっているジェンダー平等が20世紀から提唱されていた概念であることを紹介した。幾つもの選択を通じて自分らしさを実現する人生で、性交渉や避妊には意思を示すことが難しい場面があることを指摘し「自分で決める権利を意識して、社会を明るくするような行動を。自身も周りも幸せにして」と呼びかけた。
女性が生活の質を高め、家庭や職場、地域社会を明るくすることを目指す講演会。約300人が話を聞いた。