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テーマ : 富士市

「動物との共生」 まちづくり提言 富士サンフロント21懇話会分科会

 静岡県東部地域の活性化策を提言する静岡新聞社・静岡放送の「サンフロント21懇話会」(代表幹事・清野真司静岡中央銀行社長)は20日、富士山地区分科会を富士市のホテルグランド富士で開いた。懇話会の活動方針の一つで、県が同市に動物愛護の拠点整備を進めていることもあり、「動物との共生によるまちづくり」をテーマに展開。識者らが講演とパネル討論で、共生と愛護の意識の醸成を強調した。

セラピードッグとして活躍する2匹を紹介したサンフロント21懇話会富士山地区分科会=20日午後、富士市内(東部総局・田中秀樹)
セラピードッグとして活躍する2匹を紹介したサンフロント21懇話会富士山地区分科会=20日午後、富士市内(東部総局・田中秀樹)

 国際セラピードッグ協会の創設者で音楽家の大木トオル氏が「人と動物との共生 幸せの絆」を演題に基調講演。国内外での啓発活動や、殺処分が待っている捨て犬などの救助をはじめ長年続けている取り組みを伝えた。殺処分を免れ、セラピードッグとして活躍する2匹を会場で紹介し、共生の意義を訴えた。県の動物愛護センター(仮称、来年開設予定)の準備を進める阿部冬樹技監は動物愛護の推進について講演した。
 パネル討論では、大木、阿部両氏と、サッカーJ1(1部)FC町田ゼルビアに所属し、犬の殺処分ゼロなどにも取り組む会社を出身の沼津市で立ち上げた鈴木準弥選手、企業経営研究所の中山勝常務理事(TESS研究員)が経験や持論を披露した。静岡経済研究所の阪口瀬理奈特任研究員(TESS研究員)がコーディネーターを務めた。
 清野代表幹事は「東部の動物愛護の意識を高めるための『気付き』をもたらしてくれる」と意義付けた。約120人が出席した。
 (東部総局・高橋和之)

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