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「適切な情報提供　重要」　富士市職員　能登半島地震被災地での活動報告

　能登半島地震を受けて富士市から派遣された市職員が１０日、市役所で被災地での活動を報告した。断水地域で給水活動に当たった上下水道部担当者は適切な情報提供の重要性を語った。

　報告会では派遣地のかほく市が、一昨年に発生した凍結による大規模な断水の経験を生かした対応を行っていたことを説明。現地担当者の冷静な判断で、設備や受水環境など必要な情報が素早く得られたことに触れ「案内がスムーズで助かった。支援を受ける事態も想定して備えていきたい」（水道工務課）と話した。
　消防本部の緊急消防援助隊として活動した１１人は「被災地の情報が未確定なままの出動だったが、隊員たちで互いに協力し合うことができた」「過酷な環境下で個人装備の重要性を感じた」などと話した。

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