養殖ワカメ味わって 23日、イベント 富士・田子の浦漁協
富士市の田子の浦漁業協同組合青壮年部は23日、近年養殖に挑戦しているワカメの販売イベント「わかめふさふさ市」を同漁協(同市前田)で開く。
同漁協はシラスの休漁期の収入源確保に向け2019年に本格的なワカメ養殖に乗り出した。魚による食害の影響を受けて不漁が続く中、本年度は由比港漁業協同組合と協力した。水温や水深など生育環境について研究しようと、試験的に由比港内に種苗を設置。同港で一定の大きさまで生育したワカメを田子の浦の養殖場に移植した。
イベントでは午前9時から午後2時まで、ワカメを使用したご飯やみそ汁なども販売する。同青壮年部の望月敏部長(43)は「いずれはワカメをシラスに次ぐ田子の浦港の名物にしたい」と意気込む。