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テーマ : 富士市

富士山を多角的に研究 学会が秋季学術大会

 富士山とその周辺地域を研究対象とする学者らでつくる「富士学会」(渡辺定元会長)の秋季学術大会が26日、静岡市駿河区の静岡大とオンラインで開かれた。富士山大沢崩れの土石流発生要因や富士山信仰など、自然、人文、社会科学から多角的な研究成果の発表があった。

富士山を多角的な視点から研究した成果を報告した富士学会=26日午後、静岡市駿河区の静岡大
富士山を多角的な視点から研究した成果を報告した富士学会=26日午後、静岡市駿河区の静岡大
富士山
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富士山を多角的な視点から研究した成果を報告した富士学会=26日午後、静岡市駿河区の静岡大
富士山

 同大農学部の今泉文寿教授(砂防工学)は基調講演で、富士山の地盤凍結と土石流発生の関係性を説明した。地温や降水量の観測、地形解析などによって、凍結期には少ない降水量でも土石流が起きやすくなると明らかにした。
 鳥羽法皇(1103~1156年)が建立した実相寺(富士市岩本)と信仰に関する研究発表もあった。
 静岡大のグループは大井川上流部の支流悪沢、蛇抜(じゃぬけ)沢で行った植生調査について報告。悪沢では80種、蛇抜沢では72種が確認され、「高山帯に属する植物が多く、貴重な天然林を形成している」とした。

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