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テーマ : 富士市

⚽U―16男子県選抜、快勝 女子とU―17は敗れる【静岡県ヤングフェスティバル】

 静岡県ヤングサッカーフェスティバル(県サッカー協会など主催)が3日、草薙陸上競技場で開催され、U-16(16歳以下)の男女県選抜、U-17(17歳以下)の県ユース選抜が試合を行った。
 国民体育大会から改称される国民スポーツ大会のメンバー選考を兼ねたU-16男女県選抜はいずれもU-16東京選抜と戦い、男子は3-1で快勝したが、女子は0-2で敗れた。県ユース選抜はU-17日本高校選抜と対戦し、1-2で惜敗した。
攻守に手応え U―16男子県選抜  攻撃力を発揮したU-16男子県選抜が東京選抜に快勝。目標とする今秋の佐賀国民スポーツ大会に向け、鈴木監督(裾野高教)は「アグレッシブさがチームの生命線。攻守に持ち味を出してくれた」と手応えを示した。U-16男子の県選抜―東京選抜 後半19分、決勝点を決める県選抜の鈴木=草薙陸上競技場
 サイド攻撃がさえた。先制点は前半21分、CB細谷(富士市立高)のサイドチェンジを受けた左SH針生(清水ユース)が左足を振り抜いた。「積極性を出せた」。U-16日本代表のドリブラーは会心の得点を振り返った。
 後半18分に追い付かれたが、1分後に左SB鈴木(浜松開誠館中)が勝ち越し点を挙げた。守備で対人プレーの強さが特長だが、俊足を生かしたオーバーラップから豪快なゴールを決め、「本番の国スポでも主力として活躍したい」と意欲を高めた。
 さらに27分には途中出場した藤田葵(浜松開誠館中)の低く速いクロスがオウンゴールを誘った。前身の国体で本県少年男子は2年続けて初戦負け。5年ぶりの全国制覇に向け、ゲーム主将を務めた細谷は「試合を通じて自分自身、責任感が高まった。チームを引っ張っていきたい」と誓った。
 (寺田拓馬)
完封負けに「技術磨く」 U-16女子県選抜  国スポ初優勝を狙うU-16女子県選抜は攻撃の形を作れず、東京選抜に完封負け。ボランチで攻守に奮闘した兵庫主将(常葉大橘中)は「チーム全体で周りと連係してポジションが取れなかった。レベルアップが必要」と課題を見つめた。U-16女子の県選抜―東京選抜 後半、ドリブルで攻め込む県選抜の兵庫(右)=草薙陸上競技場
 相手の突破を止められず、前半16分と後半10分に失点。渡辺監督(桐陽高教)は「パススピードは少しずつ良くなっているが、個人の技術をもっと磨かないと」と指摘した。
 国体は準優勝、3位と頂点まであと一歩届かず、昨年まで県選抜に数多く選手を送り込んだJFAアカデミー福島が本年度末で本県での活動を終了する。指揮官は「育成を含め、静岡の力が試される」と本番へ決意を新たにした。

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