タリーズ富士市中央公園店、地域密着で「殿堂入り」 全国初の快挙 にぎわいづくり、継続性評価
タリーズコーヒー富士市中央公園店が１９日までに、国内全店舗（直営、フランチャイズ計約７７０店）対象の社内表彰制度「ボイス大賞」のコミュニティーカフェ大賞部門で、全国初の「殿堂入り」を果たした。行政や企業、市民団体と連携した地域密着型のイベントなどを長年にわたって続け、活性化につなげている点が高く評価された。
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同店を運営するニュータウンビルサービス（埼玉県）の後藤淳社長が都内のタリーズコーヒージャパン本社で小林義雄社長から表彰を受けた。後藤社長は「非常にうれしい。これからも皆さんの力を借り、われわれも楽しみながら、文化振興やにぎわいづくりに貢献したい」と喜んだ。
同店は２０１８年にオープン。「地域社会とともに歩むコミュニティーカフェの実現」を掲げ、「富士山を活（い）かす」など四つのキーワードに沿ってコーヒー教室や子育て講座、作品展示など約３４０件に上るイベントを展開してきた。
１９年度と２２年度に同部門の大賞、２１年度には特別賞を獲得している。今回、短期間で受賞を重ねた実績により、新たな“称号”が贈られた。タリーズの広報担当者は特に新型コロナ禍の時期を挙げ「人が集まるイベントなどが難しかった中でもやれることを考え、工夫して取り組んだ継続性が素晴らしい」と話した。
ボイス大賞は従業員が発案した各店舗の活動をたたえ、好事例を他店舗にも共有する目的で０８年に始まった。コミュニティーカフェ大賞を含め４部門がある。
（東京支社・関本豪）
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