年の瀬駆ける だるま電車 毘沙門天大祭と特産PR 富士・岳鉄
日本三大だるま市に数えられる富士市の「毘沙門天(びしゃもんてん)大祭」と特産の「鈴川だるま」をPRしようと同市の岳南電車(通称・岳鉄)にだるまの顔をラッピングした「だるま電車」が26日、運行を開始した。岳南江尾駅で出発式が行われた。
車両の前後片側一面を大きく使ってだるまの顔を再現。反対側に色とりどりのだるまが描かれたヘッドマークを付けた。車内には地元の小学生による折り紙などだるまにちなんだ展示物を飾り付けた。
出発式では、関係者によるだるまの目入れや太鼓の演奏などで安全運行を祈願した。企画を主催する市まちの駅ネットワークの渡辺栄一代表は「日本最大規模であるだるま市の認知度を今以上に高めたい」とあいさつした。
同車両は毘沙門天大祭の最終日の来年2月18日まで運行する。
(富士支局・沢口翔斗)