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テーマ : 富士市

「富士川かりがね橋」24年3月9日開通 事業開始から20年

 静岡県は13日、富士市で建設中の「富士川かりがね橋」を2024年3月9日午後3時に供用開始すると発表した。事業開始から20年余りを経て開通を迎える。
 県道に架かる同橋は東名高速道の北側に位置し、同市岩本と同市木島を結ぶ742メートル。片側1車線の車道の北側に歩道を渡す。県は総事業費約130億円を投じ、02年から23年を事業期間として橋を含む延長約1・4キロ区間の整備を進めてきた。1日1万3千台の交通量を想定。市が整備した東側約500メートル部分は今年8月に開通している。
 同市の平野部では、高速道路を除くと東西を結ぶ橋が国道1号の新富士川橋と県道富士由比線の富士川橋に限られている。朝夕の時間帯を中心に渋滞が課題となってきた。富士川橋の代替路となる富士川かりがね橋の開通により、混雑緩和に加え、富士川の東西や山梨県峡南地域との交流促進、災害時緊急輸送路補完などの効果を見込む。
 13日の定例記者会見で開通日を発表した川勝平太知事は「山梨県南部を含めた広範囲の交流が活性化され、地域の発展に大きく寄与する」と期待した。小長井義正富士市長は「長年の悲願だった(橋の完成と)開通日が決定し、大変うれしい。両岸の歴史や思いを乗せ、市民に愛される橋になることを願う」とコメントした。
 県と市は開通日に、国や県、関係者が出席する開通式典を予定している。
 (政治部・青島英治)

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