和菓子のツリー おいしくできた! 富士・丘小で体験教室
富士市の丘小で7日、和菓子の調理体験教室が開かれた。同校の3年生約30人が同市の菓子メーカー「田子の月」の社員の指導を受けながら、練りきりを使った菓子作りに挑戦した。
同社で商品開発を担当する尾鷲和文さん(65)が講師を務めた。児童は尾鷲さんの実演を見た後、緑に着色した練りきりの形を手で整えたり、氷餅の粉をまぶしたりしてクリスマスツリーに見立てていった。完成した菓子をほおばると「甘くておいしい」「食べるのがもったいない」と笑顔を見せた。
尾鷲さんは和菓子の文化についても紹介。主に茶会で食べることや季節感を大切にすることなどを伝えた。
市の食育推進事業の一環で、伝統的な食文化への理解を深めてもらう狙い。同市産の緑茶も振る舞われた。