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テーマ : 富士市

コーヒー豆からアートの花 芸術家50人の作品並ぶ 富士の商店街で31日まで

 富士市の吉原商店街の店頭などに地元の芸術作家らのアートが並ぶイベントが31日まで開かれている。商品に合わせて配置され、店の雰囲気と調和のとれた作品が来訪者を楽しませている。

コーヒー豆を使った作品が並ぶ店内=富士市の吉原商店街
コーヒー豆を使った作品が並ぶ店内=富士市の吉原商店街

 同商店街にアトリエを構える衣装作家小川浩子さん(39)の呼びかけで、県内を中心とした約50人が絵画や立体作品などを出品した。
 「トロニカ珈琲焙煎(ばいせん)所」には、同店のコーヒー豆から作ったインクで描いたイラストが並ぶ。豆で染めた紙に来場者が「心温まる時間」という題で文章を書いて、店内の観葉植物につるす参加型作品も用意した。喫茶店「アドニス」では、美術作家が制作したテーブルクロスとランチョンマットが客席を彩る。
 毎週末には音楽ライブや演劇のステージ、ワークショップも空き店舗内などで展開する。
 同様の企画は2022年に続いて2回目。小川さんは「誰でも足を運びやすい商店街を芸術発表の場にすることで、作家や観客のさらなる交流が進んでほしい」と期待する。
 (富士支局・沢口翔斗)

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