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水中リハビリ　人生豊かに　笑顔、前向き「効果実感」　富士で指導者講習会

　日本水治運動療法協会静岡支部はこのほど、水中での運動で身体機能の回復を図る水治運動療法の指導者講習会を富士市の県富士水泳場で開いた。富士で実施している教室のボランティア約１５人が、指導方法などに理解を深めた。

　同療法は水中での浮力や水圧を利用した運動で健康維持と増進を目指すプログラム。高齢者や手足などに障害のある人の自立と社会復帰を促すリハビリとしても用いられる。プール内での講習では、同協会の水野加寿理事長が、運動の意義や補助の仕方などを実践した。
　同協会副理事長も務める長田佐智子静岡支部長は、地域での活動について報告した。指導者として接した障害者の変化を説明し「考え方や生き方が前向きになるばかりか、会話の声が大きくなって笑顔も増えている。人生を豊かにする効果を実感する」と話した。活動を支えるボランティアの重要性にも触れた。
　水治運動療法の教室に関する問い合わせは事務局＜電０９０（３２５０）４１４９＞へ。

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