都市機能の集約立地推進 富士市計画審 市長にプラン答申
富士市都市計画審議会(会長・大山勲山梨大教授)は7日、本年度2回目の会議を富士市役所で開いた。今後10年の都市整備の基本方針をまとめる第3次都市計画マスタープランの最終案を了承し、小長井義正市長に答申した。
プランでは新富士駅周辺を新たに「広域都市交流拠点」と位置付けた。首都圏や名古屋都市圏からのアクセスの良さを生かし、教育や文化、商業といった都市機能の集約立地を進める考えを示した。
岳南電車沿線は「鉄道沿線まちづくり交流軸」と設定し、観光資源として周辺の交流促進を狙う。大山会長は「コンパクトシティーの方針を継続し、中心部のにぎわいを創出したい」と話した。
(富士支局・沢口翔斗)