運動部 寺田拓馬
てらだ・たくま 1974年、藤枝市生まれ。1998年入社。沼津を皮切りに、榛原、浜松、天竜、運動、掛川、ニュースセンター、焼津、社会部を経て現在運動部。インターハイや国体取材などで全国各地に。ジュビロを担当した4年間はアウェーも含めた全試合を取材した。47都道府県のうち、行ったことないのは鳥取県だけ。趣味はゴルフ、ソフトボール。
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鹿児島国体・競泳が開幕 静岡県勢は松本2位、望月3位 伊藤4位
鹿児島国体は22日、鹿児島市で競泳が開幕した。静岡県勢は成年男子200メートル個人メドレーで松本周也(ひまわりネットワーク、伊東高出)が自己記録に迫る1分58秒77で2位に食い込んだ。優勝が期待された成年女子400メートル自由形の望月絹子(鈴与)は4分12秒17で3位に終わった。成年女子200メートル個人メドレーの伊藤亜香利(神奈川大2年、磐田農高出)は4位。少年男子B400メートルリレーは5位に入り、少年男子A800メートルリレーも6位入賞を果たした。 松本、自己ベストに迫る 平泳ぎ課題克服に決意 昨年の日本学生選手権で出した自己記録に迫る1分58秒77で2位に食い込んだが、「調子が悪
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⚽藤枝MYFC 首位町田から貴重な勝ち点1 J2第35節
明治安田J2リーグは17日、各地で第35節の残り3試合が行われ、藤枝は首位の町田と0―0で引き分けた。 【評】藤枝は無得点に終わったが、町田の攻撃をはじき返し、引き分けに持ち込んだ。 前半開始からセットプレーを武器とする相手の猛攻を受けたが、GK北村の好セーブでしのぐと、15分と47分にMF横山が惜しいシュートを放った。 後半も互角の攻防が続き、8分にはFW矢村がヘディングシュートでゴールに迫った。途中出場選手も機能し、24分にFWアンデルソン、38分にはMF浅倉が好機を迎えたが、決めきれなかった。 相手圧力しのぎ無失点 ゴールは奪えなかったが、首位町田を相手にがっぷり四つの戦い
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⚽藤枝MYFC 17日、ホームで町田戦 首位相手に実力試す【J2見どころ】
前節熊本戦で連敗を止めて16位まで戻し、17日に首位町田をホームで迎え撃つ。須藤監督は「失うものは何もない。『藤枝は死んでいない』と見せつけたい」と決意を示す。 熊本戦で見せた守備の共通認識を維持しつつ、ボールを保持しながらハイプレスも掛ける超攻撃的スタイルを貫きたい。2戦連発を狙うMF久富は「球際の強さと判断スピードで勝り、攻守に献身的なプレーを見せる」と意欲十分。 前節負傷交代したMF榎本の状態が不十分の場合、特別指定選手の永田の起用があり得る。ベテランFW岩渕もスタメンを狙い、「周りと合わせるのが自分の持ち味。前線の2、3人のコンビで得点を奪いたい」と誓う。
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⚽藤枝北など初戦突破 全国高校サッカー選手権県大会1次トーナメント開幕
第102回全国高校サッカー選手権静岡県大会(県サッカー協会、県高体連、静岡新聞社など主催)は16日開幕し、1次トーナメント(T)1回戦28試合を行った。 参加は112校110チームで、伊豆伊東と裾野、静岡西と川根は合同チームで出場する。1次Tを勝ち抜いた11チームとプレミアリーグの静岡学園、プリンスリーグ東海の藤枝明誠、浜松開誠館、藤枝東、富士市立の計16チームが10月29日からの決勝Tを戦う。決勝は11月11日にエコパスタジアムで行う。 藤枝北 守護神2人チーム救う 2人のGKが活躍した藤枝北が富士東をPK戦の末に下し、初戦を突破した。3年生で先発した岡田が「集中してシュートをストッ
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高沢・畑中組が3位 アーティスティックスイミング 鹿児島国体会期前競技
鹿児島国体の会期前競技が16日、鹿児島市の鴨池公園水泳プールなどで始まり、静岡県勢は水泳のアーティスティックスイミング(AS)で高沢希輝(浜松商高3年)と畑中愛梨(浜松日体高2年)のペアが少年女子デュエットで3位入賞を果たした。 高沢・畑中組は前半のテクニカルルーティンで5位だったが、後半のフリールーティンを合わせた総合成績で逆転して表彰台に上がった。
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⚽藤枝MYFC ブラジル人FW アンデルソンとレオナルド 両助っ人で得点量産へ
ブラジル出身の助っ人2人がチームを救う。リーグ戦終盤を戦うJ2藤枝でFWアンデルソンとレオナルドが勝利に貢献する決意を固めている。エースだった渡辺りょうのJ1C大阪への移籍で得点力低下に苦しむ中、ともに技術とスピードを武器にするストライカーがゴール量産の期待を背負う。 アンデルソンはシーズン中盤までコンディションが上がらなかったが、ここ6戦で5試合に先発。後半から出場した千葉戦では来日初ゴールを決めた。 「試合に出て仲間の信頼を得て自分も自信が持てている」と好調を維持。運動量も持ち味で、「得点が取れなくても一生懸命走り、守備でもチームを助けたい」と意欲を燃やす。 J1名古屋から8月に加
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⚽J2藤枝MYFC 球際負けず先制点狙う 熊本戦【見どころ】
10日に敵地で戦う熊本は20位。8戦勝ちなし4連敗中で17位の現状から、須藤監督は「(残留争いの)“裏天王山”。球際で負けず、内容が悪くても勝ちきる」と覚悟を示す。 前回ホームで0-4と惨敗した借りも返したい。似たタイプ同士でハイプレスの掛け合いが予想される。川島は「互いにパスをつなぐボールゲームになる。ショートカウンターも使い、今度はやり返す番」と雪辱を誓う。 勝利の鍵は先制点。アンデルソンは「スペースをつくり出し、DF裏に抜けてGKとの1対1を決めたい」とゴールをイメージ。試合をつくり得点能力もある横山をシャドーで使うか、ボランチに置くか。指揮官の先発選びにも
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⚽藤枝MYFC ベテラン中心に危機意識共有 鍵は「前半無失点」「先制点」
8戦勝ちなし4連敗中で17位まで順位を落としたJ2藤枝が6日、10日のアウェー熊本戦に向けて練習を再開した。練習後にはベテランがピッチで車座になって“緊急会議”を開く場面もあり、残り10試合を見据えて危機感を共有した。 全体練習後、右膝靱帯(じんたい)の負傷でリハビリ中の主将杉田が現れると、副主将のDF川島、MF水野とDF久富が集まってピッチに座り込み意見交換した。「団結が必要。意思統一がないと、どんな戦術でも勝てない」。水野は若手が多く、夏の移籍期間で主力選手らが入れ替わったチームの現状を見つめる。 トンネル脱出への鍵は、前半無失点と先制点奪取の二つ。白星から遠
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⚽J2藤枝MYFC、ちらつく残留争い 栃木に完封負け
明治安田J2リーグは3日、各地で第33節の残り9試合が行われ、3位の清水は徳島と0-0で引き分けた。藤枝は栃木に0―2で敗れた。首位の町田は群馬と0-0で引き分け、勝ち点67。 ②栃木(栃木1勝1分け)▽観衆3702人 栃 木 9勝12分け12敗(39) 2(2―0 0―0)0 藤 枝 10勝7分け15敗(37) ▽得点者【栃】イスマイラ2(3) 【評】藤枝は前半の2失点があまりにも重く栃木に惨敗した。前半入りは落ち着いていたが、15分にFKから失点。20分にも相手FWの強引な突破を許して追加点を奪われた。給水タイムを挟んでボールを保持する姿勢を取り戻し、31分にはMF横山が惜しいシュート
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⚽J2藤枝MYFC 3日に栃木戦 守備修正し必勝誓う【見どころ】
7戦白星から遠ざかって気付けば14位。3日に敵地で戦う栃木は勝ち点1差の16位。リーグ終盤戦に向け絶対に勝利をつかみたい。 今週は守備の修正を課題に取り組んだ。前線から連動したプレスでショートカウンターを狙いたい。メンバーは雷雨で中止になった群馬戦から大きく変更しそう。6月3日のホーム栃木戦以来のスタメンを狙う徳永は「勝ってプレーオフ圏を目指すきっかけにしたい」と意気込む。先発すれば7戦ぶりの平尾も「自分が入れば、ボール保持率を上げられる」と意欲を高める。 守備的な相手をどう崩すか。右CBが濃厚の小笠原は「前への動きを増やし、相手守備ブロックを壊したい」と攻撃参加を誓う。
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⚽生粋のドリブラー、MF榎本啓吾 世界へ野望、挫折経て急成長 藤枝の救世主に
生粋のドリブラーが左サイドを切り裂く。14位まで沈んだJ2藤枝を救うのはこの男、大卒2年目のMF榎本啓吾(23)。「ゴール、アシスト、数字にこだわる。チームを勝たせる選手になる」。決意を胸にリーグ戦終盤に向かう。 「ボールを置くのは右足の小指と薬指の辺り」。ほぼ右足だけでボールを操り、相手を抜き去る。競技を始めた小学生時代から染みついた自分のスタイルを貫く。「サッカーが好き。遊び心を忘れずプレーしたい」。背番号27にパスが渡るだけで、ホームのサポーターからは期待の歓声が上がる。 左WBが定位置。今季途中でJ1名古屋に移籍した右の久保藤次郎(24)とのコンビで昨季から藤枝の両翼を担ってき
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⚽藤枝MYFC 8戦ぶり勝利へ先制鍵 26日群馬戦【見どころ】
7戦勝ちなしで13位まで落ち、8位群馬と戦う26日のホームでは何が何でも白星をつかみたい。加入3戦目でスタメンを狙うMF西矢は「先制点が鍵。好機をしっかり仕留めたい」と気合を入れる。 「気持ちを見せる選手を選ぶ。偶然じゃない勝ちをたぐり寄せたい」と須藤監督。新加入選手の融合が進み、先発は前節千葉戦から大幅に変わりそうだ。 千葉戦でともに得点したFWの矢村とアンデルソンは好調を維持。矢村が「攻守で1点の重みを今まで以上に大事にし、積極的にシュートを打ちたい」と意気込めば、来日初ゴールで勢いに乗るアンデルソンも「プレスの掛け方がはまってきた。ここから得点を量産したい」と誓う。
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⚽全国高校サッカー選手権静岡県大会 9月16日開幕 110チーム参加
第102回全国高校サッカー選手権県大会(県サッカー協会、県高体連、静岡新聞社など主催)の組み合わせ抽選会が24日、静岡市駿河区で行われ、1次トーナメント(T)の組み合わせが決まった。 参加は112校110チームで、伊豆伊東と裾野、静岡西と川根は合同チームで出場する。1次Tは9月16日から4日間の予定で、決勝Tに進む11枠を争う。プレミアリーグの静岡学園とプリンスリーグ東海の藤枝明誠、浜松開誠館、藤枝東、富士市立の5校は10月29日に始まる決勝Tから登場する。決勝は11月11日にエコパスタジアムで行う。 今季公式戦の結果を参考に決定した第1~第5シード20校は次の通り。 ▽第1シード
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⚽藤枝MYFC 特別指定選手MF 浅倉廉(静岡学園高出) 公式戦出場に意欲
「ゴールを奪って早く結果を残したい」。J2藤枝に来季加入が内定している特別指定選手のMF浅倉廉(22)=静岡学園高出、拓大4年=が大学在学中の公式戦出場に意欲を燃やしている。 誰にも負けない PA内のアイディアと技術 静岡学園高3年次に全国選手権を制した中心メンバーでテクニックとスピードは折り紙付き。「狭いところでパスを受け、ゴールに向かうプレーが持ち味。ペナルティーエリア内のアイデアと技術は誰にも負けない」と胸を張る。 プロ生活のスタートに藤枝を選んだのは「最初に声をかけてくれたから。攻撃的スタイルが魅力的で自分に合っている」。今月中旬から当面1カ月の予定でチームに合流。ハードな練習も
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全国高校総体(20日)静岡県勢結果まとめ
北海道を中心に行われている全国高校総体(インターハイ)は20日、江別市で競泳の最終日が行われ、県勢は増田莉蔵(浜松市立)が男子100メートル自由形で7位に入賞した。女子100メートル自由形の鈴木月渚(飛龍)は予選9位でB決勝(9~16位決定戦)に回り、全体13位だった。 【男子】 ▽100メートル自由形決勝 ①宮田一佐(大阪・近大付)50秒67②錦織(東京・日大豊山)51秒00③伊勢(神奈川・慶応)51秒12③高嶋(大阪・桃山学院)51秒12⑦増田莉蔵(浜松市立)51秒63 ▽400メートル個人メドレー決勝 ①松下知之(栃木・宇都宮南)4分13秒82②西川(愛知・豊川)4分15秒8
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増田(浜松市立)7位 応援を力に奮起の入賞 全校高校総体・競泳
沈んだ心を再び奮い立たせたのは、周囲の後押しだった。男子100メートル自由形で増田(浜松市立)は7位入賞。200メートルで11位どまりだったショックを振り払い、「みんなの応援の前で泳げて幸せだった」と笑顔を見せた。 「正直、立ち直れないと思った」。昨年のインターハイで2年生ながら5位入賞した200メートルでふがいない結果に終わり、大会期間中にもかかわらず、どうしても気持ちが入らなくなった。そんな時、「まだ100メートルがある」と声をかけてくれたのが仲間と恩師、家族だった。 「自分のレースをして全力で楽しもう」。気力を取り戻して予選を突破し、決勝へ。「前半硬く力みが出て後半ギアを上げられなかっ
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全国高校総体(19日)静岡県勢結果まとめ
北海道を中心に行われている全国高校総体(インターハイ)は19日、江別市で競泳第3日が開かれ、静岡県勢は女子800メートル自由形で高遥香(城南静岡)が8分47秒49で3位、佐藤麗(飛龍)が8分56秒02で5位に入った。 男子400メートル自由形を制した大木優瑠(飛龍)は1500メートルでも15分29秒53で銅メダルを獲得した。上位入賞が期待された女子800メートルリレーの飛龍は予選11位で決勝進出を逃した。 【男子】 ▽1500メートル自由形決勝 ①今福和志(大阪・四條畷学園)15分16秒95②辻森(兵庫・須磨学園)15分20秒00③大木優瑠(飛龍)15分29秒53 ▽200メートル
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高(城南静岡)が3位入賞 女子800自 全国高校総体・競泳
高、前半から積極的仕掛け 気持ちを切り替え、自分の泳ぎを貫いた。女子800メートル自由形で3位入賞を果たした高(城南静岡)は「自分は前半型。突っ込んで行くとこまで行く」というレース前の言葉どおり積極的に仕掛けた。400メートルで自己記録から大きく遅れ予選落ちした悔しさを晴らし、2年生スイマーは「しっかりメダルを取れたのは収穫」と笑顔を見せた。 200メートルまでは優勝した3年生の青木(群馬・明和県央)をリードした。400メートルはほぼ設定タイムだったが、500メートル過ぎから失速して一つ順位を落とし、東海総体で出した自己ベスト8分45秒37に届かなかった。 「後半疲れが出た。も
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大木(飛龍)が銅 男子1500自、400自覇者の意地見せる 全国高校総体・競泳
400メートル自由形覇者の意地を見せ、銅メダルを死守した。男子1500メートル自由形で大木(飛龍)は4位以下の追い上げを退け、再び表彰台に上がった。 全力を出し尽くした400メートルから長距離の1500メートルへ、スピードと体力配分の切り替えが難しかった。決勝は100メートルのラップを「できるだけ1分で行く」と前半でリードする展開を考えていたが、前日の予選で大会新を出した今福(大阪・四條畷学園)が飛び出した。500メートルまでに5秒以上差をつけられ、「この距離を取り返すのは難しい」とメダル圏維持に目標を切り替えた。 最後100メートルは1分を切ってラストスパートを掛け、4月の日本選手権
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⚽藤枝MYFC 千葉に惜敗、前半の3失点響く サッカーJ2第31節
明治安田J2リーグは19日、各地で第31節の9試合が行われた。あと一歩まで追い詰めたが、藤枝は前半の失点が響き2―3で千葉に敵地で敗れた。 ②フクアリ(1勝1敗)▽観衆9693人 千 葉 11勝9分け11敗(42) 3(3―0 0―2)2 藤 枝 10勝7分け14敗(37) ▽得点者【千】小森(11)風間(3)ドゥドゥ(2)【藤】矢村(4)アンデルソン(1) あと一歩まで追い詰めたが、藤枝は前半の失点が響き2―3で千葉に敵地で敗れた。 主力のMF榎本が急な体調不良で欠場した影響もあり、前半は攻守に安定感を欠いた。前線からのプレスにひるんで攻撃を組み立てられずにいると18分、DF山田のパ
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⚽藤枝MYFC 7戦ぶり勝利なるか 19日千葉戦【見どころ】
19日に敵地で戦う千葉は順位が一つ上の11位。前回ホームで3-1と快勝した相手から7戦ぶり勝利をつかみ、プレーオフ圏への足掛かりにしたい。 前節大分戦で出た課題はシュート意識の低さ。左WB榎本は「相手がいても足を振り、枠内に打ちたい。ゴール前に進入しないと得点は奪えない」と積極的な攻撃参加を誓う。 新戦力との連係は日に日に高まっている。須藤監督は「藤枝の独特な戦術に慣れるには時間がかかるだろうが、使いながら競争させながら最適解を探る」との方針。加入3試合目で先発を狙うMF田中は「周りが自分の特長を理解し、勝負の局面でパスをくれる。1対1の攻守で上回りたい」と決意を示す。
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女子50自由形 鈴木(飛龍)悔しい7位、女王の座届かず 全国高校総体競泳
北海道を中心に行われている全国高校総体(インターハイ)は18日、江別市で競泳第2日が開催され、県勢は女子50メートル自由形で鈴木月渚(飛龍)が優勝を狙ったが、26秒12で7位に終わった。男子200メートル自由形は鈴木麻央(浜松商)が1分52秒60で8位入賞した。9~16位決定戦には5人が進み、男子は50メートル自由形の松田隼人(静岡市立)が10位、200メートル自由形の増田莉蔵(浜松市立)が11位、100メートル背泳ぎの奥大輝(飛龍)が14位、200メートルバタフライの太箸隼翔(浜松商)が16位、女子は100メートル背泳ぎの中島芽郁(日大三島)が12位だった。 男子1500メートル自由形と
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大木(飛龍)自己ベストでV 競泳男子400自由形 全国高校総体
北海道を中心に行われている全国高校総体(インターハイ)は17日に競泳が始まり、静岡県勢は大木優瑠(飛龍)が男子400メートル自由形を3分53秒57の自己ベストで制した。 女子400メートルリレーの飛龍は7位入賞を果たした。男子200メートル平泳ぎでは宮崎海里(浜松商)がB決勝に残って全体11位だった。表彰台を狙った女子400メートルの高遥香(城南静岡)は力を発揮できず予選落ち。男子400メートルの鈴木麻央(浜松商)も予選9位で惜しくも決勝進出を逃した。
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17日から全国総体競泳 静岡県勢、自由形に期待
競泳の全国高校総体が17日から4日間、北海道江別市で行われる。静岡県勢は自由形で好記録を持つ選手が多く、活躍が期待される。 ■女子50・鈴木月渚(飛龍) メダル候補の筆頭は女子50メートルの鈴木月渚(飛龍3年)。同種目で1年次に3位、昨年は5位。最後の夏に「てっぺんを取りたい」と気合十分。今季は泳ぐたびに記録を伸ばし、7月末の県選手権で県高校新の自己ベスト25秒70を出した。上り調子で念願の全国女王を狙う。 ■男子50・松田隼人(静岡市立) 男子50メートルの松田隼人(静岡市立3年)もここに来て急成長。193センチの大型スイマーは中学時代無名だったが、今年の県総体、東海総体を
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浅倉(静岡学園高出身、拓大) J2藤枝MYFCの練習参加 今季出場に意欲
J2藤枝に来季加入が内定している静岡学園高出身で拓大のMF浅倉廉(22)が15日、日本サッカー協会の特別指定選手になって初めてチーム練習に参加した。今季中の試合出場が目標で、「ゴールを決めて結果を残したい」と意欲を燃やす。 静岡学園高3年次に全国選手権を制した中心メンバーでテクニックには自信を持つ。「大学とはレベルが違い、周りのプレースピードが速かった」と振り返ったが、ミニゲームで得点を決めるなど初練習から存在感を示した。 狙うポジションはシャドーストライカーで激しいレギュラー争いが待ち受けている。チーム合流は当面1カ月の予定。須藤監督は「高い技術に加え、シュートまで持って行く推進力があ
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⚽藤枝MYFC 最後までゴール遠く 大分に0―1 サッカーJ2第30節
明治安田J2リーグは12日、各地で第30節の6試合が行われ、藤枝は大分に0─1で敗れた。 ②レゾド(大分2勝)▽観衆11021人 大分 14勝7分け9敗(49) 1(1―0 0―0)0 藤枝 10勝7分け13敗(37) ▽得点者【分】鮎川(1) 新戦力、流れ変えられず 藤枝は新戦力を試しながら6戦ぶり勝利を狙ったが最後までゴールが遠く、敵地で大分に0―1で惜敗した。 互いに同じ陣形を敷くミラーゲームで、攻撃の組み立ての精度が勝負を分けた。前半からDFラインで余裕を持ってボールを回し機を見て縦に速いパスを入れる大分に対し、失点は33分、無理なバックパスから自分たちでバランスを崩した。
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⚽藤枝MYFC PO圏へ新戦力を試す 12日大分戦【見どころ】
12日アウェー大分戦は新加入の5選手全員がベンチに入りそう。ここ5戦勝ちなしで12位。先発は前節山形戦が基本とみるが、新戦力を試しながら7位の相手を倒し、プレーオフ圏を目指したい。 超攻撃的戦いを貫くが、チームも選手個人も結果がほしい。移籍後初出場した前節でシュート0だった中川風が「ボールを受けて前向く回数を増やし、決定的な仕事をしたい」と決意を示せば、加入したてのレオナルドも「ハードワークでチームに尽くす」と誓う。 山形戦の後半で選手交代から連動性を失った守備プレスは修正済み。DF山田は「新しい選手と連係を深めながら、個々が成長しないと上位にいけない」とチームを鼓舞する。
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⚽藤枝MYFCが積極補強 PO圏へ本気、5人加入で競争激化
プレーオフ圏(6位以内)を目指す本気度を示し、J2で12位の藤枝がシーズン途中の移籍期間に積極補強を敢行した。「競争力を上げれば、チーム力が上がり、勝つ確率も上がる」。須藤監督はリーグ戦終盤に向け、手綱を引き締める。 J2日本人得点王のFW渡辺とアシスト王のMF久保のJ1移籍を受け、獲得したのは5選手。先週にJ3今治のFW中川風とJ1札幌のMF田中が加入したのに続き、今週からJ1名古屋のFWレオナルド、J2磐田のDF中川創、J3FC大阪のMF西矢を加えた。人数だけだと計算が合わない気がするが、MFの杉田主将、河上、大曽根がけがで長期離脱中でポイントを押さえた補強。徳田航介社長は「夏場ではク
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⚽藤枝MYFC、J1名古屋レオナルドとJ3FC大阪の西矢加入
J2藤枝は7日、J1名古屋のFWレオナルド(30)が完全移籍で、J3FC大阪のMF西矢健人(23)が期限付き移籍で加入が決まったと発表した。 レオナルドはブラジル出身の184センチ、82キロ。母国で経験を積んだ後、オマーン、中国でプレーし、2022年から名古屋に加入。J1通算12試合、カップ戦3試合に出場した。 クラブを通じ、「チームのために走り切り、すべてをピッチ上で出し切ってサポーターに勝利を届けたい」とコメントした。 西矢は兵庫県出身の175センチ、68キロで、J1神戸の下部組織から大阪桐蔭高、明治大に進んだ。今季FC大阪1年目で20試合1得点。期限は2024年1月末まで。クラブ
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⚽藤枝、山形に惜敗 終了間際に失点 サッカーJ2第29節
明治安田J2リーグは5日、各地で第29節の2試合が行われ、藤枝は山形に1ー2で敗れた。 ②藤枝サ(山形2勝)▽観衆3015人 山形 13勝2分け14敗(41) 2(1―0 1―1)1 藤枝 10勝7分け12敗(37) ▽得点者【山】宮城(4)後藤優(2)【藤】岩渕(5) 【評】藤枝は後半追加時点に決勝点を奪われ、山形に惜敗した。 前半3分に先制点を許したが、ボールを保持してチャンスを続けてつくった。9分、24分には横山が決定機をつくり、31分にも榎本のシュートがクロスバーをたたいた。 同点弾は後半開始直後、久富のクロスを岩渕がニアで合わせた。16分には新加入の中川と田中を投入。さらに
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⚽J2藤枝 新たな個性が精力的動き MF田中 得点に絡むプレーを/FW中川 ゴール前でアイデア
チーム得点王のFW渡辺とアシスト王のMF久保がJ1に移籍したJ2藤枝で、新たに加入したFW中川風希(28)とMF田中宏武(24)がチームの勝利に貢献しようと、合流早々から精力的な動きを見せている。 J3今治から完全移籍した中川はゴール前でのアイデアが豊富。得点嗅覚に優れ、周りの選手の特長を生かし、ボールに関わりながらゴールを狙う。 関東学院大卒業後、スペインで経験を積み、国内に戻って琉球、京都でもプレーし、J1横浜Mに1年間在籍経験がある。「まだ若く、悔しい思いをした」と横浜M時代を振り返るが、「今は自分のプレーがJ1でも通用すると自信がある。藤枝でチームと一緒にJ1に復帰したい」と決意
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⛳永田(浜松学芸高)女子A独走V 男子Aは鈴木(浜松商高)が制す ゴルフ静岡県ジュニア選手権
ヤマハcup第24回静岡県ジュニアゴルフ選手権(県ゴルフ協会主催、静岡新聞社・静岡放送共催、ヤマハ、葛城ゴルフ倶楽部特別協賛)が1日、袋井市の葛城ゴルフ倶楽部(パー72)で行われた。小学3年生から高校3年生まで114人が出場し、10部門で競った。高校生で女子Aの部は永田愛梨(浜松学芸1年)が3アンダーで2位に6打差をつけてぶっちぎりの優勝。男子Aの部は71で回った鈴木琥和(浜松商2年)がただ1人アンダーパーで制した。 耐えて小技でカバー 永田 ショットの不調を小技でカバーし、永田が堂々3アンダーで女子の頂点に立った。「アプローチとパターでスコアをまとめることができた」。小学生時代から通
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⚽J2藤枝 MF河上 右膝の靭帯断裂で全治6~8カ月
J2藤枝は1日、MF河上将平が右膝前十字靱帯(じんたい)断裂で全治6~8カ月のけがを負ったと発表した。河上は7月29日のアウェー仙台戦で貴重な同点ゴールを挙げてチームの勝ち点1獲得に貢献したが、接触プレーで交代していた。
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競泳女子 鈴木(飛龍高)県高校新で制す 男子・松本は2冠 静岡県選手権
競泳の国体選考会を兼ねた静岡県選手権(県水泳連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)が30日、県富士水泳場で行われ、女子50メートル自由形で鈴木月渚(飛龍高)が25秒70の県高校新記録で制し、100メートルと合わせて2冠を獲得した。男子50メートル自由形は松本周也(ヒマワリNW)が22秒64の大会新で制し、200メートル個人メドレーと2種目で県王座に就いた。 「イメージまでもう少し」と松本 パリ五輪へ照準 パリ五輪を狙う松本(ヒマワリNW)が実力通りの泳ぎで男子200メートル個人メドレーと50メートル自由形の2種目を制した。「イメージ通りの泳ぎまでもう少し」。大舞台への出場権獲得に向け、決意を新
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鈴木(浜名湖SS)大会新V 15歳以上男子400個メド 競泳・静岡県ジュニア選手権
競泳の全国ジュニア五輪杯夏季予選を兼ねた静岡県ジュニア選手権(県水泳連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)が29日、富士市の県富士水泳場で開幕し、男女の年齢別など66種目でタイム決勝を行った。 男子15歳以上の400メートル個人メドレーは鈴木麻央(浜名湖SS)が大会新で優勝し、200メートル背泳ぎも松本周也(ヒマワリNW)が大会新で頂点に立った。 女子は15歳以上の50メートル背泳ぎを中島芽郁(日大三島高)が県記録に迫る29秒47の大会新で制し、11~12歳の50メートルバタフライも中村朱里(アケアクラブ)が大会新で女王の座に就いた。 30日には男女の年齢別など52種目に分かれて予選を行い、
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⚽藤枝、90分10人で戦い抜く 仙台とドロー J2第28節
明治安田J2リーグは29日、各地で第28節の10試合が行われ、藤枝は仙台と1ー1で引き分けた。 ②ユアスタ(藤枝1勝1分け)▽観衆10021人 仙 台 8勝9分け11敗(33) 1(1―0 0―1)1 藤 枝 10勝7分け11敗(37) ▽得点者【仙】ホ・ヨンジュン(5)【藤】河上(1) ほぼ90分間を10人で戦いながら攻撃的スタイルを貫き、藤枝が敵地で貴重な勝ち点1をつかみ取った。試合開始30秒でDF山原が一発退場して苦戦を強いられたが、後半に追い付いてドロー。須藤監督は「ものすごく大きい勝ち点1。最後までわれわれの戦いができた」と胸を張った。 いきなり緊急事態に陥っても、慌てなか
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⚽仙台戦 原点回帰で超攻撃的に【J2藤枝 見どころ】
FW渡辺、MF久保のJ1移籍が決まり、29日に敵地で対戦するのは15位仙台。須藤監督は「原点回帰。超攻撃的サッカーで勝つ」とチームの総力で10位からの浮上を誓う。 主軸2人の穴をどう埋めるか、スタメンに注目。1トップはアンデルソンか矢村、右WBも久富、永田らが争う。久富は「自分の特長は裏抜けからのクロス。(久保)藤次郎とは違うプレーを見せたい」と意欲を燃やす。 相手はリーグ戦9戦勝ちなし。複数得点で勝ちパターンに持ち込みたい。副主将のDF川島は「2人の移籍でチームの向上心はさらに高まった。ボールを保持してゴールに迫り、ハイプレスからショートカウンターも狙う」と決意を示す。
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⚽藤枝MYFCにJ1札幌のMF田中、J3今治のFW中川が移籍
J2藤枝は27日、J1札幌のMF田中宏武(24)の期限付き移籍とJ3今治のFW中川風希(28)の完全移籍が決まったと発表した。 田中は群馬県出身の174センチ68キロで、桐生第一高から立正大を経て札幌入り。通算出場記録はJ1で1試合、カップ戦14試合、天皇杯4試合。クラブを通じ「J1昇格に向けた手助けを少しでもできれば。気持ちを込めて全力で戦う」とコメントした。 中川は埼玉県出身の175センチ68キロで、武南高、関東学院大と進み、スペインで経験を積んだ。国内では琉球、横浜M、京都でもプレー。通算出場記録はJ1で3試合、J2で28試合3得点、J3で88試合32得点、カップ戦1試合。クラブを
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⚽J2藤枝 チーム得点王・渡辺りょう移籍で先発争い勃発「次のエースは…」FW陣火花
チーム得点王の渡辺りょう(26)がJ1C大阪に電撃移籍したことを受け、J2藤枝のFW陣の中で激しい先発争いが勃発している。須藤監督は「違う色を出してほしい」と新エース誕生に期待を寄せる。 今季26試合で13ゴールと抜群の得点力を見せてきた渡辺の移籍はチームにとって痛手だが、控えに甘んじてきた選手たちには絶好の好機。「ライバルに負けたくない。ゴール前のアイデアと、左右両足からのシュートが持ち味。まず1点取りたい」。大卒2年目の中井崇仁(24)はJ初ゴールへ決意を示す。 「コンディションは100%」とブラジル人FWアンデルソン(22)の鼻息も荒い。コロナ禍の余波で入国手続きが遅れていた妻が来
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MF浅倉廉(静学高出)の加入内定 サッカーJ2・藤枝MYFC
J2藤枝は24日、静岡学園高出身で拓大のMF浅倉廉(22)の来季加入が内定したと発表した。 攻撃的MFの浅倉は168センチ、64キロで神奈川県生まれ。J1川崎の下部組織から静岡学園高に進み、3年生の時に中心選手として全国選手権制覇に貢献した。 クラブを通じ、「藤枝の攻撃的サッカーはとても魅力的で、チームの一員として勝利に貢献できるよう全力で戦う」とコメントした。
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男女100背で奥(飛龍)中島(日大三島)V 男子自、大木(飛龍)が400制し2冠 東海高校総体・競泳
東海高校総体水泳の競泳最終日は23日、浜松市総合水泳場で決勝14種目を行った。県勢は100メートル背泳ぎで男子の奥大輝(飛龍)と女子の中島芽郁(日大三島)がいずれも優勝した。男子自由形は100メートルで増田莉蔵(浜松市立)、400メートルで大木優瑠(飛龍)が頂点に立った。大木は前日の1500メートルと2冠。女子400メートル自由形の高遥香(城南静岡)は2位で、前日の800メートルとともに自己ベストで全国総体に進んだ。 奥、中島 全国で飛躍誓う 100メートル背泳ぎは男女とも県勢が制した。ただ、200メートルと2冠を果たした男子の奥(飛龍)が「きれいな泳ぎじゃなかった」と反省すれば、女子
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⚽J2藤枝 青島中生デザインユニホームで勝利を 3戦限定、コラボTシャツもお披露目
藤枝市青島中の2年生がデザインしたサッカーJリーグ2部(J2)藤枝MYFCの夏季限定ユニホームとコラボTシャツのお披露目式が22日、同市の藤枝総合運動公園サッカー場で行われた。=関連記事10面へ デザイン者は限定ユニホームが石上梨奈さん、Tシャツは石上優咲さんで、1年生の時から総合的な学習の一環で取り組んだ。限定ユニホームは同市にちなみ松の木とウグイス、藤の花を取り入れ、黒の下地に金色で図柄を浮かび上がらせた。Tシャツは藤色とお茶の緑色を使った配色で、サッカーボールの模様を基に六角形を左肩から右腰へたすきのようにつなげた。 同日行われた金沢戦の前にピッチで選手と一緒にユニホームとTシャツ
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⚽藤枝MYFC リード守れず金沢と1-1 J2リーグ第27節
明治安田J2リーグは22日、各地で第27節の7試合が行われ、藤枝は金沢と1-1で引き分けた。 ②藤枝サ(2分け)▽観衆3557人 藤枝 10勝6分け11敗(36) 1(1―0 0―1)1 金沢 8勝4分け15敗(28) ▽得点者【藤】山原(1)【金】小野原(1) 【評】藤枝はリードを守り切れず、金沢と勝ち点を分け合った。 前半序盤は相手陣に押し込み、続けて好機をつくった。先制点は5分、コーナーキックをDF山原が左足で合わせた。中盤から度々ピンチを招いたが、相手シュートが3度ポストにはじかれるなど、無失点で折り返した。 後半途中からはボール支配率で大きく下回り苦しい展開に。選手
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競泳400メドレーリレー 女子・日大三島 一丸の2位/男子・浜松商 成長示す3位 東海高校総体
東海高校総体の競泳は21日、浜松市総合水泳場で開幕した。静岡県勢は男女の400メートルメドレーリレー決勝で女子の日大三島が4分18秒67で2位、男子も浜松商が3分50秒14で3位に入り、それぞれ全国総体出場を決めた。女子50メートル自由形予選では鈴木月渚(飛龍)が25秒84の大会新を出し、22日の決勝に進んだ。 競技は23日まで。各種目3位までと全国大会標準記録を突破した選手、チームが全国総体出場権を得る。 抜群の団結力 全国決勝狙う 日大三島 抜群の団結力でチームベストを出した日大三島が女子400メートルメドレーリレーで県勢最高の2位。「目標の一つだった東海の表彰台に上がれてうれしい
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⚽金沢戦 ホームで連敗脱出誓う【J2藤枝 見どころ】
22日ホームの相手は21位金沢。甲府、磐田に続けて1-4で敗れた流れを断ち切り、10位から再浮上したい。 主軸のDF川島が累積警告で出場できず、CBには山田が入りそう。金沢に半年間所属した経験を持つ背番号4は「特長の空中戦の強さとシュートストップを見せ、無失点に抑えたい」と準備万全。 前回対戦は1-1のドロー。複数得点で勝ちパターンに持ち込みたい。鍵を握るのは両WB。右の久保が「右CBとのコンビで相手の背後を取りたい」と意欲を燃やせば、左の榎本も「ドリブル突破を狙うのはもちろん、ボールのない時のランニングでゴール前に入りたい」と自身7戦ぶりの得点とホーム5戦ぶりの白星を誓う。
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⚽藤枝MYFC 超攻撃スタイル成長途上、試合運びに差 上位への課題
下位に快勝しても上位に大敗する。リーグ戦後半に入ったJ2で10位の藤枝は目標に掲げるプレーオフ圏(6位以内)に向け、課題を突き付けられている。甲府戦に続き前節磐田にも1-4で敗れ、須藤監督は「勝負どころの判断の質に差があった。相手はチーム内で共有できていたが、こちらは選手間でばらつきがあった」と現状を見つめる。 今季ここまで10勝5分け11敗で、6位の清水とは勝ち点7差。下位チームから8勝を挙げたが、上位には2勝止まりで立て続けに失点を重ねた試合も目立つ。 10勝のうち9勝は3得点以上で、残り1勝も長崎相手に2―0。先制点を奪って試合の主導権を取れば、強さを見せる。一方、11敗のうち5敗
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⚽藤枝MYFC 4失点、力の差実感 磐田と直接対決 J2リーグ第26節
失点があまりにも軽かった。藤枝は先制しながら前節に続く1-4の大敗。またしても勝負どころでの力の差を見せつけられ、須藤監督は「改めて1プレーの重さを実感した」と唇をかんだ。 前半は引き気味に守る相手に対し、DFラインから積極的に縦パスを入れて攻め込んだ。前線の3人のホットラインがつながった先制パンチは鮮やか。横山が頭で落としたボールから岩渕が1タッチでGKとDFの間に浮き球のパス。チャンスを逃さず、渡辺が左足で冷静に決めた。 しかしここから判断のずれが重なり、致命傷になった。19分にはエリア内でボランチ水野が裏を取られ、たまらず出した足が引っかかってPKを献上。前節に続いて前半追加時間に
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⚽J2磐田-藤枝 16日静岡県勢対決 磐田/古川、誕生日弾狙う 藤枝/渡辺がゴールに意欲
J2で3位磐田と9位藤枝の静岡県勢対決が16日午後7時から、ヤマハスタジアムで行われる。5月17日の前回対戦は、磐田が1―0で藤枝に競り勝った。両チームは15日、それぞれ最終調整した。 磐田 完全非公開で調整 古川、バースデーゴール狙う 13日の公開練習でリラックスした表情でボール回しする磐田の選手たち=ヤマハ大久保グラウンド 前節山形戦、今季3度目の2連勝で3位に浮上した磐田は、前日練習を完全非公開で行った。横内監督によると、相手の特長を伝えた上でセットプレーを確認。指揮官は「相手はハイプレスで来るはず。臨機応変に対応したい」と引き締める。 スタメンは山形戦で先発した主力組が有力
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⚽藤枝MYFC MF久保、次節磐田戦へ決意「3戦連発」狙う サッカーJ2
新たな武器を手に入れつつあるJ2藤枝のMF久保藤次郎(24)が次節磐田戦で3戦連続ゴールを狙う。前回ホームで惜敗した相手との対戦に「敵地の雰囲気を楽しみ、自分が得点を奪って勝ちたい」と意欲を燃やす。 前々節岡山戦で退場者を出した後に試合を決める3点目を挙げ、前節甲府戦も敗れたがチームで唯一、得点を奪った。今季ここまでFW渡辺の12得点に続きチーム2位の5得点。「今はゴールの感覚があり、自信を持って無心でシュートが打てている」と胸を張る。 最大の特徴は縦に突破するドリブルだが、甲府戦は中央付近までカットインし、利き足とは逆の左で狙い澄ましたシュートを決めた。超攻撃的な藤枝の戦術を分析し、ど
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⚽藤枝MYFC 甲府に4失点、力負け J2リーグ第25節
明治安田J2リーグは9日、各地で第25節の11試合が行われ、藤枝は甲府に敗れた。 ②藤枝サ(甲府2勝)▽観衆3225人 甲 府 13勝4分け8敗(43) 4(1―0 3―1)1 藤 枝10勝5分け10敗(35) ▽得点者【甲】須貝(3)ウタカ2(11)宮崎(2)【藤】久保(5) 【評】藤枝は1-4で甲府に力負けした。 前半は相手の出方を見極めるとボール支配率で上回り、MF横山が積極的にシュートを放った。しかし44分、相手FKをGK上田が受け止め損ねて先制を許した。 後半18分にもCKを相手FWウタカに合わせられ失点。25分に右WB久保のゴールで1点差に追い上げたが、4分後にまたも
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⚽地元4戦ぶり勝利誓う 甲府戦【J2藤枝 第25節見どころ】
9日ホームに迎えるのは6位甲府。前節岡山戦でしぶとく白星を挙げて8位に浮上した余勢を駆って上位を倒し、連戦を締めたい。 ホームは3戦未勝利で「ふがいない。複数得点で連勝し、上を追いかけたい」と須藤監督。DF川島も「次勝てばプレーオフ圏が明確に見える」と意欲を燃やす。甲府との前回対戦は1-2で惜敗。FW岩渕は「ボールを奪った後の精度が大事。質で勝負し仕留めたい」と雪辱を誓う。 MF水野が累積警告で出場できず、ボランチの起用法が注目。岡山戦途中出場で決勝点をアシストした河上は「準備はできている。強度の高いプレーが自分の武器。攻撃参加で試合をコントロールしたい」と決意を示す。
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⚽藤枝MYFC 勝負強さ見せ勝ち点3 J2リーグ第24節
明治安田J2リーグは5日、各地で第24節の11試合が行われ、藤枝は敵地で岡山を3-2で下した。 ②Cスタ(藤枝1勝1分け)▽観衆4254人 藤枝 10勝5分け9敗(35) 3(1―0 2―2)2 岡山 7勝12分け5敗(33) ▽得点者【藤】OG、岩渕(4)久保(4)【岡】柳(3)坂本(2) 数的不利も勝ち点3 大きな勝ち点3だ。藤枝は勝負強さを見せつけ、敵地で岡山に3-2で勝利。後半に退場者を出したが、30分間以上を数的不利で戦い抜き、須藤監督は「勝ちきった選手をたたえたい」とピッチに拍手を送った。 互いに攻め合う激しい展開から先制点が生まれたのは前半30分、MF横山のクロス気
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⚽岡山戦 セットプレーに警戒【J2藤枝 第24節見どころ】
5日に敵地で戦う8位岡山とは勝ち点差1。11位からプレーオフ圏を目指すため、必ず白星がほしい。MF横山は「シュートまで行く形の種類を増やしたい。自分一人でチャンスをつくり決める」と意欲を燃やす。 前回対戦はセットプレーで2失点して引き分けた。MF新井は「より集中が必要」と相手の武器を警戒した上で、「ゴールに直結するシュート、ラストパスを狙う」と誓う。 シュート5本にとどまった前節山口戦を反省し、ショートパスだけでなく、相手のスペースを突くフィードも織り交ぜたい。MF久保は「頭を柔軟に使い、どの攻撃パターンを使うか選手間で選択を共有したい」と勝利への鍵を指摘する。
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⚽藤枝MYFC矢村、得点感覚研ぎ澄ます 試合の流れ変える切り札 高いプロ意識、チームを鼓舞
「ぎらついている」。J2藤枝のFW矢村健(26)がゴール嗅覚を研ぎ澄ます。J1新潟から期限付き移籍した今季ここまで3得点。「満足できない。はっきり数字で結果を残し、成長したい」。根っからの点取り屋は厳しく自分に向き合う。 ゴールから逆算して考え、どんな体勢でもシュートを放つ。練習中、「ヤムケン」のプレーにはチームメートから時折、感嘆の声が上がる。「一瞬のスピードがあり、一発で仕留める力がある」。現役時代FWだった須藤監督も一目を置く。 相手DF裏への抜けだし、パスを呼び込む動きだしが特長で、「(ゴールに向かうプレーの)種類の多さはほかの選手にはない」と胸を張る。12得点のエース渡辺とポジ
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⚽藤枝MYFC 無得点ドロー サッカーJ2第23節
明治安田J2リーグは1日、各地で第23節の9試合が行われ、藤枝は山口と0ー0で引き分けた。 ②藤枝サ(藤枝1勝1分け)▽観衆1614人 藤枝 9勝5分け9敗(32) 0(0―0 0―0)0 山口 5勝9分け9敗(24) 【評】藤枝は押し気味に試合を進めたが、決め手を欠き山口と引き分けた。 前半序盤は主導権を取って攻め込み5分にはMF岩渕がシュートを放ったが、相手DFにブロックされた。その後は中盤で激しくボールを奪い合い、攻守がめまぐるしく変わる展開になった。 後半5分にWB久保、23分に途中出場のFW矢村が打ったシュートはGKセーブに遭った。31分までに選手5人を替え攻め続けたが無
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⚽J2藤枝 J1ライセンス申請 「チームの力に」 サポーター歓迎 市長「最大限支援していく」
Jリーグ2部(J2)藤枝MYFCが1日、J1ライセンス取得に向けた申請手続きの完了を正式発表したことを受け、同日に藤枝市の藤枝総合運動公園サッカー場で行われた山口戦の応援に集まったサポーターからは歓迎の声が上がった。本拠地の収容人数でJ1基準1万5千人の確保など高いハードルがあるが、市も申請を歓迎し、実現に協力する方針を示した。 「チームを勇気づける大きな力になる」。ゴール裏応援団でコールリーダーを務める市内在住の会社員松永英之さん(49)はJ1ライセンス取得への動きに期待を寄せる。藤枝には2019年、Jリーグ3部(J3)で最終盤まで上位を争いながらJ2ライセンスがなく失速して3位に終わっ
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記者コラム「清流」 「東西南北」の記憶
藤枝市の自宅裏山にある三角点の朽ちた表示くいが以前から気になっていた。三角点は緯度・経度の基準点。今春、思い切って「新しいくいを自分が設置してもいい」と国土地理院にメールすると、1週間でプラスチック製の物が届いた。 早速、取り換えに向かう途中で心配になったのが山の荒廃。かつてミカン、茶、タケノコを栽培していた里山に入る人は今やほとんどいない。雨の季節に各地で土砂災害が相次ぐ中、ここも“緑のダム”の機能が大きく低下していそうだ。 幼少の頃は山で農作業する父母祖父母について行き、周囲を妹と探検したものだった。そう言えば、三角点は山の頂上にあって「東西南北」と呼ばれてい
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⚽J2藤枝「登山する装備整った」J1ライセンス申請、例外規定を適用 ホームタウンの協力不可欠
Jリーグ2部(J2)藤枝MYFCが30日までに、来季のJ1ライセンス取得に向けた申請手続きを行ったことが関係者への取材で分かった。チームは昇格1年目で現在10位につけ、J1ライセンスがない状態で昇格プレーオフ出場圏の6位以内を目標に掲げてきた。現在のJ2クラブでJ1ライセンスを持ってないのは藤枝といわきだけ。悲願達成に向け、クラブ幹部は「登山する装備は整った。藤枝市をはじめ関係者と協力して頂上を目指したい」と今後の審査への対応に決意を示す。 本拠地藤枝市の藤枝総合運動公園サッカー場の改修や天然芝の専用練習場確保など、現状で基準を満たしていない条件はあるが、今後の整備計画を示して例外規定の適
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⚽山口戦 連勝で上位を目指す【J2藤枝 第23節見どころ】
前節秋田を下して10位に浮上し、1日ホームに迎えるのは19位山口。第6節に敵地で3―0と完勝した相手を再びたたき、連勝で上位を目指したい。 山口は成績低迷で監督交代に踏み切り、「テイストが変わって前線からプレスを掛けてくる」(須藤監督)。DF川島は「状況に応じ、後ろからつなぐのか遠く前を優先するのか判断したい」と試合をイメージする。 秋田戦で先制点を決めたMF水野は「こちらもショートカウンターは得意。背後を突くサイドチェンジも狙いたい」と意気込む。 FW岩渕はかつて1年所属した古巣との対戦。「楽しみな相手。立ち上がりからアグレッシブに行き、主導権を握りたい」と誓う。
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⚽J2藤枝 若手積極起用 成長促す 須藤監督「長所引き出す」
超攻撃的スタイルを掲げるJ2藤枝の須藤大輔監督(46)が若手を積極的に起用し、成果を上げている。今季の大卒新人4人はすべてリーグ戦前半までに出場を果たし、定位置争いに加わる。「年齢に関係なくいい選手を使うだけ。互い刺激し合って伸びている」。指揮官は確かな手応えを感じている。 ルーキーで14試合に出場して存在感を示すのはMF平尾。シャドーとボランチで技術の高さを発揮している。DF山原とGK北村も10試合に出場してレギュラーを狙っている。 MF小関は4試合出場にとどまってまだスタメンがないが、「悔しさはあるが、やるべき課題は明確で自分を見失うことはない。監督は練習をしっかり見てくれ、調子が良
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ユース審判員の育成 サッカー文化醸成期待【記者コラム 黒潮】
静岡県サッカー協会が取り組むユース世代の審判員育成が実を結んでいる。「強豪国にはいいレフェリーがいる」という格言がある。選手が安心してプレーできる環境を整えるとともに競技人口の裾野を広げ、王国復権につなげたい。 5月の県高校総体西部地区大会でユースレフェリー久米柚嘉さん(浜松工高2年)が主審を務めた。女子高校生が高校男子の公式戦で主審を務めるのは県内初。中学生まで選手だった久米さんは同校サッカー部マネジャーを務めながら、月1回の研修会に参加して3級の審判資格を得た。 選手だけではなく、審判を志す高校生にも世界に目を向けるきっかけを与えようと、3月下旬のU-17(17歳以下)県高体連選抜チ
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大木(飛龍)大会新V 男子400自 静岡県高校総体・競泳
偉大な先輩を超えた。男子400メートル自由形で大木(飛龍)は前年の全国総体400メートル個人メドレー覇者杉山大晟(中京大1年、飛龍高出)が残した大会記録を2秒以上更新。「背中を追い続けることでタイムが伸びている」と会心の笑みを浮かべた。 前年も全国総体に400メートルで出場したが、予選8位同タイムで泳ぎ直しのスイムオフに敗れて決勝進出を逃した。「レース1本ずつの大切さを思い知った」。この日は予選から集中し、決勝もライバルの2位鈴木(浜松商)に8秒以上の大差を付けた。 悔しさをバネに練習から自分の泳ぎを分析し、自ら修正する力を付けた。「去年はフォームを崩すことが多かったが、今は誰にも負けな
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静岡県高校総体・競泳 結果まとめ(25日)
静岡県高校総体の競泳は25日、県富士水泳場で最終日を迎え、男子400メートル自由形で大木優瑠(飛龍)が3分53秒95をマークし、前日の1500メートルとともに大会新で県王座に就いた。 女子は100メートルバタフライで1年生の妹尾順華(小山)が全国大会参加標準記録を突破して初Vを飾った。種目に加わって9年目の800メートルリレーは飛龍が8分28秒44の県新で優勝。100メートル自由形は鈴木月渚(飛龍)が前日の50メートルに続き56秒91の大会新を出し、3年連続で短距離2種目Vを成し遂げた。自由形で400メートルを制した高遥香(城南静岡)は800メートルと合わせて今大会2冠を得た。 【男子
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城南静岡の高 女子400、800自連覇 静岡県高校総体・競泳
昨年の全国総体女子800メートル自由形で1年生ながら2位に入った高(城南静岡)は今大会400メートルと800メートルで連覇を果たしたが、タイムに不満顔。「ターン後のドルフィンキックとか細かい点を修正しないと」と反省した。 400メートルは4月の日本選手権予選で4分18秒42と自己ベストを出したが、800メートルは昨年の東海総体の8分47秒52を超えられずにいる。持久力アップには手応えがあり、「東海、全国と記録を伸ばし、今年もメダルを取りたい」と誓った。
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妹尾(小山)女子100バタ初優勝 静岡県高校総体・競泳
156センチと小柄な1年生妹尾(小山)が女子100メートルバタフライで県タイトルを獲得した。「後半リズムが崩れてしっかり前に腕を回せなかった」と悔やんだが、自己セカンドベストで全国総体参加標準記録を突破した。 体格を補う技術が持ち味。「肘を立ててしっかり水をかくことを心がけた」と前半50メートルを28秒95と突っ込んだ。前日の200メートルが4位止まりだったように持久力が課題。後半は追い上げを受けたが、初優勝という結果を「素直にうれしい」と喜んだ。 今まで全国で目立った成績はなく、全国中学総体に3年生で出場したが予選落ち。ただ、この1年で1秒以上タイムを上げ、自己記録は5月下旬の浜名湾選
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飛龍勢健闘 女子800リレー静岡県新 県高校総体・競泳
女子800メートルリレーで飛龍が静岡県新記録を打ち立てて頂点に立った。チームの中心は前日の50メートルに続き100メートルも大会新で制した鈴木。「個人種目に続く出場で疲労があり、不安だった」と振り返るが、1泳で200メートルの自己ベストに迫るタイムを出して持久力を示した。 昨年はメンバーがそろわず欠場。「鈴木先輩にあこがれて飛龍に入った。一緒に練習できて刺激になる」とアンカーの野崎。1年生3人と挑む高校最後の夏に鈴木は「後輩と一緒に笑いたい」と全国舞台を見据えた。
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⚽藤枝MYFC 攻撃力示し快勝 秋田に3ー1 J2第22節
明治安田J2リーグは24日、各地で第22節の8試合が行われ、藤枝は秋田に3-1で快勝した。 ②ソユスタ(1勝1敗)▽観衆3688人 藤 枝 9勝4分け9敗(31) 3(2―1 1―0)1 秋 田 7勝6分け8敗(27) ▽得点者【藤】水野(2)渡辺(12)横山(4)【秋】青木(2) 攻撃力とともに試合運びでも成長した姿を見せた藤枝が、秋田に3-1で快勝。須藤監督は「球際のバトルで勇猛果敢に戦った結果」と手応えを示した。 守備が固くロングボールを蹴り込む相手に対し、前半は無理に後ろからパスをつながず、バランスを取って攻撃した。先制パンチは4分、スローインからFW渡辺が放ったシュートの
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浜松商、男子400メドレーリレーで初優勝 女子は磐田農が連覇 静岡県高校総体・競泳
静岡県高校総体の競泳は23日、県富士水泳場で開幕し、400メートルメドレーリレー男女決勝を行った。男子は浜松商が飛龍の7連覇を阻止して初優勝。女子は磐田農が2連覇を果たした。 大会は25日まで。各種目8位までと全国大会参加標準記録を突破した個人、チームが7月21日から浜松市総合水泳場で開催される東海総体の出場権を得る。 【男子】 ▽400メートルメドレーリレー ①浜松商(岡田、宮崎、太箸、鈴木)3分52秒29②飛龍3分53秒23③城南静岡3分56秒79④浜松市立⑤静岡⑥浜名⑦三島北⑧静岡市立 【女子】 ▽400メートルメドレーリレー ①磐田農(山田、伊藤、大沢、豊田)4分19秒7
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⚽J2藤枝 MF河上「勢いづけたい」 先読み、速さ、パワー 後半戦のキーマン
J2藤枝でリーグ戦後半の鍵を握りそうなのがMF河上将平(25)=東海大翔洋高出=だ。スピードとパワーに、先を読む力を兼ね備えたユーティリティープレーヤー。キャンプ中のけがで出遅れたが、「後半戦は全ての試合に出る」と覚悟を示す。 ボランチもサイドもこなし、須藤監督は「ほかの選手にない強さがある。CBでもいける」と信頼を寄せる。前半に4失点した前節熊本戦は後半開始からボランチに入ると、運動量を生かした素早い寄せでチームを活性化させた。しかし、無得点に終わり、「技術より戦う姿勢、走り勝つ気持ちがチームとして足りなかった」と反省する。 試合中に悪い流れを断ち切ることができるか、開幕からチームは同
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⚽藤枝順心11連覇 全国切符 東海高校総体女子サッカー
東海高校総体の女子サッカーは17、18の両日、磐田スポーツ交流の里ゆめりあサッカー場で行われ、藤枝順心が11連覇で全国切符を獲得した。 ▽女子 藤枝順心 12(7―0 5―0)0 高田(三重) 聖カピタニオ女(愛知) 2(0―0 2―0)0 帝京大可児(岐阜) 藤枝順心 2(1―0 1―0)0 帝京大可児 聖カピタニオ女 7(3―0 4―0)0 高田 女王の貫禄 3戦19得点 女王の貫禄を見せた藤枝順心が3戦全勝で計19ゴールを挙げ、11連覇を果たした。 全日本高校女子選手権を制した前年度のチームより「爆発力がある」と中村監督が評する攻撃陣の中心はFW高岡。大勝した高田(三
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⚽藤枝MYFC 大量4失点、熊本に惨敗 J2リーグ第21節
明治安田J2リーグは17日、第21節の試合を行い、藤枝は熊本に0-4で敗れた。 ①藤枝サ▽観衆2134人 熊本 8勝6分け7敗(30) 4(4―0 0―0)0 藤枝 8勝4分け9敗(28) ▽得点者【熊】大本(2)島村(2)粟飯原(4)松岡(3) 【評】藤枝は前半に4失点し、熊本にホームで惨敗した。 前半は球際で競り負けた。16分に左サイドを崩され先制点を許すと、直後にもパスミスから失点。流れを取り戻せないまま、40分と46分にも立ち続けにゴールを許した。 後半は選手を入れ替え一転攻め続けた。27分には途中出場のFW矢村、33分にもMF榎本が決定機を迎えたが得点を奪えず、終了間
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⚽藤枝MYFC 岩渕「ここからギア上げる」 チーム最年長FW 攻撃にアクセント
攻撃にアクセントを付けるJ2藤枝のチーム最年長FW。岩渕良太(33)は高い技術と優れた戦術眼でチームをけん引し、「前線でボールを落ち着かせ、攻撃のよりどころになりたい」と役割を自覚する。 華麗なパス回しから3得点した前節大宮戦の前半。「自分の出番はなかった」と謙遜するが、シャドーに入った岩渕は流動的にポジションを代えて攻撃を活性化。榎本の先制点でニアに入ってつぶれ役になると、24分にはWB久保のパスから右足を振り抜き、今季自身3点目を挙げた。 チームは群馬、栃木との試合で決定力不足に苦しんだが、前にベクトルを向けて本来の輝きを取り戻した。ただ、ミスからの失点で流れが変わり、1点差となった
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⚽J2藤枝 大宮に勝利、総力戦耐える リーグ第20節
明治安田J2リーグは11日、各地で第20節の11試合が行われ、藤枝は大宮に3-2で勝利した。 ①NACK5▽観衆3427人 藤枝 8勝4分け8敗(28) 3(3―1 0―1)2 大宮 4勝2分け14敗(14) ▽得点者【藤】榎本(2)岩渕(3)渡辺(11)【宮】泉沢(2)柴山(2) 【評】藤枝は敵地で大宮からしぶとく勝ち点3をもぎ取った。 前半は右サイドから続けて好機をつくった。先制点は18分、久富のクロスに榎本が走り込んだ。24分、31分にはいずれも久保のクロスを岩渕、渡辺が決めて追加点を挙げた。その後も攻勢だったが、41分に不用意なプレーから失点した。 後半2分にも失点すると、
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⚽3節ぶり複数得点狙う 敵地で大宮戦【J2藤枝 見どころ】
11日に敵地で戦う大宮は最下位だが前線に好選手がそろい侮りがたい。「先制点で相手を気落ちさせ、複数得点で完勝する」とMF水野。ここ数試合の決定力不足を解消し、14位からの浮上を誓う。 控え選手主体で臨んだ7日の天皇杯仙台戦は惜敗したが、須藤監督は「前にベクトルが向き、後半いいパス、クロスが入りヒントになった」と手応えを示す。サイドからの攻撃を活性化させたDF久富、工藤には出番がありそう。 DF川島は次がJ通算200試合出場の節目。10年目のベテランは「ハイプレスで相手のうまさを消し、DFもロングシュートやドリブル突破でゴールに向かう姿勢を示したい」と決意を固める。
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⚽藤枝MYFC DF工藤、定位置奪取へ闘志 U-20W杯代表落選バネに
アルゼンチンで開催中のU-20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)代表選考に落ちた経験をバネに、J2藤枝のDF工藤孝太(19)が定位置奪取へ誓いを固めている。「準備はできている。攻撃的サッカーでしっかり勝ちたい」。まずは次節大宮戦でリーグ戦初先発を狙う。 U-20W杯では代表候補合宿に参加しながら本戦メンバーから漏れた。日本が1次リーグ敗退に終わった結果について、「代表選手より選ばれなかった自分の方が悔しさは強い」と足元を見つめる。 身体能力の高さと空中戦の強さに加え、左利きでロングフィードも持ち味。移籍1年目で藤枝の独特な戦術に当初は戸惑ったが、攻撃中のリスク管理や守備での連動したプレ
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⚽藤枝MYFC 猛攻及ばず仙台に敗れる 前半に失点 サッカー天皇杯
サッカーの第103回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、共同通信社、NHK共催)は7日、各地で2回戦が行われ、J2藤枝は、J2仙台に敗れた。 ▽2回戦 仙台(J2) 1(1―0 0―0)0 藤枝(J2) ▽得点者【仙】中山 【評】藤枝は終盤一方的に攻めたが、1―0で仙台に敗れた。 前半は右サイドを中心に攻撃したが、前線でボールが収まらず、次第に守る時間が長くなって終了間際にFKから失点した。 後半は5人の選手を代えて攻撃が活性化した。32分にはMF河上のクロスをFW矢村が合わせたが、惜しくも枠を外した。FW中井も40分過ぎに続けてシュートを放ち、追加時間にはCKを
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金森、前田が首位発進 ゴルフ静岡県社会人選手権 1打差で宮下追う
第5回県社会人ゴルフ選手権大会(県ゴルフ連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)決勝は6日、袋井市の葛城ゴルフ倶楽部山名コース(6960ヤード、パー72)で開幕した。初日は金森祐介(富士チサンCC)と前田高志(朝霧ジャンボリー)が1オーバーの73で首位に並んだ。1打差の3位は宮下健(伊東CC)、2打差の4位には松井桂佑(森町)がつけた。シードと予選通過者合わせて123人が出場し、2日間36ホールのストロークプレーで県社会人チャンピオンの座を争う。 得意のウェッジさえる 金森 高い技術示す 得意のウェッジがさえ、高い技術力を持つ金森が3バーディーを奪って首位に並んだ。 「ピン位置が難しかった」
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⚽選手大幅に入れ替え 「プラスアルファの力示す」【J2藤枝 天皇杯見どころ】
サッカーの天皇杯第103回全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、静岡新聞社など共催)は7日、J1、J2勢が登場する2回戦を各地で行う。J2藤枝はJ2仙台と対戦する。 J2藤枝は連戦を考慮し、大幅な先発変更がある模様。長いシーズンを見据え、須藤監督は「試したい選手を使う。攻撃的戦術は変わらないが、個性の違いでプラスアルファを見たい」と期待する。 故障が続いていたMF魚里は移籍後、公式戦初出場の好機。「積極的に仕掛け、リーグ戦につながるプレーをしたい」と誓う。
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⚽藤枝順心、11連覇達成 静岡県高校総体サッカー女子決勝
静岡県高校総体は4日、サッカーの決勝を行い、女子は藤枝順心が1―0で常葉大橘を退け11連覇を達成した。 ▽女子決勝 藤枝順心 1(0―0 1―0)0 常葉大橘 ▽得点者【藤】藤原(なし) 【評】藤枝順心は後半に挙げた1点を守り抜き、常葉大橘を振り切った。 藤枝順心は立ち上がりから主導権を握り、ゴール前で決定機をつくったが、シュートの精度を欠いた。だが後半24分、藤原がクロスのこぼれ球を押し込んで先制。その後は守りを固めて逃げ切った。 常葉大橘は粘り強い守りからカウンターで相手ゴールを脅かした。後半には後藤を投入して攻撃の迫力が増したが、相手の守りを崩せなかった。 2年生FW
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⚽静岡学園、2大会ぶり8度目V 静岡県高校総体サッカー男子決勝
静岡県高校総体は4日、サッカーの決勝を行い、男子は静岡学園が延長の末に2-1で清水桜が丘に逆転勝ちし2大会ぶり8度目の優勝を飾った。 ▽男子決勝 静岡学園 2(0―0 1―1 延長 1―0 0―0)1 清水桜が丘 ▽得点者【静】神田2(水野、なし)【清】相川(五十嵐) 【評】静岡学園が延長戦の末に清水桜が丘を2―1で下した。 静岡学園は前半からボールを保持して攻め続け、後半3分、17分にFW神田が惜しいシュートを放った。 均衡を破ったのは清水桜が丘。後半24分、MF相川がクロスに走り込み、先制点を挙げた。40分にもカウンターで中沢が好機を迎えたが、決めきれなかった。静岡学園は後
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⚽J2藤枝 終了間際に追いつく 辛うじて勝ち点1 リーグ第19節
明治安田J2リーグは3日、各地で第19節の9試合が行われ、藤枝は栃木と対戦し、1-1で引き分けた。 ①藤枝サ▽観衆1511人 藤枝 7勝4分け8敗(25) 1(0―1 1―0)1 栃木 5勝5分け9敗(20) ▽得点者【藤】山田(1)【栃】福島(3) 【評】藤枝は終了間際に辛うじて追いつき、ホームで栃木と勝ち点1を分け合った。 前半からボールを保持し、中盤が積極的にミドルシュートを打った。しかし、41分、FKからGK上田がハイボールをつかみ損ねて先制点を許した。 後半も優位に試合を進め、MFの岩渕、横山、途中出場のFW矢村らがシュートを放ったが、ゴールが遠かった。同点
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静岡学園 圧倒的な攻撃力誇る/清水桜が丘 セットプレーで対抗 静岡県高校総体サッカー 4日決勝
静岡県高校総体サッカーは4日、エコパスタジアムで男女決勝を行う。男子のカードは2年ぶり8度目の“夏の県王座”を狙う静岡学園と、4年ぶり3度目の全国総体出場を目指す清水桜が丘。圧倒的な攻撃力を誇る静岡学園に、接戦を勝ち上がってきた清水桜が丘がどう挑むか、注目が集まる。 静岡学園は高校年代国内最高峰のプレミアリーグ西地区で首位を走り、タレント豊富。FW神田は準々決勝でハットトリックし、準決勝でも2得点と乗っている。守備も年代別代表候補の経験を持つGK中村が統率する。 川口監督は2失点した準決勝の飛龍戦を反省した上で、「決勝戦は勝つ、負けるで全然違う。われわれは全国大会
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⚽ホームで栃木戦 守備ブロック崩せるか【J2藤枝 見どころ】
前節群馬戦でスコアレスドローだった反省を踏まえ、3日にホームで17位栃木を迎え撃つ。守備ブロックを敷く相手をどう崩すか。チームの課題を克服して勝ち点3を挙げ、13位から浮上したい。 2節続けて守備的チームとの対戦。相手は前線にロングボールを蹴り込んでくる展開が予想されるが、じっくりボールを保持して攻め込み、ゴールをこじ開けたい。MF榎本は「積極的にドリブルで仕掛け、ゴール前に進入すればPKもある。ミドルシュートも狙う」と得点を誓う。中盤の流動的な連係は試合を重ねるごとに高まっている。ボランチの平尾は「クロスも有効。自分がサイドに回るプレーも見せたい」と意欲を示す。
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⚽藤枝MYFC 故障禍に平尾、横山ら機能 窮地で輝く新ボランチ
窮地を進化への好機に変えようと、J2藤枝の中盤が新たな形を模索している。リーグ戦前半のヤマ場だった清水、磐田との三国決戦を前にチームの柱でボランチの杉田主将がけがで長期離脱したが、大卒新人の平尾が台頭し、徳島に3-0で完勝。前節群馬戦はスコアレスドローだったが、須藤監督は「流動的にポジションを入れ替え、エレガント」と新布陣に手応えを示す。 開幕戦のボランチは杉田と新井で、2人とも運動量豊富で激しくプレーするタイプ。その後、けがで出遅れていた視野の広い水野が復帰し、第8節からは3勝2分けと勝ち点を伸ばした。 しかし、第14節のアウェー山形戦、雨中の激闘で杉田と水野が負傷。チームは満身創痍(
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⚽藤枝MYFC、決定力欠く 群馬とスコアレスドロー サッカーJ2第18節
明治安田J2リーグは28日、各地で第18節の9試合が行われ、藤枝は群馬と0-0で引き分けた。 ①正田スタ▽観衆3854人 群馬 8勝4分け6敗(28) 0(0―0 0―0)0 藤枝 7勝3分け8敗(24) 【評】藤枝は決定力を欠き得点を奪えず、群馬と引き分けた。 前半開始からボールを保持して攻め込んだ。11分にはMF徳永が決定機を迎えたが、DFのシュートブロックに遭った。 後半もボール支配率で上回り、28分にはコーナーキックからDF川島が頭で合わせたが、GKに阻まれた。 守備面では前後半ともにピンチを招いたが、GK上田が好セーブを連発。DF陣も集中力を切らさず、敵地で勝ち点1を
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⚽群馬戦 渡辺 戦線復帰弾狙う【J2藤枝 第18節見どころ】
前節に連敗脱出し、28日に敵地で対戦するのは7位群馬。ボールを支配して連勝し、13位から再び上位争いへの足掛かりにしたい。 布陣は快勝した徳島戦が基本で、FWには出場停止明けの渡辺が戻る。「相手DFラインの背後を狙い、守備ブロックを崩したい。先制点が鍵」。エースは戦線復帰弾を狙う。 今季課題の試合開始15分間の集中は今節も重要。前節11試合ぶり完封勝ちの立役者GK上田は「毎試合、相手の決定機はあるが、それを止めれば流れに乗る」と気合を入れる。 DF川島はプロ人生のスタートが群馬だった。「前線とDFラインの距離をコンパクトに保ち、前からプレスをはめて得点したい」と古巣撃破を誓う。
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⚽藤枝MYFC 24歳ドリブラー MF久保藤次郎「超えられない壁はない」【しずスポ】
新たな地平を目指し、J2藤枝の“翼”がもがいている。チームの武器として右ウイングバックを務めるMF久保藤次郎(24)。ルーキーだった昨季J3で10得点を挙げてブレークしたが、今季はここまで3得点。「J2で無双になり、J1で活躍したい」。目標に向け、進化を誓う。 切れ味鋭いドリブル突破と右足の正確なキックが魅力のプレーヤー。「静岡三国決戦」でチームは連敗したが、いずれも経験豊富なDF清水の吉田、磐田の松原とマッチアップし、何度も抜き去って好機をつくった。ただ、本人に満足感はなく、「J2だと自分の状態が100%じゃないと通用しない。今季は“消えてる試合&r
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静岡県女子アマゴルフ 星野がチャンピオンフライト初V ミッドは高部、シニアは金
第25回静岡県女子アマチュアゴルフチャンピオンシップ(県ゴルフ連盟主催、静岡新聞社・静岡放送共催、トヨタユナイテッド静岡特別協賛)は24日、富士宮市の朝霧カントリークラブ(チャンピオンフライト6411ヤード、パー72)で4部門を行い、計69人が参加した。 チャンピオンフライト(ハンディキャップ15以下)は星野瑠菜(グランフィールズCC)が3バーディー、2ボギー、2ダブルボギーの75で初優勝した。2位は渡辺桜紫(小田原GC日動御殿場)、3位は松原亜美(静岡市)だった。星野は6月16~18日に静岡C浜岡コースで開催されるユピテル・静岡新聞SBSレディースなどの出場権を獲得した。 20歳位以上
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⚽藤枝MYFC、徳島に3-0 本来の攻撃取り戻す サッカーJ2第17節
明治安田J2リーグは21日、各地で第17節の試合が行われ、藤枝は徳島を3-0で下した。 ①藤枝サ▽観衆2353人 藤 枝 7勝2分け8敗(23) 3(1―0 2―0)0 徳 島 3勝8分け6敗(17) ▽得点者【藤】榎本(1)岩渕(2)横山(3) 【評】藤枝が本来の攻撃を取り戻し、徳島に3-0で完勝した。 前半から圧倒的にボールを支配し、相手陣に攻め込んだ。先制点は39分、小笠原からのサイドチェンジを受けた榎本が右足でゴール右隅に突き刺した。 後半も攻撃の手を緩めず、13分に久保のクロスに岩渕が詰めて2点目。44分にも久保のクロスを横山が待ち受け、とどめを刺した。守ってもGK上田
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⚽徳島戦 連敗脱出へ、先制点が鍵【J2藤枝 第17節見どころ】
4連敗で14位まで順位を落とし、21日ホームに迎えるのは16位徳島。白星をつかみ、清水、磐田に零封負けした流れを変えたい。 エース渡辺が前節2度の警告で出場できず、FWの先発はアンデルソンと矢村が争う。途中出場でも力を発揮する点取り屋の矢村は「チャンスの回数を増やすのが大事。ゴールで分かりやすい結果を残す」と気合十分。 鍵を握るのは先制点。MF榎本は「ボール保持を図ると同時に、ハイプレスでショートカウンターも狙いたい」と意欲を示す。 連敗中だが経験値を積み、チームは成長している。須藤監督は「前半15分まで相手圧力をしっかり受け止め、試合をコントロールしたい」と勝利を誓う。
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サッカー王国復権は児童から 合同トレセン、新リーグ創設…静岡県内で強化の動き
サッカー王国の復権を目指し、静岡県内で小学生年代の強化に力を入れる動きが広がっている。支部をまたいだ合同トレセンや静岡県内トップチームを集めたSリーグなどを創設する一方、「指導者の育成と周囲の声掛けが重要」と大人の意識改革も進める。関係者は「かつてのようにワールドカップ(W杯)へ静岡県勢を多数送り出すには入り口の小学生から」と未来志向で取り組む。 静岡市サッカー協会(県協会中部支部)と清水サッカー協会(県協会中東部支部)は4月から、市内全域から有望な小学生を集めた「セントラルトレセン」を開始した。支部をまたぐトレセンは県内初。5、6年生計36人が参加し、月1回練習会を行い、国内大会参加や海
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J2藤枝、Jリーグ「パブリック賞」 フットサルで交流
Jリーグが全60クラブの社会連携活動の中から優れた取り組みを表彰する「シャレン!アウォーズ」で、J2藤枝MYFCが15日、パブリック賞を獲得した。同クラブ初の受賞。焼津市内の技能実習生らを対象にしたフットサル大会を開催し、コロナ禍で希薄になっていた交流を復活させたことが高評価を受けた。 フットサル大会は同市内の水産関係などの事業者と協力して昨年11月に実施し、ベトナムやミャンマーなどから来日した技能実習生と日本人従業員合わせて約70人が参加した。表彰では「サッカーという世界共通言語の可能性を提示し、多文化共生の課題に取り組んだ」との講評があった。 徳田航介同クラブ代表は「ホームタウンには
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⚽藤枝零敗 課題露呈し連続失点 サッカーJ2第15節、清水と直接対決
「うまく呼吸ができなかった」。前半立て続けに失点して敗れた藤枝のFW渡辺は試合を振り返ってため息をついた。2―0から連続失点して逆転負けを喫した山形戦に続き、リスク管理の課題を露呈。DF川島は「前半は消極的だった。1人でも下を向く選手がいては駄目」と厳しく指摘した。 試合開始早々に失点すると、オレンジ色に染まったスタジアムの雰囲気にのまれた。ボールを保持して最終ラインから攻撃を組み立てようとしたが、“出口”を見つけられず、無理やりつなごうとしたパスが相手カウンターの餌食になった。 「このままじゃ終われない」。MF横山をボランチに回した後半は形勢逆転。幾度となく決定
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⚽藤枝MYFC 大卒新人の平尾、小関 スタメン争い熱く 窮地のチーム救えるか
静岡三国決戦で救世主となるのはオレだ-。主軸のボランチ杉田主将がけがで長期離脱したJ2藤枝で、大卒新人の平尾拳士朗(22)と小関陽星(23)がスタメン争いに名乗りを上げている。13日のアウェー清水戦に向け、平尾が「チームと自分の価値を上げるチャンス」と意気込めば、小関も「観客が多いほど力を発揮できる。活躍して相手サポーターからブーイングを浴びたい」と決意を示す。 前節のアウェー山形戦では2-0から逆転負けを喫したのに加え、ボランチの杉田主将と水野が2人ともけがで途中交代。特に杉田主将は右膝の靱帯(じんたい)断裂の大けがで今季はほぼ絶望となり、チームは試練を迎えている。 「長いリーグ戦でけ
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⚽サッカーJ2三国決戦 13日/清水-藤枝 17日/藤枝-磐田 静岡県勢3監督が意気込み
今季J2でしのぎを削る静岡県勢3チーム。磐田・横内昭展(55)、清水・秋葉忠宏(47)、藤枝・須藤大輔(46)の3監督が、13日の清水-藤枝、17日の藤枝-磐田と“静岡三国決戦”が続くのを前に、オンラインでチームの現状や意気込みなどを語り合った。 第14節を終えた順位は清水7位、磐田10位、藤枝12位。事前予想より善戦する藤枝について、秋葉監督は「ミドルシュートがかなり入っている。勢いよく攻撃し、そのまま前から圧力をかけてくるところも非常に脅威」と分析。横内監督も「いろいろな選手が関わりながらゴールを目指していく。攻撃的サッカーを実践している」と評価する。 秋葉
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⚽藤枝MYFC 下位の山形に苦杯 サッカーJ2第14節
明治安田J2リーグは7日、各地で第14節の試合が行われ、藤枝は山形に2-3で敗れた。 ①NDスタ▽観衆5390人 山 形 4勝1分け9敗(13 )3(0―2 3―0)2 藤 枝 6勝2分け6敗(20) ▽得点者【山】横山(1)南(1)アウベス(5)【藤】岩渕(1)渡辺(PK)(10) 猛攻耐え切れず逆転負け 雨中の激闘で藤枝は2-0から山形に悔しい逆転負け。勝ち点3を失い、須藤監督は「90分間のゲームコントロールが課題」と眉間にしわを寄せた。 前半はハイプレスが効果的だった。先制点は2分、FW渡辺が相手GKのパスをカットすると、MF岩渕が落ち着いて決めた。 その後もショートカウ
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御殿場西、アベック王座 空手団体組手 静岡県高校総体
静岡県高校総体は6日、空手などを行い、御殿場西が団体組手で男女同時優勝を果たした。女子は決勝で常葉大菊川を3―1で下し、コロナ禍での中止を挟み11大会連続で頂点に立った。男子は決勝で静岡北を3-0で破り、7大会連続Vを決めた。女子個人形は江藤凪沙(御殿場西)が優勝した。 悔しさ晴らし女子11連覇 各自が前日の悔しさを晴らした。女子団体組手で11連覇を果たした御殿場西。前日の個人組手決勝で敗れて県タイトルを逃した本條主将(3年)は「チームを信じて良かった。成長につながる」と手応えを示した。 相手の先鋒(せんぽう)は個人戦を制した常葉大菊川の大石。大一番に臨む今春の全国選抜48キロ級女王の
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⚽山形戦、複数得点で勝利して上位へ【J2藤枝 見どころ】
7日に敵地で戦う山形は21位。前節大分との上位対決に敗れ8位に後退したが、「攻守で自分が起点になりたい」とDF鈴木。複数得点で勝ち点3を奪い再び上を目指したい。 前節は前線からのプレスがはまらず、中盤が間延びした。守備のスイッチを確認して臨みたい。「状況判断が自分の持ち味。周りを動かし、前から仕掛けて守備からリズムをつくりたい」と3試合ぶりの先発を狙うFW岩渕。須藤監督が「攻撃のアクセントになる」と期待するベテランがプレーで引っ張る。 大卒2年目のMF久保は出場すればJ通算50試合出場の節目。「攻めが一番の守備。縦だけじゃなく中にもドリブルで切り込みたい」と決意を示す。
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⚽藤枝MYFC リズム作れず、上位の大分に屈す J2第13節
明治安田J2リーグは3日、各地で第13節の11試合が行われ、藤枝は大分に0-2で敗れた。 ①藤枝サ▽観衆4363人 大分 8勝1分け4敗(25) 2(1―0 1―0)0 藤枝 6勝2分け5敗(20) ▽得点者【分】伊佐(2)弓場(2) 【評】藤枝は攻撃のリズムをつくれず、大分に0-2で屈した。 前半は中盤が間延びして相手に主導権を握られ、28分にクロスから先制点を失った。42分にFW渡辺が鋭いシュートを放ったが、GKのセーブに遭った。 後半は相手の圧力が落ち、ボール保持率が上がった。選手5人を代えて攻勢を掛けたが、40分にまたもクロスから失点。44分に途中出場の矢村がGKと1対1の場
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⚽藤枝の頼れるベテラン完全復活 DF久富、1年半ぶり先発 右サイド活性化
J2藤枝に頼れるベテランが帰ってきた。DF久富良輔(32)は第12節の金沢戦で1年半ぶりに先発出場すると右サイドを活性化。「若い選手と刺激を与え合いながらチームを成長させたい」と5月の連戦を見据える。 運動量と対人の強さが特長。“トミ”の愛称で若手とも積極的にコミュニケーションを図る。金沢戦は3バックの右に入り、ウイングバック(WB)の久保と連係して相手陣に攻め込んだ。 右の久保、左の榎本の両WBはチームの武器。「(久保)藤次郎が相手DFと1対1で勝負できるよう、自分が位置取りを工夫したい」と意識する。 けがを乗り越えた。2021年11月、試合中に左膝前十字靱帯
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「ダンスは自由に、ダウン症も個性」 文化守り藤枝で教室 ブレイキン世界制覇唐沢さん
軽快な音楽に合わせステップを踏むダウン症の若者たち。ブレイキン(ブレイクダンス)で日本人初の世界一になった経歴を持つ唐沢剛史さん(46)=藤枝市=が主宰する教室には障害のある生徒が数多く通っている。「一人一人違っていい。自分を自由に表現して」。10代でひきこもりを経験し、自身もダンスに救われた唐沢さんは温かい目で個性的な生徒たちを見守る。 中学生から30歳まで、ダウン症の男女15人が壁一面の鏡の前で動きを合わせる。テンションが上がると少し調子外れのタイミングで「ハイ」と大きな声が出る生徒も。練習場内が笑いに包まれる。 途中で転んだって大丈夫。膝が曲がらない子も一緒に踊り、ハプニングも振り
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⚽大分戦 上位対決で勝ち点3狙う【J2藤枝 見どころ】
プレーオフ圏6位に付け、3日ホームで対戦するのは4位大分。上位対決で勝ち点3を積めば、上方修正した目標の自動昇格圏(2位)が視野に入る。 アウェー金沢戦から中2日。出場すればJ通算250試合目のMF水野は「総力戦になる。中盤で優位に立ちたい」と決意を示す。主軸のMF杉田が累積警告による出場停止で、新井が5試合ぶりにボランチで先発しそう。ボール奪取に優れた“つぶし役”は「試合に出られない間にプレーの判断を整理できた。役割を果たしたい」と意欲を燃やす。前節はDFラインの乱れが気になった。大卒新人で初先発を狙うDF山原は「守備から入り、攻撃でも勝利に貢献したい」と誓う。
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⚽藤枝MYFC 攻め合い金沢とドロー J2第12節
明治安田J2リーグは30日、石川県西部緑地公園陸上競技場で第12節の残り1試合が行われ、藤枝は金沢と1-1で引き分け、勝ち点20となった。 (45分を超える時間表記はロスタイム) ボールを保持するポゼッションと少ない手数でゴールに迫るカウンター。互いにスタイルを前面に出して攻め合った末、藤枝は金沢とドロー。敵地で勝ち点1を分け合った。 前半から中盤で激しくボールを奪い合うハイテンポな展開が続いた。先制点は10分、クリアを拾ったMF杉田が右足を振り抜き、約30メートル先のゴールネットを揺らした。しかし21分、ロングボールからの速い攻撃で失点し、同点で折り返した。 後半も押し込み、MF
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⚽金沢戦 4連勝で「もっと上に」【J2藤枝 見どころ】
30日にアウェーで金沢を破れば4連勝。前節に当初目標のJ1プレーオフ圏6位に浮上し、須藤監督は「客観的に見てもう一つ上に行ける。自動昇格2位以内を目指す」と明言して敵地に乗り込む。 ここ3節は3点、4点、3点と速攻、遅攻を使い分ける意識が浸透し、第11節まで21得点はリーグ1位。左サイドのMF榎本は「カウンター返しが効いている。縦に仕掛け少ない手数で得点を奪いたい」と意欲を燃やす。 金沢も今季17得点と攻撃力を持つが失点も17で付け入る隙はありそう。この先は連戦でチーム内の先発争いは激しい。大卒1年目のFW平尾は「運動量でチームに貢献し、パスを受けて前を向き得点に絡みたい」と誓う。
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⚽藤枝6位進撃の原動力 26歳MF横山暁之 世界を夢見る 藤色の雑草魂【しずスポ】
フリーターを経てJリーガーになった苦労人が大きな夢を描く。昇格1年目のJ2で現在6位と好調の藤枝で今季から背番号10を付ける横山暁之(26)。チームのJ1昇格を目指すと同時に、3年後のワールドカップ(W杯)出場を狙う。「活躍して自分の力を示すには今年がラストチャンス。1%未満の可能性でも諦めずチャレンジしたい」。ビッグマウスで自らを奮い立たせる。 人懐っこい性格だが、ピッチに入ると表情が一気に引き締まる。「味方のミスや審判の笛に左右されず、自分に焦点を当てメンタルをコントロールする」。プロ意識の原点にあるのは、北陸大卒業から藤枝加入までの苦しかった1年間の経験だ。 大学4年の夏に左膝を故
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“王国復権”指導者から 古賀氏(清水東高出)育成に奔走 静岡県サッカー協FAコーチ
静岡県サッカー協会の技術担当責任者(FAコーチ)に本年度から就任した古賀琢磨氏(53)=清水東高出=が精力的に活動を始めた。「サッカーが好きになるよう長所見つけ伸ばして」。県内各地を回って現状把握に努めながら各年代男女の指導者育成に尽力し、王国復権を目指す。 「ボールを持ってる時、ない時、奪った時、失った時。四つの局面で何をすべきか意識して」。4月下旬に袋井市のエコパ補助競技場などで行ったB級コーチ養成講習会の初日。古賀氏はゲーム形式の実技を行う受講生に呼びかけた。 県内全域から集まったのは20~40代のC級ライセンスを持つ指導者24人。年内に11日間の予定で座学と実技講習を行い、「質高
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⚽藤枝、逆転勝ちで3連勝 仙台に3-2 サッカーJ2第11節
明治安田J2リーグは23日、各地で第11節の残り5試合が行われ、藤枝は仙台に3-2で逆転勝ちした。 ①藤枝サ▽観衆2816人 藤枝 6勝1分け4敗(19) 3(1―0 2―2)2 仙台 3勝4分け4敗(13) ▽得点者【藤】渡辺(9)久保(3)矢村(3)【仙】中山(1)郷家(4) 【評】藤枝は勝負強さを見せ、仙台に逆転勝ちで3連勝を飾った。 前半はボールを保持し、左サイドをMF榎本が何度も突破して好機をつくった。先制点は45分、こぼれ球に反応したFW渡辺がGKが飛び出して無人のゴールに蹴り込んだ。 後半は相手の圧力を受け、18分、20分に続けて失点したが、40分に渡辺からの
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⚽藤枝MYFC 360度視野、ボランチ水野 味方生かす配球誇る
360度の視野でチームのかじを取るいぶし銀のボランチ。J2藤枝のMF水野泰輔が輝きを増している。「両ウイングバック(WB)をはじめ、前線の選手を使うのは自分が一番うまい」。若手が多い中で経験豊富な29歳が攻守でチームをけん引する。 昨季終了後に判明したけがでコンディションを上げるのに手間取ったが、第8節岡山戦で0―1だった後半途中から出場すると攻撃を活性化させ引き分けに。第9、10節は先発して千葉から3点、水戸から4点を奪って連勝。「今はチーム全体にパワーがある。昨季J3を勝ち上がった常勝の雰囲気が出てきた」と手応えを示す。 久保、榎本の両WBを生かしたサイド攻撃がチームの武器。しかし、
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⚽常葉大のMF前田 J2今季出場に意欲 藤枝に来季加入内定 練習に参加
J2藤枝に来季加入が内定している常葉大のMF前田翔茉[しょうま](21)=藤枝市出身、清水桜が丘高出=が19日、日本サッカー協会の特別指定選手になって初めてチーム練習に参加した。今季中の試合出場を目指し、「持ち味のスピードを発揮し、地元に恩返しがしたい」と決意を示す。 狙うポジションはウイングバック。大卒2年目の久保と榎本が今は不動のレギュラーだが、「守備の課題を改善し、代わって出るのではなく奪いたい」と定位置獲得に意欲を燃やす。 学業の傍らで今後は常葉大サッカー部と連携を取りながら藤枝の練習を中心に活動する予定。須藤監督は「0から一気に100まで持って行く突破力がある。練習でレベルアッ
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⚽藤枝MYFC 4得点、水戸を圧倒 サッカーJ2第10節
明治安田J2リーグは16日、各地で第10節の11試合が行われ、藤枝は水戸に4-1で快勝した。 決定力を見せた藤枝が水戸を4―1と圧倒し、連勝で中3日の3連戦を締めくくった。スーパーゴールが次々生まれ、須藤監督は「決めるべき時、決めるべき選手が決めた」と手応えを示した。 連戦の疲れか、試合の入りは全体に動きが重たかったが、前半15分、エース渡辺がミドルを突き刺して先制した。直後に雷雲の接近で45分間中断しても勢いは失わず、43分、コーナーキックからボランチ水野が左足を振り抜き追加点を挙げた。 後半22分の3点目もセットプレーから。MF横山のフリーキックをDF小笠原が左足で合わせた。28分
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⚽水戸戦 ハイプレスで連勝狙う【J2藤枝 見どころ】
16日のアウェー水戸戦には連勝が懸かる。相手は16位と下位で8位の藤枝は勝ち点3を積み上げ、プレーオフ圏(6位以内)に入りたい。 お互い攻撃的なスタイルで、「前線からプレスを掛け、こちらのリズムに持ち込みたい」と須藤監督。前節の千葉戦と同様に先制点を奪いたい。 前節2得点を挙げて得点ランク1位のFW渡辺は連戦でも好調を維持。「中央から攻めて積極的にシュートを狙い、ゴールを重ねたい」と意欲を燃やす。 追加時間、しかもセットプレーからの失点がここ2試合続いている。DF小笠原は「課題を克服すれば、もう一つ上に行ける。勝ち切り成長したい」と決意を示した。
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⚽J2藤枝 30歳DF川島抜群の安定感 若手中心のチームけん引
やはりこの男の安定感は抜群だ。J2藤枝で守備陣をまとめるDF川島將(のぶゆき)。練習中の負傷で第2節から4試合欠場する間にチームは3連敗したが、復帰後は2勝1分け1敗と再び上昇気流に乗せた。「自分もチームももっと成長できる。若手がのびのびプレーできる環境を整えたい」。30歳の副主将は精神的支柱としてもチームを束ねる。 身体能力の高さと視野の広さを生かしたカバリングが持ち味。3バックの中央で守備の要となり、攻撃の組み立てでも役割を担う。藤枝での試合出場は歴代トップで、前節の千葉戦で160試合を達成した。須藤監督は「ノブがピッチにいると安心。周りの選手が攻守で思いきってトライできる」と全幅の信
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⚽藤枝MYFC 持ち前の攻撃力発揮 千葉に3-1で快勝 J2リーグ第9節
明治安田J2リーグは12日、各地で第9節の11試合が行われ、藤枝は3-1で千葉に快勝した。 ①藤枝サ▽観衆1561人 藤枝 4勝1分け4敗(13) 3(2―0 1―1)1 千葉 1勝3分け5敗(6) ▽得点者【藤】横山(2)渡辺2(7)【千】鈴木大(1) 【評】藤枝は持ち前の攻撃力を発揮し、千葉を3―1で下した。 試合開始から猛攻を仕掛けた。12分にMF横山のミドルシュートで先制すると、その後も相手陣でボールを保持して攻め続け、40分にはFW渡辺が追加点を挙げた。 後半開始直後は相手の圧力を受けたが、12分に渡辺が3点目を奪って突き放した。その後は攻守のバランスを取りながら5人の選
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⚽ホームで千葉戦 “プレス合戦”勝利誓う【J2藤枝 見どころ】
12日にホームで対戦する千葉は開幕戦以来、白星なく現在21位。前節岡山戦で終了間際に追い付かれ14位の藤枝は勝ち点3を積んで上位に迫りたい。 互いにボールを保持して戦い、激しくプレスを掛け合う展開が予想される。MF久保は「正面からぶつかり、どちらのチーム力が上か試される」と気合を入れる。攻撃は最終ラインからの組み立てとゴール前の質が二大テーマ。岡山戦で後半途中から出場して流れを変えたMF水野は「ピッチ上で相手の戦い方を見極め、攻撃陣をうまく使いたい」と気合十分。 今季前半を無失点で折り返した試合は全勝で、須藤監督は「守備から入り、クオリティーで勝負したい」と勝利を見据える。
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⚽J2藤枝MYFC 岡山とドロー 逆転するもリード守れず
明治安田J2リーグは8日、各地で第8節の10試合が行われ、藤枝は岡山と2―2で引き分けた。 ①藤枝サ▽観衆2243人 藤枝 3勝1分け4敗(10) 2(0―1 2―1)2 岡山 2勝5分け1敗(11) ▽得点者【藤】徳永(1)OG【岡】柳(2)バイス(2) 【評】藤枝は一度逆転したが、最後までリードを守り切れず、岡山と引き分けた。 前半は中盤でパスミスが目立ち、流れに乗れなかった。押し込まれる展開が続き22分、コーナーキックから先制点を許した。 後半は選手交代から攻勢に転じ30分、榎本のクロスを途中出場の徳永が合わせて同点。2分後には榎本のクロスがOGを誘って勝ち越した。終
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⚽藤枝MYFC 新人GK北村、新守護神へ続ける進化 山口戦から連続出場
新守護神の座を確実にできるか。J2藤枝の大卒新人GK北村海チディ(22)。前々節山口戦はクリーンシート(無失点)で上々のプロデビューを飾ったが、前節町田戦は開始5分に中途半端なプレーから先制点を奪われて惜敗。「自分のせいで負けた」と認めた上で、「ここから何を学ぶか、プラスに捉えて成長したい」と先を見据える。 父がナイジェリア人で母が日本人。身長178センチとGKとしては小柄だが高い身体能力で練習からアピールを続け、開幕から約1カ月でスタメンの機会を得た。 試合でもシュートストップとロングキックで長所を見せたが、DFとの連係には課題が残った。町田戦の失点はハイボールに対し、目の前にいた味方
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⚽清水ユース、ドロー発進 サッカー高円宮杯U―18プレミア、プリンス開幕
サッカーの高円宮杯U-18(18歳以下)プレミアリーグとプリンスリーグ東海が1日、開幕した。両リーグとも12月までリーグ戦で争う。 プリンスリーグには県勢7チームが出場。昨季プレミアから降格した清水ユースは海星高(三重)と対戦し、FW田中侍賢が同点ゴールを決めたが、勝ち越せず1―1で引き分けた。浜松開誠館高と藤枝明誠高、JFAアカデミー福島は白星スタートを切った。 プレミアリーグ西地区の磐田ユースと静岡学園高はともに2日に初戦を向かえる。 清水ユース 1―1 海星高(三重) JFAアカデミー福島 4―0 刈谷高(愛知) 浜松開誠館高 4―2 富士市立高 藤枝明誠高 4―2 静岡
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⚽町田戦 難敵に真っ向勝負挑む【J2 藤枝見どころ】
2日にアウェーで戦う相手は前節まで首位の町田。ここまで5勝1分けで11得点1失点と盤石の戦いで、固い守備と強力な外国人FWを擁する難敵だが、須藤監督は「超攻撃的サッカーで真っ向勝負する」と言い切る。 前節の山口戦で連敗を止め、チームの雰囲気は明るい。現在J2得点王のFW渡辺は「ボールを保持して相手を動かし、意図的に隙をつくらせたい。先制点が重要な要素」と大一番を見据える。 長いボールで前線のFWを狙うパワープレーとクロスには警戒が必要。前節から復帰したDF川島は「上位を倒さないと目標のプレーオフ圏(6位)に入れない。90分間集中を切らさず、全員で相手の圧力を跳ね返したい」と決意を示す。
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⚽J2藤枝MYFC DF鈴木翔太 正確フィード、連敗ストップ貢献
最終ラインからゴールを演出するレフティー。J2藤枝で藤枝市出身のDF鈴木翔太(26)が正確なフィードで、連敗ストップに貢献した。「自分から攻守の流れをつくりたい」。地元の声援を受け、背番号3がチームに活力を与えている。 3連敗して敵地に乗り込み、3-0で快勝した前節山口戦。試合を決めたのは左DF鈴木翔の一蹴だった。後半41分、ボールを持って前進すると、逆サイドを駆け上がるウイングバック(WB)久保の足元にロングパスをぴたりと合わせた。久保はスピードを緩めることなくクロス、中央に走り込んだFW矢村がダメ押しの3点目を挙げた。 「取り組んできたことが結実したゴール。3人の特長が出た」。須藤監
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⚽J2藤枝3発 連敗止めた! スタイル貫き山口に完勝、GK北村がプロ初先発完封
明治安田J2リーグ第6節は26日、3試合が行われ、藤枝は山口に3-0で快勝し、連敗を3で止めた。 ①みらスタ▽観衆4039人 藤枝 3勝3敗(9) 3(2―0 1―0)0 山口 2勝1分け3敗(7) ▽得点者【藤】渡辺2(5)矢村(1) 【評】藤枝はプレスで主導権を取り、山口に3-0で完勝した。 先制点は前半7分、中盤でボールを奪った新井がミドルシュートを放ち、GKがはじいたボールをFW渡辺が頭で仕留めた。32分にもGK北村のキックから渡辺がDFに競り勝ち追加点を挙げた。 後半は相手の圧力を受けたが、流れを渡さなかった。ダメ押し点は41分、DF鈴木のサイドチェンジからMF久保が
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⚽山口戦 先制点奪い連敗脱出へ【J2藤枝 見どころ】
26日のアウェー山口戦は連敗脱出を懸けた戦いになる。かつて山口に所属したFW岩渕は「絶対に落とせない。主導権を取ってプレーし、先制点を奪いたい」と決意を示す。 東京Vに大敗した直後で、自信を取り戻すためにも勝利をつかみたい。相手も前節は金沢に2-5で敗れたが、ボールを保持するスタイルは似た所がある。須藤監督は「ビルドアップの安定が鍵。ハイプレスを掛け、相手陣で攻撃し続けたい」と戦略を練る。 「年齢や実績にとらわれず、調子のいい選手を使う」という指揮官の方針で、GKは北村に初先発の可能性がある。大卒新人は「自分の長所は1本で背後を突くキックとシュートストップ。チャンスをつかみたい」と誓う。
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⚽J2藤枝 連敗チーム、大卒新人に期待 守備の窮地 山原が救う
3連敗中のJ2藤枝を救う立役者となれるか。大卒新人DF山原康太郎(22)への期待が高まっている。チームは昨季から主軸の川島がけがで離脱後、センターバックのポジションを固定できず、開幕から2連勝した勢いを失った。前節東京V戦に途中出場でプロデビューを果たした山原は「対人バトルでは絶対に負けない。若い力でチームを盛り上げたい」と意欲を燃やす。 前節はホームで0-5と屈辱的な大敗を喫した。J3だった2021年シーズン途中に須藤監督が就任してからワーストの失点で、3連敗も初めての経験。指揮官はJ2でも超攻撃的スタイルを変わらず掲げる。しかし、ここ3試合はいずれも相手に先制点を許して劣勢になり、守備
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⚽静岡県選抜全勝V 岩尾がMVP サッカー甲信越静U-16
静岡、山梨、長野、新潟の各県から16歳以下の選抜チームが参加する第16回甲信越静U-16サッカー大会(静岡新聞社、山梨日日新聞社、信濃毎日新聞社、新潟日報社、各県サッカー協会主催)は24日、最終日の試合を山梨県昭和町で行った。静岡は新潟を1-0で下し、3戦全勝(勝ち点8)で9度目の優勝を飾った。 静岡は前半に米村修人(沼津U-15)が得点を挙げ、リードを守り切った。大会最優秀選手には岩尾健琉(清水エスパルスジュニアユース)が選ばれた。
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⚽東京V戦 控えメンバー、先発出場に意欲【J2藤枝 見どころ】
東京Vを19日にホームでたたき、連敗を脱出したい。東京Vユース出身のMF横山は「ハイプレスで押し込み、負けた試合も内容は悪くない。後は自分が点を取るだけ」と“古巣”撃破を誓う。 須藤監督は第4節までけが人を除き固定メンバーで戦ってきたが、チーム内の競争を促すためにも先発を入れ替える可能性がありそう。練習から好調なFW矢村は「準備できている。思い切ったプレーで先発でも途中出場でもゴールで結果を示し、チャンスをつかみたい」と意欲十分。 大卒2年目の金浦はプロ初スタメンを狙う。「相手をつぶす守備には自信がある」という大型MFは「声を出して周りを動かし、集中を切らさずプレ
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⚽藤枝MYFC榎本 ドリブル縦横無尽 超攻撃スタイル凝縮
ピッチを縦横無尽に駆け回るドリブラー。J2藤枝の榎本啓吾(23)が成長スピードを加速させる。 「超攻撃的な藤枝のスタイルが凝縮されていた」。須藤監督がたたえたのは前節甲府戦のゴール。左ウイングバックの榎本は中央でボールを受けると右サイドへ仕掛けてクロス。右ウイングバック久保の得点を演出した。 両ウイングバックがポジションを逸脱して連動。大卒2年目コンビは今や藤枝に欠かせない武器で、対戦チームも研究してくるが、「相手の想像を上回ればいい」と榎本は言い切る。 利き足は右で、縦への突破力はもちろん中に切れ込むプレーも得意。「ボールを持ったらゴールに向かう意識を持っている。シュートを狙える場所
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記者コラム「清流」 ボールを磨き心も磨く
練習後、スタッフと一緒にサッカーボールを磨く若手選手たち。他のJクラブ取材では見かけないが、J2藤枝MYFCでは日常の光景だ。 MYFCのグラウンドは人工芝。練習のたびに、敷き詰めたゴムチップでボールは真っ黒になる。「白い方が蹴った時、気持ちいいでしょ」。ハードメニュー後でも選手は自主的にボール磨きに加わる。 練習中のゴール移動は年齢に関係なく選手全員で行う。「プロなら当然。監督と選手、スタッフは対等で、お互い尊敬し合わないと」。須藤監督の信条が浸透している。 新米の頃、先輩より早く出勤し、社内のごみ箱を片付けて回る風習があった。今や昔で気付くとあふれそうなごみ箱も。「最近の若手は」と
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⚽43歳高原、静岡に凱旋 選手兼監督、衰えぬ情熱 サッカーJFL・沖縄SV
サッカー元日本代表で万能型ストライカーとして一時代を築いた高原直泰(43)=三島市出身、清水東高出=が、自ら創設した沖縄SVの選手兼監督として静岡に“凱旋(がいせん)”した。沖縄SVは今季、日本フットボールリーグ(JFL)に初めて昇格し、12日に開幕戦をホンダFCと浜松市北区のホンダ都田サッカー場で戦った。チームは1-3で黒星スタートとなったが、背番号10はピッチで故郷のファンに勇姿を見せた。=関連記事10面へ 沖縄SVは2015年の創設で、高原は最高経営責任者(CEO)と合わせ「3足のわらじ」でクラブを率いている。沖縄県リーグ3部からスタートしたチームは昨季、九
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⚽球際の差 藤枝MYFC甲府に惜敗 サッカーJ2第4節
明治安田J2リーグは11日、各地で第4節の3試合が行われ、藤枝は甲府に1-2で敗れた。 ①JITス▽観衆6941人 甲府 1勝2分け1敗(5) 2(1―0 1―1)1 藤枝 2勝2敗(6) ▽得点者【甲】武富(2)長谷川(1)【藤】久保(2) 【評】藤枝はリズムをつかんだ時間もあったが、甲府の速い攻撃を受けて敗れた。 前半途中からボールを保持し、水野、渡辺が積極的にシュートを打ったが、37分に先制を許した。43分には久保、杉田の連続枠内シュートがあったが、無得点で折り返した。 反撃は後半18分、榎本からのクロスを久保が決め、追い付いた。しかし、26分に失点。途中出場の矢村が終了間
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⚽甲府戦 難敵相手にリズムつくれるか【J2藤枝 見どころ】
11日に対戦する甲府は昨季J2で天皇杯を制した難敵。アウェーでも超攻撃的スタイルを貫き、勝ち点3を積み上げたい。 1月下旬に行った変則の練習試合は3-3で引き分けた。J1でも実績を残したFWウタカには警戒が必要で、DF山田は「無失点が最低ライン。抑えれば自信になる」と意欲を燃やす。 前節秋田戦の前半は圧力を受け、攻撃の組み立てに苦しんだ。MF新井は「パスを受ける回数を増やし、ボールを動かし続けてリズムをつくりたい」と反省を生かす決意だ。 秋田戦9本止まりだったシュート数を増やせるかも鍵。FW渡辺は「ポストプレーでボールを収め、ゴール前では強引でも足を振りたい」と得点を誓う。
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⚽藤枝MYFC DF小笠原 チーム支える攻守の「仕事人」 高い戦術理解で貢献
戦術理解度の高い仕事人がチームを支える。J2藤枝で2年目のDF小笠原佳祐(26)は攻守で縁の下の力持ち的存在。「与えられたポジションでチームに貢献するだけ」と闘志を内に秘める。 昨季から3バックの右が定位置。超攻撃的スタイルを貫く須藤監督の戦術では、攻めに転じるとセンターバックと左DFの2枚で最終ラインを構成する左右非対称の陣形になり、小笠原は前にポジションを取る。 「あうんの呼吸があり、2人で相手の背後を取れる」と右ウイングバックの久保。右サイドからの攻めは今季もチームの武器になっている。 昨季から主軸の川島がけがで欠場した前節秋田戦は山田がセンターバックで先発したが、今季初めて先制
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「がんばって!」気持ち形に 焼津のチャレンジド・サッカー 藤枝MYFCへ横断幕寄贈
焼津市内の福祉事業所10施設でつくる同市チャレンジド・サッカー実行委員会(市川武委員長)が7日、Jリーグ2部(J2)藤枝MYFCに応援横断幕を寄贈した。 同実行委員会は8年前から藤枝MYFCの協力を受けてフットサル大会を開催してきた。最近はコロナ禍で大会が開催できず、代わりにJ2昇格を果たしたクラブに応援の気持ちを形で表そうと横断幕を制作した。 寄贈した横断幕は縦72センチ横360センチで2枚を用意。約100人で寄せ書きし、「県内トップでJ1」などと応援メッセージを記した。 同クラブの福祉支援プロジェクトの一環で、ホームゲームの準備・設営作業を仕事として請け負っている事業所もあり、市川
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サッカー王国静岡再建へ 高校生審判員が韓国遠征 育成狙いチーム同行 県協会「世界に目を向ける契機」
静岡県サッカー協会は今月下旬に韓国遠征するU-17(17歳以下)県高体連選抜チームに高校生審判員を同行させることを6日までに決めた。ユース年代の海外遠征は1980年からの歴史があるが、高校生審判員が同行するのは初めて。全国に先駆けた試みで選手強化と審判育成を両輪と考え、サッカー王国再建を目指す。 海外遠征はコロナ禍で4年ぶり。国際社会に通用する選手・レフェリーを育て、韓国との友好親善を深めることも目的。22日から5日間の予定で、現地でプロリーグユースや強豪高校と対戦する。選手約20人と一緒に、高校生で審判資格3級を持つ2人を連れて行き、練習試合で副審を担わせる。 「異文化の韓国サッカーを
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⚽U―16男子静岡県選抜惜敗 静岡県ヤングフェスティバル
静岡県ヤングサッカーフェスティバル(県サッカー協会など主催)が5日、草薙陸上競技場で開催され、U-16(16歳以下)の県選抜男女、U-17(17歳以下)の県ユース選抜が試合を行った。 U-16県選抜男女はいずれもU-16東京選抜と戦い、男子は1-2で逆転負けしたが、女子は2-0で勝利した。県ユース選抜はU-17日本高校選抜と対戦し、0-4で破れた。 石塚 自ら仕掛けてゴール 今秋の鹿児島国体優勝を目標に掲げるU-16県選抜男子は先制しながら試合終了間際に失点して東京選抜に逆転負け。早生まれで主将のMF川合(磐田U-18)は「チーム全体で体力、守備の強度を高めないと。自分がもっとボール
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⚽藤枝MYFC 秋田に先制許し、今季初黒星 サッカーJ2第3節
明治安田J2リーグは4日、各地で第3節の4試合が行われ、藤枝は秋田に0-1で敗れた。 ①藤枝サ▽観衆2020人 秋田 2勝1分け(7) 1(1―0 0―0)0 藤枝 2勝1敗(6) ▽得点者【秋】飯尾(1) 【評】藤枝は後半途中から圧倒的に攻め続けたが最後までゴールが遠く、秋田に今季初黒星を喫した。 前半は相手の前線からのプレスに苦しみ、中盤が間延びしてリズムをつかめず、16分にクロスから失点した。 後半は選手交代で小笠原を3バックの真ん中に配置し、徳永、岩渕を投入するとパスが回り出した。29分には渡辺がクロスを頭で合わせ、36分にも榎本が左足で惜しいシュートを放ったが、ゴール枠を
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⚽藤枝MYFC DF山田 「戦力外」越え連勝貢献 新天地で輝き
挫折を乗り越え、新天地J2藤枝でDF山田将之(28)が輝きを放っている。持ち前のパワーで相手の攻撃をねじ伏せ、開幕2連勝に貢献した。「チームの勝利が一番。自分は常に準備できている」とクラブ愛の深さを示す。 開幕のいわき戦は3-0で折り返した後半に2失点した後から出場。難しい場面だったが、3バックの右に入ると高い打点のヘディングで制空権を握り、流れを引き戻した。 前節の長崎戦はセンターバックの川島が前日練習で負傷し、「当日朝、寝起きでチームスタッフから電話を受けた」と急きょ代わりに先発出場。J1経験を持つブラジル人FW2人を封じ、完封勝利の立役者になった。 186センチ、80キロの体格を
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競泳・静岡県短水路選手権 戸塚晴(伊東SS)が県学童新記録 男子100、200自由形
競泳の全国JOCジュニア五輪杯春季大会県予選を兼ねた第37回静岡県短水路選手権(県水泳連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)は26日、県富士水泳場で年齢区分別で男女各種目を行った。 男子は11~12歳の自由形で戸塚晴喜(伊東SS)が100メートルを55秒10、200メートルも1分59秒80といずれも県学童新で、50メートルと合わせて3冠に輝いた。野極陽向(伊豆SS)は15歳以上の50メートル自由形で22秒30の県新記録を出した。13~14歳のバタフライは上嶋万葉(東富士SC)が50メートルを25秒68、200メートルを2分2秒42といずれも大会新で制した。 女子は自由形で13~14歳の戸塚日南
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⚽藤枝MYFC ホームで開幕戦 運営とサポーター、共に挑むJ2
「蹴球都市ふじえだ」の誇りを示して-。クラブ史上初めてサッカーのJリーグ2部(J2)に昇格した藤枝MYFCが25日、ホーム開幕戦でV・ファーレン長崎をホーム藤枝市の藤枝総合運動公園サッカー場に迎えた。スタンドには昨季の平均入場者を大きく上回る2615人の観客が詰めかけたが、運営に大きな混乱はなく、サポーターは選手と勝利の喜びを分かち合った。 「地元チームと一緒に戦いたい」。市内在住の会社員村本吉雄さん(51)はゴール裏から大きな声援を送った。以前は清水エスパルスの試合に足を運んでいたが、今は攻撃的なサッカーを展開する藤枝に魅力を感じ、「スタイルを貫き、J2でさらに力を付けてほしい」と期待す
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⚽藤枝MYFC新守護神 上田が存在感 キックで得点演出、窮地救うビッグセーブ
正確なキックと冷静なセーブ。J2藤枝のGK上田智輝(26)が白星スタートを切った開幕いわき戦で存在感を示した。背番号31は「後半の2失点は反省だが、最後まで攻撃的姿勢を貫けた」と自信を深めた。 昨季全試合に出場した内山がJ1鳥栖に移籍した後の定位置争いで、「視野が広く、初速のボールスピードにすぐれたキックを蹴れる」と須藤監督の心をつかみ、開幕スタメンを勝ち取った。 横山が決めた2点目の起点は上田の左足。中盤を飛ばして左WBの榎本にロングフィードを届けた。「GKはボランチ」と超攻撃的スタイルを追求する指揮官から高い要求を受け、「ビルドアップは自分の武器。フィールドプレーヤーの1人として攻撃
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高校生サッカー審判員成長中 夢はJ1、W杯 静岡県協会、競技発展へ育成に力
サッカー王国再建は審判育成から―。静岡県サッカー協会がユース世代の審判員育成に力を入れている。静岡県の18歳以下の3級審判員は52人(1月末時点)で、全国で2番目に多い。関係者は「試合には必ずレフェリーが必要。優秀な人材を数多く育て、競技人口の裾野拡大につなげたい」と意欲を高める。 フラッグを持ち、ライン沿いを疾走する高校生審判員たち。2月上旬、静岡市駿河区の草薙球技場には22歳以下で3級資格を持つ審判員が集まり、オフサイド判定について実技講習を受けた。同市葵、駿河両区を管轄する中部支部が3年前から年6回実施する勉強会の最終回で、支部の垣根を越えてユース審判員が参加した。 「正確な判定に
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⚽J2初昇格の藤枝、開幕戦白星 いわきを3-2で下す
明治安田J2リーグは18日開幕し、各地で第1節7試合が行われた。藤枝はいわきを3-2で下し、J2初昇格同士の対戦を制した。 【評】3点先行した藤枝が、後半のいわきの猛攻をしのぎきり、J2初勝利を挙げた。 前半はピッチを広く使ってボールを保持した。先制点は35分、右からのクロスを渡辺が頭で合わせた。2分後には横山がGKの頭上を越すシュートを決め、さらに45分にも渡辺がゴール前で詰めて3点目を奪った。 一転して後半は防戦に追われ4分と15分に失点したが、守備的選手を投入し、GK上田も好セーブを連発して勝ち点3をつかんだ。 前半の3点守り切る 猛攻を受けても攻撃的な姿勢を崩さず、藤枝
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⚽J2開幕 藤枝が初勝利 清水は引き分け、磐田敗れる
史上初めて静岡県勢3チームがしのぎを削るサッカーJリーグ2部(J2)が18日開幕した。初昇格の藤枝MYFCは敵地で同じ昇格組のいわきFCと対戦し、3-2で幸先よくJ2初勝利を飾った。 藤枝は前半に渡辺りょうが2得点、横山暁之も1得点を奪い、後半はいわきの猛攻を耐えきった。清水エスパルスは水戸ホーリーホックと、ジュビロ磐田もファジアーノ岡山とホームで対戦した。清水は0-0で引き分け、磐田は高校2年生のルーキー後藤啓介(磐田ユース出)の2得点で追い上げたが、2-3で敗れた。
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⚽いわき戦 「去年の借り返す」【J2藤枝 見どころ】
藤枝は同じ昇格組のいわきを倒し、初のJ2で好発進したい。須藤監督は「試合の入りが大事。受けに回らず、隙を見つけてパスを通し、先制点を奪いたい」と戦略を練る。 昨季J3での対戦は1分1敗で、ホームで0-3と苦杯をなめた。ハイプレスが武器の相手に対し、ボールを保持する攻撃的スタイルが通用するか、新戦力との融合で高めたチーム力が試される。攻撃の鍵を握る横山は「必ず去年の借りを返す」と決意を示す。 布陣は昨季の主力が軸になりそう。センターバックで副主将の川島は「プレスをかわし、攻撃を組み立てたい。相手のロングボールを跳ね返し、前線に攻撃の起点をつくらせないことも重要」と試合を見据える。 初めて
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⚽藤枝MYFC ゴールも生む「つぶし役」 MF新井が存在感
“つぶし役”が攻撃でも存在感を示す。J2藤枝の新加入ボランチ新井泰貴(25)が開幕スタメンに向け、アピールを続けている。「ボールを奪いきり、攻撃のアクセントも付けたい」。チームも自身も初のJ2の舞台で飛躍を誓う。 大卒でJ3鳥取に入り、今季から藤枝に加わった。一番の武器は運動量。須藤監督は「走力はJ3随一だった。相手の攻撃の芽をつぶせる」とオファーした理由を説明する。 超攻撃的スタイルでボール保持を志向する藤枝は、中盤でのミスからカウンターを受け失点するリスクも負っている。特に開幕戦の相手いわきは強力なプレスが特長。新井は「ミスの後の切り替えが大事。ハードワーク
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⚽藤枝MYFC “超攻撃”で駆け上がる【サッカーJ2 18日開幕】
超攻撃的スタイルで初めてJ2昇格を果たした藤枝は引き続き指揮を執る須藤監督の下、1年目からJ1プレーオフ圏6位以内を目指す。「内容と結果の両方を求める」と指揮官の鼻息は荒い。 基本システムは昨季を踏襲する方針。3バックの前に2ボランチを置き、1トップ、2シャドーに加え、両ウイングバックも攻撃参加する。開幕スタメンには戦術が浸透した昨季からの主力が多く入るとみられるが、シーズンを通じて14人の新戦力と融合を計れるかが浮沈の鍵を握る。 攻撃をけん引するのは昨季J3ベストイレブンで今季から背番号10を付ける横山。得点感覚に目覚めたドリブラーは「20ゴール、10アシストを狙う」と高い目標を掲げる
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⚽藤枝MYFC 試合運営でも奮戦 J2昇格、ダービー…来場増期待 駐車場など課題も
クラブ史上初のJリーグ2部(J2)に昇格した藤枝MYFCが25日のホーム開幕戦に向け、試合運営の準備に頭を悩ませている。清水、磐田と同リーグで戦う今季、J3だった昨季と比べ入場者の大幅増を期待するが、観客輸送やチケット販売などで課題山積。本拠地藤枝市の藤枝総合運動公園サッカー場はバックスタンドを改修中で、関係者は「正念場の1年。選手と一緒に成長したい」と奮闘する。 「J2でダービーができる。願ってもない好機だが、クラブの力が試され続ける年になる」と徳田航介代表は今季を見据える。J3だった昨季のホーム戦平均入場者数は過去最高の1746人だったが、J2全体で昨年の平均は5019人。入場者が倍増
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⚽藤枝サッカー「経験」で強化へ 第1回ユースフェス、県外強豪招き試合
第1回藤枝ユースサッカーフェスティバル(藤枝市、同市サッカー協会主催)が11日、藤枝総合運動公園サッカー場などで開幕した。県外の強豪校3校と市外の静岡学園高を招待して12日まで、市内の高校5校と藤枝MYFCユースが真剣勝負で経験を積む。 元祖サッカーのまちとして高校生世代の強化を図ることが目的。コロナ禍前に企画したが実現せず、3年越しで開催にこぎ着けた。 藤枝東高は昨季のプリンスリーグ北信越1位の帝京長岡高(新潟)と対戦した。前半20分までに2点を先行されたが、守備システムを変更してリズムをつかむと、良知英祥選手が2得点1アシストの活躍を見せて3-2で逆転勝ちした。 昨季プリンスリーグ
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必勝を祈願 ⚽藤枝MYFC 「J2でも攻撃的サッカーで感動を」
サッカーJリーグ2部(J2)藤枝MYFCは9日、藤枝市の飽波神社で必勝を祈願した。徳田航介代表と須藤大輔監督をはじめ、選手とスタッフら計約60人が参列し、神前に玉串をささげて今季の飛躍を誓った。 藤枝は超攻撃的スタイルを貫いて昨季J3で2位に入り、初めてJ2昇格を果たした。参拝を終えた須藤監督は「J2でも攻撃的なサッカーで見る人を感動させ、スポーツの力を示したい」と意欲を高めた。 昨季に続いて主将に就任した杉田真彦選手(静岡西高出)も「身が引き締まる思い。チームの雰囲気づくりを進め、プレーでは守備のスイッチを入れて攻撃につなげる役割を全うしたい」と決意を固めた。 藤枝は18日の開幕戦で
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⚽J2藤枝MYFC 今季主将、MF杉田真彦(静岡西高出)就任
J2藤枝は7日、今季の主将にMF杉田真彦(静岡西高出)が就任したと発表した。副主将はDF川島将、MF水野泰輔、DF久富良輔の3人が務める。 昨季に続き主将を務める杉田はクラブを通じ、「責任と覚悟を持ってJ2の舞台に挑む。ただ勝つだけでなく、感動と勇気を与えられるチームになるよう努力したい」とコメントした。
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⚽藤枝順心、貫禄の19連覇 静岡県高校新人サッカー女子
静岡県高校新人大会は29日、サッカーの女子決勝を行い、全日本高校女子選手権を制した藤枝順心が3-1で常葉大橘を下し、コロナ禍で大会が中止になった昨年度を挟んで19連覇を果たした。 【評】藤枝順心が貫禄を見せ、常葉大橘に逆転勝ちした。 常葉大橘は前半16分、柴田が最初の好機を逃さず先制した。圧倒的にボールを保持する藤枝順心は3分後、佐藤のミドルシュートで追い付くと、さらに1分後に相手オウンゴールを誘い逆転した。 藤枝順心は後半も攻め続け、33分に高岡が追加点を挙げた。 連続日本一へ女王の地力 今月上旬に全日本高校女子選手権を制し、新チームをスタートさせたばかりの藤枝順心が地力を示
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⚽浜名19年ぶりV 静岡学園を撃破 静岡県高校新人サッカー男子
静岡県高校新人大会は29日、サッカーの男子決勝を行い、浜名が1-0で静岡学園を破り、19年ぶり3度目の優勝を飾った。 ▽男子決勝 浜名 1(1―0 0―0)0 静岡学園 ▽得点者【浜】西岡 【評】先制点を奪った浜名が連動したプレスを掛け続け、格上の静岡学園を破った。 浜名は前半開始から球際で上回ると19分、こぼれ球を受け西岡が得点を挙げた。その後も西岡、木村が惜しいシュートを放った。 静岡学園は後半、攻撃的選手を次々に投入しながらFW神田を中心に攻めたが、最後までゴールが遠かった。 古豪復活へ西岡弾 指揮官「西部の力証明」 古豪復活へ、浜名が確かな一歩を踏み出した。新人大会
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⚽静学、磐田東に攻め込み2-1/浜名は清水桜が丘に競り勝つ 静岡県高校サッカー新人大会準決勝
男子サッカーの静岡県高校新人大会は28日、準決勝を愛鷹広域公園多目的競技場で行い、新型コロナウイルス禍で大会が途中で中止になった昨年度を挟んで連覇を狙う静岡学園と、19年ぶり3度目の頂点を目指す浜名が決勝に進出した。 静岡学園は延長の末に磐田東を2―1で退け、浜名は清水桜が丘を2―1で下した。 決勝は29日午後1時半から藤枝総合運動公園サッカー場で、感染拡大防止対策の観点から無観客で行う。 ▽準決勝 浜名 2(0―0 2―1)1 清水桜が丘 ▽得点者【浜】加藤、藤田【清】木村(岸) 【評】決定力で上回った浜名が、粘る清水桜が丘に競り勝った。 前半を0―0で折り返した浜名は後半27
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⚽「超攻撃的」着実に浸透 藤枝MYFC、東京Vと練習試合
J2藤枝は27日、J2東京Vと練習試合(45分3本)を清水ナショナルトレーニングセンターで行った。試合は2-3で敗れたが、須藤監督は「GKからのビルドアップで“出口”を探せた」と超攻撃的戦術の着実な浸透に自信を深めた。 1本目は先に失点したが、GKがDFラインに加わって攻撃を組み立て、ボール保持率で上回った。1点目は今季から背番号10を付ける横山。倒れ込みながら右足を振り抜き「去年一番成長したのはシュートを打つ意識。自分の伸び代にワクワクしている。今季も挑戦を続けたい」と決意を新たにした。 簡単なミスから2点を許した2本目には課題が出た。メンバー5人を一気に入れ替
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J2藤枝新人選手「e-Tax」体験 確定申告前に藤枝税務署PR
2022年度の確定申告が始まるのを前に、藤枝税務署は26日、スマートフォンやパソコンで利用可能な国税電子申告・納税システム「e-Tax」のPRイベントを藤枝市の藤枝青色申告会館で行った。サッカーJリーグ2部(J2)藤枝MYFCの大卒新人が参加し、スマホでの確定申告書作成を体験した。 参加したのは山原康太郎、平尾拳士朗、小関陽星、北村海チディの4選手。給与所得があり、ふるさと納税で寄付金控除を受けるという想定で体験を行った。 源泉徴収票をスマホのカメラで撮影すると所得金額が自動的に読み取られるといったシステムを確認し、山原選手は「簡単な操作だった。コロナ禍で人混みを避けたい人に便利だと思う
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⚽藤枝MYFC 北村海チディ(GK)アシスト決める守護神に【ルーキー紹介】
高い身体能力で新守護神の座をつかむ。「一発で局面を変えるロングキックが自分の武器」。昨季J3ベストイレブンの内山がJ1鳥栖に移籍し、GK陣は4人中3人が新加入。桐蔭横浜大でゴールを守り、インカレ優勝に貢献したルーキーは臆することなく開幕スタメンを目指す。 父がナイジェリア人で母が日本人のハーフ。178センチと上背はないが、「ハイボールの対応に自信があり、反応速度は誰にも負けない」と胸を張る。 新体制会見では「無失点に抑えることはもちろん、アシストを決めたい」と宣言し、須藤監督をはじめ会場を沸かせた。中学時代からキックを磨き、「今は自分の武器」とアピールする。 超攻撃的サッカーを志向する
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⚽藤枝MYFC 小関陽星(MF) 得意の左足で得点狙う【ルーキー紹介】
自慢の左足でゴールを狙い、長短のパスも繰り出す。運動量豊富なMFは「得点とアシスト合わせて10点以上を目指す」と1年目からフル稼働を誓う。 超攻撃的サッカーを志向する藤枝で、始動日からパス回し中心のハードなメニューが続く。「体がバキバキ。練習途中で肺が痛かった」と洗礼を受けたが、「周りの選手の技術が高く楽しい」と笑顔を忘れない。 ドリブルが武器で相手のゴール前に入り込み、得点とラストパスで勝負する。狙う定位置はシャドーストライカーだが、ボランチもできる。「展開力にも自信がある。サイドチェンジが得意で、左足一本で相手DFの背後を突くパスも出したい」とアピールする。 関東第一高で全国選手権
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⚽高校サッカー新人大会 清水桜が丘、静岡学園、浜名、磐田東が4強入り
サッカーの静岡県高校新人大会は22日、準々決勝4試合を藤枝総合運動公園サッカー場などで行い、清水桜が丘、静岡学園、浜名、磐田東が4強入りを決めた。 清水桜が丘は2-2からPK戦の末に藤枝東を破った。静岡学園は7-1で聖隷クリストファーを圧倒し、浜名は富士市立を1-0で退けた。磐田東は3回戦でプリンスリーグ東海の浜松開誠館を下したのに続き、プリンス勢の藤枝明誠に3-2で競り勝った。 準決勝は清水桜が丘-浜名、静岡学園-磐田東の対戦で、28日に愛鷹多目的球技場で行われる。 主将岡谷一撃 暗雲払う PK戦で格上撃破 清水桜が丘 最後まで走りきった清水桜が丘が、格上リーグの藤枝東をPK戦の末
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⚽J2藤枝 今季初の練習試合、新戦力の融合に手応え 中盤の展開力に課題も
J2藤枝は20日、J2甲府と今季初の練習試合を清水ナショナルトレーニングセンターで行い、3-3で引き分けた。須藤監督は「仕上がりは30%」と厳しいが、新戦力と昨季の主力がゴールを奪い、初のJ2での戦いへ手応えをつかんだ。 試合は45分3本で、主力と控えを分けずに臨んだ。1本目は浮足立って2点を失ったが次第にボール保持率を上げ、コーナーキックから新加入のDF山田が得点を挙げた。 3本目の開始20秒でゴールを奪ったのも新加入選手。FW矢村はGKの頭上をふわりと越す技ありのシュートを見せ「最初の試合にしては周りが見えていた。前線の選手ですり合わせ、もっと流動的にポジションを変えて得点に絡みたい
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⚽MF岩間雄大 青森FCに完全移籍 藤枝MYFC
J2藤枝は16日、JFL青森FCに期限付き移籍していたMF岩間雄大(36)が期限付き移籍期間を満了し、青森FCに完全移籍すると発表した。 岩間はJ1で34試合、J2で231試合、J3で24試合に出場した実績がある。クラブを通じ、「J2昇格という目標を仲間が達成してくれてうれしい。ピッチで躍動する選手たちが多くのサポーターを笑顔にすることを期待する」とコメントした。
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⚽浜松開誠館 8ゴール好スタート 静岡県高校新人サッカー
男子サッカーの県高校新人大会は14日開幕し、1回戦を行った。全国選手権県大会を制した浜松開誠館は富士を8-0で下し、好スタートを切った。 開誠館新チーム 全国悔しさ胸に成長誓う 全国選手権初戦で惜敗した悔しさを胸に浜松開誠館が新チームでも攻撃力を発揮した。 「新年度への足掛かりをつくり、選手を見極めたい」と青嶋監督が位置付ける大会。1回戦は選手権でメンバー入りを逃した選手を中心に戦い、レギュラー争いの活性化を図った。 ゴールでアピールしたのは2年生のMF長谷部。前半17分に左クロスを合わせ得点すると、24分にもゴール前でこぼれ球に反応し、相手のオウンゴールを誘った。 全国初勝利は
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⚽岩渕、紅白戦2発締め J2藤枝 裾野ミニキャンプ終了
J2藤枝は14日、裾野市内で行ったミニキャンプ最終日に今季初の紅白戦を行い、対人プレーの強化などに取り組んだ3日間の成果を確認した。 「前日のコンビネーションが良かったので、急きょ決めた」と須藤監督。濃霧の影響もあってピッチの広さを縮めたが、メンバーを入れ替えながら計30分間以上、ゲーム形式で連係を確かめた。 2得点を挙げて存在感を示したのはFW岩渕。「対人練習は苦手だったが、強度の高い練習で能力を高めると同時に体づくりにもなった」とミニキャンプの成果を早速示した。 新加入選手が加わって攻撃陣のレギュラー争いは激しく、チーム最年長の32歳は「攻撃にアクセントを付けるのが自分の特長。誰と
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静岡県高校新人サッカー開幕 浜松開誠館、初戦は富士と対戦
サッカーの静岡県高校新人大会は14日開幕する。昨年の全国高校選手権県大会の決勝トーナメントに進出した16チームに、東、中、西部の各地区大会を勝ち抜いた48校(各地区16校ずつ)を加えた計64校がトーナメントで争う。決勝は29日午後1時半から藤枝総合運動公園サッカー場で行う。同日は女子決勝も午前10時半から行われる。 昨年の選手権県大会を制した浜松開誠館の1回戦は富士との対戦。昨季高校年代最高峰のプレミアリーグ西地区4位の静岡学園は1回戦で浜松湖東とぶつかる。
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⚽J2藤枝新加入の徳永「自分の色加えたい」 ミニキャンプ始動
J2藤枝は12日、裾野市内でミニキャンプをスタートさせた。3日間の予定で新加入選手の融合と対人プレーの強化などに取り組む。 今季はチームの半数近い14人の選手が入れ替わった。超攻撃的サッカーを掲げる須藤監督は午前午後の2部練習でボールを使った強度の高いメニューを用意し、選手個人の能力引き上げを図る。 J3宮崎から移籍したMF徳永は「体力的だけでなく、判断に頭を使う練習できついが、楽しい」と笑顔を見せ、「藤枝のサッカーに自分の色を加えたい」と気合十分。 清水ユース出で昨季レギュラーをつかんだDF鈴木も競争心をあらわにする。J2でスピードと技術が上がる相手FWを想定し、「自分の対人守備力を
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⚽大卒新人DF山原が部分合流 J2藤枝
J2藤枝の大卒新人DF山原康太郎が10日、全体練習に部分合流した。8日の始動と新体制会見は都合で欠席し、コンディションはまだ完全ではないが、「開幕スタメンを狙う」と力強く宣言した。 基礎トレーニングからパス回しまで、試合形式の練習以外はそつなくこなした。12日からの県内ミニキャンプにはフル参加する予定。「対人には自信があり、守備の駆け引きも特長。成長して試合で結果を出したい」と意欲を燃やした。
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⚽J2藤枝新体制 新時代切り開く 2023年静岡県勢三つどもえの戦いへ
今季J2に昇格した藤枝は8日、藤枝総合運動公園サッカー場で新体制会見を開いた。引き続き指揮を執る須藤大輔監督は「超攻撃的スタイルを貫いてJ1昇格を目指し、プレーオフ圏の6位以内を狙う」と目標を掲げた。 今季のスローガンは昨季に続き「一体感」で、クラブ史上初めてのJ2での戦いを見据えて副題に「新時代」を添えた。徳田航介代表は「昨季の一体感を引き継ぎ、新たな選手を加えて新しい時代を進みたい」と意欲を燃やす。 全選手31人中、14人が新加入。昨季の主力の多くが残った上で、各ポジションに即戦力の選手を補強し、戦力は確実に上がった。藤枝を選んだ理由について、大宮から加入したDF山田は「魅力的なサッ
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五輪目指す新たな静岡県勢プロボーダー 繁延亜周と浦野晴 ライバルで“兄弟”、ともに4月参戦
スケートボードで五輪出場を目指す聖隷クリストファー高2年で17歳の浦野晴[はる]=浜松市西区=と藤枝市広幡中3年で15歳の繁延亜周[あしゅう]が、本年度の全日本アマチュア選手権で入賞を果たしてプロ資格を得た。ライバルで兄弟のように親しい2人は「スケボで頂点に立ちたい」と誓いを固め、技を磨き合う。 全日本アマの種目はストリートスタイルで毎年決まった数の上位入賞者だけがプロの権利を獲得できる。本年度は10月中旬にコロナ禍を経て3年ぶりに開催され、浦野が9位、繁延が10位で入賞を果たした。「早くプロになりたかった」と浦野。中学1、2年で出場した時は涙をのんだが、待たされた3度目の挑戦で夢をかなえ
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⚽浜松開誠館 勝利目前、昨年準V大津に屈す 全国高校サッカー
サッカーの全国高校選手権第3日は31日、さいたま市の浦和駒場スタジアムなどで2回戦16試合を行い、静岡県代表の浜松開誠館は前回大会準優勝の大津(熊本)に1-1でPK戦の末、惜敗した。 ▽2回戦 大津(熊本) 1(0―1 1―0 PK4―3)1 浜松開誠館 ▽得点者【大】中馬【浜】坂上 【評】浜松開誠館は理想的な形で先制し、前回準Vの大津を追い詰めたが、後半追加時間に失点し、PK戦の末に敗退した。 浜松開誠館は前半から落ち着いてボールを回し、素早い攻撃でゴールに迫った。先制点は40分、松本から縦パスを受けた坂上が右足を鋭く振り、ネットを揺らした。 後半も粟倉が惜しいシュート
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⚽浜松開誠館「優勝旗を」 全国高校サッカー選手権28日開幕
第101回全国高校サッカー選手権は28日開幕する。4年ぶり2度目の出場でプリンスリーグ東海王者の浜松開誠館は31日の2回戦で、2年連続19度目出場で前回準優勝した大津(熊本県)と浦和駒場スタジアム(埼玉県)で戦う。キックオフは午後2時10分。 31日、前回準V・大津(熊本)と初戦 4年前は初戦で敗退したが、今回もまずは大津戦が鍵を握る。相手は高校生世代国内最高峰のプレミアリーグ西地区で今季6位。チーム全体として球際に強く、特に191センチと大型で大会注目のFW小林に警戒が必要だ。 初戦を突破すれば、道が開ける。準々決勝の相手はプレミア東地区6位の前橋育英(群馬県)か、プリンス関東を制
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ラグビーリーグワン 静岡 昨季王者の埼玉に惜敗
ラグビーリーグワン1部第2節は25日、ヤマハスタジアムなどで4試合を行い、静岡は昨季王者の埼玉に14-15で惜敗し、開幕戦に続く黒星となった。 静岡は前半13分にラインアウトからのモールでFL庄司が先制トライを挙げた。7-8と逆転されて迎えた後半11分、再びラインアウトからのモールでHO日野がトライ、FB奥村のゴールも決まって14-8とリードしたが、最後に粘れず再逆転された。 埼玉 15(8―7 7―7)14 静岡 ■勝負どころで経験の差 試合の締め方が課題 ホーム開幕戦に駆け付けた1万人近い観客の歓声がため息、そして悲鳴に変わった。目前だった勝利を自分たちから手放し、堀川ヘッド
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ラグビーリーグワン静岡 クリスマスにホーム開幕戦 矢富洋がトライ宣言
ラグビーリーグワン静岡は23日、ホーム開幕ゲームの埼玉戦(25日、ヤマハスタジアム)を前に練習を公開した。WTBでスタメンに入る矢富洋は「準備は万全。トライを取り切りたい」と決意を固めて試合に臨む。 相手は昨季王者で強固な守備を誇るが、「今季2試合目で組織力がまだ低く、隙はある。先制点がかぎ」と堀川ヘッドコーチ。キックで陣地を取りながら強みのセットプレーで優位に立ちたい。 惜敗した今季初戦のトヨタ戦は規律が乱れ、自陣で反則を重ねて失点した。オフに体脂肪率を15%以下に絞ったPR河田は「前節はFWが力を出し切れず、後手に回った。埼玉は強敵だが、スクラムで試合の流れをつくりたい」と意欲を示す
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⚽U―22国際親善試合 アイスタで11月 反町技術委員長が会見
パリ五輪を目指すU-22(22歳以下)日本代表が11月18日にIAIスタジアム日本平(静岡市清水区)で国際親善試合を行うことが決まったことを受け、日本サッカー協会の反町康治技術委員長が静岡県メディア向けにオンラインで会見した。 同スタジアムでの代表戦は2009年のアジア杯予選・香港戦、19年のなでしこジャパン国際親善試合・カナダ戦に続き、約4年ぶり3試合目。反町委員長は「今回の清水での試合は海外遠征の直後で成果を国内にお披露目する場になる。すぐに五輪最終予選が始まるため、大事な強化試合で強い相手を招きたい」と説明した。 Jリーグで今季、清水と磐田がJ2に降格したことについて問われると、「
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⚽浜松開誠館 攻撃に手応え 全国控え山梨学院と練習試合 高校サッカー
全国高校サッカー選手権に出場する浜松開誠館が23日、山梨県代表の山梨学院と御前崎市内で練習試合を行った。試合は40分4本の変則で、主力組が出場した1、2本目で計0-1と敗れたが、ボランチの今井は「最後の質が足りなかったけど、内容は悪くない」と前向きに捉えた。 ビルドアップを一つテーマに取り組んだ試合で攻撃の形はつくった。青嶋監督は「ゴール一歩手前までチャンスは何度もあった。課題は明確で、ラストパスを引き出すFWの強い動き」と分析した。 攻撃陣では粟倉が1、2本目ともフル出場。中盤からFWまでポジションを変えながら、運動量と正確なキックで存在感を示した。キーマンは全国を見据え、「もっとゴー
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⚽藤枝 DF工藤が浦和から加入 育成期限付き
来季J2の藤枝は23日、J1浦和のDF工藤孝太(19)が育成型期限付き移籍で加入すると発表した。期限は2024年1月末まで。 工藤は和歌山県出身で浦和ユースから昨年トップチームに上がった。クラブを通じ、「藤枝がやろうとする超攻撃的サッカーで自分の力を精いっぱいだし、勝利に貢献したい」とコメントした。
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⚽清水エスパルスに柏DF高橋 完全移籍で加入
来季J2の清水は22日、J1柏のDF高橋祐治(29)が完全移籍で加入すると発表した。 高橋は滋賀県出身で京都や鳥栖、柏などに在籍した。通算成績はJ1で112試合2得点、J2で71試合1得点、J3で11試合1得点。 クラブを通じ、「優勝してJ1昇格できるよう頑張りたい。清水はこんなところにいるチームじゃない」とコメントした。
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来季J2藤枝の杉田選手「努力の過程を大切に」 母校静岡西高生に呼びかけ
今季Jリーグ2部(J2)昇格を決めた藤枝MYFCで主将を務めた杉田真彦選手(静岡市駿河区出身)が20日、同市葵区の母校静岡西高で後輩から激励を受けた。来季の活躍を誓った上で、「結果じゃなく努力する過程を大切にして」と後輩たちに呼びかけた。 杉田選手はサッカー強豪校ではない同校から一般入試で順大に進み、Jリーガーになった。代表生徒の質問に答え、「夢を実現させるためには目標を設定し、自分を信じてどれだけ本気で取り組めるかが大事」と訴えた。 サッカー以外にも9月下旬の台風15号では被災者支援のボランティアに積極的に取り組んだ。「普段の行いや言動から、応援される選手でありたい」とプロ選手としての
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ユピテル・静岡新聞SBSレディース 2023年6月16~18日、浜岡コースで開催 日本女子プロゴルフ協会が発表
日本女子プロゴルフ協会は20日、2023年のツアー日程を発表し、JLPGAステップアップツアー「ユピテル・静岡新聞SBSレディース」(静岡新聞社・静岡放送共催)を、2023年6月16日から3日間、御前崎市の静岡カントリー浜岡コースで開催すると発表した。 ステップアップツアーは若手の登竜門で、レギュラーツアー出場資格を持たない選手や新人が対象。来年は3月から11月までに21大会を実施する。県内唯一の大会「ユピテル・静岡新聞SBSレディース」は8度目の開催で、6月16、17日に予選、18日に決勝を行う。賞金総額は2千万円。 同協会はオンラインで記者会見を開き、小林浩美会長は「優勝者の若年化が
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⚽千葉、今治から徳島へ 栗原は相模原に移籍 清水エスパルス
来季J2の清水は20日、J3今治に期限付きで移籍中のFW千葉寛汰(19)がJ2徳島に同じく期限付きで移籍すると発表した。期限は2024年1月末まで。 千葉は静岡市出身で各年代別代表を経験し、昨季J3今治で22試合に出場して12得点を挙げた。クラブを通じ、「清水のエースとしてプレーするという強い気持ちは変わらない。未来につながる1年になるよう、ひたむきに頑張りたい」とコメントした。 また、今季限りで契約を満了したFW栗原イブラヒムジュニア(21)について、J3相模原への完全移籍が決まったことも発表した。
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J2昇格の藤枝MYFC 須藤監督ら静岡新聞社・静岡放送訪問「心奮わせるサッカーを」
サッカーJリーグ2部(J2)昇格を果たした藤枝MYFCの鎌田昌治会長、徳田航介代表、須藤大輔監督が19日、静岡市駿河区の静岡 新聞放送会館を訪れ、静岡新聞社・静岡放送の大須賀紳晃社長らに今季の報告を行った。 昇格争いは終盤までもつれたが、藤枝は最終節でしぶとく引き分けて3部(J3)で2位を確定させ、創立14年目で悲願を達成した。徳田代表は「選手、監督の頑張りで思っていたより早くJ2へと進めた。上のカテゴリーでどこまでやれるか楽しみ」と期待を膨らませた。 清水、磐田とJ2で県内3チームがしのぎを削る来季の戦いを見据え、須藤監督は「歴史的に静岡からJ1が消えるのは一瞬のことだと思うが、うちに
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静岡ブルーレヴズ 開幕戦、トヨタに逆転負け ラグビーリーグワン
ラグビーの国内最高峰で創設2年目のリーグワンが17日に開幕した。昨季8位の静岡ブルーレヴズは同5位のトヨタヴェルブリッツと敵地の豊田スタジアム(愛知県)で対戦し、26-31で敗れ、黒星スタートとなった。12チームで争う1部は4月までレギュラーシーズンを戦い、上位4チームがプレーオフに進む。 トヨタ(4) 31(11―12 20―14)26 静岡(1) 終盤追い上げ勝ち点1 いい時間と悪い時間がはっきり分かれ、試合終盤で追い上げたが届かなかった。開幕戦を落とした静岡のHO日野は「我慢が効かず、自分たちで首を絞めた」と試合を振り返った。 開始1分、WTBツイタマが敵陣で相手キックに猛然と
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サッカーW杯 静岡県勢3人振り返り GK権田、DF伊藤、斉藤コーチ 今後の抱負語る
サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会から戻った静岡県勢のGK権田修一(33)=清水=とDF伊藤洋輝(23)=シュツットガルト、浜松市出身、磐田ユース出=、斉藤俊秀コーチ(49)=清水東高出=の3人が16日、県庁で川勝平太知事に報告を行った後、W杯で得たものや今後の抱負などを語った。 日本の守護神として全試合にフル出場した権田は「目標のベスト8は果たせなかったが、帰国して『感動、勇気をもらった』と声を掛けてもらいうれしかった」と笑顔を見せた。 一方、「もっとできたという思いがある」と悔しさもにじませ、「ここで満足せず、一つ二つ武器を身に付け、次の大会を目指したい」と決意を示した。ま
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一戦必勝、頂点目指す 全国高校サッカー 浜松開誠館が静岡新聞社訪問
第101回全国高校サッカー選手権に出場する浜松開誠館の選手とチーム関係者が16日、静岡市駿河区の静岡新聞放送会館を訪れ、意気込みを語った。 浜松開誠館は4年ぶり2度目の出場で、31日の初戦で前年準Vの大津(熊本)と対戦する。青嶋文明監督は「1試合1試合しっかり戦いたい」と決意を示した。 チームは連動したプレスと鋭いカウンターが武器。左サイドに入る前田康尋主将(3年)は「全国舞台は楽しみ。静岡の代表として存分に力を発揮し、優勝旗を持って戻ってきたい」と誓った。 静岡放送の谷口智康代表取締役は記念パネルなどを贈り「県大会はチームワークが光る試合運びだった。サッカー王国静岡をいま一度、全国に
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台風の被災者支援 日赤に浄財届ける 静岡ブルーレヴズ
ラグビーリーグワン1部の静岡ブルーレヴズは15日、台風15号の被災者支援でファンから寄せられた義援金26万6529円を日本赤十字県支部に届けた。 義援金は試合会場やイベント会場で集めた善意。山谷拓志社長が静岡市葵区の同支部を訪れ、鈴木亨事務局長に手渡した。 山谷社長は「災害ボランティアにも微力ながら協力した。今後も日本赤十字社とスクラムを組み、献血や災害支援、PR活動などに取り組みたい」とあいさつした。
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ラグビーリーグワン1部 17日開幕 静岡SHホール「状態は110%」
17日に開幕するラグビーリーグワン1部で静岡はトヨタと敵地の豊田スタジアムで対戦する。15日の練習公開後、指揮を執る堀川ヘッドコーチは「チームの準備は順調で、成長を加速させシーズンに臨める」と自信を示した。 “和製FW”でトヨタ戦挑む 可能性を秘めた若手が多い発展途上のチームで鍵を握るのは、スーパーラグビーで輝かしい実績を持つ新加入のスクラムハーフのホール。昨季は上位チームと互角以上に戦いながら終盤に逆転負けする試合が目立ち、ゲームコントロールで9番にかかる期待は大きい。日本デビューを前にホールは「状態は110%の仕上がり。向上心を持ち、試合内容も大事にしながらチー
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⚽W杯「もう一つ上に行きたかった」 権田修一選手、伊藤洋輝選手ら静岡県知事表敬 サッカー16強を報告
サッカーのワールドカップ(W杯)で日本代表として活躍したGK権田修一選手(33)=清水エスパルス=とDF伊藤洋輝選手(23)=シュツットガルト、浜松市出身、ジュビロ磐田ユース出=、斉藤俊秀コーチ(49)=清水東高出=が16日、県庁を訪れて川勝平太知事に報告を行った。 ドイツ、スペインを破って予選リーグを突破したが、惜しくも決勝トーナメント1回戦でクロアチアに敗れ、ベスト16に終わった結果を振り返り、権田選手は「もう一つ上に行き、感動を届けたかった」とした上で、「これからも毎大会、静岡出身の選手がW杯に出るようになってほしい」と期待を込めた。 初のW杯でコスタリカ戦に出場した伊藤選手は「素
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⚽浜松開誠館高 課題浮き彫り、昇格逃す プレミア参入決定戦
サッカーの高円宮杯U-18(18歳以下)プレミアリーグの参入決定戦は11日、広島市内で2回戦6試合を行った。浜松開誠館高(プリンスリーグ東海1位)は昌平高(同関東1位、埼玉)に0-2で敗れ、プレミア昇格を逃した。 力負け「ゴール前の差が出た」 全国の強豪相手に力負けし、チームの課題が浮き彫りになった。浜松開誠館高は7月から公式戦の東海プリンスリーグと選手権静岡県予選で負けなしの快進撃を続けてきたが、関東1位の昌平高にプレミア昇格の夢を砕かれた。「ゴール前の差が出た」。青嶋監督は冷静に現状を見つめた。 試合の入りは良く中盤でプレスを掛け、相手に形を作らせなかった。しかし、前半28分にミド
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⚽磐田東高 昇格かなわず プリンスリーグ東海参入戦
サッカーの高円宮杯U-18(18歳以下)プリンスリーグ東海参入戦は11日、磐田市の竜洋スポーツ公園サッカー場で昇格決定戦2試合を行った。静岡県Aリーグ1位の磐田東高は海星高(三重2位)に0-2で屈し、昇格はかなわなかった。
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⚽浜松開誠館高、昇格決定戦へ サッカー高円宮杯U-18プレミアL参入戦
サッカーの高円宮杯U-18(18歳以下)プレミアリーグ参入戦は9日、広島市内で1回戦6試合を行い、浜松開誠館高が札幌大谷高(北海道)を2-1で下し、昇格決定戦に進んだ。浜松開誠館高は前半11分、FW坂上のゴールで先制すると後半に追い付かれたが、39分に途中出場のFW山口が決勝点を挙げた。 参入戦は各地域のプリンスリーグを勝ち抜いた16チームと、今季東西プレミアリーグ10位の2チームの計18チームが出場。3チームずつ6ブロックに分かれて勝ち抜き戦を行い、各1位が来季プレミアリーグに昇格する。 ▽1回戦 愛媛ユース(四国) 1―0 長崎ユース(九州) 京都ユース(関西) 1―0 日本文理
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リーグワン静岡が必勝祈願 スミス合流「日本一へ」 ラグビー
ラグビーリーグワン1部の静岡は8日、磐田市の矢奈比売神社(見付天神)で今月開幕するリーグ戦に向けて必勝祈願を行った。南アフリカ代表活動で合流が遅れていたフランカーでナンバー8も務めるスミスが合流し、全選手とスタッフ計68人が神前で優勝を誓った。 スミスは南ア代表でテストマッチに出場していたため、コンディションに問題はなく既に戦闘モード。「戻って来られてうれしい。日本一が目標。個人もチームも毎年向上を遂げている」と自信を示す。 今季はFBの奥村と2人で共同主将を務める。「チームの成功に向け、パフォーマンスを高めたい」と責任を自覚した上で、「昨季は最後に逆転を許す悔しい試合が多かった。今季は
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⚽清水MFピカチュウ ブラジル・フォルタレーザに期限付き移籍
来季J2の清水は7日、MFヤゴピカチュウ(30)がブラジルのフォルタレーザに期限付きで移籍すると発表した。期限は2023年12月末まで。 フォルタレーザは古巣で、ヤゴピカチュウは今季途中に同クラブから完全移籍で清水に加入したが、出場は12試合で無得点に終わり、チームのJ1残留に貢献できなかった。
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世界に示した堅守速攻 J2昇格の藤枝・須藤大輔監督「日本人の特性生かすスタイル模索したい」
サッカーワールドカップ(W杯)でサムライブルーはクロアチアに惜敗して16強に終わったが、世界に日本サッカーのレベルの高さを認めさせた。「堅守速攻で強豪国を倒した戦いは素晴らしかった。壁を越えるため、Jリーグ全体で日本人の特性を生かすスタイルを模索したい」。超攻撃的な戦術で藤枝をJ2昇格に導いた須藤大輔監督(45)は6日、森保一監督と代表チームに賛辞を贈りながら明日への挑戦を誓った。 予選リーグに続いて一発勝負の決勝トーナメントに入っても“切り札”の三笘薫(ブライトン)をベンチに置き、後半勝負に出た采配について「相当な忍耐力と勇気がいる。選手への信頼感がないとできない
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37チーム健闘誓う 前夜祭3年ぶり、優勝旗返還【市町対抗駅伝】
第23回静岡県市町対抗駅伝競走大会(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催、県、県教委、県スポーツ協会共催)は2日、静岡市駿河区のホテルで前夜祭を行い、各市町の首長と大会関係者が出席した。レースは35市町37チームが出場し、3日午前10時に県庁前をスタート。草薙陸上競技場までの12区間42・195キロで争う。 前夜祭は新型コロナウイルス禍で3年ぶりの開催。大会会長の大須賀紳晃静岡新聞社・静岡放送社長のあいさつの後、昨年、市の部で優勝した浜松市北部と町の部優勝の吉田町が優勝旗と優勝杯を返還した。 前夜祭の前には37チームの代表が集まって監督会議を行い、レースの注意点などを確認した。3
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⚽OB市川氏がコーチ就任 清水エスパルス、GKコーチは古川氏
来季J2の清水は2日、コーチに元日本代表のOBでジュニアユース三島U-13(13歳以下)監督の市川大祐氏(42)、GKコーチに来季J2に上がるいわきGKコーチの古川昌明氏(54)が就任すると発表した。 清水ユース出の市川氏は2002年の日韓W杯に出場したOBで17年から清水でジュニアユース世代などの育成にあたってきた。クラブを通じ、「ジュニアユース1期生として清水に入団し、ユース、トップチームと18年間過ごした特別なクラブ。全力で努めたい」とコメントした。 古川氏はGKコーチとしてブラジルで指導歴があり、川崎、鹿島でもGKコーチを務めた。
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藤枝MYFC J2昇格を市民に報告 女子東海1部ルクレも
J3で自動昇格圏の2位に入ってJ2昇格を果たした藤枝が1日、藤枝市のBiVi藤枝で市民・サポーターに向けた報告会を行った。東海女子リーグ1部昇格を決めた同クラブの女子チーム「ルクレMYFC」も合わせて報告を行った。 今季限りで藤枝を去る選手、スタッフを含めたチーム全員が集まり、駆け付けた市民・サポーターから祝福を受けた。創立14年目で悲願を達成した須藤大輔監督は「シーズン最後は足踏みしたが、そこを乗り越え大きく成長した」と振り返り、「見る人の心を奮わせるサッカーで内容と結果の両方をたぐり寄せ、藤枝から世界に羽ばたくチームをつくりたい」と来季に意欲を示した。 来季J2は清水、磐田と県内3チ
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⚽柏のDF北爪を獲得 清水エスパルス、FW後藤は契約満了
来季J2の清水は1日、J1柏のDF北爪健吾(30)が完全移籍で来季加入すると発表した。FW後藤優介(29)とは契約満了に伴い、来季の契約を更新しない。 北爪は群馬県出身で前橋育英高から専大に進み、J2の千葉と横浜FCで計124試合に出場し、J1柏では20年から3年間で41試合に出場した。クラブを通じ、「学生の時に続き、2回目のオファーで選手としてこれ以上ない喜び。チームのため自分の持っている全てを懸けたいと思い決断した」とコメントした。 後藤は大分から20年に加入し、3年間で65試合に出場して2得点を挙げた。
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⚽攻撃の圧力弱く失点に W杯コスタリカ戦 吉田光範氏/ドーハの悲劇で森保監督とボランチコンビ【元代表の視点】
「ゴールに向かう積極性が不足していた」。サッカーワールドカップ(W杯)1次リーグ第2戦でコスタリカに敗れた日本代表に対し、ジュビロ磐田で活躍した元日本代表の吉田光範氏(60)は28日、課題を厳しく指摘した。吉田氏は1993年に日本が初のW杯出場を目前で逃した“ドーハの悲劇”で、森保一監督(54)とボランチでコンビを組んだ。今回のW杯開幕後もメールでやりとりする間柄で、「次のスペイン戦はいい決断をしてくれるはず」とエールを送った。 初戦でドイツに歴史的勝利を収め、勢いに乗ったかに見えたが、守備を固めたコスタリカから得点を奪えず、一瞬の隙から失点した。吉田氏は「ボール
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技能実習生と日本人従業員 フットサルで交流 藤枝MYFCサッカー場
来季J2に上がる藤枝MYFCは27日、焼津市内の水産関係などの事業者と協力し、技能実習生らを対象にしたフットサル大会を同市田尻の同クラブサッカー場で開催した。 ベトナムやミャンマーなどから来日して同市内で働く技能実習生と、日本人従業員合わせて約70人が集まり、フットサルを楽しんだ。参加は5社6チームで、リーグ戦と順位決定戦を行った。 今回が初めての企画で、山福水産の見崎真社長(52)は「来年以降も続け、交流の輪を広げたい。働くだけでなく地域の魅力を知ることで、来日する技能実習生が増えてほしい」と期待した。
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静岡、神戸に21点差逆転勝ち ラグビー・リーグワンプレシーズンマッチ
ラグビーリーグワン1部の静岡は26日、エコパスタジアムで神戸とプレシーズンマッチを行った。 試合は40分3本の変則で、静岡は3本目に杉原、小林、白井、吉良が続けてトライを奪い、21点差をひっくり返して38-33で逆転勝ちした。 ■反則、ミス多く「規律の改善を」 若手が躍動し、逆転で勝利をつかんだ。3本目にトライを決めた4人の中で、小林以外は20代。指揮を執る堀川ヘッドコーチは「新しい文化が芽生え、チームを大きく前進させている」と目を細めた。 逆転トライを決めたのはCTB吉良。SO清原の裏を狙ったキックを左ライン際でキャッチし、相手を振り切った。起点になったベテランSHの矢富は「裏の
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⚽台風で深めたクラブ愛 育成と運営、地域根差して【飛躍 藤枝J2昇格㊦】
静岡県内に甚大な被害をもたらした9月下旬の台風15号で、藤枝の本拠地・藤枝総合運動公園サッカー場も大きな痛手を受けた。「インフラ系がすべて駄目。普通に考えたら試合開催は不可能だった」。徳田航介社長(37)は被災を目の当たりにした時の心境を述懐する。 チームは昇格争いの真っただ中で、ライバル松本との大一番が控えていた。窮地を救ったのは地元の支援だった。破損した電源の代わりに建設会社などから借り受けた多数の小型発電機を並べ、ガソリンをつぎ足しながら試合を運営。感謝の思いを胸にチームはホームで連勝し、昇格に大きく前進した。 藤枝のホームタウンは藤枝市をはじめとする志太榛原地域の4市2町。清水と
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⚽浜松開誠館、初戦は大津(熊本県) 全国高校サッカー選手権
第101回全国高校サッカー選手権(12月28日~来年1月9日)の組み合わせ抽選会が21日、オンラインで行われ、静岡県代表の浜松開誠館は2回戦で大津(熊本県)と対戦することが決まった。試合は12月31日午後2時10分から、浦和駒場スタジアム(埼玉県)で行われる。 浜松開誠館は4年ぶり2度目の出場で前回は初戦敗退。1戦必勝で準決勝まで勝ち上がり、初の国立競技場まで進みたい。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 初戦の相手大津は昨年の準優勝校で、高校生世代最高峰のプレミアリーグ西地区で現在6位につける。浜松開誠館のブロックにはプレミアリーグ東地区所属の前橋育英(群馬県)、
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⚽藤枝MYFC内山、横山ベスト11 J3アウォーズ 須藤氏、優秀監督賞
J3リーグアウォーズが21日、オンラインで行われ、最優秀選手やベストイレブンなど各賞が発表された。2位でJ2昇格を決めた藤枝からは、GK内山圭とMF横山暁之がベストイレブンに選ばれた。須藤大輔監督も優秀監督賞を受賞した。 失点は優勝したいわきに次ぐリーグ2位の少なさで、全試合にフル出場したGK内山は「1試合あたりの失点を1以下にするという目標を達成できた」と振り返った。自身のベストゲームとしては0-0で勝ち点1を積み上げた最終節の長野戦を挙げ「J2でもチームとしてGKからボールをつなぐ超攻撃的サッカーを貫きたい」と意欲を示した。 大卒3年目のMF横山は今季13ゴールを奪い、チーム最多得点
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J2昇格も夢の途中 藤枝MYFC・杉田 団結させた主将の“背中”
遠回りのサッカー人生はまだ夢の途中-。サッカーJリーグ3部(J3)で来季昇格を決めた藤枝MYFCのMF杉田真彦主将(27)=静岡市駿河区出身=。クラブが静岡県リーグから一歩ずつ階段を上ったように、杉田も日本フットボールリーグ(JFL)からスタートしJ2切符をつかんだ。若手主体のチームをまとめたのは、ひたむきさを忘れない主将の背中だった。 「わざと厳しい道を選んできたのかな」。小学生の時、プレーしたのは地元少年団。当初在籍した同級生は数人で、友達を増やしてチームに引き入れ、6年生までに11人集めた。近くに強豪チームはあったが、父親に「最後まで責任を持て」と言われとどまった。 Jリーグユース
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⚽藤枝MYFC 悲願のJ2へ 創立14年目、2位確定で自動昇格
サッカーJリーグ3部(J3)は20日、最終節を行い、藤枝MYFCが2位でJ2昇格を決めた。 藤枝は長野市の長野Uスタジアムで行われた最終節でAC長野パルセイロと0-0で引き分け、今季20勝7分け7敗で自動昇格圏の2位となった。藤枝市をはじめ志太榛原地域4市2町がホームタウンの藤枝は2009年創立で県1部リーグからスタートし、14年目で悲願のJ2昇格を実現させた。 超攻撃的サッカー貫く 超攻撃的サッカーを貫き、藤枝がJ2昇格を果たした。「90分間、相手陣で攻撃し続けるのが理想」。就任2年目の須藤大輔監督(45)が選手に求めたのは、J3で勝つだけでなく新しいサッカースタイルだった。 序盤
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⚽藤枝MYFC 文句なしJ2昇格「歴史の扉開いた」 J3最終節
J3リーグは20日、最終節を行い、藤枝は敵地で長野と0-0で引き分け、勝ち点を1積み上げて2位でJ2昇格を決めた。沼津はホームで宮崎に1-2で敗れ、15位に終わった。 (2)長野U(2分け)▽観衆3649人 長野 14勝10分け10敗(52) 0(0―0 0―0)0 藤枝 20勝7分け7敗(67) 自力で勝ち点1 集大成 タフさを身につけた藤枝が最後まで攻め続け、敵地に駆け付けたサポーターとJ2昇格の喜びを分かち合った。超攻撃的サッカーを志向する須藤監督は「歴史の扉を開いた。強度と走力が増し、見せるだけじゃなく強いチームに成長した」と目を細めた。 負けても昇格を争う3位以下とは得失
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⚽篠田コーチら退団 清水エスパルス
J1清水は20日、コーチの篠田善之氏(51)とGKコーチの石野智顕氏(46)の2人が契約満了により退団すると発表した。 篠田氏は福岡やFC東京の監督を経て2018年に清水のコーチに就任。19年はシーズン途中で低迷するチームの指揮を託され、J1残留を果たした。20年以降は再びコーチとして今季は平岡宏章前監督を支えたが、リカルド監督就任後はベンチを外れてブラジル人コーチ陣のサポートに回っていた。篠田氏は「清水で過ごしたキャリアを宝物として、またチャレンジしていきたい。清水の発展を心より願っています」とコメントした。今季からGKコーチを務めていた石野氏は来季J2長崎のGKコーチに就任することも発
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ラグビーリーグワン 静岡、横浜と練習試合 47-55で及ばず
ラグビーリーグワン1部の静岡は19日、草薙球技場で横浜と練習試合を行った。試合は40分2本と20分1本の変則で、静岡はFL杉原、CTB小林らが計6トライを奪ったが、47-55で敗れた。 攻撃手応え 守備は課題 開幕を約1カ月後に控え、打ち合いになった練習試合で静岡は攻撃の形を示した。好機を確実に決め、指揮を執る堀川ヘッドコーチ(HC)は「チームの成長を感じた」と評価した。 開幕スタメンへアピールしたのは3年目の杉原。FLで出場し、1本目でSOグリーンからパスを受けると、相手選手を振り切って右中間にトライを決めた。昨年まではけがが多く公式戦に出場できなかったが、「体づくりに取り組み、筋力
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児童にリフティング指導 静岡宮竹小 エスパルス神谷選手が訪問
Jリーグ清水エスパルスの神谷優太選手(25)が18日、静岡市駿河区の宮竹小を訪問し、2年生と特別支援学級の児童計約90人と交流した。 山形県出身の神谷選手は児童と教諭の質問に答え、「父親の影響でサッカーを始め、毎日1人でボールをけっていた」と子ども時代の思い出を披露した。 10月に左足を手術したばかりだが、代表の児童にリフティングを指導し、自らも椅子に座ったままリフティングの妙技を見せた。「術後初めてボールをけってうれしかった。子どもから元気をもらった」と笑顔を見せた。 リハビリが順調なら、来季のチーム始動に間に合う予定。J2に降格した今季を振り返り、「悔しい思いをした。早くプレーがし
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佐々木、シニア連覇 ミッドは小沢、グランドは大塚が初優勝 静岡県アマゴルフシニアチャンピオンシップ
第15回静岡県アマチュアゴルフシニアチャンピオンシップ(県ゴルフ連盟主催、静岡新聞社・静岡放送後援)は14日、富嶽カントリークラブ(パー72、6486ヤード)で行われた。 シニアの部(55歳以上)は佐々木清士(静岡C浜岡C)が5バーディー4ボギーの1アンダーで2年連続4度目の優勝を果たした。 6255ヤードのミッドシニアの部(65歳以上)は小沢順一(レイク浜松CC)が1オーバーで初優勝。グランドシニアの部(70歳以上)は大塚正治(朝霧JGC)がプレーオフを制して初の頂点に立った。 各部門の優勝者は来年の県アマチュアゴルフ選手権決勝のシード権を獲得した。 手堅くプレー 小沢初優勝 手
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⚽J3藤枝 須藤監督が来季続投へ
J3藤枝の須藤大輔監督(45)が13日、来季も続投する契約をクラブと結んだとホーム最終戦終了後、サポーターに報告した。 須藤監督は昨年7月から藤枝の指揮を執り、1年目は10位だったが、今季は2位に導きJ2昇格をほぼ確実にしている。
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超攻撃的サッカーで輝き J2昇格濃厚のJ3藤枝MYFC 3-1で福島下す
明治安田J3リーグは13日、第33節の7試合を行い、2位の藤枝は福島を3-1で下し、勝ち点を66に伸ばしてJ2昇格をほぼ確実にした。前節まで藤枝と同じ勝ち点で3位だった松本は1-4で宮崎に破れ、4位だった鹿児島が岐阜に1-0で勝利して3位に浮上した。鹿児島と松本の勝ち点はともに63で、藤枝との得失点差は鹿児島が15点、松本が17点。最終節で藤枝が負けて勝ち点で並んでも鹿児島、松本が得失点差を逆転するのは現実的に難しく、藤枝が圧倒的優位に立った。 昇格争いの“重い鎖”を断ち切り、藤枝の超攻撃的サッカーが輝きを取り戻した。「選手全員が原点回帰でチームの強みを確認し、自
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⚽J3藤枝 福島に3-1で勝利 J2昇格事実上決定
サッカーJリーグ3部(J3)で2位の藤枝が13日、藤枝市の藤枝総合運動公園サッカー場で行われたホーム最終戦で福島を3-1で下し、最終節を前にJ2昇格がほぼ確実になった。 3位鹿児島、4位松本との勝ち点差は3で、藤枝が最終節に負けると並ぶ可能性があるが、得失点差が鹿児島と15点、松本と17点あり、昇格が確定的な状況になった。J1清水と磐田の降格が決まっているため、藤枝が昇格すると来季は県内3チームがJ2で争うことになる。
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⚽高校サッカー12日決勝 浜松開誠館ー藤枝東 実力拮抗、中盤の攻防が鍵 静岡県大会
第101回全国高校サッカー選手権県大会(県サッカー協会、県高体連、静岡新聞社など主催)は12日午後1時からエコパスタジアムで決勝を行い、浜松開誠館と藤枝東が対戦する。浜松開誠館は4年ぶり2度目、藤枝東は7年ぶり26度目の全国切符を狙う。 両チームともプリンスリーグ東海に所属し、今季の対戦成績は浜松開誠館の1勝1分け。実力は拮抗(きっこう)し、中盤の攻防が鍵を握りそう。 同リーグで首位を走る浜松開誠館は今大会も安定した内容で勝ち上がり、準決勝では静岡学園に2-1で逆転勝ち。高校生世代国内最高峰プレミアリーグで戦う優勝候補の大本命に真っ向勝負を挑み、高い位置からプレスを掛けてシュート数でも相
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⚽ホームでJ2昇格 J3藤枝、久保ら必勝誓う 13日に福島戦
J3残り2節で昇格圏の2位に付ける藤枝は13日にホーム最終戦で福島と対戦する。昇格を争う3位の松本と勝ち点で並ぶが、得失点差で12点上回り、今節で藤枝が勝ち、松本が負ければ、事実上昇格が決定する。DFを統率する主将の川島は「ホームで決まれば最高」と必勝を誓う。 9月以降11戦負けなしだったが、前節は苦手の今治に0-1で破れた。チームの得点源の久保は「攻撃が単調になってしまった。連勝時のように自分一人で仕掛けるだけじゃなく、周囲と流動的に動いて相手を崩したい」と福島戦を見据える。 9位の福島には今季敵地で6-0と大勝し、対戦成績も10勝4分け5敗と大きく勝ち越す。須藤監督は「前節は足踏みし
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昇格まであと一歩 ホーム最終戦に来て J3藤枝選手がビラ配り
サッカーJ2昇格決定まであと一歩に迫っているJ3藤枝MYFCの選手が10日、13日に藤枝総合運動公園サッカー場行われるホーム最終の福島戦への来場を呼びかけるチラシをJR藤枝駅周辺で配った。 藤枝は現在2位。福島戦に勝ち、同じ勝ち点ながら得失点差で引き離す3位の松本が敗れれば、最終節を残して事実上昇格が決まる。選手7人がチラシの配布に参加し、300枚を駅利用者らに手渡した。 サポーターから「頑張ってください」と声をかけられる場面もあり、FWの渡辺りょう選手は「残り試合で2勝すれば自力で昇格できる。1年間積み上げてきたものをやり切り、最後はみんなで喜びを分かち合いたい」と意欲を示した。
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新垣(日体大)、逆転で連覇 ゴルフ静岡県アマ選手権
セキスイハイム東海CUP第51回静岡県アマチュアゴルフ選手権(県ゴルフ連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)決勝は9日、静岡カントリー浜岡コース高松コース(6590ヤード、パー72)で最終日のラウンドを行った。1位と2打差でスタートした前年覇者の新垣厚樹(日体大)が4アンダーと好スコアを出し、逆転で連覇を果たした。 2位にはトータル2オーバーの佐野健太(日大)が入り、久能大紀(富士市)が前日の11位タイから3位まで順位を上げた。松原亜美(静岡市)は女子のトップで7位タイに食い込んだ。 ■新垣「重圧はねのけ自信に」 正確アプローチ、本領存分 切れ味鋭いショットを武器に、新垣が前年に続いて静岡
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木部正己 イーブンパー首位 静岡県アマチュアゴルフ選手権
セキスイハイム東海CUP第51回静岡県アマチュアゴルフ選手権(県ゴルフ連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)決勝は8日、静岡カントリー浜岡コース高松コース(6590ヤード、パー72)で開幕した。 強い風が気まぐれに吹く難しい状況の中、木部正己(サザンクロスCC)がイーブンパーで首位に立った。2位には2オーバーで前年覇者の新垣厚樹(日体大)が付け、佐野健太(日大)と斉藤清裕(東名CC)が3オーバーで3位に並んだ。 シード権保持者や2次予選通過者ら120人が出場し、2日間36ホールのストロークプレーで争う。 低弾道で浜岡の風攻略 正確ショット武器 低弾道の正確なショットで浜岡の風を攻略し、木部
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決勝は13日、東海大翔洋―聖光 全国高校ラグビー静岡県大会
第102回全国高校ラグビー静岡県大会(静岡新聞社・静岡放送後援)の準決勝が6日、裾野市運動公園で行われ、東海大翔洋と聖光が決勝に進んだ。東海大翔洋は後半に攻撃力を見せつけ、66-9で科学技術を圧倒。聖光は勝負どころでFB立山とWTB小野沢が力を発揮し、24-12で浜松工を下した。4年連続で同じカードとなった決勝は13日午後1時半からエコパスタジアムで行われ、SBSテレビが生中継する。 ▽準決勝 東海大翔洋 66(17―94 9―0)9 科学技術 聖光 24(16―7 8―5)12 浜松工 立山と小野沢 得点源が機能 聖光 得点源の2人が機能し、聖光が浜松工に競り勝った。ゴールとペナル
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記者コラム「清流」 サッカーという異種格闘技
サッカー観戦中、異種格闘技のようだと思う時がある。組み伏すか、離れて打ち合うか、チーム戦術のせめぎ合いに注目すると面白みが増す。 一方、時代の現場に居合わせなかったが、闘魂のプロレスラー猪木がボクサーのアリと相対した「世界一決定戦」は両者の思惑がかみ合わず“世紀の凡戦”に終わった。 サッカーでもリードを守り切る終了間際ならまだしも、相手の良さを消す目的で明確な意図無くボールを蹴り出すと試合が詰まらなくなる。 「男とは異なる軽やかな身のこなしと小気味いいパスで女子サッカーの魅力を高めたい」。1部昇格を決めたボニータの小川監督は志す。対戦チームも思いを共有できないか
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J2昇格へ勝ち点3誓う J3藤枝MYFC、6日に苦手今治戦
J3で2位に付ける藤枝は6日にアウェーで5位の今治と対戦する。9月から11試合負けなしとチームは好調を維持しているが、J2昇格への重圧を感じる中、ここ2試合は引き分けた。過去に勝ったことがない苦手な相手から白星を挙げ、悲願に向けて前進したい。 今治との対戦成績は0勝3分け2敗。6月下旬のホーム戦も1-2で敗れた。「相手の2トップに仕事させないことが重要。ハイプレスを掛け、敵陣でゲームを展開したい」と須藤監督。ボランチ水野が累積警告による出場停止で、中盤の選手起用に注目が集まる。 前節鳥取戦は0-1から後半追加時間に神谷の劇的ゴールで追い付き勝ち点を拾った。左足のキックが武器のDFは「先発
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サッカー王国に陰り、募る危機感 W杯日本代表、静岡県出身者1人
サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会へ向け、1日に発表された日本代表に静岡県内関係者は2人選ばれた。県勢の選出は日本が初出場した1998年フランス大会以来7大会連続だが、今回の本県出身者は伊藤洋輝(23)=シュツットガルト、浜松市出身、磐田ユース出=のみで過去最少。関係者は危機感を募らせるとともに、王国再建へ長期的な取り組みの重要性を訴える。 「選手育成に近道はなく、裾野を広げ、指導者のレベルを上げるしかない」。ジュビロ磐田アカデミーテクニカルアドバイザーで県サッカー協会ユースダイレクターを兼任する石井知幸氏(59)は指摘する。 中学校では少子化によって部員が集まらず合同チームが
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⚽高校サッカー 聖隷、浜名は格上撃破 静岡県大会決勝トーナメント1回戦
第101回全国高校サッカー選手権県大会(県サッカー協会、県高体連、静岡新聞社など主催)の決勝トーナメント1回戦が30日、草薙総合運動場陸上競技場などで行われ、8強が決まった。聖隷クリストファーは常葉大橘を2-0、浜名も磐田東を1-0でともに格上のシード校を撃破した。第1シードの静岡学園と浜松開誠館、藤枝明誠、藤枝東は全て順当勝ち。第2シードの富士市立と清水桜が丘も11月3日の準々決勝に進んだ。 静岡学園 2(1―0 1―1)1 東海大翔洋 ▽得点者【静】福地(鈴木)寺裏(白井)【東】曽根(PK) 富士市立 3(1―1 2―0)1 飛龍 ▽得点者【富】井上(渡辺)山藤(井上)OG【飛】手登
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⚽J3藤枝 昇格へ10戦負けなし 輝き放つ攻撃的GK内山
超攻撃的GK、J3藤枝の内山圭(29)がここ10戦負けなしのチームで輝きを放っている。30日のアウェー鳥取戦を含め、残り4試合で現在2位。守護神は「自分の手で昇格をつかみたい」と誓う。 内山の持ち味は足元の技術で、GKとして1試合のパス成功本数はJ3平均の2~3倍。須藤監督が「プラス1」と表現するように、攻撃の組み立てでDFラインに加わり、前方に正確なフィードを送る。 「自然にやっているだけ」と本人に気負いはないが、前線からのプレスを呼び込んで外すことで相手の守備の形を崩し、攻撃の最初のスイッチを入れる。指揮官は「一発で局面を変えるキックがある」と厚い信頼を寄せる。 9月は過密日程で6
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⚽決勝トーナメント組み合わせ決定 全国高校サッカー静岡県大会
第101回全国高校サッカー選手権県大会(県サッカー協会、県高体連、静岡新聞社など主催)の決勝トーナメント(T)組み合わせ抽選会が24日、静岡市駿河区の静岡第一テレビ本社で行われた。1次Tを勝ち抜いた8校と、プレミアリーグ、プリンスリーグ東海の7校に、県総体優勝の磐田東を加えた第1、第2シードの8校の計16校で全国切符を争う。30日に開幕し、決勝は11月12日午後1時からエコパスタジアムで行う。 優勝候補の本命はプレミアリーグで戦う静岡学園。攻撃に破壊力があり、Jユースら強豪チームと試合を重ね、経験値と総合力で他校を上回る。J1の名古屋への加入が内定したCB行徳とG大阪入りが決まったMF高橋
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⚽藤枝順心 常葉大橘下し11連覇 全日本高校女子選手権静岡県大会
第31回全日本高校女子サッカー選手権県大会は23日、藤枝総合運動公園サッカー場で決勝を行い、藤枝順心が2-1で常葉大橘を下し、11連覇を果たした。両チームは全国大会出場を懸けて11月6日から三重県で行われる東海大会に出場する。 ▽決勝 藤枝順心 2(2―1 0―0)1 常葉大橘 ▽得点者【藤】山田(鈴木)正野(山田)【常】榊原 全国総体敗戦から成長 正野、決勝点も満足せず 「最低限の仕事をしただけ」。藤枝順心の正野は決勝点を挙げて11連覇に貢献したが、試合後に満足する様子はなかった。 得点シーンは鮮やかだった。先制点は前半3分。「相手の背後を取ることを意識していた」
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⚽J3リーグ 藤枝、宮崎とドロー J2昇格圏キープ
J3リーグは22日、第30節1試合を行い、2位の藤枝はホームで宮崎と引き分けて勝ち点1を積み上げ、J2昇格圏をキープした。 ②藤枝サ(藤枝1勝1分け)▽観衆1373人 藤枝 19勝5分け6敗(62)1(1―0 0―1)1 宮崎 8勝9分け12敗(33) ▽得点者【藤】岩渕(6)【崎】橋本(3) 攻撃選択肢に幅 後半失速した藤枝は勝利を逃したが、貴重な勝ち点1を積み上げた。9月から10戦負けなし。須藤監督は「前半の流れで相手を圧倒したかった。まだパワー不足」と反省しながら「勝ち点1の重みはある」と結果を前向きに捉えた。 前半は前への圧力で上回り、決定機を多くつくった。先制点は39分、
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留学帰り小野沢、聖光連覇へ闘志 個人スキルをチームに還元 全国高校ラグビー静岡県大会 23日開幕
「オーストラリア留学で磨いた個人スキルをチームに還元したい」。23日に開幕する全国高校ラグビー静岡県大会(静岡新聞社・静岡放送後援)に向け、連覇を目指す聖光のWTB小野沢謙真(2年)が意欲を高めている。小野沢は相手を巧みにかわす「うなぎステップ」で活躍した元日本代表・宏時氏の長男。留学先で学んだステップを父の教えと融合し、飛躍を誓う。 小野沢はヤマハ発動機スポーツ振興財団の助成を受け、4月から5カ月間、オーストラリア西岸の都市パースに留学。午前は語学学校に通い、午後から現地のクラブチームで練習する生活を送った。 179センチ、83キロと日本では大柄だが、現地では「周りはみんな自分より大き
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⚽静学、終了間際追い付く 清水Y引き分け サッカー高円宮杯U―18プレミアL
サッカーの高円宮杯U-18(18歳以下)プレミアリーグは16日、第18節8試合をエスプラットフジスパークなどで行った。西地区の静岡学園高はC大阪ユースと4-4で引き分けた。清水ユースと広島ユースも1-1のドロー。磐田ユースは神戸ユースに0-5で敗れた。東地区のJFAアカデミー福島は横浜Mユースに3-2で競り勝った。 静学、セットプレーで黒沢同点ヘッド 壮絶な打ち合いだった。静岡学園高が放ったシュートは33本。「攻撃を重視するチーム同士の戦いでいい経験を積めた」。川口監督は引き分けという結果を悔しがった上で収穫と課題を見つめた。 先制パンチを放ったのは静学。開始30秒で保竹が右足を振り抜
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⚽浜名3発で快勝 清水東も白星発進 高校サッカー選手権静岡県大会3回戦
第101回全国高校サッカー選手権静岡県大会(県サッカー協会、県高体連、静岡新聞社など主催)は15日、浜松平口サッカー場などで1次トーナメント(T)3回戦16試合を行った。第3、4シード校はすべて順当に勝ち上がり、浜名は3-0で静清を、清水東は5-0で富士東を下した。第5シードの静岡北は1-1からPK戦の末に浜松聖星に破れ、姿を消した。 決勝T進出を懸けた1次T4回戦8試合は22日に行われる。 ■浜名 後半一気に攻め込み 後半に3得点と攻撃力を発揮した浜名。内藤監督は「今季は大事な試合を落としてきたが、きょうは自分たちの時間がつくれた」と手応えを示した。 前半はボールをつなげず無得
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「夢実現へ努力続けて」J3藤枝の須藤監督 藤枝・葉梨小で講演
サッカーJ3藤枝MYFCの須藤大輔監督が13日、藤枝市立葉梨中校区小中連携ドリームプラン講演会に登壇し、夢を実現するため努力を続けることの大切さを伝えた。 講演会は葉梨小で行われ、同校と葉梨西北小の5、6年生計約130人が聴講した。元Jリーガーの須藤監督は小学生のころから自身の半生を振り返り、病気やけがなどを乗り越えてプロサッカー選手になるまでの過程を紹介した。 「一番つらかったことは」という児童の質問に、「病気で好きなサッカーができなかった時」と答え、「夢を持つからこそ“壁”にぶち当たる。困難から逃げず、乗り越えようとすれば必ず成長できる」と呼びかけた。 サッ
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⚽静岡ユースU-15選手権 静岡県代表3位、FC東京優勝
サッカーの静岡ユース(U-15)選手権(県サッカー協会など主催、静岡新聞社・静岡放送後援、スルガ銀行特別協賛)は10日、エコパスタジアムで決勝を行い、FC東京U-15深川が横浜Mジュニアユースを3-2で破って優勝した。静岡県勢同士の対戦となった3位決定戦はチームFFF静岡県代表が4-1で磐田U-15を下した。 ▽決勝 FC東京U-15深川 3 2―21―0 2 横浜Mジュニアユース ▽得点者【東】江口(友松)友松、友松(鈴木)【横】武田(綾部)小山 ▽3位決定戦 チームFFF静岡県代表 4(1―1 3―0)1 磐田U-15 ▽得点者【静】落合(中野)川合(山田)米村(石川)米村(市
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⚽ボニータV 昇格決める サッカーなでしこリーグ2部
サッカー女子プレナスなでしこリーグ2部は9日、最終節を行い、静岡SSUボニータは吉備国際大を6-1で下して優勝し、来季の1部昇格を決めた。 静岡ボニータ 6(1―0 5―1)1 吉備国際大 ▽得点者【静】三輪2、渡辺、小池2、塩沢【吉】土江
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⚽なでしこ2部 SSUボニータ 優勝、昇格懸け9日最終節
サッカー女子プレナスなでしこリーグ2部で首位を走る静岡SSUボニータが9日、優勝と昇格を懸けて最終節に臨む。GKの高橋主将は「球際の強さが大事。相手の守備をこじ開けて先取点を挙げ、ペースを握りたい」と大一番を見据える。 2位のJFAアカデミー福島との勝ち点差は2で、最終節の相手5位の吉備国際大。入れ替え戦に回る2位以上は確定しているが、自動昇格するため白星を挙げて優勝したい。 小川監督就任1年目の今季は、従来のパスをつなぐ攻撃的なスタイルに加えて守備を整備。ここまで失点は1試合1点以下でリーグ最少を誇る。「ミスの後、傷口を広げないことが重要。GKを中心に最後の扉に鍵を掛けることができてい
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松本(伊東高出)3冠 男子自、背、バタ/鈴木(飛龍高)女子自3位 静岡県高校新 水泳・静岡招待スプリント
岩崎恭子CUP第36回静岡招待スプリント選手権水泳大会(県水泳連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)が2日、県富士水泳場で開かれた。全種目50メートルで、男子は松本周也(中京大、伊東高出)が自由形で22秒38の大会新をマークし、背泳ぎ、バタフライと合わせて3冠を獲得した。バタフライの杉山大晟(飛龍高)も24秒80で高校生の大会記録を更新した。 女子は自由形で鈴木月渚(飛龍高)が25秒93の県高校新で3位に入った。優勝は相馬あい(ミキハウス)で25秒49の大会新だった。大沢千依(袋井SC)はバタフライで27秒60の県高校新で2位に入った。 ◇…男子…◇ ▽自由
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J3藤枝「試合できるとは」 奇跡のホーム戦、明誠高生らアシスト 台風被災の藤枝総合運動公園サッカー場
台風15号の被災から1週間となった1日。電源や給排水設備などに甚大な被害を受けた藤枝市の藤枝総合運動公園サッカー場で、J3藤枝のホームゲームが開催にこぎ着けた。非常用電源で放送設備は使えたが、電光掲示板は点灯せず、仮設トイレを多数設置しての実施。開催の舞台裏には高校生ボランティアの協力があった。 「試合ができるとは思わなかった」と被災直後の状況を知る関係者は口をそろえた。メインスタンド下のロッカールームや会議室などが入る建物1階は、グラウンドの排水が追い付かず床上約3センチの浸水があった。 手伝いを申し出たのは藤枝明誠高サッカー部。25日に部員約180人が掃除用具持参で駆け付け、バケツリ
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戸塚、大会新で2冠 水泳静岡県中学新人大会
静岡県中学新人水泳大会(県水泳連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)は25日、県立水泳場で36種目のタイム決勝を行った。女子は戸塚日南子(伊東SS)が自由形100メートル、200メートルを大会新で制した。藤曲千佳(東富士SC)は背泳ぎ3種目で優勝し、50メートルと100メートルで大会新をマークした。50メートル平泳ぎは1年生の佐藤柚奈(RSC富士)が大会新で優勝した。男子は河原崎蓮(グリーン佐鳴)が400メートル個人メドレーと50メートルバタフライで大会新を記録し、優勝を飾った。50メートル平泳ぎの松浜勇志郎(とこはSS)、100メートルバタフライの本間楽(浜松湖東)、200メートルバタフライの太
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⚽ルクレ 名古屋にドロー決着 1部昇格王手 東海女子リーグ
ルクレMYFC 3(1―2 2―1)3 ラブリッジ名古屋スターチス 首位のルクレMYFCは24日、2位のラブリッジ名古屋スターチスとホームの藤枝MYFCサッカー場で対戦し、3-3で引き分けた。事実上の優勝決定戦でルクレは貴重な勝ち点1を積み上げ、1部昇格へ大きく前進した。 今季全勝無失点で迎えた大一番だったが、前半13分までに2失点して苦しい展開に。「一瞬の隙を突かれ、決めるべきところで点を取れない。まだ甘さがある」と成島主将。試合を支配しながら得点を奪えない時間が続いたが、前半37分の甲斐、後半1分の金子のゴールで追い付いた。 しかし、後半40分にカウンターから失点し、窮地に陥った
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静岡、ホームで快勝 ラグビー・リーグワン練習試合 3部クリタに
ラグビーリーグワン1部の静岡ブルーレヴズは23日、今季ホーム初の練習試合を大久保グラウンドで行い、同3部のクリタウォーターガッシュ昭島と対戦した。試合はWTBツイタマの5トライなどで静岡が49-14で勝利した。 静岡 49(28―0 21―14)14 クリタ ■キックが起点に 22メートル区域の攻防に課題 開幕に向け新たなレヴズスタイルを構築する途上で攻守に手応えを示した。時折激しく雨が降る難しい状況の中で格下に快勝し、堀川ヘッドコーチは「試合コントロールで問題点は改善している」と一定評価を与えた。 上位相手に終盤までリードしながら勝ちきれず8位に終わった昨季の反省を踏まえ、こ
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⚽静学 寺裏、ドリブルで打開 広島に同点弾 U-18プレミア
サッカーの高円宮杯U―18(18歳以下)プレミアリーグは11日、第14節7試合をエスプラットフジスパークなどで行った。西地区の静岡学園高は広島ユースと対戦し、1―1で引き分けた。東地区のJFAアカデミー福島は川崎ユースを1―0で下した。 途中交代の選手が躍動し、静岡学園高は広島ユースと勝ち点1を分け合った。「夏の間の成果が出てきた」。川口監督は厚みを増した選手層に手応えを示した。 前半5分にセットプレーから失点したが、その後はボール支配率で上回り優位に試合を進めた。同点弾は後半途中からFWに入った寺裏。中央に切り込むと、シュートフェイントでDFをかわしゴールネットを揺らした。 8月下旬
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競泳 杉山(飛龍)圧巻の逆転劇/板飛び込み 伊熊V、次元の違い 全国高校総体・静岡県勢
四国で開催されている全国高校総合体育大会(インターハイ)は18日、競泳と飛び込み、空手が行われた。男子400メートル個人メドレーの杉山大晟(飛龍)は終盤に逆転して4分20秒85の自己ベストで頂点に立った。男子板飛び込みでは伊熊扇李(兵庫・相生学院、浜松学院中出)が2位に大差をつけて連覇を果たし、柳沼凌士(浜松開誠館)も6位に入った。空手の女子個人形では江藤凪沙(御殿場西)が3位決定戦を制して表彰台に上がった。 男子400個メド 恩師に感謝のスパート 圧巻の逆転劇だった。男子400メートル個人メドレーで飛龍の杉山は自由形の最後50メートルでスパートし、自己ベストで優勝をさらった。「会心のレ
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女子200自 磯江(星陵)高校ベスト「ようやく出せた」 全国高校総体・競泳
女子200メートル自由形で星陵の磯江月希乃はB決勝で2着に入った。2分4秒45の記録は高校ベスト。「ようやく出せた」。レース後は笑みがこぼれた。 ぶっつけ本番で泳ぎ方を変えた。従来は腕を伸ばしてストロークしていたが、予選から肘を曲げるフォームに変更。決勝は前半の100メートルは腕を曲げ、後半は従来のフォームに戻して全力で泳いだ。 大学に進学し、今後も競技を続けるつもり。「高校のラストチャンスで挑戦し、結果につながって良かった。将来は日本のトップに立ちたい」と目標を高く掲げた。
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全国高校総体・競泳(16日)競技結果まとめ
四国を中心に開催されている全国高校総合体育大会(インターハイ)は16日、高知県で競泳第2日が行われ、50メートル自由形は飛龍勢で女子の鈴木月渚が26秒11で5位、男子の内村駿斗が23秒34で7位に入賞した。男子200メートル自由形は増田莉蔵(浜松市立)が自己ベストの1分51秒82で5位に入った。男子1500メートル自由形の出場者ランキング3位で表彰台が期待された大木優瑠(飛龍)は予選15位で17日の決勝進出を逃した。 【男子】 ▽50メートル自由形決勝 ①重藤流世(大阪・四條畷学園)22秒77②松原(神奈川・横須賀大津)22秒92③松井(東京・日大豊山)22秒95⑦内村駿斗(飛龍)2
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男子400自 杉山(飛龍)「銅」もぎ取る 全国高校総体・競泳
四国を中心に開催されている全国高校総合体育大会(インターハイ)は15日、高知県で水泳が始まり、県勢は男子400メートル自由形で杉山大晟(飛龍)が3分56秒07の自己ベストで3位に食い込んだ。同種目に出場した大木優瑠(飛龍)は予選で8位タイの記録だったが、同着選手とのスイムオフで敗れ、決勝に進めなかった。女子400メートル自由形の高遥香(城南静岡)は予選から順位を上げて7位入賞を果たした。 ■後半勝負自己新に満足 杉山 持ち味のラストスパートで銅メダルをもぎ取った。男子400メートル自由形で飛龍の杉山は自己ベストを更新して3位。「後半勝負で満足できるレースができた」と誇らしげにほほ笑んだ
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高(城南静岡)笑顔の7位 競泳女子400自 全国高校総体
後半勝負で順位を上げ、女子400メートル自由形で城南静岡の高が7位入賞を果たした。「思い通りのレース展開ができた」。プールサイドで1年生スイマーから笑みがこぼれた。 予選は前半の力みが響いて8位。反省を踏まえて臨んだ決勝で前半は予選とほぼ同じラップタイムだったが、残り200メートルでペースアップし4分20秒21でゴールした。 ただ、東海総体で記録した自己ベストには届かず、隣のコースを泳いだ6位の選手に100分の4秒競り負けた。「プレッシャーの中でも自分の泳ぎでタイムを出せないと駄目」と自分に言い聞かせる。 今回の入賞は得意の800メートルにつながる。「スピードを意識してレースできた。8
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元代表冨田選手が児童指導 20日エコパ、ラグビー女子代表戦
ラグビー女子の太陽生命ジャパンラグビーチャレンジシリーズで日本代表がアイルランド代表と20日に袋井市のエコパスタジアムで対戦するのに合わせ、小学生対象のラグビー教室が同日午後4時半から同スタジアムで行われる。 指導するのは元日本代表で現在はフランスでプレーする冨田真紀子選手。地元チーム・アザレアセブンの選手も参加する。対象は小学1~6年生で先着30人。参加費は無料。 同日は試合のハーフタイムに袋井商工会議所の協力で花火を打ち上げるほか、小学生と浴衣を着た人を対象にスーパーボールすくいやヨーヨー釣りなどの縁日を開く。スタジアム2階では「お茶のかねまつ」のかき氷やカケガワビールなどの販売も行
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勝亦(暁秀)2年ぶり頂点 ゴルフ静岡県ジュニア選手権高校女子A
ヤマハcup第23回静岡県ジュニアゴルフ選手権(県ゴルフ連盟主催、静岡新聞社・静岡放送共催、ヤマハ、葛城ゴルフ倶楽部特別協賛)は2日、袋井市の葛城ゴルフ倶楽部(パー72)で行われた。小学3年から高校3年まで110人が出場し、10部門で競った。高校生Aで女子は勝亦令奈(暁秀3)が2年ぶりの頂点に立った。 2年ぶりに高校生女子Aを制したのは暁秀の勝亦。ショートゲームでパーを拾ったホールが多く、「ショットの調子が悪かったが、パターでカバーできた」と振り返った。 「何回もバンカーに入れて苦しかった」と苦笑いしたが、パターがさえた。少し前までイップス気味だったが、パターや構え方を変えるなど、試行錯
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金指(富士市立)初V ゴルフ静岡県ジュニア選手権高校男子A
ヤマハcup第23回静岡県ジュニアゴルフ選手権(県ゴルフ連盟主催、静岡新聞社・静岡放送共催、ヤマハ、葛城ゴルフ倶楽部特別協賛)は2日、袋井市の葛城ゴルフ倶楽部(パー72)で行われた。小学3年から高校3年まで110人が出場し、10部門で競った。高校生Aで男子は金指統哉(富士市立3)が初優勝した。 得意のドライバーで圧巻のプレーを見せ、高校生男子Aは富士市立の金指が今大会中学高校を通じて初優勝を飾った。「66は公式戦ベストスコア。頭でイメージした通りのゴルフができた」。風が舞う難コースを攻略し、納得の笑顔を見せた。 前半を1アンダーで折り返すと、後半猛チャージを見せ5バーディーを奪った。風を
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パリは「自分の出番」 パラ競技の三輪自転車・福井万葉(静岡)
東京パラリンピックからもうすぐ1年。地元開催の大舞台を逃した三輪自転車の福井万葉(かずは、21)=静岡市清水区=が2024年のパリ大会に向けて挑戦を続けている。東京パラを機にパラスポーツへの関心が高まる中、脳性まひがある福井は「同じ障害を抱える人たちに勇気を与えたい」と誓う。 「人生が変わり、世界が広がった」。三輪自転車に出合ったのは静岡大成高在学時、県障害者スポーツ協会などが行った選手発掘事業に参加したのがきっかけだった。 それまで取り組んだ陸上競技の短距離と投てきでは芽が出なかったが「限界まで自分を追い込めるのが魅力」。三輪自転車に乗ると、持ち前の持久力ですぐ頭角を現した。 東京パ
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⚽磐田東、選手がコロナ陽性 全国高校総体男子サッカー出場辞退
全国高校総体の男子サッカーに静岡県代表で出場する予定だった磐田東が24日、選手に新型コロナウイルス陽性者が出たため、大会の規定で出場を辞退した。 山田智章監督によると、チームは23日に試合会場の徳島県に入ったが、同日夜に1人の選手が発熱し、24日に病院で検査したところ陽性が判明した。 大会規定では1人でも選手に感染者が判明した場合、参加を辞退すると定められている。山田監督は「ショックで歯を食いしばり、涙を流す選手もいた」と明かした上で、「3年生にとっては一生に一度の舞台で残念だが、大会規定に従うしかない。冬の選手権に向けて気持ちを切り替え、一からチームを鍛え直したい」と話した。 磐田東
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東海高校総体・競泳(22日) 競技結果まとめ
東海高校総体水泳の競泳は22日、名古屋市の日本ガイシアリーナで開幕し、男女の400メートルメドレーリレー決勝を行った。男子は飛龍の3位、女子は日大三島の4位が静岡県勢最高で、それぞれ全国総体出場を決めた。 競技は24日まで。各種目3位までと全国大会標準記録を突破した選手、チームが全国総体出場権を得る。 ◇男子◇ ▽400メートルメドレーリレー ①中京大中京(愛知)3分44秒38③飛龍⑤浜松市立⑦浜松商 ◇女子◇ ▽400メートルメドレーリレー ①豊川(愛知)4分9秒46④日大三島⑤磐田農⑧城南静岡⑨静岡商 【全国総体参加標準記録突破の県勢=決勝終了種目のみ掲載】 ▽男子4
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400メドレーR男子 飛龍3位、今季ベスト 東海高校総体・競泳
チームの総合力が試される400メートルメドレーリレーで、男子の飛龍が意地を見せて3位に食い込んだ。 背泳ぎの奥が「後半テンポよく泳ぎ、最低限の仕事は果たせた」と振り返れば、初めてメドレーチームに入った自由形の内村も「後半バテずに気持ちよく泳げた」と胸を張った。 愛知の上位2校に5秒以上の差をつけられたが、3分50秒10は今季のチームベスト。個人とリレーで県5冠を獲得した杉山を中心にまだ伸び代はある。平泳ぎの小沢は「全国総体では自分がいい形でつなぎ、チームに流れをつくりたい」と決意を示した。
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⚽練習前まずは勉強 清水東高サッカー部JY、名門復活の力に
サッカーの名門復活は学習から-。清水東高サッカー部が今季創設したジュニアユースチームが、練習の前に学習塾の教材を使って自習に取り組む独自プログラムを展開している。高校生のサッカー部員が中学生の学習を支援する体制も整え、同部OBでゼネラルマネジャーの斎藤賢二さん(49)は「文武両道は清水東の伝統。サッカーだけでなく社会で活躍する人材を地元から輩出したい」と目標を掲げる。 学習する場所は学校近くに借りた「寺子屋」。活動は週5日で、平日は夕方、土日は午前中から集まって自習した後、同校グラウンドなどでサッカーの練習や試合を行う。平日の自習時間には高校サッカー部員の「勉強係」が交代で必ず1人つき、中
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ラスト20分の課題克服へ ラグビーリーグワン静岡新体制会見
ラグビーリーグワン1部の静岡は14日、新体制発表記者会見を磐田市大久保のクラブハウスで行った。新シーズンのスローガンはエンジンの回転数を上げ加速するという意味の「REV UP!」。チームの強化方針としてラスト20分のゲームコントロールを重点課題に挙げ、プレーオフ出場権を得るベスト4入りを目標に掲げた。 新しい組織体制では強化部とチームの役割分担を明確化し、山谷拓志社長が強化部長(GM)を兼任し、昨季監督だった堀川隆延氏がヘッドコーチ(HC)として引き続き指揮を執る。 8位に終わった昨季は上位チームに対し、リードしながら終盤に10点差以内で逆転負けする試合が目立った。堀川HCは開幕までに基
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浜名と磐田東 1-1で引き分ける 高校サッカー県Aリーグ
高校サッカー県Aリーグで9日、浜名と磐田東が対戦し、1―1で引き分けた。勝ち点で並ぶ西部の実力校同士の首位攻防戦は意地がぶつかり合い、激しい攻防が繰り広げられた。 前半からボール支配率で上回ったのは浜名。高い守備ラインを保つ磐田東に対し、意図的にロングボールを蹴り込んで背後を突いた。先制点は後半18分、トップ下に入った藤田が右足で豪快にボレーシュートを決めた。 磐田東もすぐに反撃。長短のパスを織り交ぜてピッチを広く使うと後半20分、左サイドで中央からのパスを受けた滝井が右足を振り抜き、同点に追い付いた。 県総体の西部地区大会決勝では浜名が2―1で勝利したが、磐田東は決勝トーナメントを勝
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⚽J3藤枝 初先発の新人中井が存在感
FW陣で故障が相次ぐ中、新人で初先発を果たした中井が存在感を示した。 周りを生かすポストプレーが特長。横山の2点目をアシストした場面は、パスを受けると相手DFに詰められたが、巧みなボディーバランスで抜け出してクロスを上げた。 得点シーン以外にも横山との連携がさえ、1タッチパスを受けてシュートを放つなど持ち味を出した。ただ、無得点に終わり、試合後は「FWなので点が取りたかった」と悔しがった。 先発には中井のほか、久保、榎本と大卒ルーキー3人が顔をそろえた。久保は今季ここまでのチーム得点王で既に中心選手。中井は「自分も得点を挙げ、ハードワークで貢献するつもり。同期3人でチームを引っ張りたい
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山本選手(東京パラ陸上男子)義足示し助言 駿河総合高で講演会
東京パラリンピックの陸上男子走り幅跳びで4位入賞した山本篤選手(40)=新日本住設、掛川西高出=が15日、静岡市駿河区の駿河総合高で講演を行った。スポーツ専攻の2、3年生約70人に、挑戦することの大切さとパラスポーツへの理解を呼び掛けた。 最初に高校生の時にバイク事故で左足を太ももから切断した当時を振り返り、「絶望したが、『自分の人生は自分でしか切り開けない』と可能性を信じ、光が見えた」と説明した。 過去のパラリンピックで銀メダル2個を獲得したことに満足せず、陸上だけでなくトライアスロンやゴルフなど新しい挑戦を続ける。 進路選択に悩む生徒に向け、「自分の得意分野をチャレンジして探って」
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14歳の初挑戦 浜松入野中3年大橋莉生 ユピテル・静岡新聞SBSレディース、17日開幕
女子ゴルフのステップアップツアー、ユピテル・静岡新聞SBSレディース(日本女子プロゴルフ協会主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が17日から3日間、御前崎市の静岡カントリー浜岡コースで開催される。使用するのは小笠、高松コースをミックスした「チャンピオンコース」で、選手は技術とともに戦略性も試される。 前週のレギュラーツアー宮里藍サントリーレディースで8位タイに入った尾関彩美悠、今季ステップで勝利を挙げている脇元華らが出場予定。県勢は実力者の小楠梨紗(浜松市出身)、ルーキーの村上瑞希(富士国際GC)をはじめ、松山りな(富士見高3年)、松原亜美(静岡市)らアマチュア選手も出場する。 得意のドライ
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ラグビー聖地化推進へ ブルーレヴズ 副知事にシーズン報告
ラグビーのリーグワン1部で今季8位に終わった静岡ブルーレヴズの山谷拓志社長と矢富勇毅選手が6日、静岡県庁に出野勉副知事を訪ね、創設1年目のシーズンを報告した。 前身のヤマハ発動機ジュビロから県全体をホストタウンにする新クラブに移行したことを振り返り、矢富選手は「県民の応援を、身をもって感じた。来季は優勝報告に来ることを目指して頑張りたい」と目標を掲げた。 山谷社長はラグビーの普及活動にさらに力を入れる姿勢を示した。具体的には9月にクラブ名を冠にした15歳以下のユース大会を県ラグビー協会と協力して開催する方針で、「いずれは全国規模の大会を目指す。競技人口の拡大とチームの成績アップで好循環を
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ファンと笑顔 ラグビーの静岡ブルーレヴズ エコパで感謝祭
ラグビーリーグワン1部の静岡ブルーレヴズは4日、ファン感謝祭を袋井市のエコパスタジアムで行った。今季限りの退団者も含めた選手約40人が参加し、ファンクラブ会員約千人と交流した。 イベントは選手が企画に関わって準備を進めた。体験コーナーで来場者は選手から教わりながらラインアウトやタックル、パスなどに取り組んだ。選手が私服と仮装を披露したファッションショーも会場を盛り上げた。 小学1年生の息子と一緒に磐田市から訪れた鈴木祐児さん(37)はヤマハ発動機時代からのファン。「今季は惜しい試合が多かった。来季、悔しさを晴らしてほしい」と期待した。 アニメ「千と千尋の神隠し」のキャラクター「カオナシ
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静岡県女子アマゴルフ 16歳西山が初制覇
第24回県女子アマチュアゴルフチャンピオンシップ(県ゴルフ連盟主催、静岡新聞社・静岡放送共催、トヨタユナイテッド静岡特別協賛)は26日、静岡市清水区の富嶽CC(チャンピオンフライト6367ヤード、パー72)で行った。 チャンピオンフライト(ハンディキャップ15以下)は西山知里(代々木高)が5バーディー、4ボギーの71で初優勝した。2位以下には72で4人が並び、マッチングスコア方式で松原亜美(静岡市)が2位、星野瑠菜(グランフィールズCC)が3位だった。西山は6月17~19日に静岡C浜岡コースで開催されるユピテル・静岡新聞社SBSレディースなどの出場権を獲得した。 20歳以上のミッドフライ
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卓球 浜松修学舎、女子複「全国3枠」独占 静岡県高校総体
女子複 チーム3番手 まさかの頂点 土壇場で持ち味の粘り腰を発揮した。女子の山崎、中西組は決勝で2セットを先取してから追い付かれる苦しい展開を制して頂点に。中西は「本番で練習以上の力を発揮できた」と声を弾ませた。 全国切符3枚を独占した浜松修学舎で山崎、中西組は3番手。決勝で戦った杉山、小林組には練習でも勝ったことがなかった。 勢いづく相手に対し、最終セット7-10の窮地からが真骨頂だった。ミスしたら負けの状態で中西が強打を決めると、連続得点でジュースに持ち込み競り勝った。カットマンの山崎は「声を掛け合い、思い切りの良さを出せたことが勝因」と振り返った。 今大会で試合を
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創設初年「成長実感」 静岡ブルーレヴズ社長らシーズン終了報告
ラグビーのリーグワン1部で今季8位に終わった静岡ブルーレヴズの山谷拓志社長とプレイングアドバイザーでスクラムハーフの矢富勇毅選手が12日、静岡市駿河区の静岡 新聞放送会館を訪れ、静岡新聞社の大須賀紳晃社長、静岡放送の榛葉英二社長に創設1年目のシーズンを報告した。 前身のヤマハ発動機ジュビロを母体にプロクラブ化したチームは開幕から3試合、新型コロナ感染者が出て不戦敗になったことが尾を引き、最終的に5勝11敗で4強によるプレーオフ進出を逃した。山谷社長は「成績には満足していないが、ホームでの最終節に6千人を超える来場者があり、チームとともに興行面でも来季につながる手応えを得た」と振り返った。
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レジェンド村田超え宣言 37歳、レヴズSH矢富勇毅選手
ラグビーのリーグワン1部、静岡ブルーレヴズのチーム最年長でプレイングアドバイザーを兼任するSH矢富勇毅選手(37)が、フランスリーグで日本人初のプロ選手になったレジェンド村田亙(わたる)さんを超えると宣言した。 村田さんは日本代表でも活躍したSHで、選手生活の終盤、2001年~2008年にヤマハ発動機ジュビロでプレーし、40歳まで現役を貫いた。矢富選手は07年にヤマ発に入団し、現役最後の村田さんから薫陶を受けた。「亙さんは40歳を超えてプレーした。自分も続き、年長記録を塗り替えたい」と決意を示す。 今季、大胆に世代交代を図ったチームで30代は矢富選手のほか、LOの大戸裕矢主将、HOの日野
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渡辺英(翔洋)、関谷(沼津西)V 個人フルーレ フェンシング静岡県高校総体
静岡県高校総体は7日、フェンシング個人戦などを行った。フルーレ男子は渡辺英向(東海大翔洋)、女子は関谷百萌(沼津西)が優勝した。エペは男子が大村元希(東海大翔洋)、女子は山内乃綾(磐田南)、サーブルは男子が平櫛征人(加藤学園)、女子は岡田彩良(暁秀)が制した。 【男子】個人フルーレ①渡辺英向(東海大翔洋)②大村元希(同)③田中杜和(沼津東)④渡辺海璃(田方農)▽同エペ①大村元希(東海大翔洋)②田中杜和(沼津東)③芹沢元希(沼津商)④渡辺択都(東海大翔洋)▽同サーブル①平櫛征人(加藤学園)②渡辺英向(東海大翔洋)③沢田壮豊(同)④榊原弘豊(同) 【女子】個人フルーレ①関谷百萌(沼津西)②
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⚽藤枝、岐阜に4-3 J3リーグ第8節、沼津は長野に1-0
J3リーグは4日、第8節の5試合を藤枝総合運動公園サッカー場などで行い、藤枝は岐阜を4-3、沼津は長野を1-0で下してともに勝ち点3を積み、順位を上げた。 藤枝ー岐阜 ①藤枝サ▽観衆2716人 藤枝 4勝1分け3敗(13) 4(0―0 4―3)3 岐阜 2勝1分け4敗(7) ▽得点者【藤】横山(PK)(1)押谷(1)久保(3)土井(4)【岐】藤岡3(3) ■藤枝 劇的ゴール 今季初連勝 試合終了間際の劇的なゴールで、藤枝がシーソーゲームを制して今季初の連勝を飾った。勝利の立役者になった土井は「攻撃的な自分たちのスタイルをリーグ戦で初めて体現できた」と胸を張った。 後半だけで両チーム
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⚽清水桜が丘、常葉大橘下す 高円宮杯U-18プリンスリーグ東海
サッカーの高円宮杯U-18(18歳以下)プリンスリーグ東海第5節は30日、清水ナショナルトレーニングセンターで1試合を行い、清水桜が丘高が常葉大橘高を1-0で下した。県勢はここまで暫定で藤枝明誠高が全勝で首位を走り、浜松開誠館高が3勝を挙げて3位。2勝で並ぶ藤枝東高、清水桜が丘高、静岡学園高2が5、6、7位、1勝の富士市立高、常葉大橘高が8、9位。 清水桜が丘高 1―0 常葉大橘高 ■シュート14本 決定力は課題 シュート14本を放った清水桜が丘高が主導権を握り続け、常葉橘高との県勢対決を制して6位に浮上した。 試合開始から積極的に攻め込んだ。先制点は前半4分、右からMF中沢が
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⚽浜松開誠館、開幕白星 藤枝東に2-1 プリンスリーグ東海
サッカーの高円宮杯U-18(18歳以下)プレミアリーグとプリンスリーグ東海が2日、開幕した。両リーグとも12月までリーグ戦で争う。 プリンスリーグには県勢7チームが出場。浜松開誠館高は山口莉生と今井航がゴールを決め、藤枝東高を2-1で下した。藤枝明誠高と常葉大橘高も白星スタートを切った。 プレミアリーグは西地区の清水ユースと磐田ユース、静岡学園高、東地区のJFAアカデミー福島がともに3日に初戦を迎える。 ■松本、坂上けん引 青嶋監督、チーム成長に手応え 「相手の嫌がるプレーをしたことが勝因」。タレントをそろえた藤枝東高相手に勝ち点3を挙げ、浜松開誠館高の青嶋文明監督はチームの成長に
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伊東・大室山 マグマの動き可視化 内部を宇宙線で透視 世界初
静岡大防災総合センターの小山真人教授(火山学)らの研究グループが、伊東市の大室山で宇宙線を使った山体の透視研究を行い、詳細な立体構造を明らかにすることに成功した。火山の内部を全方向から解析する研究は世界で初めて。今後、活火山の内部をリアルタイムで観測できるようになれば、的確な避難行動にもつながるため、科学者だけでなく防災関係者も研究の進展に期待を寄せる。 研究グループは大室山を囲むように10カ所の観測点を設けて「原子核乾板」と呼ばれる特殊なフィルムを地中に設置した。フィルムは宇宙から降り注ぐ素粒子「ミューオン」を記録でき、名古屋大が独自開発した高速フィルムスキャン装置を用いて山体の内部をエ
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若者の自殺「国挙げ対策を」 コロナ禍で深刻化、切実な訴え
長引くコロナ禍で社会の閉塞(へいそく)感が増し、静岡県内でも若者の自殺問題の深刻化が懸念されている。病気やいじめ、引きこもり、生活困窮など自殺に至った理由はさまざまで、未然防止に特効薬は見当たらない。若者層の自殺者増は全国的な課題。衆院選の投開票が近づく中、関係者は国を挙げた総合的な施策展開の必要性を訴える。 「死にきれなかった」「どうしても死にたい」。「静岡いのちの電話」の相談員は連日、切実な訴えに耳を傾ける。病気で長く自宅療養している女性、コロナ禍で派遣の仕事を失った若者や対面授業がなく下宿で一日中天井を見つめていた学生など、相談者の状況はさまざまだ。 若者が受話器を置くまで傾聴し、
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入居者も次世代へ1票 高齢者施設・不在者投票 衆院選静岡
市街地を離れた静岡市葵区の山里にある高齢者施設に、1票を託す先を真剣に選ぶ車いすの入居者とそれを支える職員の姿があった。31日投開票の衆院選で、同区富沢の特別養護老人ホーム「晃の園」が設置した不在者投票会場を26日に訪ねた。 投票用紙を入れる封筒に自分の名前を書き、候補者と政党を選ぶ。1人の投票にかかる時間は5~10分。認知症が進む入居者の中には、投票用紙を目の前にして10分以上考え込んでしまう場合も。介助者はじっと意思決定を待つ。 「社会とつながっているという実感が持てる唯一の機会なんです」。同ホーム統括部長の川崎誠之さん(38)は入居者が投票を望む理由を説明する。普段は口数が少なく、
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ばらまき痛烈批判/若者に響く発信を 沼津東高新聞部、政治に要望
自分たちが社会を担う10年後を見据えた施策を実行してほしい-。参院静岡選挙区補欠選挙(24日投開票)、衆院選(19日公示、31日投開票)と続く“選択の秋”。若者と政治との距離を探るため、沼津東高(沼津市岡宮)の新聞部を訪ね、どのような政策を求めるか聞いた。選挙権年齢が間近の16歳と17歳の2年生3人は、与野党が繰り広げる「ばらまき合戦」を痛烈に批判した。 「給付金はありがたいが、財政破綻しては本末転倒」。取りまとめ役のデスクを担う石川仁菜(にいな)さん(16)は新型コロナ禍の経済対策で各党が掲げる公約に疑問を投げ掛けた。 参院補選の選挙公報を読んだ部長代理の岩山う