伊豆の国市の記事一覧
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静岡県内で地震 熱海は震度3
4日午前11時21分ごろ、熱海市で震度3を観測する地震があった。気象庁によると、震源地は相模湾で、震源の深さは約10キロ。地震の規模はマグニチュード(M)3・4と推定される。 そのほかの各地の震度は次の通り。 震度1=沼津市、三島市、伊東市、伊豆市、伊豆の国市、東伊豆町、函南町
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優良運転者を表彰 安協伊豆中央地区支部
静岡県交通安全協会伊豆中央地区支部と伊豆中央署はこのほど、管内の優良運転者への表彰伝達式を伊豆の国市内で行った。三枝勝美支部長と高橋文典署長が受賞者に表彰状などを手渡した。 受賞者は次の通り。 優良運転銅賞 後藤源広、杉山一男、紅野研二、梅谷修、梅原とみ子、塩谷英雄、近田功▽優良運転青銅賞 永田清司、島村榮、奥寺喜美恵、岸田さより、加藤みゆき、鈴木俊恵、西ケ谷功、土屋隆博、森田香、稲木理江子、土屋勇、野口進一、牧雄一、鈴木こず枝、佐藤圭一、久保田基資、平川浩、室伏操、西山道弘
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行事の安全対策 各地区に声かけへ 伊豆市答弁
伊豆市は4日の市議会12月定例会で、伊豆の国市田京で発生した山車の横転事故を受け、行事の安全対策が十分にされるよう各地区に声かけをする方針を明らかにした。新間康之総合政策部長が、間野みどり氏(IZU未来)の一般質問に答えた。 また、「行事を中止してしまうと、今までの伝統や文化が崩れてしまう恐れもある。安全には十分注意した上で(引き続き)開催していただくようお願いする」と述べた。 市によると、来年2月の区長会などで市職員が呼びかけを行うという。
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景観の大切さ実感 伊豆の国・韮山小 条例や事例学ぶ
伊豆の国市立韮山小で、景観に着目したまちづくり学習会の2回目が行われた。6年生約120人が市内の景観の大切さを再認識した。 全体講座では市都市計画課職員から市の景観条例や近隣市町での景観づくりの工夫例について説明を受けた。下田市のペリーロードの昼とライトアップされた夜の写真を比較して、「夜の方がワクワクする」「光の具合がおしゃれ」といった感想を発表した。ほかにも三島市の白滝公園や伊豆市の「竹林の小径」の活用例も勉強した。 その後児童は、1回目の講座で訪れた同校付近の江川邸や蛭ケ島公園のPRポスター作成に取り組んだ。ポスターには選んだ場所の写真や考えたお薦めポイントを記載し、発表した。
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山車横転の現場検証 伊豆中央署、車体用意し状況再現
伊豆の国市田京の市道で秋祭りの山車が横転し、1人が死亡、18人が重軽傷を負った事故で、伊豆中央署などは3日、事故当時の様子を再現するため、同所で現場検証を行った。県警による事前の聴取を基に、山車のハンドル操作や、ブレーキの役割を果たす「てこ棒」の運用に関わっていた地元の祭り関係者約10人が参加。事故車体も用意し、発生当時の状況を再現して原因の究明を図った。同署は業務上過失致死傷容疑を視野に全容解明を進める。 現場検証は周辺に交通規制を敷き、午前9時半ごろ開始。事故が起きた下り坂に突入するまでのルートを確認しながら、山車の上には当時乗っていた人と同程度の重さになるよう重しを乗せた。下り坂直前
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伊豆の国市 隙間時間に練習、堀田茉彩選手が力走【市町対抗駅伝】
伊豆の国市の10区堀田茉彩選手(25)は、会社員としてフルタイムで働きながら、空いた時間で練習に励んだ。大学時代からトライアスロン競技を続け、ハードな日は午前4時半からバイク(自転車)、仕事が終わった午後7時からランニング、同9時からスイムの練習に励む。オフは月2、3日程度という。 市町対抗駅伝の出場は7回目で、区間順位は6位。順位を一つ上げた。トライアスロンは今年で一区切りとし、今後については未定というが、「趣味として走り続けたい。また出場できたら」とはにかんだ。
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山車の構造は問題なし 伊豆の国市の横転事故 地元は行事継続望む
伊豆の国市田京の市道で秋祭りの山車が横転し、1人が死亡、18人が重軽傷を負った事故で、山車には転倒時にできたとみられる傷やゆがみがあったものの、山車の構造には問題がなかったことが1日までに、関係者への取材で分かった。事故は3日で発生から1カ月を迎える。地元などでは地域の文化や伝統の継承のため、地域行事や例大祭の引き続きの開催を望む声が多数挙がっている。 伊豆中央署などは11月14日、事故当時の山車の操作や故障の有無などを調べるため、同署で事故車体の検証を行った。業務上過失致死傷容疑を視野に全容解明を急いでいるが、関係者が多数いることや事故の瞬間を記録した映像がないとみられることなどから、捜
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ドローン活用で災害時支援協力 伊豆の国市と高梨建築
伊豆の国市と高梨建築(同市)はこのほど、災害時の支援協力に関する協定の締結式を同市役所で開いた。 協定内容は、無人航空機(ドローン)を活用した情報収集および要救助者の捜索▽災害時における既存建物の調査―など。締結式で高梨裕貴社長らは同社が所有するドローンを2機持参し、山下正行市長に機能を紹介した。ドローンに搭載した赤外線センサーで温度変化を感知し、暗所などでも要救助者を見つけることができるという。 高梨社長は「ドローンを使用し、被災者の救援に役立てたら」と話した。
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「安易な前例踏襲しないで」伊豆の国山車死亡事故受け コロナ後行事再開に静岡県警
伊豆の国市田京の市道で秋祭りの山車が横転し、1人が死亡、18人が重軽傷を負った事故を受け、県警は各地の祭り主催者らに安全確保策の徹底を改めて呼びかけている。財津康地域部長は30日の定例記者会見で、新型コロナウイルス感染拡大の影響で数年ぶりに再開したイベントが多い実情を捉えて「まとめ役をはじめ、参加想定人数や交通規制場所が変わっていることもあり、安易な前例踏襲をしないでほしい。運行要綱などに問題がないかは複数人で確認を」と求めた。 横転した山車の運行は4年ぶりだった。財津部長は各種祭りにおける共通の注意事項として、「『前々から危険だと思っていた』といった周りの意見を主催者側の全員で共有する仕
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史跡巡り8キロ歩く 伊豆の国
日本自動車連盟(JAF)はこのほど、景色を楽しみながら伊豆の国市内を歩くウオーキングイベント(静岡新聞社・静岡放送後援)を開いた。県内外から訪れた50~70代の男女36人が史跡などを見て歩いた。 韮山時代劇場をスタートし、世界遺産韮山反射炉や国指定重要文化財「江川邸」など5カ所を巡る約8キロのコースに臨んだ。ノルディック杖(つえ)も使い、声をかけ合いながら約2時間をかけてゴールを目指した。地場産品なども楽しんだ。
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ワサビつかみ取り人気 伊豆の国でJAまつり
JAふじ伊豆伊豆の国地区本部は、地元の農畜産物を発信するイベント・JAまつりを伊豆の国市の「農の駅グリーンプラザ伊豆の国」で開いた。今年は飲食スペースが用意され、買ったものを会場で食べることが可能となり、多くの来場者でにぎわった。 JA職員や生産者が、伊豆市特産のワサビやシイタケの試食、伊豆の国市特産のイチゴやミニトマトの販売などのブース約20店を出店した。地元のワサビのつかみ取りが人気で、行列をつくった。動物との触れ合いコーナー、和太鼓やブラスバンドの演奏もあった。 本多隆幸地区本部長は「地元の農産物をたくさん味わってもらい、おいしさが伝わってほしい」と話した。
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記者コラム「清流」 移動する美術館
「気ままに絵に触れて感性を高めてほしい」―。アクリル板を再利用したアート作品の制作に携わる伊豆の国市のすし店「だるま」の女将(おかみ)山田敏江さんは意義を語る。保育園や施設への貸し出しから始まった企画は、伊豆市が作品を借りて市内の園を巡回展示するまでに大きくなった。 美術館に行っても基本的には作品に触ることができず、一定の距離を置いているため間近で見ることはできない。今回のアートはそれらの課題を払拭。園児は作品を持ち上げたり踏んづけたりもできて遊ぶ。私もどんな手触りなんだろうと触ってしまった。 世界的に若年層の美術館への関心が減少する中、このような取り組みは子どもたちの将来の幅を広げるに
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10議案を可決、同意 伊豆の国市議会
伊豆の国市議会12月定例会が29日開会し、会期を12月19日までの21日間と決めた。議案10件を原案通り可決、同意した。報告案件2件の説明も行った。一般質問は30日、12月1、4日に11人が行う。
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田方農高生と植栽 公園花壇華やかに ソロプチ伊豆天城
国際ソロプチミスト伊豆天城はこのほど、田方農高(函南町)の生徒らと一緒に、伊豆の国市の蛭ケ島公園の花壇に花の苗を植栽した。花壇を上から見ると、ハートや北条家の家紋「三つ鱗(みつうろこ)」の形に見えるように植え方を工夫した。 同団体、同校ライフデザイン科セラピーコースの2年生と市商工会女性部の有志計約30人が、同校で育てた苗を植栽した。色とりどりのパンジーやシロタエギク、ビオラなど400株のほか、チューリップの球根も植えた。赤や黄、紫色のカラフルな花壇ができあがった。 同校の駿藤幸花さん(17)は「大人の方とコミュニケーションもとれて良い経験になった。公園に来た人が喜んでくれるといい」と振り返
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伊豆半島の魅力発表 韮山小 児童 新聞や劇織り交ぜ
伊豆の国市立韮山小でこのほど、総合的な学習で1学期から続けてきた、伊豆半島の魅力についての学習発表会が開かれた。5年生約110人が保護者の前で新聞形式や劇にして発表した。 5年生は2学期に入り、伊豆半島に関わるゲストティーチャーから講義を受け、感想や学んだことをまとめた。3~4人のグループに分かれて調査し、同市の特産イチゴや伊豆のジオ、駿河湾などのテーマで伊豆の自慢を発表した。写真やイラストを使って、調べてきた成果を分かりやすく伝えた。 仲田貫一君(11)は「伊豆半島では環境を守る取り組みをたくさんしていて、自分も関わってみたいと思った」と話した。
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ガイドと巡る“ディープな伊豆” サイクリングイベント・いずかのライド 地元グルメ パワーの源に【しずおかアウトドアファン】
伊豆半島の中央部に位置する伊豆の国市と周辺地域は、狩野川をはじめとする自然景観や土地に根ざした食、歴史を感じられるさまざまな史跡など見どころの宝庫だ。10月下旬~11月中旬に全3回の自転車ツアーを実施した「伊豆狩野川ガイドサイクリング(いずかのライド)」の初回に同行し、地元在住のガイドが紹介する“ディープな伊豆”に触れた。 (生活報道部・草茅出、山本淳樹) 初回は「満腹つまみ食いグルメと雄大な大自然を満喫する伊豆市ツアー」。県内外から参加した12人が約35キロの道のりに挑戦した。数人のグループごとにガイドが付き、立ち寄り先の情報や地域の歴史、地形の成り立ちなどを
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伊豆パノラマパーク 紅葉をライトアップ 12月3日まで 伊豆の国市
伊豆の国市の葛城山にロープウエーで上る観光施設「伊豆パノラマパーク」は12月3日まで、紅葉を楽しんでもらおうと、営業時間を午後8時まで延長する。 葛城山山頂の「碧(あお)テラス」では駿河湾に沈む夕日や夜景、富士山を眺めることができる。テラス内の葛城神社前にある紅葉はライトアップされ、水盤に映る幻想的な光景を楽しめる。 今年はロープウエーのゴンドラ内にランタンが設置され、天井に星の模様が映し出されている。山頂の富士見ルートの一部と、「ボードウォーク」エリアでもライトアップが実施され、周囲の紅葉を楽しむことができる。 飲食店も午後8時まで営業している。ロープウエー上りの最終運行は午後7時半
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静岡県内40施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は28日、県内の高校、小中学校、幼稚園40施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計570人確認され、学年閉鎖、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 裾野市2施設43人、長泉町2施設22人、沼津市2施設24人、三島市4施設57人、伊豆の国市1施設8人、御殿場市1施設14人、富士宮市2施設25人、富士市1施設12人、静岡市葵区1施設26人、同市清水区2施設18人、磐田市3施設30人、掛川市4施設59人、森町2施設22人、浜松市西区1施設10人、同市北区3施設37人、同市中区5施設48人、同市東区1施設50人、同市浜北区2施設59人、同市天竜区1施設
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地域で子育て推進 県教委、13団体表彰
静岡県教委はこのほど、2023年度の「子供を育む地域活動団体表彰」として、地域で子育て体制づくりを推進する13団体を選出した。 放課後学習支援や職業講話、子育て世代の居場所づくりなどの活動が評価された。受賞団体は次の通り。 三島市立佐野小地域学校協働本部、同市立東小地域学校協働本部、同市立徳倉小地域学校協働本部、同市立北上小地域学校協働本部、同市立南中地域学校協働本部、伊豆の国市立大仁北小地域学校協働本部、島田市大津財産区、放課後子ども教室とんとん(富士宮市)だれでも食堂もぐもぐマツイ学園(御前崎市)葉梨子ども広場運営委員会(藤枝市)子育てサークルぴおーねくらぶ(浜松市)細江文化協会陶芸部(
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東部のビール飲み比べ 静岡協同組合 伊豆でフェス
静岡クラフトビール協同組合はこのほど、「伊豆ビールフェスティバル」を伊豆市の修善寺駅と同駅西口広場で初開催した。組合に加盟する県東部のクラフトビール製造会社10社が出店し、多くの観光客や住民が自慢のビールを味わった。 伊豆市のベアードビールをはじめ、沼津、富士、御殿場、伊豆の国市の各社がブースを並べた。地元グルメの露店も人気を集めた。 伊豆の国市の会社員男性(48)は「地元のクラフトビールがこんなにたくさんあるとは知らなかった。飲み比べができうれしい」と喜んだ。 クラフトビールのPRや普及促進、地域活性化を目的に開いた。同組合の片岡哲也代表は「これからも継続的にイベントを開き、地元のクラフト
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伊豆の国サイクルフェスタ 起伏コース 走破に挑戦
伊豆の国市はこのほど、同市の狩野川神島公園に設けたオフロード自転車コースを活用し、サイクルフェスタを初めて開いた。来場者は多種多様なコースでマウンテンバイク(MTB)の楽しさに触れた。 パンプトラック(起伏のあるコース)を使ったMTB体験会では、参加者がコース上のこぶに悪戦苦闘しながら走破にチャレンジした。同市の世界遺産韮山反射炉などをMTBで巡る約10キロのツアーや、小学生以下対象のレースも実施した。自転車展示・試乗施設を展開するメリダジャパン(神奈川県)の社員が講師を務めた。 同公園のオフロード自転車コースには、10以上のこぶが連続するパンプトラック2列と、河川敷の地形をそのまま生かした
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無事故願いマスコット 600個製作 安協伊豆中央地区女性部
静岡県交通安全協会伊豆中央地区支部女性部はこのほど、伊豆の国市役所大仁支所で、交通安全マスコットを製作した。 クリスマスリースとカメをモチーフにした愛らしいマスコットで、発泡スチロールやちりめん布などを使用した。「あわてずゆっくり走ろう」などと標語を書いた短冊も付け、信号にちなみ赤、黄、緑(青)の3色ずつ計600個を作った。伊豆中央署員、交通安全指導員も協力した。クリスマスリースは12月の交通安全県民運動の啓発活動で、カメは来年1月のイベントでそれぞれ配布する。
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子ども剣士の上達手ほどき 静岡県警剣友会が初の教室 伊豆の国
静岡県警の現役警察官やOBでつくる県警剣友会はこのほど、子どもたちを対象とした剣道教室を伊豆の国市の大仁体育館で開いた。剣道初心者や部活動で取り組んでいる生徒など、市内外の小中高生約50人が上達のこつの手ほどきを受けた。 健全育成や心身の鍛錬につなげてもらおうと、剣友会が初めて子どもたちを対象に企画した。剣道特別訓練選手を指導する浜田真一監督が講師を務め、子どもたちは素振りや足さばきといった基本的な練習に取り組んだ。面や小手などの指導を受けたり、仲間と打ち合う稽古もしたりして、力強いかけ声とともに激しく竹刀を振った。 水嶋春彦会長は「剣道を通じて家族や人を敬う大切さを学んでほしい」と話し
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日本庭園詠み 英詩 現代邦楽とマッチ 伊豆の国 知半庵で作品演奏
伊豆の国市吉田の国登録有形文化財「知半庵」でこのほど、現代邦楽を楽しむ特別企画「日本の庭で」(知半庵アートプロジェクトなど主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれた。日本の庭園を詠んだ英詩に曲を付けた邦楽作品を、声と邦楽器で演奏した。企画の一環で、演奏家が作品を完成させるまでのプロセスも公開された。 ドイツ在住の詩人ケニー・フリースさんが日本の庭園を歩いて作った詩に、現代邦楽作曲家の高橋久美子さんが曲を付けた。完成した作品「日本の庭で」を、きむらみかさんら5人の演奏家が演じた。きむらさんは東京芸術大で声楽を学び、声や歌でさまざまな音楽を表現する活動を続ける。 ケニーさんが詩を朗読し、題材とな
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優れた絵馬デザイン、高校生を表彰 韮山城まつりプレイベント
伊豆の国市民有志でつくる「韮山城 早雲公を顕彰する会」はこのほど、「韮山城まつり」のプレイベントを同市の韮山高志龍講堂などで開いた。同高、伊豆中央高(同市)、知徳高(長泉町)の美術部員がデザインした「韮山城絵馬」や、着物などの生地を使って同会員らが制作したかぶとのストラップを販売した。 絵馬は各校から計39作品のデザインが寄せられ、最優秀賞と特別賞の受賞者に表彰状が贈られた。各校へ感謝状も授与した。「韮山城跡の魅力」と題した静岡古城研究会の望月保宏会長の講演や、伊豆の国歴史ガイドと一緒に韮山城跡を巡る現地見学会も行われた。市内外から約120人が来場した。韮山城まつりは来年の開催を予定してい
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【提言・減災】首都直下ガス 対策急務 長尾年恭/静岡県立大客員教授
今年は関東大震災から100年という節目の年だった。この地震で旧陸軍被服廠[ひふくしょう]跡では3万8千人を超える犠牲が出たが、その主因は火災旋風の発生というのが定説である。ところが、この火災で東京市(当時)内のあちこちで洋釘などの鉄製品が溶解した。鉄の融点は1500度を超えており、木材では最高でも1200度程度までしか到達しない事から、なぜ鉄が溶けているのかは謎であった。 近年、信州大学の榎本祐嗣名誉教授が南関東ガス田由来のメタン火焔[かえん]の噴出が火災旋風発生の大きな原因であったという激甚火災を裏付ける資料や証言を多数発見した。1855年の安政江戸地震は、発生が夜中だったため大地の割れ
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保護者引き渡し模索 「安全確保」の判断難しく【東海さん一家の防災日記 南海トラフ地震に備える 第2章学校の防災④(完)/いのち守る 防災しずおか】
南海トラフ地震が起きれば、多くの小中学校体育館が避難所になる。空調やトイレなどの設備は十分か。南海トラフ地震臨時情報が発表された場合、学校活動は休止するのか。第2章では自主防災会会長の東海駿河さん(71)やその家族と共に、学校の防災課題を点検していく。 「避難場所まで落ち着いていましたし、待っている間も静かでしたよ」。竜洋君(7)の小学校で南海トラフ地震を想定して行われた引き渡し訓練。迎えに来た遠州さん(36)と三保さん(34)は訓練中の様子を聞き、「頑張ったじゃん」と竜洋君をほめた。竜洋君の学校は校庭の南半分までが津波浸水区域に入っている。昨年度までは校舎の3階以上を津波の避難場所とし
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選手、力強く健闘誓う 伊豆の国市チーム壮行会【市町対抗駅伝】
静岡県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に出場する伊豆の国市チームの壮行会が25日、同市の韮山時代劇場で開かれた。 選手は来場した市民らの前で「自己ベストを出してチームに貢献する」「感謝の気持ちを伝えられるよう力強く走る」などと健闘を誓った。友好都市交流協会からカシミヤを使ったアームウォーマーが贈られた。 天野正人監督は練習を支えた選手の家族やスタッフらに感謝の言葉を述べた上で「これまでの努力を出せるよう頑張る」と述べた。山下正行市長は「ベストなコンディションで、楽しんで走ってほしい」とエールを送った。
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静岡人インタビュー「この人」 ICT教育支援システムを開発した「ロイロ」代表取締役 杉山浩二さん(神奈川県)
2007年、兄の杉山竜太郎代表取締役(48)とソフトウエア開発会社を共同創業した。20年春のコロナ禍に伴う全国一斉休校を機に、同社が開発したICT教育用システム「ロイロノート・スクール」が全国の小中高校で一気に普及した。伊豆の国市出身。46歳。 -システム開発の経緯は。 「学生時代からCGを使った映像を兄弟で制作し、ともにゲーム会社に就職した。2000年代は動画編集の難易度が高かったため、パソコン初心者も扱える動画編集プログラムを開発し、独立した。その後、動画編集ソフト『ロイロスコープ』がヒット。このソフトを応用し、教員の意見を取り入れてクラウド式の教育版システム『ロイロノート・スクール
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消防の仕事体験 家族でにぎわい 伊豆の国でフェスタ
伊豆の国市消防団はこのほど、消防フェスタ2023を同市の韮山時代劇場で開いた。開催は4年ぶり。 はしご車・ポンプ車の乗車やAED、バッテリーカーなどさまざまな体験ブースを設けた。家族連れが団員らの運転するポンプ車に同乗し、会場周辺を周回して楽しんだ。団員のラッパ吹奏や同市を拠点に活動するチアリーディングチームの演技などのステージイベントも会場を盛り上げた。 荻野一義団長は「普段とは違う消防団員の姿を見ながら楽しんでほしい」と話した。 消防団の結束強化に加え、市民の防災意識の向上を目的に開催している。
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地域の魅力発掘 冊子に 伊豆の国 小中生 「IZUCCO」第4号お披露目
伊豆の国市の小中学生が作る地域情報誌「IZUCCO(いずっこ)」第4号が完成し、制作実行委員会はこのほど、同市のトヨタユナイテッド静岡伊豆の国店で発表会を開いた。活動に参加した小中学生ができたばかりの冊子をお披露目し、活動を振り返った。 小学3~6年生20人がグループに分かれ、「伊豆の国市を食べつくそう」をテーマに市内の名物や特産品を取材した。中学1、2年生5人がバックアップした。子どもたちの記事や写真、イラストを専門家が編集してA4判カラー14ページの冊子にまとめた。 発表会で子どもたちは「おいしい食べ物を作るためにたくさんの苦労があることが分かった」などと体験を振り返った。温泉まんじゅう
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伊豆、伊豆の国の特産品試食や販売 11月25日、JAまつり
JAふじ伊豆伊豆の国地区本部は25日午前9時から、JAまつりを伊豆の国市韮山山木の「農の駅グリーンプラザ伊豆の国」で開く。 伊豆市特産のワサビやシイタケの試食、伊豆の国市特産のイチゴやミニトマトの販売、同JA管内のブランド米の食べ比べなどがある。地場農産物を使ったキッチンカーや動物との触れ合いコーナーも設置する。 問い合わせは同本部地区組織課<電055(949)7113>へ。
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伊豆の国市議が来年度予算へ要望 自民所属、市長に提出
自民党所属の伊豆の国市議7人は22日、来年度の予算編成に対する要望書を山下正行市長に同市役所で提出した。要望は「観光業へのカンフル剤となり得る施策の展開」「市民生活や経済界に対する支援策の実施」など10項目。山下市長は「検討し、予算に絡むものでなければ政策として取り組みたい」と応じた。
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道の駅「伊豆のへそ」5周年祭 野菜袋詰め盛況 26日まで 伊豆の国市
伊豆の国市田京の道の駅「伊豆のへそ」で23日、リニューアル5周年祭が始まった。26日まで。 キッチンカーや地場産品を販売するブースなどが並ぶ。ジャガイモやタマネギの袋詰め、サツマイモなどのバケツ詰めコーナーもあり、多くの来場者でにぎわった。岸原宗史支配人は「5周年はお客さまのおかげ。これからも地場産品をアピールできるように頑張りたい」と話した。
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記者コラム「清流」 あるべき自然界の姿に
秋が深まり季節物の取材が増えると同時に、野生動物の出現も増えた。さわやかな香りが漂うネギ畑や、甘く熟した果物を見て腹をすかすのは人間だけではない。 10月下旬、沼津市と伊豆の国市の境付近にクマのような動物の目撃情報が入り現場に向かった。山に囲まれた道路の脇には木の実が散乱していた。数分ばかり歩くと民家があり、色鮮やかなオレンジ色に染まった柿農園の景色が広がっていた。野生動物にもおいしそうに見えるだろう。 本当にクマが出現したかは定かでないが、山奥の食べ物が尽きれば人里に出てきて当然だ。クマを殺す前に、本来の生息地で何が起きているのか、何をするべきか、どうすれば共存できるかしっかりと考えた
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静岡県内72施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は22日、県内の高校、小中学校、幼稚園、保育所、こども園計72施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計1354人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市3施設26人、函南町1施設34人、沼津市3施設90人、三島市2施設27人、伊豆の国市1施設14人、清水町1施設8人、長泉町2施設31人、御殿場市7施設97人、富士市3施設43人、富士宮市2施設147人、静岡市駿河区2施設20人、同市葵区7施設128人、同市清水区4施設61人、焼津市4施設94人、牧之原市3施設49人、島田市2施設20人、藤枝市7施設88人、掛川市6施設67
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花のリレー代表者ら 県庁で受賞を報告 全国花のまちづくり審査
花を使った優れたまちづくり活動を表彰する第33回全国花のまちづくりコンクールで最上位の大賞(国土交通大臣賞)を受賞した浜松市の「天浜線 人と時代をつなぐ花のリレー・プロジェクト」の代表者がこのほど、県庁に川勝平太知事を訪ね、優秀賞の「伊豆の国市商工会女性部」とともに受賞を報告した。 同プロジェクトは浜松いわた信用金庫、天竜浜名湖鉄道、はままつフラワーパークが連携し、2018年から沿線で花の植栽や環境美化に取り組む。130超の企業、団体、学校での協働や地域連帯への貢献性などが高く評価された。 同信金の高柳裕久理事長は「沿線地域を花で美化し、観光面でも地域に資するような活動につなげていきたい
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農林水産業功労者 28人1団体を表彰 静岡県庁
静岡県農林水産業振興会(会長・川勝平太知事)はこのほど、本年度の農林水産業功労者の表彰式を県庁で行った。各団体や企業の要職を務め、事業者の生産性向上や所得増大に貢献した農業22人、林業4人、水産業2人の計28人、農業1団体に、川勝会長が表彰状を贈った。 功労者は次の通り。 【個人の部】農業 赤井穀(静岡市葵区)渥美保広(浜松市西区)石川茂(西伊豆町)石川正巳(静岡市清水区)石田史(御殿場市)大石祐次(吉田町)大松均(御前崎市)長田辰美(森町)加藤常夫(函南町)金田強(富士宮市)川村耕史(静岡市清水区)吉川昌文(同)鈴木周司(浜松市東区)中嶋栄作(牧之原市)名倉光子(掛川市)藤井恵(西伊豆
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伊豆の国の防災 団体に知事褒賞 普及活動貢献
伊豆の国市などで防災の普及活動に取り組む市民有志団体「チーム防災いずのくに」が本年度県地域防災活動知事褒賞を受けた。メンバー6人がこのほど同市役所を訪れ、山下正行市長から褒状が伝達された。 同団体は2020年4月に発足した。市内に甚大な浸水被害をもたらした19年の台風19号を教訓に、日ごろから出前講座などで啓発に取り組んでいる。災害による一時避難時に必要な持ち出し品を記した防災かるたや防災風呂敷を作った。 吉川七苗代表は「これまでに約千人が講座に参加してくれた。小さいことだが防災への意識が広がってくれて良かった」と話した。山下市長は「今後も市内外へ取り組みが普及されるよう頑張ってほしい」と期
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創立150周年の節目祝う 伊豆の国・大仁小に15万円寄付 旧大仁町地区の区長有志
伊豆の国市の旧大仁町地区の区長有志が、創立150周年を迎えた大仁小に15万円を寄付した。地元三福区の井上真琴区長らがこのほど同校を訪れ、全校児童の見守る前で児童代表に手渡した。 井上区長は「少子高齢化が進む中、これからも学校の歴史が続いていくことを願っている」と話した。寄付金を受け取った児童会長の6年白石恵唯さん(12)は「いつも温かく見守ってくれる地域の皆さんに感謝したい」とお礼の言葉を述べた。
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地域の景観大切さ再認識 韮山小児童、工夫や活用例学ぶ
伊豆の国市立韮山小で21日、景観に着目したまちづくり学習会の2回目が行われた。6年生約120人が市内の景観の大切さを再認識した。 全体講座では市都市計画課職員から市の景観条例や近隣市町での景観づくりの工夫例について説明を受けた。下田市のペリーロードの昼とライトアップされた夜の写真を比較して、「夜の方がワクワクする」「光の具合がおしゃれ」といった感想を発表した。ほかにも三島市の白滝公園や伊豆市の「竹林の小径」の活用例も勉強した。 その後児童は、1回目の講座で訪れた同校付近の江川邸や蛭ケ島公園のPRポスター作成に取り組んだ。ポスターには選んだ場所の写真や考えたお勧めポイントを記載し、発表した
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区の行事「安全管理徹底を」 山車横転受け伊豆の国市長
伊豆の国市の山下正行市長は20日の定例記者会見で、同市田京の市道で秋祭りの山車が横転し、1人が死亡、18人が重軽傷を負った事故について、市内全52区に区の行事開催に伴う安全管理の徹底を呼びかける市長名義の文書を発出したことを明らかにした。 文書は10日付。「各区で行事の安全管理を再度確認いただくとともに、地域活動の継続に尽力してほしい」と求めた。 市は今月7日に開催された区連合会理事会で、参加した市内18区の区長に対し、区主催行事について安全管理の徹底を呼びかけた。同会合で、同様の内容を全区に文書で送ることを決めた。 会見で山下市長は「あってはならない事故が発生した。亡くなられた方のご
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105歳新井さん「自慢の歯」 静岡県歯科医師から会長賞
伊豆の国市山木の新井誠三さん(105)が、80歳以上で自分の歯が20本以上ある人を対象にした県歯科医師会の「噛(か)むカムケア8020コンクール」で会長賞を受賞した。このほど同市役所を訪ね、山下正行市長に受賞を報告した。 東京生まれの新井さんは現在、同市の特別養護老人ホーム「韮山ぶなの森」に入居している。好物はそば類で、甘いものもよく食べる。気をつけていることは特にないと言うが毎食後の歯磨きは欠かさず、自分で磨いた後、職員に仕上げ磨きをしてもらう。定期的に歯科医の検診も受けている。 新井さんは自慢の歯を山下市長に見せ、健康の秘訣(ひけつ)も伝えた。「今でも出されたものは何でも食べる。19
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伊豆の国市議会 定例会29日開会
伊豆の国市議会は20日、議会運営委員会を開き、12月定例会の会期などを決めた。決定した主な日程と事項は次の通り。 ◇会期 29日~12月19日◇一般質問 30日、12月1、4日◇当局提出議案 本年度一般会計補正予算案など14件◇常任委員会 12月6、7日
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税の啓発従事9人 三島税務署が表彰
税を考える週間に合わせて三島税務署はこのほど、納税表彰式を三島市の三島商工会議所で行った。税の啓発活動などに長年従事した関連団体の9人に表彰状を贈呈した。 表彰を受けたのは次の通り。 三島税務署長表彰 遠藤利達、本田忠生、藤江康儀(以上三島市)、木下益枝(伊豆の国市)▽三島税務推進協議会長表彰 打矢章雄(函南町)山口純一(伊豆の国市)渡辺英正、速水高博、榎本圭太(以上三島市)
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「翼をください」元気に合唱 東部特別支援学校で学習発表会 伊豆の国
伊豆の国市の東部特別支援学校は18日、中学部生徒の学習発表会を同校で開いた。生徒約20人が、保護者や地元住民の前で本年度の活動の成果を発表した。 生徒は朝の会で練習を続けてきた「翼をください」を、歌詞の内容に合わせた身ぶり手ぶりを交えながら元気に合唱した。1、2年生は楽器を演奏したり体を動かしたりするワークショップを開催。3年生は修学旅行で訪れた県地震防災センターと富士山静岡空港で学習したことを発表した。
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美しい花壇や寄せ植え 伊豆の国でフェア
伊豆の国市の韮山反射炉芝生広場で20日、花咲く伊豆の国フェア(花咲く伊豆の国推進協議会主催)が始まった。花壇やハンギングバスケット、寄せ植えコンテナなどを展示している。フェアは26日まで。 開幕前にミニガーデン作りが行われ、花好きの仲間らが18基作った。ツルで編んだ巨大なかごを中心に据えて秋から冬の森をイメージしたもの、稲わらを積み重ねて鉢植えの花を飾った「和のクリスマスツリー」など工夫を凝らした作品が並んだ。 会期中24~26日に寄せ植えなどのワークショップ、23~25日にマルシェ、23日と25日に花の苗の販売が予定されている。最終日の26日午後2時半から、花の苗を無料配布する。
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チア世界大会での活躍誓う 沼津の中学生が市長訪問
伊豆の国市を拠点とするチアリーディングチーム「パワフルキッズ」に所属する沼津市内の中学生4人が23日、群馬県で開かれる世界選手権大会に初出場する。4人がこのほど市役所を訪れ、頼重秀一市長に活躍を誓った。 訪問したのは有泉まあれさん(大岡中2年)、石原光流さん(第五中3年)、野崎彩葉さん(市立高中等部3年)、野崎陽葵さん(同1年)。8月に東京で開かれた日本選手権の中学生部門で4位入賞し、出場を決めた。 「元気、勇気、笑顔」を合言葉にノーミスでの演技を誓う4人。石原さんは「チアは応援するための競技だから笑顔で楽しみたい」と大舞台を心待ちにした。頼重市長は「心の波長を合わせて、万全の体調で臨ん
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「ロイロノート」普及、急拡大 ICT活用、授業支援システム 伊豆の国出身の兄弟が開発
伊豆の国市出身の兄弟が創業したソフトウエア会社「ロイロ」(横浜市)が開発した、ICTを活用した授業の支援システム「ロイロノート・スクール」の導入がコロナ禍を機に、全国の学校で急拡大している。静岡県でも全市町の約半分にあたる17自治体が導入。学校現場ではICT端末と同システムを活用した効果的な教育の模索が続いている。 ロイロノート・スクールはタブレットを活用し、生徒や教員同士で対話型授業を実現するためのツール。ノートの添削や課題のやりとり、子ども同士の意見共有、調べ学習、動画撮影、資料配布、発表用の資料作成など多目的に活用できる。 同社によると、コロナ禍に伴う全国一斉休校をきっかけに、学校
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山腹で最後の神事 伊豆・大下三峯神社移設へ 1月、公民館近くに
伊豆市修善寺の大下(おおしも)町内会はこのほど、地域を一望できる城山(向山)の山腹にあり、住民の信仰を集める「大下三峯(みつみね)神社」で遷座祭りを行った。同神社は急峻(きゅうしゅん)な山道を登った場所にある。近年、地域の高齢化が進み参拝や管理が困難になっていたことから、町内会が住民の要望を受け足を運びやすい大下公民館付近へ神社の移設を決めた。 山腹で行われた最後の神事では、住民ら約30人が山を登り参列した。広瀬神社(伊豆の国市)の西島善正宮司が神事を執り行い、ご神体を一時的に埼玉県秩父市の本社に戻した。法被姿の小川内利光会長ら代表者が石造りのほこらに、玉串をささげて手を合わせた。 小川
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競技経験者、初心者 問わず ママになっても 気軽に【町道場のいま~かわる柔道界~㊤】
「ママでも金」―。柔道五輪金メダリストの谷亮子さん(48)が出産を経て北京五輪に臨んだ際、その超人性を分かりやすく伝える言葉としてよく使われた。ただ、5歳から大学まで競技者として柔道を続けてきた記者にとっては、少しだけ違和感があった。<谷さんだけがずっと特別な存在じゃいけない>。あれから15年。母親になっても本格的に柔道を続けることは、スター選手だからできる特別なことではなくなりつつある。 金曜日の午後7時、伊豆の国市の韮山高道場で、大仁柔道会の練習が始まる。静かな夜に「こんばんは」の声が響き、柔道着姿の女性が次々と姿を現した。 畳の隅で体操を始めたのは伊東柔道会から出稽古に訪れた秋山菜
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伊豆長岡駅に副駅名 「伊豆天城天然水の郷」 伊豆箱根鉄道
伊豆箱根鉄道は17日、駿豆線伊豆長岡駅(伊豆の国市)の副駅名権のスポンサー契約を、同市のミネラルウオーター製造販売業「エムアイファクトリー」と締結した。副駅名は「伊豆天城天然水の郷」となった。 駅名標に副駅名と同社のロゴマークを表記した。契約は年間77万円で2年契約。電車内CMの放送を行うことも決まり、「エムアイファクトリーは伊豆のナチュラルミネラルウオーターを世界に届けます」というアナウンスが同駅に到着する車内で流れる。 同駅で行った除幕式で、同社の安孫子伸一社長は「水自体が伊豆の国市の財産となるよう広まってほしい」と話した。同鉄道の伍堂文康社長は「伊豆、日本を豊かにするため、地域を盛
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チーム防災いずのくに 地域防災活動貢献で知事褒賞
伊豆の国市などで防災の普及活動に取り組む市民有志団体「チーム防災いずのくに」が本年度静岡県地域防災活動知事褒賞を受けた。17日、メンバー6人が同市役所を訪れ、山下正行市長から褒状が伝達された。 同団体は2020年4月に発足した。市内に甚大な浸水被害をもたらした19年の台風19号を教訓に、日ごろから出前講座などで啓発に取り組んでいる。災害による一時避難時に必要な持ち出し品を記した防災かるたや防災風呂敷を作った。 吉川七苗代表は「これまでに約千人が講座に参加してくれた。小さいことだが防災への意識が広がってくれて良かった」と話した。山下市長は「今後も市内外へ取り組みが普及されるよう頑張ってほし
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SNSへの親子の生活投稿、慎重に 子どもの気持ち見極め大事【NEXTラボ #変わる暮らし】
多くの人がSNS(交流サイト)を利用する現在。子育てや子どもとの生活についての投稿が盛んになる一方、子ども自身が成長とともに拒否感を示したり、情報の悪用が心配されたりするなど、リスクの再認識が求められている。子どもの不利益にならないために親にどんな認識が必要か。経験者や有識者と考える。 誰もが知る名画を模写したどこかほほ笑ましい絵画作品で人気を博す親子アートユニット「アーブル美術館」。県内を拠点に2人の子どもたちと10年以上にわたって活動してきた藤原晶子さん(47)は、ウェブ上での子どもの情報発信について試行錯誤してきた。 作品を多くの人に見てもらおうと、活動開始と同時期にブログを始め
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「誰でも通園」不安の声 有識者、態勢整備訴え 静岡県内保育士「現場任せ」「手いっぱい」
国が検討している子育て世帯の支援策「こども誰でも通園制度」に対し、県内の保育士から不安の声が上がっている。保護者の就労要件を問わず、未就園の生後6カ月~2歳なら誰でも保育施設を定期利用できる仕組みだが、労働環境が改善されない中で新たな園児を受け入れることに現場の抵抗感は強い。有識者は「十分な受け入れ態勢を整えなければ現場の多忙感は増し、いわゆる不適切な保育にもつながりかねない」と懸念する。 「保育士の配置基準も賃金水準も変わっていない。現場任せだ」。静岡市の保育園に勤める50代女性保育士は、ため息をつく。子どもは1歳半ごろから自我が芽生え、意思表示をするようになるとされる。女性は「『イヤ
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インフルエンザ 静岡県内24施設で学級・学年閉鎖
静岡県は16日、県内の高校、小学校、幼稚園24施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計232人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 河津町1施設10人、熱海市1施設8人、伊豆の国市1施設9人、沼津市1施設12人、長泉町1施設9人、御殿場市1施設8人、小山町1施設7人、富士宮市2施設15人、静岡市葵区3施設30人、同市清水区2施設24人、牧之原市1施設11人、磐田市2施設20人、掛川市1施設4人、袋井市2施設22人、森町2施設24人、浜松市中区1施設11人、同市南区1施設8人
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青に染まる韮山反射炉 世界糖尿病デーに合わせライトアップ
世界糖尿病デーに合わせ、伊豆の国市は18日まで、同市の世界遺産・韮山反射炉のブルーライトアップを実施している。 点灯は日没から午後8時まで。夜の静寂の中で反射炉が美しく照らし出されている。
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「韮山城まつり」に向け特製絵馬や見学会 11月18日プレイベント
伊豆の国市民有志によって結成された「韮山城 早雲公を顕彰する会」は18日午後1時から、「韮山城まつり」のプレイベントを同市の韮山高志龍講堂などで開く。 同高、伊豆中央高(同市)、知徳高(長泉町)の美術部員がデザインしたオリジナル絵馬や、着物などの生地を使ったかぶとのストラップを販売する。静岡古城研究会の望月保宏会長による講演会や、伊豆の国歴史ガイドと一緒に韮山城跡を巡り、構造と歴史を勉強する現地見学会も行う。 定員は300人で参加無料。現地見学会は当日会場で定員60人まで申し込みを受け付ける。詳細は市ホームページ、問い合わせは市文化財課<電055(948)1428>へ。
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伊豆の国・山車横転事故 祭り関係者立ち会い、車体を検証 伊豆中央署など
伊豆の国市田京の市道で秋祭りの山車が横転し、1人が死亡、18人が重軽傷を負った事故で、伊豆中央署などは14日、事故当時の山車の操作や故障の有無などを調べるため、同署で事故車体の検証を行った。巡行に関わった住民を含む祭り関係者数人が立ち会った。 署員らは車体の大きさや引き綱の長さなどを改めて詳しく計測したほか、山車の操作方法を関係者に確認し、細部まで撮影した。ブレーキの役割を果たす「てこ棒」の運用も再現した。 車体内部で方向操作などを行う「運転席」にも乗車し、動きを確認した。後方から山車を押すなどし、てこ棒を使ってブレーキの制御状況も調べた。 静岡県警は業務上過失致死傷容疑を視野に入れ全
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アクリル板アート 触れて楽しんで 伊豆のこども園・保育園 巡回展示
コロナ禍で飲食店内の飛沫(ひまつ)防止に活用されていたアクリル板を再利用したアート作品が、伊豆市内の全こども園・保育園8カ所で巡回展示されている。13日は、あまぎ認定こども園への貸し出しが始まり、年長児約30人がアートに触れたり、乗ったりして楽しんだ。 作品の制作には、伊豆の国市のすし店「だるま」の女将(おかみ)山田敏江さんらが携わった。山田さんは「コロナ禍が落ち着いた後には不要になる」とアクリル板を自店に設置した当初から活用方法を考えていたという。アートとして加工することを思いつき、娘のイラストレーターやまだゆきえさんの作品を貼り付けた。これまでも保育園やリハビリ施設などで園児や患者を喜
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イチゴの大きさや品質確認 伊豆の国で目ぞろえ会
JAふじ伊豆伊豆の国苺(いちご)委員会は13日、特産のイチゴの目ぞろえ会を伊豆の国市の韮山野菜集出荷場で開いた。生産者らによると、猛暑の影響で今期の初出荷は例年に比べて1週間から10日ほど遅かった。気温が下がってきたことから、これから出荷量も増えてくるという。 委員会の生産者は137人。28・8ヘクタールで紅ほっぺときらぴ香を栽培している。今期はそれぞれ10月23日に初出荷を迎えた。昨期は約410万パックの出荷だったが、今期は来年5月までに約450万パックの出荷を目指している。 生産者やJA職員ら約150人が参加し、出荷するイチゴのサイズやパックへの詰め方などを確かめた。生産者は見本を手
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記者コラム「清流」 異文化交流 貴重な時間
米カリフォルニア州マリーナ市と今夏に友好都市提携を結んだ伊豆の国市は10月、交流活動の第1弾として高校生同士のオンラインミーティングを開いた。伊豆の国市の参加生徒は初めは緊張気味ながらも、会話を交わすうちに次第に打ち解けて盛り上がった。 ダンスを踊ったマリーナ市の生徒に、盆踊りの振りを披露する場面も。分からない英語があっても、市職員の力を借りて身ぶり手ぶりとともに伝えた。会話がうまくいくと子どもたちからは笑顔が見られた。終了後に話を聞くと、大学に進んでも英語を勉強したいという意見もあった。 多様性を培うためにも海外の文化を学ぶことや外国人との出会いは必要だ。子どもたちにとっては将来の視野
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ゴルフ・ティーチングプロ選手権 大木さん(沼津)シニアで初V 夫婦二人三脚「妻に感謝」
沼津市西浦のゴルフティーチングプロ大木昌幸さん(52)が、10月下旬に兵庫県で開催された第25回PGAティーチングプロ選手権大会で初優勝した。50歳以上のシニア選手が、レギュラー大会で優勝するのは大会史上初。「裏方で支えてくれた妻のおかげ」と大木さん。夫婦二人三脚でもぎ取った悲願をかみしめた。 初日を3アンダーで2位タイの好位置につけた。最終日、13番を終えた時点で大木さんら3人が通算4アンダーでトップに並んだ。18番では谷に落としてピンチを迎える場面もあったが、「前回大会の経験からコースを読み切った」と約2メートルのパーパットを決めて首位にしがみついた。プレーオフは4ホール目までもつれ
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民謡 力強く歌い上げ 伊豆の国で唄まつり
静岡県東部を中心に活動する千丈民謡会(石塚千丈会主)の会員らが出演する「秋の民謡唄まつり」(実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が11日、伊豆の国市の韮山文化センターで開かれた。県内の教室に通う会員約40人に全国で活躍するゲスト奏者も加わり、力強い歌と演奏を披露した。 ステージは三味線合奏に合わせたじょんがら節やりんご節などのメドレーで開幕。北海道から九州まで各地に伝わる民謡を会員らが次々と歌い上げ、来場者から大きな拍手を浴びた。
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映画上映やマルシェなど 12日、伊豆の国で「巡らすフェス」
映画上映やマルシェで地域を盛り上げる「巡らすフェス」(実行委主催)が12日午前10時から午後3時まで、伊豆の国市の韮山時代劇場で開かれる。 宿題やテストがなく、子どもの主体的な学びを実践する学校を舞台にしたドキュメンタリー映画「夢みる小学校」を、午前10時からと午後1時半からの2部制で上映する。静岡県東部を中心に約40団体が出展し、ヨガやマッサージなどのワークショップや、雑貨や飲食、無農薬野菜を販売する。 映画は中学生以下無料で、高校生以上は入場料千円。問い合わせは実行委の桐原さん<電090(9197)5090>へ。
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美人局手口は「漫画参考」 恐喝容疑5人再逮捕 静岡南署
静岡市駿河区で10~20代の男女5人がマッチングアプリで知り合った女性と一緒にいたことに因縁を付けて男性3人を脅し、現金を奪ったとされる強盗致傷事件で、脅し役の19歳の男2人が美人局(つつもたせ)の手口について、「漫画を参考にした」などと供述していることが9日、関係者への取材で分かった。2人は現金を脅し取る筋書きを考えるなど犯行を主導した主犯格とみられる。静岡南署と県警人身安全少年課は同日までに、別の静岡県中部の男性から同様に美人局の手口で現金を脅し取ったなどとして、恐喝と恐喝未遂の疑いで5人を再逮捕した。 同署などは8日、住所不定、無職の男(19)と伊豆の国市、飲食店従業員の男(19)の
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下り坂、安全手順省略か 住民「引き綱が面倒と聞いた…」 伊豆の国・山車横転 10日で発生1週間
伊豆の国市田京の市道で秋祭りの山車が横転し、1人が死亡、18人が重軽傷を負った事故で、山車の巡行に関わった住民が安全確保のための手順を何らかの理由で意図的に省略した可能性があることが、8日までの複数の関係者への取材で分かった。静岡県警は業務上過失致死傷容疑を視野に入れ全容解明を急いでいるが、関係者が多数いることや事故の瞬間を記録した映像がないとみられることなどから、捜査には一定の期間がかかる見込み。事故は10日で発生から1週間を迎える。 事故現場の下り坂に入る際には本来、前方2本の引き綱のうち1本を後ろに移動して引き、速度を調整する。今回はこの操作をしていなかったことがこれまでの関係者へ
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児童生徒 曲に合わせ手拍子 伊豆の国特支校で「伊豆フィル」演奏
伊豆の国市の伊豆の国特別支援学校でこのほど、伊東市を中心とした伊豆地域のアマチュア演奏家でつくる「伊豆フィルハーモニー管弦楽団」を招いた音楽鑑賞会が開かれた。 同楽団のバイオリンやチェロ、トランペット奏者が、おもちゃの交響曲や大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のメインテーマなど5曲を演奏した。人気アニメ主題歌に合わせて、各楽器の紹介とソロパフォーマンスも繰り広げた。小学部から高等部までの児童生徒約190人が鑑賞し、曲のリズムに合わせて手拍子をしたり、腕を左右に振ったりして楽しんだ。
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伊豆の国山車横転 坂道の減速態勢、不十分 引き綱、後方移動せず
伊豆の国市田京の市道で秋祭りの山車が横転し、1人が死亡、18人が重軽傷を負った事故で、山車が事故現場直前の橋を渡りきった後、下り坂に入る際に速度調整のため引き綱のうち1本を後ろに回す本来の操作をしていなかったとみられることが6日、複数の関係者への取材で分かった。 下り坂では山車の前方にいる複数人の引き手が、2本の引き綱のうち1本とともに後方へと移動し、車体の前後で1本ずつ引き綱を持って速度を調整しながら進んでいくが、今回はこの態勢を取っていなかったとみられる。伊豆中央署は業務上過失致死傷容疑を視野に入れ、運行方法や安全対策に問題がなかったか引き続き捜査を進める。 祭典の運営に関わったこと
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JM(東京都) 大竹弘孝社長 公園誘客増で伊豆振興【キーパーソン・最前線】
伊豆の国市神島に10月に開所した「狩野川神島公園」(愛称「川の駅 伊豆城山」)の指定管理者として、施設の管理運営を通じて地方創生を図る。来場者目標を本年度は半期で5万人、2024年度は10万人、27年度は50万人と掲げた。市内外から広く誘客し、観光など地域の産業振興につなげる。 ―具体的な誘客策は。 「メインスポットとなる芝生広場と多目的広場の多様な機能を生かす。遊具 やキャンプ、ドッグランなどのエリアのほか、自転車などで楽しめる起伏のある周回コースがあるため、定期的にイベントを開催し、集客を促進する。地元の飲食・雑貨店を誘致してマルシェも開催する。休日のイベント時にはキッチンカーを設置
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伊豆の国でノババックス製接種 6日と12月21日、新型コロナウイルスワクチン
静岡県は16日と12月21日、伊豆の国市の順天堂大静岡病院で、ノババックス製の新型コロナウイルスワクチンの接種を行う。 対象はアレルギーなどでファイザー製、モデルナ製のワクチンを打てない12歳以上の県民。1・2回目接種が未完了か、完了していても前の接種から6カ月以上たっていることが要件。接種券や身分証明書などが必要。 予約申し込みは県新型コロナ対策推進課の受付専用ダイヤル<電080(8659)4205>(先着順)へ。
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自転車で健康づくり 伊豆の国で講座 30~80代交流
東京五輪・パラリンピック自転車競技の本県開催のレガシー(遺産)継承に取り組む静岡サイクルスポーツコミッション推進協議会はこのほど、自転車を活用した健康づくり講座の第2回を開いた。県内の30~80代9人が交流の一環で伊豆の国市内、函南町内を通る約22キロのコースを自転車で走った。 参加者はEバイク(電動アシスト付き自転車)に乗り、自転車展示・試乗施設を展開するメリダジャパン(神奈川県)の社員の先導で、伊豆の国市の「メリダ・エックス・ベース」をスタートした。同市の守山西公園を訪れた後、函南町の道の駅伊豆ゲートウェイ函南を目指した。到着後、カフェで休憩しつつ会話を楽しみ、同市内へ戻った。 参加者は
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謎解きゲーム 仲間と協力 三島青年会議所開催 伊豆の国
三島青年会議所(JC)はこのほど、伊豆の国市奈古谷の韮山生涯学習センターで「謎解きクエスト!我らが最強パーティー」(静岡新聞社・静岡放送後援)を開いた。同市や三島市などの子ども36人が少人数のチームを組み、協力しながら課題に挑戦してクリアを目指した。 センター内に作り上げた架空の世界から、閉じ込められた住民を救い出す設定で行った。参加者は仲間を集めて“冒険”に出発。町の住民や案内人に扮(ふん)したJCの会員に話しかけ、ヒントを聞き出してゲームを進めた。「クエスト」と呼ばれる課題では、大きな紙相撲や将棋風のゲームで対決したり、ドミノに挑戦したりした。 感謝の気持ち
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伊豆の国の山車横転事故 現場の危険性、共有なく 引き手に経路周知せず
伊豆の国市田京の市道で山車が横転し、1人が死亡、18人が重軽傷を負った事故で、山車の引き手に運行経路や危険箇所の情報共有がされていなかったことが5日、複数の関係者への取材で分かった。誘導役などに配られていた地図にも事故現場となった下り坂などを通行する時の注意点は明記されず、山車の誘導や操作に関わった一部の人間の判断を頼りに運行していた可能性がある。伊豆中央署は業務上過失致死傷容疑を視野に入れ、運行方法や安全対策に問題がなかったか捜査を進める。 複数の引き手らによると、事故当時の引き手30~40人のうち半分近くが未経験者だったとみられ、出発前にどのような経路で巡行するかや事故現場を含めた経路
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山車横転事故 現場に花、手を合わせる地元住民も 伊豆の国市
悲惨な事故から一夜明けた4日、現場の道路脇には花が手向けられ、手を合わせる地元住民の姿があった。 報道を見て手を合わせに来たという地元の70代男性は「若い時に何回も見に来た。久しぶりにやって、まさかこんなことが起きるなんて。思い出のある祭りだから、こんな形になって残念」と下を向いた。 道脇に手向けられた花にみかんを添え、手を合わせた近くに住む70代女性は「亡くなった方やけがをした人が本当に気の毒。何でこんなことになってしまったのか」と悔やんだ。 現場の路上には山車の車輪の跡と思われる曲がりくねった白い線や血痕のようなもの、捜査関係者によって引かれたとみられる印などが残り、事故の悲惨さを
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伊豆の国の山車横転 勢いよく下り坂突入か 直後に揺れ、制御不能に
伊豆の国市田京の市道で山車が横転し、1人が死亡、18人が重軽傷を負った事故で、山車が勢いよく下り坂に突入した可能性があることが4日、関係者や目撃者への取材で分かった。亡くなった販売業の男性(72)=同所=は山車の右前方で縄を引いていたといい、坂道で制御できなくなった山車に巻き込まれたとみられる。伊豆中央署は業務上過失致死傷容疑も視野に入れ、現場の状況を精査し、関係者に話を聞くなどして捜査を進める。 事故当時現場にいた目撃者の50代男性によると、山車は橋を渡った後、坂を登る方向に当たる右に向かおうとした際、「今年はそっち行かねえよ」との声がどこからか飛んだ。声と同時に引き手が駆け出し、山車は
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囃子や山車競り合い 最高潮 富士宮まつり「本宮」
富士宮市の富士山本宮浅間大社の秋季例大祭に合わせた「富士宮まつり」は中日の4日、最大の見せ場となる「本宮(ほんみや)」を中心市街地で行った。山車と屋台が目抜き通りに集結し、激しい競り合いを繰り広げた。 日が傾いた午後4時ごろ、同大社周辺に参加区全ての山車と屋台が一堂に会した。県指定無形民俗文化財「富士宮囃子(ばやし)」を一斉に奏で、祭典の熱気を最高潮に高めた。共同踊りは「富士宮音頭」などを踊り、華やかな輪が広がった。散会後は至る所で勇壮な競り合いを開始。互いの山車をぶつかりそうなほど至近距離に寄せ、相手の山車に身を乗り出す勢いで太鼓や笛、かねの音色を響かせた。 伊豆の国市で山車が横転し1
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伊豆の国・祭り山車横転、1人死亡18人重軽傷 方向転換でバランス崩したか
3日午前8時40分ごろ、伊豆の国市田京の市道で「高さ3メートルの山車が転倒し、人が落ちた。けが人がいる」と119番があった。伊豆中央署や駿東伊豆消防本部によると、山車が横転し、運行に携わっていた現場近くに住む販売業の男性(72)が胸や腹を圧迫されて、死亡した。ほかにも山車の上から転落したり巻き込まれたりして、6歳から75歳までの男性18人が重軽傷を負った。 新型コロナウイルスの影響で山車を出しての祭りの開催は4年ぶりだった。現場は緩やかな下り坂。山車が坂の上で方向転換する際に何らかの原因でバランスを崩したとみられ、同署は業務上過失致死傷容疑も視野に、詳しい状況や経緯を調べている。
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伊豆の国で山車横転 男性1人が意識不明、10人以上負傷か
3日午前8時45分ごろ、静岡県伊豆の国市三福の路上で、秋祭りで巡行していた山車が横転した。伊豆中央署によると、山車から転落するなどして、意識不明で重体の男性1人を含む10人以上が負傷したとみられる。
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在宅医療と最期 あり方を考える 伊豆の国でフォーラム
伊豆の国市の伊豆保健医療センターはこのほど、「在宅医療とまちづくり―魅力的な在宅医療と最期のあり方を考える」をテーマにした伊豆健康フォーラム(静岡新聞社・静岡放送後援)を同市のアクシスかつらぎで開いた。 有識者討論では同センター地域ケア部長の北沢彰浩医師が座長を務め、同センター総合診療科長の清水啓介医師ら4人が登壇した。清水医師は在宅医療のメリットや現状を説明。自宅でのみとり希望者が多いものの、最終的には施設や病院でみとる方が多いのが現状といい、「家でみとるのが怖いという話を聞く。在宅医療の強化を進めていきたい」と呼びかけた。 ほかにも山口県周防大島町のおげんきクリニックの岡原仁志院長が「ハ
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日本庭園詠んだ詩に曲合わせ 11月4日、伊豆の国・知半庵で邦楽イベント
伊豆の国市吉田の国登録有形文化財「知半庵(旧菅沼家住宅)」で4日、現代邦楽を楽しむイベント「日本の庭で」(知半アートプロジェクト委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれる。 ドイツ在住の詩人ケニー・フリースさんが日本の庭園を歩いて8編の詩を詠んだ。その詩に現代邦楽作曲家の高橋久美子さんが曲を付けた。できあがった作品「日本の庭で」を、きむらみかさんら演奏家5人が演奏する。出演者はこのほど、知半庵を訪れ、事前の打ち合わせをした。 午後3時と午後4時半からのプログラムがある。入場無料だが、事前予約が必要。申し込みは知半庵<電090(8306)9766>へ。
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伊豆・熊坂小児童に走り方指導 J沼津が教室
伊豆市立熊坂小でこのほど、サッカーJ3アスルクラロ沼津の選手を招いたスポーツ教室が開かれた。4~6年生36人が50メートル走で汗を流した。 県のオリンピック・パラリンピックレガシー教育推進事業の一環。児童は杉本大雅選手(伊豆の国市出身)と井上航希選手から「スタート前の準備が大事」「スタート後は前傾姿勢」「気持ちで負けない」などと速く走るこつを聞いた。スタートダッシュの練習やリレーゲームの後、杉本選手と一緒に50メートル走にも取り組んだ。ポイントを実践し、多くの児童がタイムを縮めた。 6年の西島優翔君(12)は「たくさん走る練習をして、もっと速くなりたい」と意気込んだ。杉本選手は子どもたち
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9団体の環境プラン採択 静岡県SDGsアワード 8日、県庁でイベント
静岡県は1日、環境課題の解決に貢献するビジネスプランを表彰する「県SDGsビジネスアワード」の採択団体9件を決定したと発表した。各団体は8日午後1時15分から県庁で行うキックオフイベントでそれぞれのプランを発表する。 循環型社会や生物多様性、脱炭素社会などをテーマに、18件のビジネスプランが寄せられ、アワードの総合プロデューサー谷中修吾さん(湖西市出身)らが事業の実現可能性や革新性、環境への貢献度などを審査した。採択団体は今後3カ月間にわたり、専門家から事業成長に向けた伴走型支援を受ける。来年3月に最終成果発表会を行い、知事賞などを決める。 採択団体は次の通り。 アサギリ(富士宮市)ア
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観光資源磨き 中国富裕層誘客 富士山や湧水 三島魅力PR 商議所がモニターツアー
三島市の三島商工会議所が中国人富裕層のインバウンド(訪日客)誘致に向けた観光資源の磨き上げに取り組んでいる。30、31の両日、市内を巡るモニターツアーを実施。旅行商品の実現化を目指し、会員企業と連携して同市の魅力である富士山や湧水をテーマにした特別な体験を用意した。 30日夜は、市中心部の白滝公園の脇を流れる桜川に川床を特設。レーザーの光と音楽で幻想的な雰囲気を演出し、参加者がうなぎを焼く体験を楽しんだ。同市柳郷地のウナギ店「うの川」の神保竜二店主から焼き方を教わりながらこたつの中でかば焼きづくりに挑戦。和食レストラン「KURUHA」(伊豆の国市)が特別に用意した箱根西麓三島野菜や駿河湾の魚
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静岡県選抜、静岡市選抜V 男女混合400リレー 全国障害者スポーツ大会
全国障害者スポーツ大会「燃ゆる感動かごしま大会」は30日、鹿児島県内で最終日の競技を行い、閉幕した。本県選手は3日間で7競技に出場し、金35個を含む計72個のメダルを獲得した。 最終日の陸上は、男女混合400メートルリレーで県選抜と静岡市選抜が優勝した。立ち幅跳びでは、井戸杏香(伊東市)が大会タイ記録で栄冠を手にした。走り幅跳びで五十嵐稔季(伊豆の国市)、ソフトボール投げで秋山愛子(静岡市)、1500メートルで松永大護(同)も頂点に立った。水泳は池田伊吹(藤枝市)が50メートルバタフライで連覇を果たした。 静岡県選抜、バトンパス一番の出来 陸上の男女混合400メートルリレーで県選抜は、
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静岡県内36施設 インフルエンザで学級・学年閉鎖
静岡県は30日、県内の高校、小中学校、幼稚園36施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計372人確認され、学年閉鎖、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 南伊豆町2施設11人、伊東市1施設6人、伊豆の国市1施設9人、沼津市1施設6人、長泉町1施設6人、富士市1施設12人、静岡市清水区2施設30人、同市葵区1施設13人、同市駿河区1施設13人、焼津市2施設18人、島田市1施設9人、牧之原市1施設10人、掛川市3施設34人、磐田市10施設83人、浜松市西区1施設10人、同市北区1施設38人、同市中区2施設20人、同市東区2施設24人、同市浜北区2施設20
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ゴルフ飛距離 温泉でアップ 運動や食と組み合わせ 伊豆の国の施設と県立大が研究
運動と温泉、食を組み合わせてゴルフの打球飛距離を伸ばす―。伊豆の国市のボディーメンテナンススタジオ「BODYアーチ」の望月美春代表(57)が、県立大大学院薬食研究推進センターなどと共同で運動や温泉入浴による飛距離向上の研究に取り組んだ。男女約20人の被験者に独自のプログラムを続けてもらい、一定の成果が出たという。 今回の研究は温泉を活用した新たなヘルスケアサービスの創出を目指す県の「伊豆ヘルスケア温泉イノベーション(ICOI)プロジェクト」の支援を受けた。被験者は昨年9月から2カ月間、自宅で1日15分の運動、器具を使った運動を週1回続け、捻転力や可動性の向上に努めた。運動効果を補完するため、
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温泉まんじゅう祭、大盛況 伊豆の国市
伊豆長岡温泉名物の温泉まんじゅうをPRする「温泉まんじゅう祭」(同実行委主催)が29日、伊豆の国市古奈のアクシスかつらぎ特設会場で開かれた。来場者は市内4店舗の温泉まんじゅうの詰め合わせを次々と買い求めた。 予約販売分と合わせて1100箱を用意した。当日販売分の600箱は、約1時間半で完売する人気ぶりだった。 実行委の渡辺精吾委員長(51)は「多くの来場者でにぎわいありがたい。今後も温泉まんじゅうで地域を盛り上げていく」と話した。 焼津みそまん学会(焼津市)と奥浜名湖観光協会(浜松市北区)も参加し、みそまんじゅうの詰め合わせを販売した。
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伊豆の国の魅力 商工会女性部 交流事業 山梨一行にPR 茶畑案内
伊豆の国市商工会女性部は23日、おもてなし交流事業の一環で、山梨県大月市商工会女性部18人を市内に招き、史跡や活動を紹介した。 伊豆の国市商工会女性部員は「ガイドブックに載っていないおもてなし」をテーマに、光照寺に伝わる普段は非公開の「源頼家公 病相の面」を紹介したり、光照寺から「頼朝・政子語らいの路」を通って願成就院まで一緒に歩いたりした。大月市商工会女性部員はあかねだすきにかすりの着物の茶娘姿に着替え、世界遺産韮山反射炉付近の茶畑で茶摘みを楽しんだ。葛城山にロープウエーで上る観光施設「伊豆パノラマパーク」も訪れ、ロープウエー山頂にある「碧(あお)テラス」からの絶景を写真に収めた。 大月市
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「CO2削減の取り組みを」 指導農業士、沼津で研究会
関東農政局管内9県の指導農業士の研究会「関東ブロック指導農業士研究大会」が24日、沼津市で始まった。25日まで講話や事例発表、現場視察に臨む。 初日は、農業コンサルティング業ナチュラルアートの鈴木誠社長が「国内農業が抱える大きな課題と大きな可能性」と題して講演し、約180人が聴講した。鈴木社長は、今後10年で国内の農業従事者は減少し、農作物の価格上昇で消費量も落ちるため危機的状況は避けられないと指摘。「農作物輸出にはカーボンニュートラル対策は必須。補助金を活用して、化学農薬や二酸化炭素(CO2)排出量を減らす取り組みを進めてほしい」と呼びかけた。 県農業経営士協会の井出行俊さん(いでぼく
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伊豆の国のバレークラブに 選手の写真入りボトル ミネラル水製造会社寄贈
伊豆の国市のミネラルウオーター製造販売業エムアイファクトリーが、同市を拠点に活動する「IZULU(イズル)バレーボールクラブ」に、選手の写真を印刷した500ミリリットル入りオリジナルボトルの水200本を贈った。同社の安孫子伸一社長がこのほど、同市の長岡南小を訪れ、練習に取り組む選手に手渡した。 同チームの今年の活躍を祝おうと製作した。ラベルには写真のほか、大会名と成績、チームの合言葉「絶対!負けない」も載せた。 事前に知らされずにボトルを手渡された選手たちは、一様に驚いた表情を浮かべた。同市立韮山小6年の平岩璃空主将は「僕たちの思い出の大会をペットボトルにしてもらって、すごくうれしい。み
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マウンテンバイク国際大会出場 海外トップ選手が伊豆満喫 修善寺紙の和紙すき、アマゴ料理
伊豆市の日本サイクルスポーツセンターで今月開かれた国際大会「FDAジャパン・マウンテンバイク・カップ2023」(同実行委主催)に出場した海外のトップ選手3人が23日、伊豆半島の魅力を知るため地域交流を行った。伊豆市には同大会男子エリートの部で3位に輝いたイタリアのユーリ・ザノッティ選手(24)が訪れ、同市の地域おこし協力隊の3人から市内の伝統を学ぶなどした。 ザノッティ選手は同市の「修善寺紙谷和紙工房」で、修善寺紙の継承活動に取り組む舛田拓人さん(31)から、地元の伝統和紙「修善寺紙」の歴史について説明を受けた。舛田さんの手ほどきを受け、和紙すきも体験した。通訳はマルコ・ファヴァロさん(
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伊豆長岡名物の温泉まんじゅうPR 29日、伊豆の国で催し
伊豆長岡温泉名物の温泉まんじゅうをPRする「温泉まんじゅう祭」(同実行委主催)が29日午前10時から、伊豆の国市古奈のアクシスかつらぎ特設会場で開かれる。 市内4店舗の温泉まんじゅう2個ずつと同市産茶葉のティーバッグのセットを1箱800円(税込み)で販売する。当日販売分は限定500箱。実行委は26日までの事前予約を推奨している。 焼津みそまん学会(焼津市)と奥浜名湖観光協会(浜松市北区)も参加し、みそまんじゅうの詰め合わせを販売する。問い合わせは市観光協会<電055(948)0304>へ。
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イチゴ 香りと艶に自信 特産・伊豆の国で出荷開始
JAふじ伊豆伊豆の国苺(いちご)委員会は23日、伊豆の国市特産のイチゴの出荷を開始した。同委員会の役員が同市のJAふじ伊豆韮山野菜集出荷場に集まり、持ち込まれたイチゴの出来を確かめた。猛暑の影響もあったがイチゴは健全に育ったという。 2軒の生産者が、紅ほっぺときらぴ香計66パックを持ち込んだ。生産者の堀井一雄さん(66)=同市長崎=は「暑くて生産が大変だった。香りと艶が良く仕上がった」と振り返った。2月にピークを迎え、来年5月末までに首都圏などに450万パックの出荷を見込む。 委員会には137人の生産者が所属し、28・8ヘクタールで栽培している。
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「鉄板焼き甲子園」Vメニュー 商品化へ試食会 伊豆中央高チーム考案
静岡県内外の高校生が鉄板焼きのレシピを競う「鉄板焼き甲子園」(静鉄ストア主催)で優勝を果たした伊豆の国市の伊豆中央高チーム「伊豆っ子04」がこのほど、考案したメニュー「うみゃ~海の幸たくさんガレット風お好み焼き―静岡の抹茶入り」を商品として発売するため、試食会に臨んだ。生徒らは同社バイヤーらが商品用にアレンジしたお好み焼きを食べ、出席者と意見交換した。 同メニューは、抹茶やサクラエビ入りの生地でイカやサケを包み、ナンプラーやハリッサで味を調えた。具材にピーマンやパプリカを使うなど色彩も工夫した。同社での調理のため、味が近い材料を用いるなど、いくつかオリジナルメニューから変更している。生徒
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チアリーディング世界大会、活躍誓う 佐々木さん(伊東南中2)市長訪問
伊東市立南中2年の佐々木心彩さん(13)が、11月下旬に群馬県で開かれる第11回チアリーディング世界選手権日本大会にチームの一員として出場する。このほど市役所に小野達也市長を訪ね、活躍を誓った。 伊豆の国市を拠点に活動するチアリーディングチーム「パワフルキッズ」に所属する佐々木さん。ドラマの影響で小学4年時に競技を始め、ポジションはトップを務める。自身初となる世界大会に向けて「ノーミスで全て決められるように頑張りたい」と抱負を語った。 チームは8月の日本選手権大会で好成績を収め、世界大会の出場権を得た。小野市長は「普段の練習の成果を発揮してほしい」と期待した。
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韮山高150周年式典 栗山氏も“お祝い” 前WBC監督 記念講演
今年、静岡県内公立高で最初に創立150周年を迎えた韮山高(伊豆の国市)は20日、記念式典と記念行事を三島市民文化会館で開いた。記念講演の講師には3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で監督として日本を優勝に導いた栗山英樹さんを招き、全校生徒約840人や教職員、同窓生らが節目を祝った。 同校は1873年、韮山代官江川英龍の家臣で、現在の県知事にあたる足柄県令柏木忠俊が教員養成のために設立した。小川圭一校長は「歴史を紡ぐ韮山高の生徒として自信と誇りを胸に刻み、着実に努力を積み重ねて」と式辞を述べた。 150周年生徒委員会委員長の平山大空翔さん(2年)は「韮高には深い歴史と未来への
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癒やしロボットを返礼品に 伊豆の国市ふるさと納税
伊豆の国市は17日から、ふるさと納税の返礼品として、癒やしロボット「LOVOT(ラボット)」の受け付けを開始した。 ラボットはロボットメーカー「GROOVE X(グルーブエックス)」(東京都)が開発し、キョウデンプレシジョン(同市)で製造されている。抱っこや「高い高い」といった触れ合いを持ち主に求めてくるのが特徴。眠ったり、嫉妬したりもする。体温を38度程度に保ち「人肌の温かさ」を感じられるようにした。重さも約4キロある。360度見渡せるカメラが付いており、インターネットを通じて留守中の異変を知らせたり、遠くに住む家族の様子を確認したりできるという。 市と両社は2022年に包括連携を締結
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元教員講話「韮高人物列伝」 21日午後1時半から 伊豆の国
伊豆の国市の韮山高150年史編さん委員会は21日午後1時半から、同校有慶館で、第11回市民講座を開く。同校の前校長桜井祥行さん、非常勤講師古賀恵介さん、元教員鈴木愛広さんが「韮高人物列伝」と題して講話する。 同校創立150周年記念事業の一環として開催されてきた講座の最終回。当日会場で「韮山高150年史」を販売する。
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パラ選手とボッチャ挑戦 熱海泉小・中
ヤマハ発動機スポーツ振興財団と県障害者スポーツ協会は19日、障害の有無にかかわらず誰もが楽しめる「ユニバーサル・スポーツ」の体験会を熱海市立泉小・中で開いた。児童生徒26人と教職員がパラリンピックの競技種目「ボッチャ」に挑戦した。ボッチャは「ジャックボール」と呼ばれる白球に、自分の球をどれだけ近づけられるかを競い合うスポーツ。児童生徒らは公認パラスポーツ指導員の説明を受けた後、グループに分かれて球を慎重に転がしたり、勢いよく投げたりした。 2010年パラリンピックバンクーバー大会のアイスホッケー銀メダリストで、車いすバスケットボールチーム「静岡WBC」に所属する福島忍さん(66)=藤枝市=
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食と農考える自治体議連 発足へ
有機農業の推進や学校給食への導入を目指すため、県内自治体の議員有志による議員連盟が26日発足する。名称は「食と農を考える自治体議員連盟しずおか」。国が農林水産分野の二酸化炭素(CO2)排出量ゼロや化学農薬使用量低減などの目標を掲げていることを踏まえ、環境問題への対応や食に関わる課題解決に向けて政策提言を行うとしている。 呼びかけ人には6市議会の議員6人が名を連ねた。18日に県庁で記者会見した高橋隆子代表(伊豆の国市議)は「オーガニックへの関心が高まる中、議員同士のネットワークを強固にして政策を提案していきたい」と話した。県内自治体の議員に議連への参加を呼びかける。 設立総会を26日午後1時半
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伊豆の国市、有機農業に本腰 米・野菜栽培研修 新ブランド創出に期待
伊豆の国市は本年度、有機農業普及に本腰を入れている。畑と水田それぞれ千平方メートルの実証農地で現地研修を始め、市内の耕作者を対象に専門家が栽培技術や知識を教えている。市は将来的に、環境への配慮や安全・健康志向をアピールする新たな伊豆の国ブランドの創出を狙っている。 国が「みどりの食料システム戦略」を打ち出すなど有機農業振興に関する施策を強化する中、同市も昨年度から普及促進に取り組み始めた。昨年度は市民に有機農業への理解を深めてもらうため、消費者を含め市民一般向けに講習会を開いた。本年度は対象を生産者に限定し、実際に有機農業に取り組む人を増やすことを目指す。市内の公益財団法人「農業・環境・
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米友好都市の生徒と交流 伊豆の国の高校生
米カリフォルニア州マリーナ市と今夏に友好都市提携を結んだ伊豆の国市はこのほど、両市の高校生12人によるオンラインミーティングを伊豆の国市役所で開いた。交流活動の第1弾で、伊豆の国市内の生徒たちは緊張しながらも英語で異文化を学んだ。 最初に自己紹介と「私のまちで誇りに思っていること」を2分間で発表した。同市の生徒は好きなアニメや部活動、特産のイチゴ、韮山反射炉などを英語で紹介した。事前に名前と自身のアピールしたい点を書いたうちわを用意したほか、慣れてくると身ぶり手ぶりも交えた。 マリーナ高校の生徒からは「親と一緒に通学する」「17歳で免許を取得して車でバイトに行っている」など現地生活の話を聞き
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震災対策、人材不足を議論 伊豆半島サミット 知事と市町長、課題共有
川勝平太知事と伊豆半島5市5町の首長が地域課題を話し合う伊豆半島地域サミットが17日、伊豆の国市内で開かれた。災害や観光産業、地域振興などの課題について意見交換した。 予想される南海トラフ地震を見据え、市町側は「伊豆縦貫道を早めに整備できるかが焦点」などと意見を伝えた。伊豆半島が陸の孤島になることへの危機感も示し、海路や空路を使った避難方法の整備の必要性も訴えた。川勝知事は「緊急性の高い分野。相互支援できる体制を取りたい」と述べた。 伊豆半島の全域的な課題となっている宿泊業などの人手不足についても議論した。市町側は「住環境の整った賃貸住宅を確保したい」「移住の支援金などは国ができないこと
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地域おこし集大成 伊豆の国特産イチゴシロップ開発 協力隊・平尾さん
伊豆の国市の地域おこし協力隊の任期を10月末で終え、市内で起業を予定している平尾潤さん(35)がこのほど、市内のイベントで特産品イチゴを用いたシロップを来場者に振る舞った。活動の集大成として開発した品で、商品化を検討している。「若い世代にも地域の良さや課題を知ってもらうため活動していきたい」と今後への意欲を語った。 平尾さんは2020年11月に協力隊に就任し、日帰り温泉マップやサイクリングを盛り込んだ宿泊プランの作成などに取り組んできた。活動するうちに地域ならではの商品を作りたいという思いが湧いてきたという。協力隊の活動を通じて知り合った農家からイチゴを仕入れ、地元のレストランの協力を得て
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伊豆中央署落成式 治安維持へ拠点の完成祝う 8月に新築移転
今年8月に新築移転した伊豆中央署の落成式が17日、同署で行われた。静岡県や地元関係者、署幹部ら約70人が出席し、治安維持に向けた拠点の完成を祝った。 大原光博県警本部長は「市民の安心安全を担う、地域にふさわしい庁舎が完成した」とあいさつした。高橋文典署長は「明るく親しみやすい空間が整備できた。伊豆の治安維持の拠点として、期待に応えられるよう職務にまい進する」と決意を述べた。 伊豆中央署は鉄筋コンクリート4階建てで、床面積は旧大仁署の約3倍の約879平方メートル。庁舎外観は世界遺産「韮山反射炉」をモチーフとし、周辺の建物と色彩の調和を図る景観形成を図った。
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伊豆の国市で断水 韮山地区の一部、最大約5千世帯
伊豆の国市韮山地区の一部で16日午後6時ごろ、断水が発生した。発生時、最大で約5千世帯に断水や水道の水の出が悪くなるなどの影響があった。 市によると、浄水場から配水池に送るポンプの動作不良により、タンク内に水が送れなかったため、空に近い状態となったことが原因。同日午後9時半現在、影響のあった世帯の一部では復旧し、完全な復旧に向けて作業中だという。 市は同市四日町、原木、寺家、南條、中の各地区公民館に給水所を設置している。また節水への協力を呼びかけている。
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モンゴル訪問団 伊豆の国市訪問 中学校など視察、文化の違い学ぶ
伊豆の国市と友好都市提携を結んでいるモンゴル・ウランバートル市ソンギノハイルハン区の訪問団が、市内を訪れている。アルタンシャガイ区長ら9人は16日、長岡中などを視察し、文化の違いを学んだ。 一行は同日午前、同市役所に山下正行市長を訪ねた。山下市長は「コロナ禍が明け、さらに交流を進めたい」とあいさつした。 その後、訪問団は同中を訪れ、各クラスの授業を見学した。校内の写真を撮ったり、市職員から学校教育について聞いたりした。区長は「モンゴルの教育と似ているところもあれば違うところもあると感じた。2025年で提携10周年になるので、子ども同士の交流ができればいい」と述べた。 訪問団は順天堂大静
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江川酒の仕込みへ 稲刈り参加者募る 伊豆の国で10月21日
江川酒復元プロジェクトに取り組む「江川英龍公を広める会」は21日午前9時から、伊豆の国市の江川家の田んぼで実施する稲刈りの参加者を募集している。収穫した米で江川酒を仕込む。 昼食にはパンに天ぷらを挟んだ「英龍バーガー」を用意する。参加費などの詳細は同会ホームページ、申し込みは事務局の「まちすけ」<電0558(76)0030>へ。
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モンゴルの訪問団 伊豆の国・長岡中視察 教育の違いに関心
伊豆の国市と友好都市提携を結んでいるモンゴル・ウランバートル市ソンギノハイルハン区の訪問団が、市内を訪れている。アルタンシャガイ区長ら9人は16日、長岡中などを視察し、文化の違いを学んだ。 一行は同日午前、同市役所に山下正行市長を訪ねた。山下市長は「コロナ禍が明け、さらに交流を進めたい」とあいさつした。 その後、訪問団は同中を訪れ、各クラスの授業を見学した。校内の写真を撮ったり、市職員から学校教育について聞いたりした。区長は「モンゴルの教育と似ているところもあれば違うところもあると感じた。2025年で提携10周年になるので、子ども同士の交流ができればいい」と述べた。 訪問団は順天堂大静
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駿東伊豆消防本部防火ポスター 最高賞に杉山君(加藤学園暁秀小6) 沼津で表彰式
駿東伊豆消防本部は14日、防火ポスターコンクールの表彰式を沼津市の沼津北消防署で開いた。最高賞の金賞に輝いた杉山遼太君(加藤学園暁秀小6)ら児童12人をたたえた。 管内4市3町の小学4~6年生から232点が寄せられた。表彰式では安立和弘消防長らが表彰状を手渡した。 優秀作品と佳作の計30点は30日~11月5日にアピタ大仁店(伊豆の国市)、11月10~13日にららぽーと沼津(沼津市)、11月21~27日に伊東ショッピングプラザデュオ(伊東市)で展示する。 他の受賞者は次の通り。 銀賞 飯田怜花(伊豆修善寺南4)、大石由季(伊豆の国大仁北4)、永岡瑛多(伊豆土肥小中一貫校5)▽銅賞 森田
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韮山反射炉で鋳物体験 オリジナルキーホルダー製作
伊豆の国市は14日、同市の韮山反射炉ガイダンスセンターで鋳物体験教室を開いた。木村鋳造所(清水町)の社員を講師に、参加者は韮山反射炉や特産のイチゴをかたどったオリジナルキーホルダーを製作した。 鋳造工程を学び、大砲製造に関わっていた韮山反射炉の理解を深めることを目的に開催した。砂の中にキーホルダーの原形となる空間と穴を開け、講師が高熱の金属を流し込んで待つこと数分。中からキーホルダーが現れると、参加者は笑顔を浮かべた。
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地方創生へ連携協定 伊豆の国市と明治安田生命
伊豆の国市と明治安田生命保険はこのほど、地方創生の推進に向けた包括連携協定を締結した。市民の安心安全や健康推進をはじめ、子育てや地域経済、防災対策など幅広い分野に取り組んでいく。 同社の松尾洋沼津支社長と山下正行市長が市役所で協定を締結した。松尾支社長は「医療や介護、子育てなどの分野で地域の発展に貢献していく」とあいさつ。山下市長は「連携して市民のために良い活動をしたい」と話した。 同社は県内35市町のうち28市町と協定を締結している。
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自閉症の息子と作品展 伊豆 沼津の久保寺さん
沼津市江原の画家久保寺真由美さん(57)と、次男で自閉症の悠介さん(27)の作品展「天のおくりもの」が14日、伊豆市柏久保のギャラリースペースCotori(ことり)で始まった。22日まで。 真由美さんは伊豆の国市の城山や、富士市の自然公園の沼地から生える木を描いた油絵など18点を展示している。悠介さんは国内展示会で入賞した作品の複製品や、動物、果物を描いたかわいらしい作品17点を出展した。真由美さんと共同製作した絵本「ぼくのたまご」の原画も並んでいる。 真由美さんは「2人で取り組んだピエロの置物のデッサン画もある。親子の共作に注目してほしい」と話した。 正午から午後5時(最終日は午後4
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東アジアと伊豆の文化探る 伊豆の国で研究者ら講演
富士・箱根・伊豆国際学会は14日、フォーラム「東アジアDNAの源流と、文化・芸術の多様な未来」を伊豆の国市の韮山時代劇場で開いた。 国立遺伝学研究所の斎藤成也特任教授と伊豆学研究会の橋本敬之理事長が講演した。同学会の五條堀孝会長は「地域DNA(東アジアと伊豆)」と題して基調講演し、「地域におけるさまざまな文化や伝統、産業を含む広範囲な活動を国際的な観光資源として捉えることが重要」と述べた。「東アジア文化都市と伊豆」をテーマに、斎藤特任教授と橋本理事長、同学会員2人が討論を繰り広げた。 15日は地元高校生や住民らの東アジア文化都市に関する研究・活動についてのポスター発表や、伊豆などの食、仏
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伊豆文学の魅力知って 朗読や講談 東アジア文化都市
伊豆文学の魅力を伝える「伊豆文学祭」(県など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が14日、伊豆の国市のアクシスかつらぎで始まった。県が推進する交流事業「東アジア文化都市」の一環。 県舞台芸術センター(SPAC)所属の俳優による「伊豆の踊子」朗読、講談師神田菫花さんの講談「金色夜叉」などが公演された。SPACの宮城聰芸術総監督と俳優中江有里さんの「文学の新たなアプローチ」をテーマにした対談も行った。 15日は菊地豊伊豆市長と岩手県花巻市、前橋市、長野県小諸市の関係者が出席し、事例発表や有識者討論を行う。映像ライブや朗読劇なども展開する。詳細、申し込みは伊豆文学祭ホームページへ。
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“外”から問う日本の未来 15日、伊豆の国で映像ライブや朗読劇 日本ペンクラブ企画監修シリーズ事業
日本ペンクラブが企画監修するシリーズ事業「ふるさとと文学2023~異郷としての日本」が15日午後1時から、伊豆の国市のアクシスかつらぎで行われる。「文学をライブステージ化する」がコンセプト。日本の文化や風習、国民性を描いた海外の歴史史料、紀行文、評論作品に光を当て、外からの視点で現代までの日本の歩みを浮かび上がらせながら、これからの進むべき道を問いかける。 第1部の映像ライブ「鏡のなかのニッポン」は、クラブ前会長の吉岡忍さんが構成脚本を手がける。「魏志倭人伝」「ペリー提督日本遠征記」「魯迅選集」「ジャパン・アズ・ナンバーワン」などの海外作を出典に用い、時代ごとの日本の姿を映した鏡に見立てて
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ミネラル水で選手支援 東レアローズ、ベルテックスと契約 伊豆の国の製造販売会社
伊豆の国市のミネラルウオーター製造販売業「エムアイファクトリー」(安孫子伸一社長)がこのほど、バレーボールVリーグの東レアローズ、バスケットボールB2リーグのベルテックス静岡の両チームとパートナーシップ契約を締結した。同社が同市内で記者会見を開いて発表した。 同社は今後、両チームの選手やスタッフにミネラルウオーターを提供する。ホームゲーム開催時、来場者にオリジナルボトル入りミネラルウオーターをプレゼントする。東レアローズのホームゲームのチケットを地元ファンにプレゼントすることも計画している。 安孫子社長は「事業を通じて社会貢献をしたいという思いを抱いていた。地域のためにもなることを期待し
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地域安全のつどい 防犯功労者ら表彰 静岡
静岡県防犯協会連合会と県警は12日、本年度の「地域安全のつどい」を静岡市駿河区の県男女共同参画センターあざれあで開いた。防犯や少年の非行防止に尽力した功労者らを表彰した。 全国地域安全運動(20日まで)の関連行事。連合会の栗原績理事長と県警の水嶋春彦生活安全部長が表彰状を伝達した。参加者を代表し、防犯ボランティアに取り組む静岡大3年の高橋恵さんが「地域安全運動の担い手として一層の努力をする」と宣言した。 表彰を受けた功労者らは次の通り。 内閣府特命担当大臣表彰 西村保(藤枝市)菊川厚代(同)▽全国防犯協会連合会防犯功労者・防犯栄誉金章 大杉弘海(磐田市)勝又利幸(裾野市)▽同連合会功労ボラン
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海外イメージ 街で英会話 伊豆中央高1年生 都内の学習施設訪問
伊豆の国市の伊豆中央高1年生158人がこのほど、東京都江東区の体験型英語学習施設「東京グローバルゲートウェイ(TGG)」を訪れ、研修に取り組んだ。 TGGは海外をイメージしてつくられた街並みの中で外国人とのコミュニケーションを体験できる。空港、機内、ホテルなどを模したエリアで、スタッフと英語でやりとりする。生徒は7、8人ずつのグループに分かれて研修に臨んだ。スーパーや病院を体験した生徒は「恥ずかしがらずに話しかけることが大切だと感じた」と振り返った。 同校は生徒間の親睦を深め、国際観の醸成を図ることを目的に、毎年TGGでの研修を実施している。
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バナナ・パパイアのクラフトビール 熱川バナナワニ園(東伊豆町) こだわりビール名物に【静岡ものづくり最前線】
温泉熱を活用し、その名の通り、ワニの飼育や熱帯植物の栽培を行っている熱川バナナワニ園。2021年からは伊豆の国市の醸造所「反射炉ビヤ」と共同で、園内の果物を使ったクラフトビールを開発、販売し好評を集めている。 クラフトビールは2種類。「伊豆バナナワニWeizen(ヴァイツェン)」は、濃厚な甘みが特徴の台湾バナナ「仙人薫」を使用。昨季まではホップが多めで苦みが強い「IPA」のスタイルで醸造していたが、果実味の強い白ビールに変更した。風味を前面に押し出す狙いで、完熟バナナの滑らかな味わいを楽しめる。バナナは最適な状態で収穫するため、1本ずつ手摘みしている。 もう1種は「伊豆パパイヤIPA」。
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人手不足対策など5項目を市に要望 伊豆の国市商工会
伊豆の国市商工会はこのほど、商工行政に関する要望書を市に提出した。市の2024年度予算編成を前に、人手不足の解消や観光振興につながる各種施策5項目を求めた。 新規は1項目で、脱炭素化に向けて、環境に配慮したエコリフォームを対象とした補助金の要望を盛り込んだ。高校卒業後に地元を離れる若者が多く、人手不足は「深刻な問題」として、商工会と教育機関が連携した事業実施を訴えた。観光事業では大河ドラマのレガシーを継続させるため、伊豆の国ブランド認定事業所などのネット販売拡大の支援も伝えた。 市役所に山下正行市長を訪ね、要望書を手渡した大沢秀光会長(71)は「新型コロナウイルスが5類に移行したが、さまざま
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特別支援学校で清掃作業 韮山ライオンズクラブ 伊豆の国
伊豆の国市の韮山ライオンズクラブ(LC)はこのほど、同市の東部特別支援学校で清掃活動を行った。LCメンバーと同校の教職員約30人が参加し、校庭の植木剪定(せんてい)や草取りに汗を流した。 奉仕事業の一環で、毎年実施している。山口純一会長(65)は「子どもたちが気持ちの良い環境で学校生活を送ってもらえたら」と意義を語った。
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特殊詐欺未然防止 信金職員に感謝状 三島署
三島署はこのほど、特殊詐欺被害を未然に防いだとして三島信用金庫函南支店(宮本浩和支店長)と同支店職員の遠藤友美さんに署長感謝状を贈った。遠藤さんは9月11日、伊豆の国市の70代男性が「1億5千万円が当選したとメールが来た。当選金を受け取るため3千円を振り込みたい」などと来店したため、メールを確認するなどして詐欺を疑い、同署に通報した。
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伊豆の国市民文化祭 団体・個人が成果発表
第19回伊豆の国市民文化祭(実行委など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が8日、同市のアクシスかつらぎで始まった。幅広い年代の72の団体・個人が活動の成果を発表している。9日まで。 芸能祭と市民作品展に分けて開催し、大ホールでは19団体が演奏や合唱、フラダンス、和太鼓などを披露した。多目的ホールやギャラリーなどでは個人や団体が絵画、書、手芸などの作品を並べている。 9日は午前10時から午後3時に開催し、作品展のほか17団体が芸能発表を行う。
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育てたミカン 中高生収穫 沼津の農園で職場体験会
沼津信用金庫は7日、児童養護施設伊豆長岡学園(伊豆の国市)の生徒を招いた職場体験会を沼津市西浦のくぼた農園工房のミカン畑で開いた。 6月から8月まで月1回、同農園で摘果作業や農場整備の体験をしてきた中高生5人が、ミカンを収穫した。 生徒たちは食べ頃を迎えたミカンをはさみで手際よく切り取った。一部のミカンは味わい、「甘い」「おいしい」などと感想を語り合った。 仲宗根さくらさん(14)は「自分で育てたミカンの収穫はとても楽しく良い経験になった」と充実した表情を見せた。
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文化財施設建設 伊豆の国市民に説明 意見交換や質疑応答
伊豆の国市は6日、合併特例債が活用できる期限の2025年度末までに設置する方針で作業を進めている新たな文化財展示施設についての市民説明会を、同市のあやめ会館で開いた。市民約40人が出席し、意見交換や質疑応答を行った。市企画財政部と教育部職員が設置の目的や必要性、施設の概要などを説明。参加者には展示施設の基本構想の資料も手渡した。 参加者からは「展示物の入れ替えをしていくのか」「施設完成は間に合うのか」などと質問が出た。市担当者は「入れ替えをして来場者に何回も来ていただくようにする」「スピード感を持って建設を進める。パブリックコメント(意見公募)も検討している」と説明した。「せっかくある立派
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伊豆の国市文化祭 芸能や展示発表 10月8日から
第19回伊豆の国市民文化祭(実行委など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が8、9の両日、同市のアクシスかつらぎで開かれる。 芸能部門に歌唱、演奏、舞踊など36団体、展示部門に美術、工芸、伝統文化など37団体が参加する。友好都市の京都府長岡京市文化協会からも作品が寄せられる。市内飲食店による弁当や軽食の販売ブースも設ける。 詳細は市ホームページへ。
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伊豆、伊豆の国 市制20年 両市の若手連携 企画案発表
伊豆市と伊豆の国市はこのほど、市制20周年を記念した両市の連携事業の実現に向け、若手職員による第1回の意見交換会を伊豆市内で開いた。 企画やアイデアを語り合うチーム「デザインラボ」に所属する伊豆市職員と、「市制施行20周年記念事業検討委員」の伊豆の国市職員ら約30人が参加した。6グループに分かれ、両市の連携イベントの企画案を考えた。「2市合同で駅伝大会を開き、各市をゴールにする」「自転車を使って市内の飲食店を巡るスタンプラリーを行う」などの意見を発表した。 伊豆市は2024年、伊豆の国市は25年に市制20周年を迎える。
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災害時の事業継続 平時の備え重要 伊豆の国でセミナー
田方建設業協会はこのほど、防災力向上セミナーを伊豆の国市内で開いた。同市と伊豆市の建設業組合員ら約60人が出席し、沼津河川国道事務所の増田進一事業対策官の「災害時の事業継続力認定制度」と題した講話に耳を傾けた。 増田さんは近年の大規模自然災害発生状況を示し、不測の事態が発生した場合に備えて、平常時から事業継続計画(BCP)を準備しておくことの大切さを強調した。発災後に担う役割の大きい建設会社がBCPを策定することが、地域防災力の向上につながると説明し、中部地方整備局が進める建設BCP制度を紹介した。 同協会の土屋龍太郎会長は、初動の遅れは被害拡大や犠牲者増加に直結するとし、「災害発生時に
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ふるさと納税返礼品に 伊豆箱根鉄道ヘッドマーク掲出 駿豆線沿線3市1町
伊豆箱根鉄道駿豆線沿線の三島、伊豆の国、伊豆、函南の3市1町は7日から、ふるさと納税の返礼品として駿豆線でオリジナルヘッドマークを掲出できるプランの受け付けを始める。 駿豆線の利用客増などを目指し、同社と4市町でつくる沿線地域活性化協議会で5月に提案されて実現した。企画を呼びかけた伊豆市の土屋直也企画財政課長は「特徴的な返礼品を3市1町で出すことにも意味がある。地域活性化に寄与できればいい」と語る。 ヘッドマークは円形と長方形の2種類。寄付者が好きなイラストや写真、メッセージなどを自由にデザインできる。市町ごとに名所やご当地キャラクターがあしらわれた円形のフレームも用意した。5日には三島
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静岡県東部少年柔道 小学生230人熱戦 伊豆の国
「第52回県東部少年柔道大会」(県東部柔道場連盟主催、静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、伊豆の国市の長岡体育館で開かれた。 静岡県東部の26団体から小学2~6年生約230人が出場した。男女混合の団体戦や学年、体重別の個人戦をトーナメント形式で行い、熱戦を繰り広げた。選手たちはチームメートや保護者から声援を受け、懸命に技を繰り出した。
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施設利用者ら パン食い競争奮闘 伊豆の国 地域と交流楽しむ
社会福祉法人「春風会」(沼津市)は4日、障害者の社会参加や地域との交流促進を目的とした「第14回ふれあいの集い」を伊豆の国市のあおばの家で開いた。 同法人が運営する沼津、伊豆の国、伊豆の3市内の6施設から、利用者やその家族、職員ら約150人が参加した。開会式で同法人の石川三義理事長は「利用者同士で交流を深めて楽しみましょう」とあいさつ。利用者らはパン食い競争に挑戦し、口や手でパンを取って懸命にゴールを目指した。 ダンスでは体を動かしたり手拍子をしたりして会場が一体となって盛り上がった。ハーブ茶の試飲や農産物販売のブースも設けられた。
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文化財展示施設 6日市民説明会 伊豆の国市
伊豆の国市は6日午後7時から、合併特例債が活用できる期限の2025年度末までに設置する方針で作業を進めている新たな文化財展示施設についての市民説明会を、同市長岡のあやめ会館で開く。 市企画財政部と教育部職員が設置の目的や必要性、施設の概要などを説明する。参加者から意見を聞き、意見交換も行う。 説明会は、11日は同市四日町の韮山時代劇場、12日は同市田京の市役所大仁庁舎でも、それぞれ午後7時から実施する。問い合わせは市役所企画課<電055(948)1413>、詳細は市ホームページへ。
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4年ぶり奉納へ「三番叟」猛稽古 8日、伊豆の国の熊野神社例大祭
伊豆の国市三福の熊野神社例大祭(8日)で今年、4年ぶりに三番叟(さんばそう)が奉納される。昨年まで3年間、新型コロナウイルス感染防止のため中止が続いていた。出演者が同神社で本格的な練習を続けている。 400年以上続くと伝えられる同神社の三番叟は「種蒔(たねまき)三番叟」。「地方(したかた)」の笛や太鼓の演奏に合わせて翁(おきな)、黒式尉(くろきじょう)、千代(せんだい)の三役が舞い、五穀豊穣(ほうじょう)や子孫繁栄などを祈願する。 今年は翁を会社員松川奨さん(32)、黒式尉を藤原暖真さん(大仁中2年)、千代を三枝孝太郎君(大仁小5年)が務める。地方を大仁中の生徒が担当する。松川さんは「
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反射炉ビヤ ケルシュビール部門で最高金賞 「伝統と革新を表現」
伊豆の国市中の醸造所「反射炉ビヤ」が作るビール「ニューワールドケルシュ」が、本年度世界一のビールを決める大会「ワールド・ビア・アワード」のケルシュビール部門で最高金賞を受賞した。同醸造所が今年初めて生産した新作で、山田隼平醸造長(30)は「反射炉ビヤの『伝統と革新』を表現できた」と自信をのぞかせる。 同ビールは同醸造所の季節限定ビールで、「ケルシュ」はドイツのケルン地方で伝統的に醸造されているビールのスタイルのこと。エール酵母を使いながら低温で発酵、熟成させることで、すっきりとした味わいになっている。米国の最新ホップ品種を使用していることから、華やかな印象に仕上がった。 同大会審査員は「
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「江川邸」内庭見学、歴史を学ぶ 伊豆市の生涯学習講座
伊豆市は3日、60歳以上を対象とした生涯学習講座「いず生きいきカレッジ」の本年度第4回学習会を伊豆の国市内で開いた。参加者27人が国指定重要文化財「江川邸」(同市)の普段入ることができない内庭や書院を中心に見学し、歴史講演を聞いた。 江川文庫の橋本敬之学芸員(70)の案内で、切れ目の入った独特の「韮山竹」が植えられている内庭、内庭に隣接する和室の書院などを見て回った。幕末の韮山代官江川太郎左衛門英龍に関する史料などの説明を受けた。非公開の書院では「韮山塾と反射炉」をテーマに講演を聞いた。世界遺産韮山反射炉(同市)の築造に携わった英龍の実績や、英龍のほかの偉人との関わりについて理解を深めた。
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東アジアDNA源流 研究者らが対談、講演 伊豆の国で14、15日
富士・箱根・伊豆国際学会は14、15の両日、フォーラム「東アジアDNAの源流と、文化・芸術の多様な未来」を伊豆の国市の韮山時代劇場で開く。 14日はフォーラムのテーマについて、2人の研究者によるトークイベントや同学会の五條堀孝会長の基調講演などを行う。ほかにも「東アジア文化都市と伊豆」をテーマに有識者討論を実施する。15日は地元高校生や住民らの東アジア文化都市に関する研究・活動についてのポスター発表がある。 詳細、申し込みは同フォーラムのホームページへ。
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治安維持にまい進 殉職警察官慰霊祭 伊豆中央署
伊豆中央署はこのほど、殉職警察官3人の慰霊祭を伊豆市門野原の「治安の礎」など管内3カ所の慰霊碑前で行った。高橋文典署長や幹部ら15人が参列し追悼した。 1980年に当時の天城湯ケ島町で起きた人質立てこもり事件で凶弾に倒れた山下啓一警視正(当時旧大仁署刑事課長)の慰霊碑「治安の礎」では、参列者が黙とうをささげ、順番に献花した。高橋署長は「署員一丸となって治安維持にまい進したい」と追悼の言葉を述べた。 1895年に同市湯ケ島の道路工事現場巡回中に落石で命を落とした小林正吉巡査と、1914年に伊豆の国市神島の山火事の消火活動で殉職した関根政蔵巡査の慰霊碑にも花を手向けた。
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気候や水、食事に違い 伊豆の国でモンゴル訪問の中学生報告会
伊豆の国市と友好都市交流の覚書を交わしているモンゴルのソンギノハイルハン区を訪問した同市の中学生がこのほど、同市のあやめ会館で報告会を開いた。参加した27人が草原の国・モンゴルで何を体験し何を感じたかを語った。 5、6人ずつ5班に分かれ、テーマを決めて発表した。「気候と水」をテーマにした班は、モンゴルでは水道水が飲めずシャワーは温度調節が難しいこと、その一方で蒸し暑い日本より過ごしやすかったことなどを紹介し、「どちらの国にもメリット、デメリットがあることを知った」と述べた。モンゴル料理を取り上げた班は「肉を使った料理が多く、日本で食べたことのない味付けだった」と振り返った。 27人は、4
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伊豆の国・長岡北小児童 イチゴの苗植え挑戦
伊豆の国市立長岡北小の全児童約120人は2日、イチゴの苗の定植を学校敷地内のビニールハウスで体験した。 食農教育活動の一環で、JAふじ伊豆青壮年部伊豆の国地区北支部が主催して毎年行っている。部員14人が児童に市特産の紅ほっぺの苗の植え方を指導。児童は手分けをして約630株を高設栽培の棚に丁寧に植えた。 児童が水やりなどの世話をして、来年収穫を予定している。イチゴは給食で食べる。体験を終えた児童は「苗を植える大変さが分かった。大切に育てたい」「おいしいイチゴを実らせたい」などと感想を話した。同支部の山口誠一食育部会長(40)は「定植から収穫までを体験し、食と農の関係を学んでほしい。地域の特
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記者コラム「清流」 地元記者の醍醐味
「半世紀ぶりに命の恩人と再会する。取材してほしい」。異動前の今夏、勤務していた支局に電話がかかってきた。26年前、モンゴルのバイクレースに参加中、遭難したところを現地民に助けられたという男性(68)からだった。 男性は帰国して恩人を探し始めるが、名前すら分からず。半ば諦めていたが、昨年伊豆の国市で開かれたモンゴルの文化交流イベントがきっかけで恩人の所在が判明。男性は今年8月に現地で再会を果たした。旧交を温め「大変感激した」と熱っぽく語ってくれた。 取材中、男性になぜ支局に連絡をくれたのかと尋ねた。26年前、バイクレースへの出場を当時の支局記者に取材されたことを覚えていたという。先輩記者の
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新会長に野木氏 ソロプチミスト駿河
国際ソロプチミスト駿河はこのほど、第46期理事会メンバーを決めた。新会長には野木明美氏(三島市)が選ばれた。このほかのメンバーは次の通り。 副会長 高田千恵子(長泉町)▽セクレタリー 木下益枝(伊豆の国市)▽C・セクレタリー 服部鈴子(裾野市)▽トレジャラー 小野寺春代(同市)▽一年理事 舟橋智子(三島市)▽2年理事 金子哲子(沼津市)
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サポートカー乗車 自動駐車など体験 伊豆の国で交通教室
伊豆中央署、交通安全協会伊豆中央地区支部などはこのほど、秋の全国交通安全運動の一環として、サポートカーを体験する交通安全教室を伊豆の国市立中央図書館で開いた。 同市神島地区民や同図書館職員ら約40人が参加した。グループに分かれ、自動駐車、自動ブレーキ機能を搭載した車を体験した。
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ミカン狩り 季節到来 伊豆の国の共同農園
伊豆の国市小坂の「小坂みかん共同農園」で1日、恒例の観光ミカン狩りが始まった。来年1月5日まで。 同農園の関係者が神事を行い、盛況を祈願した。同農園の水口始代表理事(75)によると、7~9月が暑く、雨の日が少なかったため、甘みとうまみが増した。極わせ種の「日南(にちなん)」と「由良(ゆら)」が食べごろという。三島市から訪れた夫婦はミカンを摘み取ってその場で味わい、「味が濃くておいしい」と喜んだ。 同農園は1958年の狩野川台風で田畑が被害を受けたのを機に、地元住民が山の斜面を利用して共同で始めた。現在は約5ヘクタールの広さに約8000本が植えられている。 営業は午前8時から午後4時までで無休
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高井さんの100歳祝福 伊豆の国市長訪問
伊豆の国市の山下正行市長がこのほど、本年度100歳の市民の自宅を訪れ、花束や記念品を贈って長寿を祝った。 6月に100歳になった同市田京の高井花子さんは、長男健一さんらの世話を受けながら自宅で過ごしている。テレビを見ながらのんびり過ごすのが好きで、週に2回デイサービスにも通っている。 山下市長は「今の日本を築いてくれたことに感謝する。いつまでもお元気で」と呼びかけた。高井さんは笑顔で応えた。 市によると、本年度100歳の市民は24人で、最高齢は107歳の土屋礼子さん(同市古奈)。
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少年少女草サッカー クワトロガールズ全国V 新谷さん 韮山小 MVP
8月中旬に静岡市で開かれた日本最大規模の小学生サッカー大会「第37回全国少年少女草サッカー大会」の女子の部で、県東部の小学生で構成するチーム「クワトロガールズFC」が優勝した。MVPに輝いた伊豆の国市立韮山小6年の新谷百亜那さん(11)らメンバー4人がこのほど、山下正行市長を表敬訪問し、結果を報告した。 新谷さんはFWとして決勝戦でハットトリックを決める大活躍。「1、2点目もうれしかったが、3点目を決めた時は鳥肌が立った」と声を弾ませた。今後については「チームのみんなで努力を続けていく」と意気込んだ。
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公式LINE刷新 伊豆の国市
伊豆の国市はこのほど、無料通信アプリ「LINE(ライン)」の公式アカウントをリニューアルした。欲しい情報だけ受け取れる機能を追加し、情報検索メニューを簡単で分かりやすいものに変更した。 子育てや健康、イベントなど11項目から受け取りたい情報を選択して登録する。住んでいる地域の種類別のごみ収集日を前日に知らせるメニューもある。 情報検索メニューは防災や子育て関連、イベント・講座など22項目を用意した。自動応答サービスを活用しており、質問に答えると欲しい情報にたどり着くことができる。住民が遊具の損傷や漏水などを報告できる「損傷報告」機能も盛り込んだ。 避難所や気象情報、避難方法などの防災情報を充
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伊豆の国市議会閉会
伊豆の国市議会9月定例会は29日、最終本会議を開き、2022年度一般会計歳入歳出決算など12議案を認定、可決し、閉会した。
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富士山フォトコンテスト 富士・宮崎さん最優秀 静岡中央銀行主催
静岡中央銀行(沼津市)は28日までに、主催する富士山フォトコンテスト(静岡新聞社・静岡放送協力)の入賞作品11点を発表した。富士市のはたご池から満開の桜と霊峰を写した宮崎泰一さん(同市)の「幻想桜富士」が最優秀賞に選ばれた。同行の2024年カレンダーに使われる。 受賞作品は10月2日以降に同行ホームページで紹介する。13回目となるコンテストには県内外209人から654点の応募があった。 他の入賞者は次の通り。 優秀賞 落合正和(静岡市清水区)峰岸昭子(埼玉県)小栗進(浜松市北区)▽静岡新聞社賞 竹内桂子(沼津市)▽静岡放送賞 植松宥二郎(富士宮市)▽佳作 山本武正(同)上野祐司(神奈川
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伊豆の国で剣道県東部地区大会 個人、団体 白熱
しずおかスポーツフェスティバル剣道東部地域大会兼県東部地区剣道大会(県スポーツ協会、県主催、静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、伊豆の国市の長岡体育館で開かれた=写真=。 県東部から大学生以上の剣士が集い、団体戦と個人戦で競った。団体戦は男子50歳未満、男子50歳以上、女子の3部門に計41チームが出場。各地の剣道連盟や道場ごとにチームを組み、トーナメントで頂点を争った。個人戦は5部門で行われ、約160人が白熱した勝負を繰り広げた。
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人生100年時代の健康考える 三島でフォーラム ストレッチも
健康について考える「POICしずおか健康フォーラム」(NPO法人POIC研究会主催)がこのほど、三島市生涯学習センターで開かれた。 市内外の老若男女約150人が来場。基調講演では県立大の山田静雄特任教授が「人生100年時代の健康長寿を考える」をテーマに講義した。伊豆の国市のボディーメンテナンススタジオ「BODYアーチ」の望月美春代表(57)は座っている来場者と一緒に、飲み込みや頭痛、姿勢改善に効果があるストレッチに取り組んだ。骨盤に手を当て背筋を伸ばしながら、左右に体を傾けたり10秒間脚を上げたりして筋肉をほぐした。
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伊豆の国市制20周年記念 若手市職員が事業企画 市長に中間報告書提出
2025年4月に迎える伊豆の国市制20周年に向け、市民の機運醸成を図る事業を実施するため、市制20周年記念事業検討委員会の第5回会合が25日、市役所で開かれた。委員の若手職員が市制20周年の企画などを盛り込んだ中間報告書を山下正行市長に手渡した。 中間報告書では、基本方針として「市への愛着をさらに深める」など三つの柱や、ブランドメッセージを市民らから公募し来年度の上半期までに決定することを示した。記念事業は市主催と市民等主催に分けた74のアイデアを提示した。山下市長は「報告書を読んで今後実施することを精査していく」と話した。 委員は来年7月ごろに山下市長へ企画案となる最終報告書を提出する。
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北条義時と妻「姫の前」 結婚記念日に夫婦の碑お披露目 伊豆の国市
伊豆の国市の江間郷土研究会は25日、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の放送をきっかけに江間公園(同市)内に建立を始めた北条義時と妻「姫の前」の夫婦の碑のお披露目式を同公園で開いた。姫の前は有力御家人・比企氏の一族で、同日は2人の結婚記念日にあたる。姫の前の地元埼玉県東松山市から「比企の尼伝承会」を招いた。 夫婦の碑は高さ約2メートル30センチで、正法寺(同市)の中島栄住職が揮毫(きごう)した文字「北条義時 姫の前」が記されている。式では関係者が義時と姫の前のコスプレをして登場。契約を交わす際、それを破らないことを神仏に誓う文書「起請文」を互いに手に持った。 同研究会の佐藤常義会長(60)は「
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伊豆の国発祥のブドウ ピオーネ 原木保存へCF
伊豆の国市生まれのブドウ「ピオーネ」の原木を後世に伝える活動に取り組む「ピオーネの原木を守る会」はこのほど、クラウドファンディング(CF)を開始した。集まった資金は同市小坂のブドウ畑の消毒用噴霧器購入や、特製ピオーネジャムの製造・販売などに充てる。目標金額は100万円。 ピオーネは1957年、同会の加々見宏子代表(77)=同市=の祖父井川秀雄さんが生み出した。その原木は今もブドウ畑にある。一時は荒廃していた畑を17年前に加々見代表が受け継ぎ、大切に守っている。加々見代表は「世界に誇るピオーネの歴史を守るため、多くの人の力を借りたい」と協力を呼びかけている。 CFは専用サイト「READYFOR
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政府の少子化対策 静岡県内28首長「評価」 増税賛否 27人 明言避ける
共同通信が24日までに全国の自治体の首長を対象に実施した少子化問題に関するアンケートで、静岡県と県内35市町の計36自治体のうち、28自治体(78%)が政府の少子化対策を評価すると回答した。対策の財源に充てるための増税に対する賛否は、27自治体(75%)が「どちらとも言えない」とし、明言を避けた。自治体単独で対策に取り組む限界や安定した財源の確保を課題に挙げる首長が多く、国主導による施策の推進の必要性を求めた。 調査では全1788自治体の首長のうち、1681人から回答を得た。県内は全36人が答えた。 本県の首長の回答を見ると、政府の少子化対策を「評価する」としたのは3自治体、「どちらか
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マスとアユつかみ取り挑戦 伊豆の国 地元おやじ会が企画
伊豆の国市立長岡北小の保護者らでつくる「北江間おやじ会」と「江間おやじ会」は23日、地元の子どもたちを対象にしたマスとアユのつかみ取り大会を同市の江間いちご狩りセンターで開いた。 昭和世代の保護者たちが子どもの頃に体験した自然と触れ合う楽しさを、現代の子どもたちにも伝えようと毎年開催している。参加した小中学生はマスとアユ約150匹が放たれた簡易プールに飛び込み、ずぶぬれになりながらつかみ取りを体験。取った魚は保護者らがさばいて塩焼きにした。 運営には同市立長岡中の保護者で構成する「長中おや’Sの会」や地元消防団が協力し、焼きそばやチョコバナナも振る舞った。北江間おやじ会の土方
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マスコット手渡し 交通事故防止啓発 安協大仁地区支部
交通安全協会大仁地区支部大仁分会などは22日、伊豆の国市内で交通安全の啓発活動を行った=写真=。 16人が参加し、歩行者に富士山のマスコットやクリアファイルを手渡して、交通事故への注意を促した。横断歩道での交通整理も行った。秋の全国交通安全運動の一環。
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日本選手権3、4位 伊豆の国のチア「パワフルキッズ」11月に世界大会
伊豆の国市を拠点に活動するチアリーディングチーム「パワフルキッズ」が、8月に東京都の国立代々木競技場第1体育館で開かれたジャパンカップ2023チアリーディング日本選手権大会(日本チアリーディング協会主催)で好成績を収めた。小学校高学年部門で3位、中学校部門で4位に輝いた。両チームは11月に群馬県の高崎アリーナで開かれる第11回チアリーディング世界選手権日本大会(国際チアリーディング連盟主催)の出場権を獲得した。 全国16チームが参加した小学校高学年部門は4~6年の20人で臨み、ノーミスで演技を終えた。同市立韮山小6年の杉本栞奈主将(11)は「3位になれたのはうれしいが、日本一が目標だったの
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手作り丸木舟で 狩野川20キロ旅 写真家西野さんら、撮影作品発表へ
沼津市戸田にアトリエを持つ写真家西野壮平さんはこのほど、伊豆周辺の林業関係者らと丸木舟を共同製作した。22日、伊豆の国市の神島橋から沼津市我入道浜までの狩野川約20キロを下り、駿河湾を目指した。 西野さんは、山林整備や山を生かしたコンテンツ提供に取り組む合同会社アラハラスヤッホ(伊豆市、吉田泰志代表)やボランティアの協力を得て、4月に河津町で直径約80センチのスギを伐採。丸太をくりぬき、長さ約4メートル、重さ約100キロの丸木舟を完成させた。 22日早朝、伊豆市の貴僧坊水神社で丸木舟を清めた。西野さんや吉田さん、林業の後藤哲也さん(同市)ら5人が交代で狩野川をこぎ進め、約6時間かけて駿河
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スケボーの公園利用ってありなの? 高まる人気、自治体に聞いてみた【NEXT特捜隊】
読者からの疑問に答える「NEXT特捜隊」に、磐田市在住の30代男性から「近所の公園から暗くなる時間帯まで鳴り響くスケートボードの滑走音に悩まされている」という声が寄せられた。公共の公園におけるスケボーの利用についても課題を感じているようだ。静岡県内の公共施設で練習できる環境や、自治体ごとの公園のルールなどについて取材した。 本質はストリート 9月中旬、静岡市駿河区の公園の一角。ブランコなどで遊ぶ子どもやベンチで談笑する大人が過ごす中、20代の男性が「ゴーゴ、ガッガ」とコンクリートをこする無機質な音を立てて、黙々とスケボーに取り組んでいた。 滑り始めてから8年という男性は「スケボ
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伊豆中央署は11カ所で街頭監視 秋の交通安全運動
伊豆中央署は21日、秋の交通安全運動出発式を同署で開き、管内のパトロールに臨んだ。開署後初の交通安全運動に、高橋文典署長は「今まで以上に市民の皆さまに交通事故防止を呼びかけたい」と気持ちを新たにした。 署員ら約20人が参加した。高橋署長は訓示で、「夕暮れが早くなる。歩行者には明るく目立つ服装や反射材着用、ドライバーには早めのライトオンなど、効果的な広報をしてほしい」と伝えた。 出発式後、署員らはパトカーなどに分乗し、管内の交差点11カ所で街頭監視に取り組んだ。
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職場のメンタルヘルス対策 伊豆の国市が社会人向けセミナー
伊豆の国市は19日、自殺予防週間(10~16日)、世界自殺予防デー(10日)の取り組みの一環として、職場でのメンタルヘルス(心の健康)対策セミナーを同市内で開いた。 市内の社会人14人が参加。エムオーエー奥熱海クリニックの佐久間哲也院長が講師を務め、人によって異なるストレスの原因と自ら解決しようとする耐性について説明した。心にはストレスを受けた際、へこんだゴムボールが元に戻ろうと反発するような作用がある一方、限界を超えると破裂して自力での回復が困難になるという。自分を責めたりネガティブな部分を過大に受け止めたりする「ゆがみ思考」が一因で、解決のためには周囲が相手の言いたいことを心を込めて聴く
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温泉・食文化で伊豆再生 サンフロント21懇話会 伊豆の国で地区分科会
静岡県東部地域の活性策を提言する静岡新聞社・静岡放送の「サンフロント21懇話会」(代表幹事・清野真司静岡中央銀行社長)は20日、伊豆の国市のアクシスかつらぎで伊豆地区分科会を開いた。伊豆地域の再生について議論し、旅館経営者らが温泉など地元の資源を生かして継続性を持って臨むべきと強調した。 基調講演とパネル討論を行った。「温泉ガストロノミーで街を変え、観光の形態を変える」をテーマに造園家の涌井史郎氏が講演。伊豆をはじめ県内の豊富な温泉と源泉地を引き合いに、本県の可能性の高さを示した。さらに、温泉だけでなく地域の魅力を総合的に示すべきと訴えた。土地の風土から生まれた食材や歴史、伝統などで育ま
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伊豆の国市神島地区 城山に抱かれて 狩野川と生き、自然と遊ぶ【わたしの街から】
岩肌がそそり立つ。国道136号バイパスから修善寺道路を走れば、きっと多くの人の目に留まるであろう城山(じょうやま)。ロッククライミングの名所としても知られる。この太古の海底火山の名残を見上げる伊豆の国市神島地区が今回の舞台だ。山頂に延びるロープウエーが目印の葛城山も間近に望み、アユ友釣りの発祥として知られる狩野川が南北に貫く。川の流れとともに時代を重ね、独特の地域文化を育んできた地域でもある。10月1日にはこの地に、大自然に抱かれた遊びや体験の新拠点「狩野川神島公園」が誕生する。 人々とレジャー 集まる新拠点「川の駅」10月オープン 狩野川神島公園は「かわまちづくり」事業の一環で市が
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空きビルが映画館に 沼津仲見世商店街 市、月替わりイベント
沼津市などは17日まで、中心市街地の回遊性向上を狙い実施する社会実験「オープンヌマヅ」の月替わりイベントを、同市大手町の沼津仲見世商店街で実施している。今月は「シネマ」をテーマに、飲食出店や映画上映などを実施する。 初日の15日は、8月末に市内で開催した短編映画祭「みちくさ映画祭」の受賞作品上映会を開いた。旧夢屋の空きビル内にスクリーンを設置し、映像作家伊藤秀海さんが伊豆の国市で撮影したドキュメンタリー「ご縁で広がる笑顔の田んぼ」などを上映した。16、17日も午前11時、午後3時の各日2回上映する。 マルサン書店旧仲見世店では、市内で撮影された映像作品のロケ地を紹介するパネルを展示してい
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秀吉の北条征伐「小田原合戦」の山中城 城の魅力紹介に力 三島市郷土資料館
天下統一を目指す豊臣秀吉が、徳川家康ら諸将を率いた大軍で関東の雄・北条氏を攻めた「小田原合戦」(1590年)。小田原城(神奈川県小田原市)の西方防衛拠点で、同合戦の緒戦の舞台となった山中城跡のある三島市の郷土資料館が今年、城の歴史の紹介に力を注いでいる。ほかに、北条方の城跡が残る県東部でも情報発信が進む。 箱根山の中腹(標高約580メートル)に築かれた山中城は、小田原防衛の最前線として、北条の築城技術の粋を集めて改修された。だが、豊臣方の大軍に力攻めされ、わずか半日で落城したと伝わる。 三島市郷土資料館の芦川忠利館長(62)は昨秋から今夏にかけ、歴史の読み物「勘兵衛が見た山中城」を広報み
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「防災の重要性実感」 モロッコ地震に現地で遭遇 伊豆の国市・山下市長が会見
モロッコ訪問中、同国中部で8日深夜(日本時間9日朝)に発生したマグニチュード(M)6・8の地震に遭遇した伊豆の国市の山下正行市長が、14日朝に帰国した。同市役所で同日取材に応じた山下市長は、マラケシュ旧市街地など現地の被災状況を報告し、「地震に備える必要があると改めて感じた」と振り返った。 山下市長によると、10日に旧市街地に赴いたところ、店は営業していたが、一部で建物が倒壊していた。避難所はなく、倒壊を恐れて外で生活している家族もいた。アトラス山脈の山間地では土で固めた家が多く、多くの被害が出たと現地メディアが伝えていたという。 山下市長は「日本でいう震度5弱くらいに感じ、余震はあまり
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記者コラム「清流」 地域を守る新拠点に
静岡県内の警察署の中で最も古い大仁署の移転建て替えに伴い、地域を守る新たな拠点になる伊豆中央署が開署した。 県内の警察署で2例目の拳銃射撃場を整備した。本庁舎の外観は世界遺産「韮山反射炉」をイメージし、外壁には温かみのある色のれんが風資材をふんだんに使った。同署に面する国道136号からは外観全体が確認でき、観光的要素もあるのかもしれない。内装は白が基調で広く、新築の香りがする。 開署式で高橋文典署長は「常に市民目線に立ち、伊豆市、伊豆の国市の治安維持のプロとして署員一人一人が責務を果たしてほしい」と訓示した。伊豆の国市の田京交番と田原野交番は閉所したが、これからも管内の安全を守り続けてほ
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特産ブドウ「ピオーネ」の特徴学ぶ 伊豆の国・長岡南小3年生
伊豆の国市の長岡南小3年生約60人は14日、ブドウの品種「ピオーネ」の発祥地として知られる同市小坂の果樹園「サン・ヴァンサンファーム」を訪れ、栽培方法や歴史を学んだ。 地域の農業への理解を深める授業の一環。児童は果樹園を管理する加々見宏子さん(77)からピオーネが誕生した経緯や特徴を教わった。「収穫量はどれくらいか」「ピオーネという名前の由来は」「いつが食べ頃か」などの質問をして地域の特産品への関心を高めた。 約2300平方メートルの果樹園でブドウを見学した。大宮宇楽[うた]さん(9)は「いろいろな発見ができて楽しかった」と声を弾ませた。 (大仁支局・小西龍也)
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買い物帰りに“救命”体験 農産物直売所で健康講座 伊豆の国
伊豆の国市田原野の農産物直売所「大仁まごころ市場」でこのほど、第5回まごころ健康講座が開かれた。 伊豆保健医療センター(同市)の医師や看護師、理学療法士らが講師を務めた。駐車場の一角にブースを設け、心臓マッサージと自動体外式除細動器(AED)の体験や血圧測定、健康講座を実施した。買い物を終えた人らが次々と訪れた。 同センターの清水啓介医師は「このような場を設けることで地域医療の充実に役立てていきたい」と意気込んだ。 直売所を運営する株式会社大仁まごころ市場(同市)と同センターは、定期的に健康講座を開催している。これまでは出荷者を対象にしており、来店者向けの講座は今回が初めて。
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地元特産桜葉 高校生が研究 歴史や消費の多様化「取材」 松崎高と韮山高
松崎町の松崎高総合科学部サイエンス班の生徒が、韮山高(伊豆の国市)の生徒と共同で松崎町特産の桜葉に関する研究を進めている。13日、生徒2人が同町岩科北側の桜葉漬け製造工場を訪れ、製造過程や栽培の歴史を調査した。 同町は桜葉の生産量全国一の7割を占めるとされる産地。生徒は松崎桜葉商店の小泉邦夫顧問(81)にインタビューし、町内で桜葉の生産が始まった経緯や消費方法の多様化について学んだ。小泉顧問は「イタリアではチーズにも使われていて人気がある」と説明。生徒は桜餅以外の使い方を知り、驚いていた。 松崎高の生徒は、9月に桜葉に関する調査を開始した。今後、韮山高との合同研究としてまとめて発表する予定。
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窓口に軟骨伝導イヤホン 伊豆の国市、静岡県内自治体で初導入
伊豆の国市はこのほど、耳の軟骨に振動を与えて音を伝えるイヤホン「軟骨伝導聴覚補助イヤホン」を市役所窓口に設置した。県内の自治体で軟骨伝導の仕組みを使ったイヤホンを導入したのは同市が初めてという。 イヤホン本体を軽く耳に接触させると、集音器で拾った音がクリアに伝わる。耳を完全にふさぐことがないので周囲の音の聞き取りに影響はなく、振動によって伝わるため音漏れの心配もない。 市担当者によると、比較的安価で取り扱いやすい。音漏れが少なく、大声での会話が不要になるのでプライバシー保護に役立つという。「聴覚に不安のある高齢者らも職員の声が聞き取りやすくなる。窓口での説明がよく理解できるようになると思
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野田さん(三島)、佐藤さん(伊豆の国) わんぱく相撲 全国へ抱負
三島市相撲連盟所属の2選手が11日、三島市役所を訪れ、新潟県で24日に開かれる「わんぱく相撲全国大会」への抱負を豊岡武士市長に語った。 訪れたのは6月の県大会で5年生の部を制した野田結加さん(三島市立坂小)と、4年生の部で3位だった佐藤琴さん(伊豆の国市立大仁北小)。 2年連続で出場する野田さんは、6月の全国女子相撲選抜ひめじ大会3位の実力者。立ち合いのスピードに自信があり「たくさんの人に応援されている。全国でも優勝したい」と意気込んだ。初出場の佐藤さんは押し相撲が得意で、「期待に応え、記憶に残る良い成績を残したい」と語った。 豊岡市長は「素晴らしい成績を残し、再び報告に来てほしい」と
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伊豆の国で9月21日と10月ワクチン接種 ノババックス製
静岡県は21日と10月19日、伊豆の国市の順天堂大静岡病院で、新型コロナウイルスウイルス予防のため、ノババックス製ワクチンの接種を行う。アレルギーや強い副反応などを理由にファイザー製やモデルナ製のワクチンを打つことができない12歳以上の県民が対象。各日定員20人で、先着順に予約を受け付ける。 希望者は県新型コロナ対策推進課の予約専用電話<電080(8659)4205>へ。
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76歳鈴木さん(伊豆の国)世界1位 金メダル23個目 ウエートリフティング マスターズ
伊豆の国市守木の鈴木幸宏さん(76)が、ポーランドで開かれた世界マスターズウエートリフティング選手権大会(国際ウエートリフティング連盟主催)の75~79歳・55キロの部で優勝した。1988年の初出場以来、同大会で獲得した金メダルは23個になった。今回の優勝により、同大会の世界マスターズ殿堂ポイント世界1位につけた。 昨年9月の全日本マスターズ選手権を制して日本代表になった。世界大会ではバーベルを一気に頭上に持ち上げて立ち上がる「スナッチ」で40キロ、まず肩の高さに挙げて立ち上がりそこから頭上に持ち上げる「ジャーク」で45キロ、計85キロを記録した。 世界マスターズ殿堂ポイントのランキング
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1人暮らしの高齢者に花贈る 東静岡ヤクルト販売、敬老の日に 裾野など
18日の「敬老の日」を前に、東静岡ヤクルト販売(沼津市三園町)は11日、社会福祉活動「『愛の訪問活動』敬老の日お花プレゼント」を始めた。 ヤクルトレディが伊豆の国市、裾野市、長泉町に住む1人暮らしの高齢者宅を訪れ、花やメッセージカードなどを手渡している。井之原結奈さんから受け取った裾野市の女性(80)は「うれしい。いつも訪問してくれるのを楽しみに待っている」と話した。 15日までに約620人に実施する予定。
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狩野川台風 忘れない 伊豆の国の資料館 写真や記事 65年で企画展
伊豆の国市三福の市郷土資料館で10月22日まで、企画展「狩野川台風から65年」(市主催)が開かれている。 半分が流失した大仁橋や決壊した狩野川堤防、泥水に漬かった伊豆長岡駅などを撮影した写真30枚が並ぶ。「狩野の濁流、中伊豆を一(ひと)のみ」「遺体を捜す家族ら」などの見出しで、被災直後の状況を伝える新聞記事の切り抜きも展示した。 狩野川台風は1958年9月26日、伊豆半島に最接近した。狩野川台風の記憶を風化させず、当時を知らない世代にも広く知ってもらうために企画された。 毎週月曜、29日は休館。開館時間は午前9時から午後4時半。入館無料。
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品評会入賞者に表彰状 JAふじ伊豆しいたけ委が祝賀会 伊豆
JAふじ伊豆の「しいたけ委員会」は6日、全国や県のシイタケの品評会で上位入賞を果たした生産者の祝賀会を伊豆市内で開いた。 コロナ禍で4年ぶりの開催。昨年11月から今年6月までの品評会で農林水産大臣賞と林野庁長官賞を受賞した生産者が出席し、菊地豊市長から表彰状の伝達を受けた。全農乾椎茸(ほししいたけ)品評会・こうしん大葉中肉の部で農林水産大臣賞を受賞した桑名二朗さん(66)=伊豆の国市=は「受賞は皆さまのご指導とご協力のおかげ」とあいさつした。 ほかの受賞者は次の通り。 【農林水産大臣賞】朝香博典(県乾しいたけ品評会・天白冬〓の部、全国乾椎茸品評会・天白冬〓の部)福室勝義(全国乾椎茸品評会・茶
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小中学生執筆「KURURA」最優秀 伊豆の情報誌 ふじのくに地域共生大賞
伊豆市の魅力を小中学生が取材、執筆する地域情報誌「KURURA(くるら)」が、県社会福祉協議会の2022年度ふじのくに地域共生大賞の最優秀賞を受賞した。このほど、表彰式が同市のぬましんCOMPASS(コンパス)修善寺で開かれた。 「KURURA」は子どもたちが地域情報誌をつくる「コロマガプロジェクト」の伊豆版で、2013年から制作が始まった。現在全国16地域が参加している同プロジェクトの先駆けとなった。本年度は既に取材を終え、11号の発行に向けて作業が進んでいる。 表彰式では制作に携わったメンバー約20人が集った。同賞審査委員会の池田恵子委員長は「地域の魅力や課題を生かした活動になっている。
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トイレ早期改修へ 議員らが高校視察 伊豆の国
静岡県立高のトイレ改修を加速するため、自民党の勝俣孝明氏(衆院静岡6区)と土屋源由県議(伊豆の国市)、県教委の関係者らが8日、同市の韮山高と伊豆中央高を訪ね、校内のトイレ事情を視察した。今年改修の設計を始める韮山高では、早期に着工・完成することを県教委に求めた。 同高では生徒会が自らトイレ改修の必要性や遅れを教員らに相談していた。トイレ1カ所に洋式便器が一つしかなく、床はタイル張りの部分もあり、汚れや臭いも目立っていた。 勝俣氏は「トイレが暗くて汚いと、いじめの温床にもなる。子どもたちの声に応えるのが大事だと思う」と指摘。土屋県議は「来年か再来年に着工・完成予定だが、1年でも早く改修してほし
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自然体な子育て テーマに講演会 23日に伊豆の国
伊豆の国市社会福祉協議会は23日午前10時から、講演会「色とりどりの子育て」を同市四日町の韮山福祉・保健センターで開く。 「自然体な子育て」をテーマに、保育士・心理カウンセラーの鶴渕志穂さんが講演する。定員20人。詳細は市社協のホームページに掲載している。申し込みは市社協<電055(949)5818>へ。
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自転車利用促進 書籍や絵本展示 伊豆の国の図書館
伊豆の国市は28日まで、市民の自転車利用促進を図るため、自転車に関する企画展を同市立中央図書館で開いている。 自転車がテーマの書籍や絵本約150冊を子ども向けと大人向けに分けて並べた。県東部のサイクリングマップやEバイク(電動アシスト付き自転車)も展示している。子ども向けに、3択の自転車に関するクイズ20問も掲示した。
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育休代替職員の採用試験受け付け 伊豆の国市
伊豆の国市は5日、21日に実施する育児休業等代替任期付職員採用試験の受け付けを始めた。19日まで。業務内容や給与、休暇の処遇などは正規職員とほぼ同等という。任期は正規職員が産休、育休を取得する期間。合格者は名簿登録され、正規職員の休暇取得に合わせて採用する。同市では育児休業等代替任期付職員を月給制のフルタイム勤務で採用するのは初めてで、名簿登録制とするのも初めて。 試験会場は市役所伊豆長岡庁舎。受験資格は高卒以上、採用時に65歳以下で、論文と面接を行う。詳細は市ホームページに掲載している。問い合わせは市総務課人事室<電055(948)1411>へ。
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アルツハイマー月間に合わせ 認知症関連書籍並ぶ 伊豆の国中央図書館
世界アルツハイマー月間(9月)に合わせ、伊豆の国市立中央図書館で30日まで、認知症に関わる書籍の特設コーナーが設置されている。 認知症地域支援推進員が主催している。同図書館と同市立韮山図書館で所蔵されている書籍111冊が並ぶ。認知症患者にミトン型拘束帯の代替として活用されている筒状のニット製品「マフ」も体験できる。認知症の高齢者はマフの柔らかい手触りによって気持ちが穏やかになり、治療やケア時の身体拘束の軽減につながる効果が出ている。 毎週月曜、29日は休館。開館時間は午前9時から午後5時半。
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古着集めポリオワクチンに 伊豆中央ロータリークラブが協力
「古着でワクチン」プロジェクトに協力している伊豆中央ロータリークラブ(土田哲会長)はこのほど、伊豆の国市内で開いた例会で、集めた古着の一部を第2620地区(静岡、山梨両県)の中村皇積ガバナーに披露した。 回収用の有料専用袋を利用してプロジェクト推進団体に古着を寄贈すると、認定NPO法人「世界の子どもにワクチンを日本委員会」を通じて東南アジアの子どもらにポリオワクチンが届けられる。同地区は本年度、統一行動として同プロジェクトを推進している。
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伊豆の国市の広報誌9月号 狩野川神島公園を特集 10月開所
伊豆の国市はこのほど、広報誌「Izunokuni(いずのくに)」9月号を発行した。10月1日にオープンする同市の「狩野川神島公園」を特集で紹介している。 特集はカラーと白黒の10ページで、同公園の魅力を7項目に分けて掲載した。表紙をめくると同公園全体のイメージ画像がある。自転車で楽しめるオフロードコースや設置されるキッチンカー内の仕組みを写真と併せて掲載している。山下正行市長や公園指定管理者「JM(ジェイエム)」(東京都)の大竹弘孝社長らの公園への期待も記した。 編集を担当した市協働まちづくり課の吉田芽衣主事(28)は「一般の方の話も載っているので、盛り上がりが伝われば」と期待を寄せた。
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思春期の悩み、まず話そう 伊豆の国・長岡中 SOSの出し方学ぶ
伊豆の国市立長岡中はこのほど、多感な思春期を迎える生徒が精神的なストレスへの対応や助けを求める方法を学ぶ「SOSの出し方研修」を同校で開いた。 エムオーエー奥熱海クリニックの佐久間哲也院長が講師を務め、人によって異なるストレスの原因と自ら解決しようとする耐性について説明した。心にはストレスを受けてへこんだゴムボールが元に戻ろうと反発するような作用がある一方、限界を超えると破裂して自力での回復が困難になってしまうという。自分を責めたりネガティブな部分を過大に受け止めたりする「ゆがみ思考」が一因で、支えてくれる人、時間、環境が心を修復する「三つのくすり」になると述べた。 特に自分の気持ちを
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伊豆の国の文化財施設、市の通史展示検討 市長答弁
伊豆の国市の山下正行市長は4日の市議会9月定例会一般質問で、合併特例債が活用できる期限の2025年度末までに設置する方針で作業を進めている新たな文化財展示施設について、市民や観光客らの市内周遊のため、市の通史を紹介する展示を検討しているとした。また、「施設では他市町の資料展示も考えられる」と説明した。内田隆久氏への答弁。 施設の設置場所は韮山時代劇場大駐車場を予定。3階建てで、床面積は1、2階が約500平方メートル、3階が約200平方メートル。1、2階に常設、企画展示室や市民交流スペースなどを設置し、3階は展望室とする方針。総事業費は約10億~12億円で、合併特例債を充てることで市の実質負
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南伊豆食材でインド医学学ぶ 家庭料理店で講座 3000年の知恵、日常に
南伊豆町下小野のインド家庭料理店「南豆亭」で4日、インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」の基礎を学ぶ講座が開かれた。町内外の9人が受講し、体質改善などにつながるとされる医学体系に理解を深めた。 都内で料理教室を主宰する伊豆の国市出身の富塚紀子さん(67)が講師を務めた。アーユルヴェーダは約3千年前にインドで発祥したとされ、スパイスなどを使った日常の食事療法や外科学、育児学など多岐にわたる。体質改善による老化防止が念頭の一つにあるという。 富塚さんは夏季の発熱や不眠に対しキュウリやオクラなどの野菜をバランスよく食事に取り入れるよう説いた。その上で体温を下げるために有効なスパイスとしてフェン
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飲み放題電車運行 揺られながらビール堪能 伊豆箱根鉄道など
伊豆箱根鉄道と茶の製造販売などを手がける蔵屋鳴沢(伊豆の国市)は2日夜、車内でクラフトビール飲み放題の「反射炉ビヤガー電車」を同鉄道三島-修善寺駅間で運行した。市内外や関東から訪れた約120人が、1往復する電車に揺られながら会社仲間らとビールを堪能した。 同日午後5時半ごろ、ヘッドマークやドアにかけたのれんに「ビヤガー電車」とつづられた3両の電車が三島駅に登場。参加者は蔵屋鳴沢が運営する醸造所「反射炉ビヤ」が製造販売するクラフトビールを受け取り、同鉄道社員の音頭で乾杯した。女性ブルワーが作るオリジナルビールなど5種類のビールが提供され、同社社員が味を紹介しながら注いで回った。同社の名物でふ
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伊豆の国市商工会と伊豆総合高職員 地元での雇用増加へ意見交換
伊豆の国市商工会はこのほど、伊豆市の伊豆総合高との意見交換会を同校で開いた。商工会役員や同校の幹部職員ら約20人が地元での雇用増加に向けて意見を出し合った。 同校職員は工業科生徒の約7割が卒業後に就職することや、進学後に地元で就職したいと考えている生徒も一定数いることなどを説明。商工会役員は同校文化祭での会員事業所のPRや、生徒と保護者への就労に関する意識調査の実施を提案した。「新卒の子どもたちの受け皿になるように支援したい」「商工会員から生徒に希望の就職先に就くことができるようなアドバイスをする」などと伝えた。
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東部各地で総合防災訓練 地域と命守る、意識新た
「防災週間」期間中の3日、県東部の各市町で大地震の発生を想定した防災訓練が実施された。関東大震災の発生から100年の節目に、参加者は防災、減災への思いを新たにした。 裾野、アプリで避難所名簿 裾野市は同市の裾野高で総合防災訓練を行った。体育館に開設した避難所の受け付けでは携帯電話の防災アプリと、手書きによる名簿作成の時間を比較した。 アプリは事前登録が必要だが、QRコードを読み込むだけで手書きより早く受け付けが完了した。杉山美智江さん(63)は「避難所などに関する情報も受け取れるので便利」と話した。 会場型の本格的な訓練は4年ぶり。約300人が参加した。 沼津、会場と本部を中継 沼
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公益通報制度 運用 伊豆の国市が開始
伊豆の国市は1日から、職員を対象にした公益通報制度の運用を開始した。同制度は公益通報者保護法に基づき、通報者に関する秘密保持などが盛り込まれている。 市では山下正行市長が掲げる「公平・公正で良識と品格のある市政」の実現を目指し、就任以降、2021年7月にハラスメント防止に関する制度、22年3月に入札監視委員会条例、同6月に職員倫理規程を整備した。今回の公益通報制度も合わせ、ガバナンスの強化を推進している。
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伊豆の国で路線バスが橋欄干に衝突
31日午後1時15分ごろ、伊豆の国市南江間の市道で、伊豆箱根バスの路線バスが橋の欄干に衝突した。車内の男性運転手(26)と運転指導員、乗客5人にけがはなかった。現場は中央線のない道路。伊豆中央署が事故原因を調べている。
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伊豆の国でこども食堂 3年半ぶり対面実施
伊豆の国市社会福祉協議会はこのほど、子どもたちが食事をしながら学校生活の様子などの共有を図るイベント「こども食堂」を同市内で開催した。 コロナ禍により弁当販売で継続していたが、3年半ぶりに対面で実施した。参加した小学生らはカレーや野菜などを食べながら交流した。今後も毎月第2、第4土曜に開く。
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二つの旅館の湯楽しんで 伊豆長岡 観光客誘致へタッグ 1日から宿泊客対象
伊豆の国市古奈の温泉旅館「おおとり荘」と弘法の湯本店が、観光客誘致へタッグを組んだ。9月1日から10月31日まで、各旅館の宿泊客はもう一方の旅館の温泉にも入浴できる。関係者は「地域活性化につなげたい」と見据える。 企画名は「伊豆長岡温泉 湯めぐり物語」。発案者のおおとり荘の原勝政支配人(57)が他県の温泉を参考にした。昨年から全国旅行支援があったが、今年4月ごろから宿泊客数が落ち着いてきたため、何かできないかと考えていた。 同企画は各旅館でのチェックイン時に「湯めぐり手形」を受け取る。各旅館は徒歩1分で行き来でき、宿泊客は宿泊日の午後2~9時に各温泉を利用できる。おおとり荘は狩野川や箱根
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大賞に越川さん(浜松)「開拓地」 静岡県現代俳句協会が表彰式
静岡県現代俳句協会(滝浪武会長)はこのほど、県現代俳句大賞(同協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の表彰式を静岡市駿河区の県男女共同参画センターあざれあで開いた。大賞に越川都さん(68)=浜松市東区=の「開拓地」が輝いた。 作品は1編を10句で構成する。県内各地から19編の応募があった。大賞に選ばれた「開拓地」は越川さんが昨年、北海道の十勝平野を旅した際の情景を描いたといい「自分が開拓者になった気持ちで回った中で生まれた作品」と振り返る。選考委員長の滝浪会長から表彰状を受け取った越川さんは初の大賞を「“俳句の海”で溺れないための“浮輪”をもら
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伊豆の国市議会が開会 9月29日まで
伊豆の国市議会9月定例会が28日開会し、会期を9月29日までの33日間と決めた。山下正行市長は行政報告で、市と友好都市交流の覚書を締結している米国カリフォルニア州のマリーナ市について、来年度には訪問交流ができるよう検討を進めていると明らかにした。
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介護や福祉職員ら、災害時のリスク学ぶ 伊豆の国市で研修会
伊豆の国市内の医療、介護、福祉関係者らで構成する「災害時に誰一人取り残さない地域づくりの会」は28日、災害時のリスクマネジメント研修を同市の韮山福祉・保健センターで開いた。 県介護支援専門員協会の深沢康久理事が講師を務め、約30人が聴講した。深沢理事は南海トラフ地震で土砂崩れや斜面の崩壊が起こることを想定し、「安否確認が必要な福祉事業所利用者を確認しておくことが重要」と伝えた。 県が南海トラフ地震を見据えて2013年度に策定した地震・津波対策アクションプログラムで、個別項目で未達成だった「家具の固定や備蓄」にも言及しながら、「市民に、早めに取りかかるように呼びかけてほしい」と協力を求めた
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バレーボール小学生「IZULU」全国3位、伊豆の国市長に報告
東京体育館などで今月開かれた第43回全日本バレーボール小学生大会(日本バレーボール協会など主催)男子の部で3位に輝いた、伊豆の国市を拠点に活動する「IZULU(イズル)バレーボールクラブ」がこのほど市役所を訪れ、山下正行市長に結果を報告した。 男子の部には全国から51チームが出場した。IZULUは予選リーグを1位で通過し、決勝トーナメントに進んだ。 平岩純監督(39)によると、決勝トーナメントではIZULUと対戦したチームが応援に駆け付け、試合前には一緒に円陣を組んだという。同市立韮山小6年の平岩璃空主将(12)は「きつい練習もみんなで乗り越えてきた」と声を弾ませた。三島市立北小5年の近
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「伊豆中央署」が開署 大仁署移転、外観は「韮山反射炉」モチーフ
静岡県内の警察署の中で最も古い大仁署の移転建て替えに伴う「伊豆中央署」の開署式が28日、伊豆の国市三福の同署で開かれた。署員ら約80人が治安維持へ決意を新たにした。 高橋文典署長は「初心を忘れず、市民目線に立って業務にまい進してほしい。伊豆中央署の新たな歴史をつくり上げてほしいと思う」とあいさつした。署長らの部隊視閲の後、パトカーや白バイ13台で管内パトロールに出発した。 伊豆中央署は鉄筋コンクリート4階建てで、床面積は旧大仁署の約3倍の約879平方メートル。庁舎外観は世界遺産「韮山反射炉」をモチーフとし、周辺の建物と色彩の調和を図る景観形成を図った。72時間対応の非常用発電機を屋上に設
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富士山登山の男性救助 転倒し手首を骨折
25日午後3時20分ごろ、富士山御殿場口9合目付近で、下山者が「負傷者がいる」と119番した。県警山岳遭難救助隊と御殿場署山岳遭難救助隊などが出動し、伊豆の国市のアルバイトの男性(69)を救助した。同署によると、男性は単独で登山していた。トレッキングポール(ストック)が岩に引っかかって転倒したという。左手首を骨折し、頭部に擦り傷を負ったとみられる。
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伊豆の国の県道 トラックと路線バスが衝突
25日午前11時15分ごろ、伊豆の国市四日町の県道で、信号で停車中の伊豆箱根バスの路線バスに伊東市の男性会社員(35)のトラックが追突した。路線バスの男性運転手(67)が腰を打ち、軽傷を負ったとみられる。路線バスの乗客1人と男性会社員にけがはなかった。現場は片側1車線の直線道路。大仁署が事故原因などを調べている。
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小学校などの蛇口を無料交換 伊豆の国市上下水道協同組合
伊豆の国市上下水道協同組合はこのほど、市内の小学校などの水道蛇口を無料で交換した。 地域貢献活動として2018年から始めて6回目で、今年は組合員19人が参加した。長岡南小では約100個の蛇口を交換した。富士美幼稚園、のぞみ幼稚園ではレバーハンドルタイプへ取り換えた。 佐藤逸郎理事長は「子どもたちのために少しでも環境を良くしてあげたい」と話した。
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「農業用排水機場」遠隔制御化を 東部3市町、農水省へ要望
沼津市の頼重秀一市長と伊豆の国市、函南町の幹部が25日、農林水産省に勝俣孝明副大臣(衆院静岡6区)を訪ね、農業振興に関する要請書を提出した。豪雨の際、農地にたまった水をポンプで排出する「農業用排水機場」に、遠隔監視制御を導入するための支援を求めた。 農業用排水機場は市町が農家らに管理を委嘱するケースが多い。ただ、豪雨時は、操作員が現場までたどり着けず排水困難になる、到着してもその後、避難できなくなるといった課題が指摘されている。頼重市長は、遠隔監視制御の導入は「持続可能な農業、地域住民の安全に直結する」と強調し、防災を目的とした農水省の補助金事業への採択を要望した。勝俣氏は「現地視察で農地
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田京交番と田原野交番が閉所式 130年の歴史に幕 伊豆中央署への移転建て替え
大仁署は24日、伊豆中央署(伊豆の国市三福)への移転建て替えに伴い27日に閉所する田京交番(同市田京)と田原野交番(同市田原野)の閉所式を同市内で開いた。設置からそれぞれ約130年の歴史に幕を閉じる。 田京交番の閉所式では、高橋文典署長や交番員ら約30人が出席した。高橋署長は「閉所となるが住民の皆さまには今以上に安全安心を提供できるよう努める」、寺堀隼人交番長(46)は「地域に根付いた活動を継続し、治安維持に全力を尽くす」と話した。交番員4人もあいさつした。 伊豆中央署は28日に開署する。
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“オンリーわん”の出合い 伊豆の国で保護犬譲渡会
御殿場市の動物保護ボランティア団体「GO!保護犬GO」はこのほど、伊豆の国市の旅館「小松家八の坊」で保護犬譲渡会を開いた。 同旅館1階のスペースを柵で囲ってドッグランに見立て、飼い主のいない犬15匹などを放った。来場者は同団体代表に特徴などを聞いた。 同団体は主に、県内の行政収容施設の動物を引き取り飼育している。今年から同旅館と共同で譲渡会を開催している。
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全日本バレーボール小学生大会 IZULU(伊豆の国)銅メダル フルセット6試合 激戦展開
伊豆の国市を拠点に活動する「IZULU(イズル)バレーボールクラブ」が、8月に東京体育館などで開かれた第43回全日本バレーボール小学生大会(日本バレーボール協会など主催)男子の部で銅メダルを獲得した。予選リーグと決勝トーナメント計7試合のうち6試合がフルセットという激戦の末、輝かしい結果を手にした。 男子の部には全国から51チームが出場した。同クラブは予選リーグを1位で通過し、8チームによる決勝トーナメントに進んだ。準々決勝では東京のチームと対戦し、セットカウント1-1で迎えた第3セットをジュースにもつれ込む接戦の末、17-15で奪った。準決勝は相手から第1セットを先取するなど大健闘したが、
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安全就業で優良賞受賞 市長に報告 磐田市シルバー人材センター
磐田市シルバー人材センター(絹村和弘理事長)がこのほど、本年度安全就業優秀・優良シルバー人材センター等表彰団体に選出され、優良賞を受賞した。安全管理指導や就業中の事故の少なさなどが評価された。 今回の表彰団体は、全国の約1340シルバー人材センターの中から選ばれた24団体。県内では、磐田市と伊豆の国市の二つのセンターが優良賞を受賞した。 磐田市役所に草地博昭市長を訪ね、受賞を報告した絹村理事長は「安全により一層気をつけながら上の賞を目指す」と意気込んだ。草地市長は「みなさんの長年の成果が認められた結果の受賞だと思う。安全に気をつけながら、優秀賞を目指してほしい」と話した。
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資機材倉庫設置 災害に備え覚書 伊豆の国市社協など
伊豆の国市社会福祉協議会と社会福祉法人あやめ会など市内4団体は21日、災害ボランティア活動用資機材と倉庫の運用に関する覚書を交わした。 同法人が運営する同市北江間の福祉施設「いちごの里」の敷地内に倉庫を設置する。高圧洗浄機や発電機、一輪車などの資機材を保管し、災害復旧活動時に使用する。 同施設で行った調印式で各団体の代表者が覚書に署名し、倉庫を見学した。覚書による倉庫の設置は市内3カ所目となり、同協議会の河野真人会長(77)は「災害時には素早く支援に携われるよう協力していきたい」と話した。
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25チーム熱戦 伊豆の国でバレーボールフェス
第17回しずおかスポーツフェスティバル東部地域大会となる「バレーボールフェスティバルin伊豆の国」(県スポーツ協会など主催)が20日、伊豆の国市の長岡体育館で開かれた。静岡県東部の5市1町から25チームが出場し、熱戦を繰り広げた。 試合は9人制、1試合25分で実施。チーム編成の条件はなく、幅広い世代の男女がプレーした。選手たちは仲間と声をかけ合いながら、勝利を目指してコートを駆け回った。
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32チームが気迫のプレー 少年野球田方大会開幕 伊豆の国
第41回選抜少年野球田方大会(静岡県野球連盟田方支部主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が20日、伊豆の国市内などで開幕した。県東部を中心に32チームが参加し、トーナメント方式で対戦する。選手たちは観客席の保護者らから声援を浴び、頂点を目指して気迫のこもったプレーを披露した。26、27日も熱戦を展開する。
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伊豆、伊豆の国「スイーツ」 インスタ投稿を 抽選でギフト商品など当たる
伊豆市産業振興協議会と伊豆の国市観光協会はこのほど、観光連携事業「インスタグラム投稿キャンペーン#いずいずスイートサマー」を開始した。両団体が連携した観光振興事業は初めて。期間は10月1日まで。 両市への誘客や地域事業者の発信強化を図る。同キャンペーンには両市から12の飲食店や観光施設などが参加し、各種スイーツを用意した。参加希望者は写真・動画共有アプリ「インスタグラム」で両市の観光アカウントをフォローした後、対象店などで特定のスイーツ商品を購入、撮影し、ハッシュタグ(検索目印)「#いずいずスイートサマー」を付けて投稿する。 抽選で20人に、両市のブランドギフト商品や各店などのお薦め商品が当
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伊豆の国・狩野川神島公園プレオープン 気球やカヤック、ドッグランも 10月開業へ
伊豆の国市の「狩野川神島公園」で19日、プレオープンイベントが開かれた。市内外から700人以上が訪れ、気球への搭乗やカヤック体験、アユのつかみ取りなどが人気で、長蛇の列を作った。 10月1日の開業を前に多くの人に施設の魅力を知ってもらおうと、市と公園を指定管理する「JM(ジェイエム)」(東京都)が企画した。セレモニーでは伊豆ジュニアブラスの演奏が披露されたほか、かき氷や串焼きなどの屋台が公園内に出店し、来場者が楽しんだ。 施設は広さ14.1ヘクタールで、遊具やキャンプ、ドッグランなどのエリアがある。
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伊豆の国市議会 28日から定例会
伊豆の国市議会は18日、議会運営委員会を開き、9月定例会を28日に開会すると決めた。会期は9月29日までの33日間。 本年度一般会計補正予算案など22案件を審議する。一般質問は31、9月1、4日に行い、計12人が登壇する。
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神島公園19日プレオープン 伊豆の国でイベント
伊豆の国市の「狩野川神島公園」で19日、プレオープンイベントが開かれる。10月1日のオープンを前に多くの人に公園の魅力を知ってもらおうと、市と公園を指定管理するJMが企画した。 気球搭乗(午前8~10時)やカヤック(午前9時から)、アユつかみ取り(午前11時から)の体験ができる。午前10時からオープニングセレモニーやおもしろ自転車などの乗車体験コーナー、マルシェを開く。セレモニーでは伊豆ジュニアブラスが演奏する。問い合わせはJM川の駅<電055(979)7048>へ。
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伊豆の国市制20周年へ 市民憲章審議会の第1回会合
伊豆の国市は17日、2025年4月の市制20周年に向け、市民憲章審議会の第1回会合を同市のあやめ会館で開いた。 市内の学校関係者や市商工会職員ら8人が委員の委嘱状の交付を受けた。浜松市や県外自治体の市民憲章を参考にしつつ、策定までの流れを話し合った。委員からは「多くの市民から策定に携わったと言ってもらえる憲章にしたい」「子どもたちの主体的な議論も必要」などと意見が出た。 今後複数回の会合や市民への意見聴取などを経て策定し、25年4月に市民憲章を披露する。
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ハンドタオルで「クマさん」作ったよ 伊豆の国で子ども向け教室
伊豆の国市は16日、オリジナルキャンドルなどを作る子ども向けの体験教室を同市のあやめ会館で開いた。小中学生育成事業「あいキッズ」の一環。 市民団体「チーム防災いずのくに」のメンバーが講師を務めた。キャンドルに加えて「避難所で落ち着いて過ごせるように」と、タオル地の熊のマスコットも作った。市内の小学生13人は持参したハンドタオルを丸めたりゴムで縛ったりしながら、15センチほどの大きさの熊に仕上げた。手足はカラフルなひもで装飾してアレンジを楽しんだ。 韮山小3年の世良一菜さん(8)は「キャンドル作りが楽しかった。家でも使いたい」と話した。
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米国マリーナ市と友好交流覚書締結 伊豆の国市
伊豆の国市はこのほど、米国カリフォルニア州のマリーナ市と友好都市交流の覚書を締結した。交流活動の第1弾として、近く両市の高校生同士のオンラインミーティングを開く。 英語教育に力を入れている市は、昨年度から英語圏との都市交流を検討していた。一般財団法人自治体国際化協会を通じて北米などの都市に交流を呼びかけたところ、マリーナ市が名乗りを上げ、両市で協議を重ねて今回の覚書締結に至った。覚書で両市は、文化交流▽ビジネス面での連携▽市民交流の機会創設-などに取り組むことで合意した。まずは若い世代から交流を始めたいという双方の思いが合致したことから、高校生同士のオンラインミーティングを企画した。 マ
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新規就農者、近況や要望発表 JAふじ伊豆・伊豆の国地区が連絡会
JAふじ伊豆伊豆の国地区はこのほど、ニューファーマー(新規就農者)地域連絡会を伊豆の国市内で開いた。新規就農者や受け入れ農家、同JA職員ら約40人が参加して意見を交わした。 新規就農者が近況を報告した。それぞれの課題や今後の展望を述べた上で、JAや行政への要望を示した。出席者からは販売価格向上への取り組みや新規就農者受け入れ態勢の充実などを求める声が上がった。 同地区の本多隆幸本部長は「関係機関と連絡を取りながら、引き続き支援したい」と述べた。同地区では非農家出身者がイチゴやミニトマトの栽培技術を学んで産地を支える農業の担い手として活躍している。 今回の連絡会でもイチゴ農家で1年間の新
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涼求め泡パーティー 伊豆・修善寺虹の郷 水鉄砲対決も満喫
伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」で、泡や水遊びができる恒例の夏季イベント「ウォーターパーク」が20日まで開催されている。連日厳しい暑さが続く中、涼を求める多くの親子連れでにぎわっている。 施設内の「カナダ村」に高さ5メートルほどのスライダーや、一辺約10メートルのビニールプールなどを設置。15日まで連日昼過ぎになると、ポンプから噴き出る泡を全身に浴びる「泡パーティー」と、悪役のスタッフとの水鉄砲対決も実施している。 家族5人で訪れ、泡まみれになって楽しんだ伊豆の国市の渡辺羽依さん(10)は「泡がたくさん出てきて気持ちよかった。夏の思い出になった」と話した。一部は雨天中止。問い合わせは修善
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伊豆の国の国際交流員に モンゴル出身 アノンさん「楽しみ」
伊豆の国市はこのほど、モンゴル出身のチンバット・アノンさん(38)を国際交流員に委嘱した。市役所で着任式を開き、山下正行市長が委嘱状を交付した。 アノンさんはモンゴルのウランバートル市出身。2003年から2年間、東京都の日本語専門学校で学び、05年に立教大観光学部に入学した。09年に卒業して帰国し、モンゴル政府の法務省や鉱業重工業省、文化省などで働いた。国際交流を担当していた鉱業重工業省時代には、さまざまな国際会議にも出席した。 大学を卒業してからずっと日本で働くことが夢だったというアノンさんは「国際交流の仕事が好きなので、経験を生かして市民の皆さまと一緒に活動できるのを楽しみにしている」と
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モンゴルの恩人 26年ぶり再会へ 吉川さん(袋井) 遭難時救われた感謝伝えたい 写真手がかり、思い結実
袋井市の会社員吉川弘行さん(68)が15日、26年前にモンゴルで遭難した際に助けてくれた現地住民との再会を果たす。名前さえ判然とせず、手がかりは写真のみ。手を差し伸べてくれた命の恩人に会ってお礼が言いたい-。吉川さんの一念は国境を越え、2人の縁を再び結び付けた。 「内心もう会えないかもって思ってた。(再会は)奇跡だよなあ」。1枚の写真を眺め、感慨深げに語る。写っている人物は異国の地で吉川さんを救ったオトゴンジャルガルさん(52)とその家族。再会が決まってから日に日に思いが増している。「当時のことや近況、話したいことがたくさんある。何だかそわそわする」と笑う。 1997年7月、吉川さんは
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巨大たいまつ 狩野川下る 伊豆の国で「かわかんじょう」
伊豆の国市神島地区のお盆の伝統行事「かわかんじょう」がこのほど、同地区を流れる狩野川の神島橋上流で行われた。火をともした巨大なたいまつがゆったりと川を下り、地元住民らが幻想的な風景を見守った。 青竹や麦わらで作ったいかだに高さ6メートルのたいまつを立て、先端に火をつけて川に浮かべた。一回り小さいもの1基と高さ1メートルほどの小型のもの3基も用意した。地元の若者が「う、う、うわはーい」という独特のかけ声を上げながら押し流した。近くの神島橋に集まった子どもたちもかけ合いをするように声を響かせた。 かわかんじょうは狩野川の水霊を鎮め、過去の水難者の供養とともに地区の安全を願う行事。
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静岡人インタビュー「この人」 伊豆長岡温泉のまちづくりに関わる 榊田幸平さん(伊豆の国市)
日本大国際関係学部在学時、伊豆の国市の伊豆長岡温泉街で開催されているイベント「温泉場お散歩市」の運営を手伝う。約2年間活動し、「伊豆長岡温泉の再生に向けた地域資源調査」について研究した。旅行のツアーを企画・販売できる国家資格「国内旅行業務取扱管理者」も取得。卒業後、沖縄県の人口約10人、周囲約2キロの由布島で、西表島とを往復する水牛車の運転などに携わった。6月から市地域おこし協力隊として同市四日町に移住し、客室7棟が点在する分散型ホテル「さかなやステイ」のスタッフを務める。埼玉県本庄市出身。26歳。 -同隊応募のきっかけは。 「知人と連絡を取ったりSNSで調べたりしていたところ、お散歩市
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性の多様性伝えるLGBTパネル展 伊豆の国 24日まで
LGBTなど性的少数者や性の多様性について紹介する「おしえて!LGBTパネル展」(県男女共同参画センターあざれあ主催)が、伊豆の国市立中央図書館で24日まで開かれている。 「身体の性」「心の性」など性を表す4要素をはじめとする基本知識や、当事者のインタビュー内容を載せたパネル、本を展示。性的少数者の関係団体が作製したリーフレットも並ぶ。
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モンゴル訪問 交流再開 伊豆の国の中学生ら出発式 ゲル視察や民族舞踊鑑賞 4年ぶりに友好都市 ウランバートル市へ
4年ぶりにモンゴルを訪れる伊豆の国市の中学生と公式訪問団の出発式がこのほど、市役所で開かれた。同市と同国ウランバートル市ソンギノハイルハン区は友好都市に関する覚書を交わしており、コロナ禍前の2019年度まで毎年、夏に中学生らがモンゴルを訪れていた。今回は中学生28人と公式訪問団の9人が交流活動を進める。 中学生は遊牧民のゲル訪問、民族舞踊鑑賞、地元中学生との交流、日本人墓地見学などのプログラムを体験する。山下正行市長を団長とする公式訪問団は子どもセンターやスポーツ宮殿の視察などに取り組む。全員で在モンゴル日本大使館も訪問する。 出発式で山下市長は「若い時に海外に出かけて見聞を広めること
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循環バス9月廃止 伊豆の国市が承認
伊豆の国市は8日、本年度第1回の市地域公共交通会議を市役所で開いた。2015年から運行していた観光周遊型韮山反射炉循環バスの9月廃止を承認した。 同循環バスは伊豆箱根鉄道伊豆長岡駅を出発し、韮山反射炉や蛭ケ島公園、韮山駅などを周遊する。運行事業者は伊豆箱根バス。廃止の理由について「観光客の利用率が向上せず、市の財政負担の改善が見込めないため」としている。
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韮山高と順天堂大 連携教育へ協定書 伊豆の国で調印式
韮山高(伊豆の国市)と順天堂大は4日、高大連携教育に関する協定を締結した。調印式が同市の同大静岡病院で開かれ、小川圭一校長(58)と佐藤浩一院長(68)が協定書に署名した。 教育についての情報交換や生徒・学生らの交流を行う。生徒は大学・病院訪問や体験学習、同大教員は講演や出張授業を実施する。 生徒は24日に医療用手術ロボットやドクターヘリ、救急診療現場を見学する。小川校長は「医療系を目指す子どもたちが夢をかなえられるように活用したい」と話した。
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身近な材料 理科実験 伊豆の国で児童が挑戦 パスカルの原理でおもちゃ
伊豆の国市立中央図書館は5日、夏休み中の小学生を対象にした理科の実験教室を同所で開いた。約20人が参加し、100円ショップやホームセンターで準備できる器具や材料を使って六つの実験に取り組んだ。 講師は市内の小中学校で教員を務めていた高田英雄さん(62)。児童は水を入れたペットボトルに魚形の小型ポリ容器を浮かべた「浮沈子」(ふちんし)作りに挑戦した。パスカルの原理を利用したおもちゃで、ペットボトルを押すと中の容器が沈む仕組みになっている。児童は実験が成功すると歓声を上げた。 同市立大仁小5年の起寿那さん(10)は「たくさん実験できて楽しかった」と話した。
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韮山城跡 巡ろう 19日、伊豆の国でイベント
伊豆の国市の伊豆の国歴史ガイドの会は19日、同市の韮山城跡を巡る体験イベントを開く。 同市の江川邸駐車場を発着点に、権現曲輪や本丸などを巡る約1.6キロのコースを同会のガイドとともに歩く。集合場所は江川邸で、出発時間は午前9時と同10時の2部制。事前申し込み不要で、参加無料。雨天中止。問い合わせは同会の大村政義会長<電090(1505)9339>へ。
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見つけた! カワゲラ ヘビトンボ 函南・来光川 児童ら生物観察
函南町と狩野川水系水質保全協議会は2日、同町上沢の来光川で水生生物観察会を開いた。同町の児童ら24人が川にすむ生き物を採取し、水質を確認した。 水質や環境の保全に対する意識高揚を図る目的で開催。環境調査会社「東洋検査センター」(伊豆の国市)の永松一郎さんが講師を務めた。 参加者は、川の中でたも網を構え、上流側の石を動かして水生生物がいるかをチェック。開始早々から、きれいな水の指標生物であるカワゲラやヘビトンボが見つかった。捕まえた生物を標本と見比べて分類し、川の水質の状況を特定した。
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北条義時 歴史伝える 大河ドラマの小道具や年表 伊豆の国・韮山時代劇場 企画展
伊豆の国市ゆかりの北条義時や関連する人物の歴史を伝える企画展「いずのくに 北条の郷」(市主催)が、同市の韮山時代劇場で開かれている。企画展の開催は12月17日までの土日祝日のみ。 義時が主人公の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の小道具など50点を展示した。ドラマで使われた義時と源頼家の衣装を飾っている。義時に関連する年表や、市内の守山から撮影した富士山や街並みのパノラマ写真も設置した。 今後数回の展示物の入れ替えを予定している。
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韮山高と順天堂大 教育連携で協定 病院見学や出張授業実施
韮山高(伊豆の国市)と順天堂大は4日、高大連携教育に関する協定を締結した。調印式が同市の同大静岡病院で開かれ、小川圭一校長(58)と佐藤浩一院長(68)が協定書に署名した。 教育についての情報交換や生徒・学生らの交流を行う。生徒は大学・病院訪問や体験学習、同大教員は講演や出張授業を実施する。 生徒は24日に医療用手術ロボットやドクターヘリ、救急診療現場を見学する。小川校長は「医療系を目指す子どもたちが夢をかなえられるように活用したい」と話した。
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水辺清掃をたたえ 加藤さん父子ら表彰 国土交通省沼津河川国道事務所
国土交通省沼津河川国道事務所はこのほど、河川や海岸の美化活動を長年続ける2個人2団体を表彰した。 沼津を世界一綺麗(きれい)にする会(宮崎大代表)と、加藤龍さん(47)・嘉人さん(12)親子=伊豆の国市=は2019年から、定期的に狩野川を清掃する。小さな親切運動県本部富士中央支部(三浦剛支部長)は年1回、約150人規模で富士海岸を清掃する。 両団体の代表者と加藤さん親子が辛嶋亨所長から表彰状を受け取った。嘉人さんは「活動中、ありがとうと声をかけられることがある。人から感謝されるのはうれしい。これからも続けたい」とはにかんだ。
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伊豆の国市国際交流員 ノノさん退任 「貴重な体験、多く成し遂げられた」
伊豆の国市国際交流員でモンゴル出身のサンジドルジ・ムンフジャルガル(愛称・ノノ)さんがこのほど、5年半の任期を終えて退任した。市役所で退任式が開かれ、大勢の職員が感謝を込めて見送った。 同市はモンゴル・ウランバートル市ソンギノハイルハン区と友好都市に関する覚書を交わしている。ノノさんは2018年1月から務め、交流事業促進のための活動に取り組んだ。 今後は外国青年招致事業(JETプログラム)の絆大使として活動する。退任式で山下正行市長から絆大使の任命書を受け取った。 ノノさんは「貴重な体験をし、多くのことを成し遂げることができた。絆大使として市とモンゴルの交流の発展に尽くしたい」と話した
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医師の時間外労働、上限延長へ 静岡県立総合病院が特例申請【迫る24年問題】
2024年4月から始まる「医師の働き方改革」を巡り、静岡県立総合病院(静岡市葵区)が地域医療の救急対応や医師派遣を担うため特例として時間外労働の上限を延長できる「特定労務管理対象機関」の指定を県に申請していることが、31日までに分かった。実現すれば県内初のケースとなる。 働き方改革により24年度から勤務医の時間外労働の上限は年960時間に規制されるが、国は一定の要件を満たすと年1860時間まで拡大する特例を認めることにしている。 県立総合病院は高度な診療機能を持つ「高度救命救急センター」としての役割を担うほか、別の医療機関にも医師を派遣して地域医療を支える。国の医療機関勤務環境評価センタ
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バナナ・パパイアビール今夏も人気 東伊豆・バナナワニ園
熱川バナナワニ園(東伊豆町)オリジナルのクラフトビールが今夏も人気を集めている。同園らしく、園内で栽培しているバナナとパパイアを使った1本。昨夏は1000リットルずつが完売し、昨夏の倍のおよそ2000リットルずつを生産してリピーターに応える。 「伊豆パパイヤIPA」は完熟パパイアを使用。昨年までのビールからホップの種類を変更し、爽やかな果実味が華やかに広がる。「伊豆バナナワニWeizen」は濃厚な甘みが特徴の台湾バナナ「仙人蕉」の風味を存分に感じる味わいに仕上げた。昨年に比べ苦みが少なくクリーミーという。 伊豆の国市の反射炉ビヤとの共同企画。昨夏は販売開始1カ月程度で完売したが、今夏は売
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アイスミルク回収 2事業者に命令 静岡県東部保健所
静岡県東部保健所は31日、武井牧場(沼津市駿河台)と大美伊豆牧場(伊豆の国市田中山)が製造したアイスミルクが、食品衛生法に基づく規格基準違反に該当するとして、両社に商品の回収を命じた。 武井牧場の商品は「うちだけの味 武井牧場 牛乳アイスキャンディー」。回収の対象は20日に製造された633個で、大腸菌群陽性だった。 大美伊豆牧場の商品は「ちちもなか」。4日に製造された16個が回収の対象となった。検査品から1グラム当たり84万の細菌が検出された。 県は25日に抜き取り検査を行った。いずれも県内の販売店などで売られたが、健康被害の報告は入っていないという。
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赤い羽根募金に生徒ら寄付 伊豆の国・韮山中
伊豆の国市立韮山中のふれあい委員会はこのほど、赤い羽根共同募金に5780円を寄付した。 3年の植田莉彩委員長と委員で3年の尾崎友哉さんが同市の韮山福祉・保健センターを訪れ、市社会福祉協議会の河野真人会長に手渡した。植田委員長は「協力してくれる人がたくさんいてよかった」と話した。 委員は3日間にわたって各クラスで寄付を呼びかけた。
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伊豆半島の医療を絵本に 伊豆で作者の河原さんイベント
美しい伊豆創造センターはこのほど、伊豆半島の医療をモチーフにした絵本「ひかりを灯すしま」の作者河原一剛さんによるトークイベントを伊豆市の伊豆半島ジオパークミュージアム「ジオリア」で開いた。 順天堂大静岡病院(伊豆の国市)で理学療法士も務めている河原さんが絵本を作ったきっかけを説明。「相手や読み手を知るという意味で、自身の仕事と絵を描くことは関係している」と伝えた。イベントでは伊豆市への絵本の贈呈式も開いた。
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世界ジャンボリー 参加向け意気込み BS大仁第1団 伊豆の国市
8月に韓国で開催される世界スカウトジャンボリーに参加する伊豆の国市のボーイスカウト大仁第1団の中高生5人らが28日、市役所に山下正行市長を訪ね、報告した。 同ジャンボリーは4年に1度の祭典。約170カ国・地域から約4万5千人が集い、キャンプ生活やレジャー活動を通じて交流する。同団は選抜面接を通過し、参加が決定した。 中高生はそれぞれ意気込みと体験したいことを発表。三島南高3年の藤沢月樹さん(17)は「世界中の人とコミュニケーションを取り、立派な社会人になれるような経験をしたい」と話した。山下市長は「異文化の人たちと交流できる機会を楽しんでほしい」と述べた。
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神島公園の愛称「川の駅伊豆城山」に 伊豆の国でフォーラム
伊豆の国市の狩野川河川敷で整備が進む「狩野川神島公園」が今秋オープンするのを前に、市と公園を指定管理する「JM(ジェイエム)」(東京都)は29日、「供用開始予告フォーラム」を同市古奈のアクシスかつらぎで開いた。6月から市民らを対象に募集し、189作品の応募があった同公園の愛称が「川の駅伊豆城山(じょうやま)」に決まった。 市民ら約200人が参加。一橋大の米倉誠一郎名誉教授が「日本一のかわまちづくり」と題して基調講演した。米倉名誉教授をコーディネーターに山下正行市長をはじめとした5人のパネリストが「地域を元気にする人たちによるかわまちづくりへの期待」をテーマに意見を交わした。 山下市長は「
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記者コラム「清流」 伊豆長岡の魅力楽しむ
伊豆の国市の伊豆長岡温泉に6月、客室7棟が点在する分散型ホテル「さかなやステイ」がオープンした。観光客に街を周遊してもらうことで、地域経済の底上げが期待されている。 コンテナ客室が並び、温泉旅館街の中に独特の景観を作っている。関係者によると、源泉かけ流しでプールと風呂をかけた「プーロ」が人気という。付近ではプーロを楽しむ子どもたちのにぎやかな声が聞こえる。豆腐などを扱うカフェも併設し、暑い季節の休憩にぴったりだ。 ホテルは素泊まりのみで、旅館街で食事と温泉を満喫する。客室には自転車置き場とペットと過ごせるテラスも設置。7年以上続く出店イベント「温泉場お散歩市」も同所で開く。宿泊客には地元
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市町の32教育長 取り組み例共有 富士で研修会
静岡県市町教育長研修会が27日、富士市のふじさんめっせで開かれ、県内市町の教育長32人が地域独自の取り組み事例などを共有した。 伊豆の国市の菊池之利氏は「次世代を担う教職員の育成」の演題で発表し、10年前に田方地区2市1町で設立した教員研修協議会について説明した。小規模自治体が単独で教員指導の場を持つ難しさや、広域的な人事異動がある土壌など設立の経緯に触れ、外部から講師を招く研修の成果などを報告した。「運営費の増額や指導職名の変更など、機能を見直す時期を迎えている」と課題も挙げた。 三島市の小塚英幸氏は、ICT教育にかかる機器の特徴や現場を支える体制、児童生徒の変化などを解説した。函南町の久
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狩野川神島公園 29日フォーラム 伊豆の国、秋開設向け
伊豆の国市の狩野川河川敷で整備が進む「狩野川神島公園」が今秋オープンするのを前に、市と公園を指定管理する「JM(ジェイエム)」(東京都)は29日午前10時から、「供用開始予告フォーラム」を同市古奈のアクシスかつらぎで開く。 一橋大の米倉誠一郎名誉教授が「日本一のかわまちづくり」と題して基調講演する。米倉名誉教授をコーディネーターに山下正行市長をはじめとした5人のパネリストが「地域を元気にする人たちによるかわまちづくりへの期待」をテーマに意見を交わす。 申し込み不要。問い合わせは市都市計画課<電055(948)2909>へ。
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三嶋大祭りイメージの曲完成 日大名誉教授が作詞
日本大名誉教授の佐藤三武朗さん(伊豆市)が作詞した「夏祭り」の楽曲がこのほど完成した。佐藤さんが28日、作曲と編曲を手がけた大塚カズヒコさん(伊豆の国市)、歌手の大塚幸栄さん(同)とともに三島市役所を訪れ、豊岡武士市長にPRした。 夏祭りは、毎年8月15~17日に同市の三嶋大社を主会場に開かれる三嶋大祭りをイメージ。幼少時代から祭りに通った佐藤さんが「三島に来ると心がときめき、青春時代に帰られる」と話す心の風景を歌詞にした。 佐藤さんは毎日のように作詞し、交流サイト(SNS)で発表している。以前にも楽曲を手がけたことがある大塚夫妻が「夏祭り」の歌詞に感銘し、作曲を申し出た。伝統芸能「シャギリ
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災害連携対応など事業計画を決定 駿豆地区商工懇話会
静岡県東部・伊豆の商工会議所と商工会で構成する駿豆地区商工振興懇話会(会長・紅野正裕沼津商議所会頭)はこのほど、御殿場市内で定例会を開き、相次ぐ自然災害へ連携して対応していくことなどを盛り込んだ本年度事業計画を決めた。 台風や大雨による被害は地域経済への影響大として、防災・減災について研修を行う。紅野会長は「連携して事業所のサポート、相談体制を充実させたい」と強調した。 定例会では同市の勝又正美市長の講話も行った。 また、任期満了に伴う役員改選もあり、紅野会長と石渡浩二副会長(三島商議所会頭)が再選され、新監事には御殿場市商工会の杉山芳三会長と小山町商工会の小野寛幸会長が選ばれた。 懇話会に
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“アート”な生ごみ処理機 伊豆の国の就労支援事業所 デザイン工夫「地域に彩り」
伊豆の国市の就労継続支援B型事業所「ブルービート」がこのほど、オリジナルデザインの生ごみ処理機「キエーロ」を製作した。アート作品風のデザインを施し、「生ごみが減り、地域に彩りが増える」と同事業所は広く利用を呼びかけている。 キエーロはふた付きの木箱で中に黒土を入れる。黒土の中に生ごみを埋め、生息する微生物が分解する。同事業所はキエーロの普及活動に取り組む裾野市のグループの指導を受けて製作を始めた。 池谷史郎施設長(47)がデザインの仕事に従事した経験を持つことから、同事業所は日々の作業にアート創作活動を積極的に取り入れている。木工やイラスト描きが得意な利用者も多いことから、アート作品やオブジ
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Eバイクで伊豆半島 試走リレー 3市町首長ら 観光ルート発信
Eバイク(電動アシスト付き自転車)を使って観光サイクリングルートをアピールする試走リレーがこのほど、伊豆の国、伊豆の両市と河津町を通る現、旧国道414号などで開かれた。3市町の首長らが韮山反射炉(伊豆の国市)から河津桜観光交流館(同町)までの約50キロの道のりを交代で走った。 韮山反射炉で開かれた出発式には山下正行・伊豆の国市長、菊地豊・伊豆市長、岸重宏・河津町長、自転車展示・試乗施設を展開する「メリダ・エックス・ベース」(伊豆の国市)を展開するメリダジャパンの福田三朗社長らが出席した。山下市長は「2市1町の連携によるルートで、自転車の聖地である伊豆半島を盛り上げたい」、菊地市長は「三島と下
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移動式の期日前投票所“堅調” 南伊豆町議選で5カ所 人手不足、高齢化で15年から開始
南伊豆町議選(定数11)は15人が立候補し、30日の投開票に向けて激しい選挙戦を繰り広げている。町選挙管理委員会はこれまでの選挙と同様に〝移動式〟の期日前投票所を開設。日ごとに時間を区切り、町内数カ所で期日前投票ができるようにした。2015年にスタートした取り組みで、小規模自治体ならではの人手不足や高齢化といった課題の解決を図る。 期日前投票が始まった26日午前9時。同町の石廊崎区事務所に設けられた投票所で、パート社員羽坂八重子さん(76)が一票を投じた。移動式の投票所が自宅近くに設けられるたび、利用しているという。「車が運転できないので、役場まで投票に行くのは大変。でも選挙権がある限りは
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他の模範となった工事受注業者表彰 伊豆の国市
伊豆の国市は25日、本年度市優良建設工事等表彰式を市役所で開いた。市が発注した500万円以上の工事で、他の模範となった受注業者と優良技術者に山下正行市長から表彰状が贈られた。 受賞者は次の通り。 優良工事表彰 共進土建、土屋建設、駿豆建設伊豆の国営業所▽優良技術者表彰 土屋洸介(共進土建)鈴木伸司(土屋建設)日吉英則(同)板垣至(駿豆建設)▽特別表彰 正治組
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伊豆の国ブランド 新たに21商品を認定 商工会が審査
伊豆の国市商工会は25日、地場産品や歴史資源などにちなんだ商品とサービスを認定する伊豆の国ブランドの第13次認定審査会を市商工会本所で開いた。新たに12事業所の21商品を認定した。 認定されたのは洋菓子や洋食、同市産の米を使用したおはぎなど。商工会役員らが試食したり商品を確認したりして、認定にふさわしいか審査した。大沢秀光会長(71)は「今までにない商品が並んだ。販売などを通じて地域を盛り上げたい」と話した。 新たに認定した商品の一部は、ふるさと納税の返礼品や市の名物を取りそろえた「伊豆の国ブランドギフトセット」として扱う予定。
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特産田中山スイカ 例年より甘い出来 伊豆の国で目ぞろえ会
伊豆の国市田中山地区特産の田中山スイカの出荷最盛期を前に、JAふじ伊豆田中山西瓜(すいか)組合は25日、目ぞろえ会を同地区で開いた。 組合員や市場関係者、JA職員ら約20人が出席し、出荷時の注意点や糖度などを確かめた。組合によると、今年は暑い日が続き、梅雨が明けてから雨の日も少なく、例年よりも甘く仕上がっているという。職員が専用の糖度計で糖度を測り、出荷の基準の11度と昨年最高の12・8度を超える13・5度が計測された。 戦後間もなく栽培が始まり、昼夜の寒暖差で生み出される甘さが特徴。伊賀賢治組合長(72)は「生育は順調。量も昨年以上になりそう」と話した。8月中旬ごろまで近隣市場に出荷するほ
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ペタンク大会で愛好家ら熱戦 伊豆の国
第17回しずおかスポーツフェスティバル伊豆の国ペタンク大会(静岡県スポーツ協会など主催)が22日、伊豆の国市の江間グラウンドで開かれた。 県内の50~90代のペタンク愛好家ら約90人が28チームに分かれ、予選リーグと決勝トーナメントで順位を競った。ペタンクは目標球「ビュット」に向けて金属球を投げ、どれだけ近づけるかを競うフランス発祥の球技。参加者は互いに声をかけ合いながら、笑顔でプレーを楽しんでいた。
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夏の伊豆観光にぎわい戻る 「明るい兆し」高まる期待 まだ不透明感も
静岡県内有数の観光地、伊豆半島は新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行後、初めてとなる夏の観光シーズン本番を迎えた。各地でイベントがコロナ禍前の状態になり、にぎわいが戻りつつある。観光関係者の間ではインバウンド(訪日客)を含めた来客数の増加に期待感が高まる一方、物価高や猛暑、感染者増などの懸念材料もあり、先行きは見通せないとの声もある。直前の宿泊予約や少人数での利用といった傾向も見られ、関係者は動きを注視する。 3連休中日の16日、沼津市西浦江梨の大瀬海水浴場は一時、駐車待ちの車が出るほど混み合い、多くの家族連れが海水浴やダイビングを楽しんだ。宿泊施設を営む大瀬海浜商業組合の
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和菓子屋跡にパン屋 沼津「いせや本店」 店名継承、おいしさ届ける思いは変わらず
大正時代から100年近く親しまれ、惜しまれながら閉店した沼津市幸町の和菓子店「いせや本店」の跡にパン屋がオープンして1年半が経過した。店主は「にぎやかだった場所をもう一度復活させたい」と店名を引き継ぎ、こだわりのパンを販売する。その思いに心を打たれ、商品PRを買って出る和菓子店元従業員がいる。 趣味でパン作りを始め、伊豆の国市の自宅で知人に販売していた渡辺裕美さん(45)が、2021年11月にオープンした。1週間かけて起こした酵母とフランスパン専用の粉、富士山の湧水、沼津市戸田地区の塩を混ぜて60時間発酵した「サワードウブレッド」が評判だ。 1924(大正13)年に創業した和菓子店は、沼
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平石古墳周辺 保全へ草刈り 伊豆の国で考古学研
伊豆の国市の大仁考古学研究会は23日、市指定文化財の「平石古墳」周辺で保全のための草刈りと説明会を行った。会員や地元の立花地区の子どもたち、保護者ら約50人が参加し、鎌などを使って古墳周辺の雑草を取り除いたほか、会員や市の学芸員らが古墳の概要について説明した。 平石古墳は7世紀中ごろに造られた地方豪族の墓とみられる。1916年に発見され、その後の発掘調査で刀や鉄の矢尻などが見つかった。草刈りは80年から毎年実施してきたが、コロナ禍と雨天により今回4年ぶりに行った。岡山幸枝会長(82)は「古墳の保存のために今後も定期的に作業を続けたい」と話した。
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伊豆の国「平石古墳」保全へ 研究会らが草刈りに汗
伊豆の国市の大仁考古学研究会は23日、市指定文化財の「平石古墳」周辺で保全のための草刈りと説明会を行った。会員や地元の立花地区の子どもたち、保護者ら約50人が参加し、鎌などを使って古墳周辺の雑草を取り除いたほか、会員や市の学芸員らが古墳の概要について説明した。 平石古墳は7世紀中ごろに造られた地方豪族の墓とみられる。1916年に発見され、その後の発掘調査で刀や鉄の矢尻などが見つかった。草刈りは80年から毎年実施してきたが、コロナ禍と雨天により今回4年ぶりに行った。岡山幸枝会長(82)は「古墳の保存のために今後も定期的に作業を続けたい」と話した。
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静岡県内外の48チーム 東部4市町で熱戦 少年サッカー大会開幕
少年サッカー大会「第35回イズ・チャンピオンズ・カップ」(県サッカー協会4種少年委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が22日、伊豆、伊豆の国、熱海の3市と函南町の8会場で始まった。 伊豆地域を中心に、県内外の計48チームが出場した。選手たちが繰り広げる果敢なドリブル突破や鋭いシュートなど、力強いプレーの連続に、見守る保護者やコーチは大きな声援を送った。 23日には、決勝トーナメントを行う予定。同大会は伊豆地域の少年サッカーチームの技術向上や他地域との交流を目的に毎年開催している。
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田方地区労福協 9園に絵本寄贈 伊豆の国
田方地区労働者福祉協議会はこのほど、伊豆の国市の公立幼稚園、保育園9園に絵本53冊を贈った。長岡幼稚園で贈呈式を開いた。 野寺高雪副会長らが同園を訪れ、年長児の代表に絵本を手渡した。野寺副会長は「たくさん読んでください」と呼びかけた。 同協議会は社会貢献活動の一環として、2007年から同市と伊豆市、函南町の幼稚園、保育園に絵本プレゼントを続けている。
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新型コロナワクチン ノババックス製接種追加実施へ 8月、静岡県が予約受け付け
静岡県は19日、順天堂大静岡病院(伊豆の国市)で20日を期限として実施していた新型コロナウイルスのノババックス製ワクチン接種について、8月17日にも追加実施すると発表した。同ワクチンの有効期限が延長されたため。 アレルギーなどの理由でファイザー製やモデルナ製のワクチンを打てない12歳以上の県民が対象。定員20人で、先着順に予約を受け付けている。 希望者は県新型コロナ対策推進課の予約専用電話<電080(8659)4205>に申し込む。
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“人に伝えるイラスト”児童が挑戦 伊豆の国で情報誌発行講座
伊豆の国市の魅力を小学生が取材、執筆する地域情報誌「IZUCCO(いずっこ)」の第4号の発行に向けた最終講座がこのほど、同市のあやめ会館で開かれた。 市内の小学3~6年生約20人が冊子のデザインとイラスト、文章作成のこつを学んだ。講師から教わった後、題材を基にオリジナルの絵などを完成させた。児童は「人に伝えるためのイラストを意識して描きたい」「文章を書くことは苦手だったが、自分の目や耳で感じたことを書けばいいと分かった」などと振り返った。 児童は7月中に同情報誌の原稿作成に励む。11月4日に完成披露発表会を予定している。
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伊豆の国市の韮山中、長岡中 新制服導入へ
伊豆の国市は18日、同市立韮山中、長岡中でブレザーやスラックス、スカートなどの新制服を導入すると発表した。2024年度から26年度は従来デザインの詰め襟とセーラー服との併用期間とし、27年度に完全に切り替える。 新制服は紺色が基調で、スラックスとスカートはチェック柄になっている。ポロシャツ、ワイシャツは白色に統一する。ブレザーのボタンは中学校ごとに色が変わっている。 市は多様性への配慮や防犯、防寒の観点、さらに各校の生徒、保護者へのアンケート結果から新制服の導入を決定した。新制服は既に22年度から同市立大仁中で先行導入されていて、市内統一となる。
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海難事故防止尽力 海上安全指導員3人に感謝状 御前崎海保
海上安全指導員として長年にわたり海難事故防止に貢献した中見隆男さん(75)=伊豆の国市=と古橋理さん(60)=浜松市西区=、小木曽誠さん(41)=浜松市中区=が18日、御前崎海上保安署の保坂和彦署長から感謝状を受け取った。 3人は小型船舶操縦免許を所有し、ボランティアで海上をパトロールするなどプレジャーボートの乗船者らに対して安全啓発してきた。マリンレジャーの安全対策の教育活動も展開し、水難事故の未然防止に力を注いでいる。 日本ライフセービング協会スーパーバイザーも務める中見さんは、本格的な海水浴シーズンを迎えたことに触れ「飲酒しながらの海水浴は危険。家族連れも砂浜で絶対に子どもから目を
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船のスクリューで男性が太もも切る 沼津・大瀬崎沖
17日午前11時25分ごろ、清水海上保安部に駿東伊豆消防本部から「船のスクリューに右大腿(だいたい)部を巻き込まれて負傷者が発生した」と通報があった。清水海保によると、栃木県の40代男性が右太ももに約13センチの切り傷を負い、伊豆の国市の病院に搬送された。命に別条はないもよう。 同海保によると同日午前11時ごろ、沼津市の大瀬崎沖で、プレジャーボート「HIROCHAN‘S」がえい航する浮輪「トーイングチューブ」に乗り遊走していた男性が、海面に落ちた船長の帽子を拾い、帽子を返そうとボートに近寄ったところ同船のスクリューに巻き込まれたという。同海保が事故原因などを調べている。
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花火会場河川敷で草刈り 「きにゃんね大仁夏祭り」前に 伊豆の国
伊豆の国市内で8月1日に開かれる「きにゃんね大仁夏祭り」を前に、祭り実行委員会と市建設業協会大仁支部は16日、花火打上会場となる大仁橋周辺の河川敷で草刈りを行った。 現場には背丈より高い雑草も見られ、参加者約30人が草刈り機を使い、約2400平方メートルにわたって草木を刈り取った。実行委の杉山透花火委員長(66)は「昨年よりも良い花火だったと思ってもらえるよう整備を続けたい」と話した。 祭りでは大仁橋下流からスターマインなど約8千発の花火を打ち上げる。地元商店が出店する歩行者天国が4年ぶりに復活する。
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PTA活動変革の時 デジタル導入、組織縮小 静岡県内事例
今後の在り方が社会的な関心事となっているPTA。共働き家庭の増加、少子化、新型コロナウイルス禍などを背景に、時代の流れに合わせた形にしようと、県内でも変革が加速している。保護者や教員の負担を減らし、無理のない範囲での活動を目指す事例を取材した。 伊豆の国市立韮山小のPTAは、デジタル化や組織のスリム化に乗り出した。 今年、保護者の参加を円滑にするため、専用アプリを導入した。アプリを開くとカレンダー上に「登下校時の見守り当番」「社会科見学付き添い支援」などの業務が表示される。保護者は日時や内容などの情報を確認し、応募する。 アプリ導入に関して、保護者から賛同の声が相次ぐ。3年生の保護者
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安全に楽しんで 伊豆の国・広瀬公園水泳プールが営業開始
伊豆の国市田京の広瀬公園水泳プールが15日、今夏の営業を開始した。 開園に先立ち、山下正行市長や市職員、プール管理会社の担当者らがプールサイドで安全祈願祭を開き、期間中の無事故を願った。山下市長は「コロナの制限が緩和された。多くの方に安全に楽しんでほしい」とあいさつした。 流水、25メートル、幼児用の3種類のプールを備える。入場料は高校生以上410円、小中学生100円、幼児無料。営業は8月27日まで。
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下田市役所で20日から販売 伊豆中央道・修善寺道路 共通回数券
静岡県道路公社は14日、有料道路「伊豆中央道」と「修善寺道路」の共通回数券を20日から下田市役所で販売すると発表した。料金徴収期限の延長が決まったことを受け、地元住民の利便性向上を図る。県によると、賀茂地域の他の自治体や熱海市、伊東市にも販売箇所を広げる。 回数券は160回分で、普通車は1万6250円、軽自動車は1万3千円。下田市役所建設課と観光交流課で平日午前8時半から午後5時まで販売する。通常の通行料金は普通車200円、軽自動車160円。 回数券の販売は現在、料金所や伊豆市役所、伊豆の国市役所、周辺のコンビニなどに限られ、賀茂地域では取り扱っていなかった。徴収期限延長に関する地元説明会で
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自治体間連携へ職員が合同研修 伊豆の国市と伊豆市
伊豆の国市は11日、伊豆市職員との合同研修会を伊豆の国市役所で開いた。自治体間連携の推進が目的。 2市の課長、係長、主幹職約70人が、心理学でいう「レジリエンス」(立ち直れる力)と目標を設定して導く「コーチング」を、キャリアコンサルタントから学んだ。2市職員が交ざったグループで、部下とのコミュニケーションで心がけていることなどを話すワークを行った。相手を理解したいという気持ちで相手の話に耳を傾けることや、部下との面談レッスンについてのアドバイスを受けた。
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伊豆の国特支に本9冊を寄贈 県労働金庫
静岡県労働金庫はこのほど、伊豆の国市の伊豆の国特別支援学校に本9冊を寄贈した。同金庫の地域貢献活動の一環。 同校から要望があった持続可能な開発目標(SDGs)に関する本で、同金庫職員は「たくさん勉強してください」「夢を見つけて」などと書いたメッセージカードを併せて贈った。同校で開かれた贈呈式で、同金庫三島・田方支店の村瀬純一運営委員長(54)は「多くの子どもたちに読んでほしい。今後も継続して取り組みたい」とあいさつした。同校高等部の図書委員2人が同金庫職員から本を受け取り、「いただいた本は大切に読みます」と述べた。 同金庫は県内25校の特別支援学校に毎年本を寄贈している。昨年は約千冊、今年は
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伊豆の国市が初練習会 目標は市のベストタイム【市町対抗駅伝】
静岡市で12月2日に開かれる県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に向け、伊豆の国市チームはこのほど、本年度初練習会を同市の韮山運動公園で開いた。 年代に合わせて15~25分のランニングに取り組んだ。天野正人監督(63)=同市=は「市のベストタイムに迫ることが目標。楽しい走りの場となり、ランニングを続ける人が増えてほしい」とし、山下正行市長は「体調に気をつけて自身のレベルアップのために練習を生かしてほしい」と話した。
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激減の「与那国馬」 伊豆の国で赤ちゃん誕生 沖縄に分布の日本固有種
伊豆の国市中にある「伊豆の国うま広場」では、日本固有の馬の一種、与那国馬が元気に駆け回っている。沖縄県与那国島で系統が守られ、農耕馬として飼育されてきたが、農業の機械化が進み、個体は激減。種のピンチが叫ばれる中、5月上旬、同広場で赤ちゃんが誕生した。関係者は「市の文化の一つに」と目を輝かせる。 同広場を運営する高橋美恵さん(49)=同市=は2020年7月、兵庫県と宮崎県から2頭の与那国馬を迎え入れ、同広場を21年5月にオープン。その後、与那国馬を3頭迎え入れ、計5頭で乗馬や餌やり、引き馬を体験してもらっていた。 5月3日午後11時半ごろ、同広場にとって初めての赤ちゃん「朔(さく)」が生ま
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水彩やデッサン50点 画家ジュリアさん作品展 伊豆のギャラリー
伊豆の国市長岡の水彩画家ジュリア・イゲさんの作品展「まねきねこの足跡をたどって」が16日まで、伊豆市柏久保のギャラリースペースCotori(ことり)で開かれている。 ジュリアさんが8年前に来日してから描いた水彩画やデッサン画約50点を展示している。関西、関東10府県の建築物や神社、風景などを、実際に訪れその場で描いた。描き始めたのは古代の日本に影響を受けたことがきっかけといい、京都府の金閣寺や栃木県の日光なども題材にしている。 営業は平日午後3~7時、休日午前11時~午後5時。10、11日休館。ジュリアさんによる水彩画体験レッスンも開いている。詳細は「修善寺Cotori」ホームページへ。
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伊豆の国市区連合会 ごみ処理施設見学
伊豆の国市の区連合会はこのほど、本年度の研修の一環でごみ処理施設「クリーンセンターいず」(伊豆市)を見学した。区民にごみ処理の流れを認知してもらうことが目的。 区長48人が、伊豆市伊豆の国市廃棄物処理施設組合職員から事業の説明を受け施設内のごみピットなどを見て回った。同施設は2市共同事業で1月に稼働を開始。住民に開かれた施設として見学コースを設け、個人でも自由に見学できる。
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大仁署の名称 伊豆中央署に 8月移転開署
大仁署(伊豆の国市大仁)は7日、同市三福に移転建て替えする同署の名称を、伊豆中央署とすると発表した。開署は8月28日午前8時半。市立中央図書館の北側に位置する。電話番号に変更はない。
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将来の妊娠意識し健康づくり 看護専門学校生 伊豆の国で講座
静岡県立看護専門学校助産学科(清水町)の学生10人は5日、将来の妊娠を考えながら自身の体と向き合う「プレコンセプションケア」に関する健康講座を、伊豆の国市のボディーメンテナンススタジオ「BODYアーチ」で開いた。 学生は市内外から訪れた男女に、授業で学んだ知識や行動指針を伝えた。上半身の血行が良くなり、下半身の筋力強化につながる「まるっと!体操」と、ストレス軽減や健康、美容などに効果があり、「幸せホルモン」と呼ばれる「オキシトシン」を分泌させるストレッチを紹介した。参加者は立ち上がったり椅子に座ったりしながら、リズムに合わせて肩甲骨などをゆっくりと伸ばし、体の変化を確かめた。 1年の角替
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ギフトセットを箱詰め 伊豆の国市商工会女性部 箱デザイン一新
伊豆の国市商工会女性部などは6日、中元シーズンに合わせて市の名物を取りそろえた「伊豆の国ブランドギフトセット」の箱詰め作業を市内で行った。例年好評のセットで、今年は箱のデザインを一新した。 部員と市シルバー人材センター職員約10人が、アユの甘露煮や豚ロースなどを一つ一つ丁寧に梱包(こんぽう)した。箱には同市の世界遺産・韮山反射炉や名産のトマト、狩野川、さらに市商工会のキャラクター「ぬえ左衛門」をあしらったかわいらしいデザインになっている。市内の観光地や飲食店情報をまとめ、位置を地図に記載したガイドブックも同封した。 土屋洋美部長(67)は「部員考案の名産品を使ったレシピも入っているので注
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市長とトウモロコシ収穫 伊豆の国「もくせい苑」
伊豆の国市の就労継続支援B型事業所「もくせい苑」はこのほど、同事業所の農園で栽培しているトウモロコシを今期初収穫した。 利用者らは悪戦苦闘しながらも自分の手で力いっぱいもぎ取った。例年トウモロコシを山下正行市長に届けているが、今回は山下市長も参加。参加者は収穫したトウモロコシをその場で試食した。
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伊豆の国のIZULU 全日本小学生バレー静岡県大会3連覇 市長に報告
伊豆の国市を拠点に活動する「IZULU(イズル)バレーボールクラブ」が、6月に菊川市などで開かれた第43回全日本バレーボール小学生大会静岡県大会で3連覇を成し遂げ、全国大会出場権を獲得した。選手らがこのほど、市役所に山下正行市長を訪ね、報告した。 同チームは東部大会1位で県大会に進んだ。12チームによるトーナメントに2回戦から登場し、順調に勝ち進んだ。決勝では西部大会2位の袋井南(袋井市)を2-0で下した。 伊豆の国市立韮山小6年の平岩璃空主将は「相手は背が高かったが、協力して勝てた」と振り返った。山下市長は全国大会出場について「体調管理をしっかりして悔いのないように全力で戦ってほしい」
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伊豆中央道と修善寺道路 料金徴収期限2057年3月 県議会建設委
静岡県は5日の県議会建設委員会で、伊豆地域の有料道路、伊豆中央道と修善寺道路の新たな料金徴収期限を2057年3月8日とする方針を明らかにした。現行の23年10月2日から約33年5カ月延長する。 利用者の利便性向上のため設ける自動料金収受システム(ETC)の導入時期は26年度を予定しているとした。山梨義之道路企画課長は「速やかに高速道路会社と県道路公社との間で基本計画の策定を進め、詳細な設計や工事を行う。一日も早い導入を目指す」と述べた。徴収期限延長の理由として、トンネル・橋りょうの大規模修繕が見込まれることや、無料化した場合に交通量が大幅に増加することを挙げた。 地元住民向けの新たな料金
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⚾伊豆中央【高校野球チーム紹介2023夏】
一人一人が何をすればチームを勝利に導けるか考え、自分の特徴を生かしてプレーする。相手の裏をかき、安打が出なくても点を取る野球を意識している。 部長 角本 雅治 監督 影山 英伸 ①笠井 壮真(3年、三島北)165、60、右右 ②植松 倖也(2年、伊豆の国韮山)175、70、右右 ③渡辺 宝暉(3年、函南)172、65、右右 ④飯塚 丈登(2年、三島錦田)167、62、右右 ⑤片野 純(3年、三島南)168、65、右左 ⑥森島 昊聖(1年、伊豆天城)174、65、右右 ⑦露木 駿太(3年、函南)165、60、右右 ⑧佐藤 輝太(2年、町清水)172、68、右左 ⑨松川 颯(2年
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⚾韮山【高校野球チーム紹介2023夏】
チームスローガンは「スピード」。頭を使った野球で、部員全員がチームのために何ができるかを考えている。打撃では配球を読み、粘り強く攻める。 部長 山口 真央 監督 武井 淳 ①星谷 奎斗(3年、三島錦田)172、66、右左 ②小川 勝也(2年、伊東対島)166、67、右右 ③塩谷 天聖(3年、伊豆の国大仁)187、73、右左 ④杉浦 宏明(3年、沼津門池)170、63、右右 ⑤井原 泰造(3年、伊豆の国韮山)171、70、右右 ⑥中浜 天恋(3年、長泉北)169、62、右左 ⑦高橋 俊介(3年、三島南)166、68、右右 ⑧松村 悠斗(3年、長泉)174、61、右右 ⑨菅沼 晃太(
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記者コラム「清流」 英語学習の展開を期待
モンゴルの首都ウランバートル市ソンギノハイルハン区と友好都市交流の覚書を交わしている伊豆の国市は、子どもたちの異文化交流、国際教養を深めるため、英語圏との交流についても検討を進めている。昨今のグローバル化もあり、展開を見守りたい。 個人的な経験ではあるが、英語の学習は大学受験で特に必要だと思う。他教科と併せて受ける試験の場合、英語の配点は高かった。他教科で高得点を取ろうが、英語で点数を取れなければ不合格になると考えていた。将来の進路や就職まで影響するため、早期から着手すべき教養だ。 今後はコミュニケーションを重視した試験になると言われている。子どもの時からの導入、苦手意識を持たせないこと
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源氏山彩る風車2000個 ライトアップも 伊豆の国「あやめ祭」
伊豆の国市の伊豆長岡地区でこのほど、平安時代に絶世の美女として知られた同市出身のあやめ御前をしのぶ第88回源氏あやめ祭(市観光協会主催)が開かれた。今回初めて同地区のシンボル「源氏山」で、奉納風車イベントや夜間ライトアップを実施した。 奉納風車イベントでは、あやめ御前広場に約2000個の風車を飾った。風を受けて回る色とりどりの風車が訪れた人たちを楽しませた。ライトアップは古奈地区と長岡地区を結ぶ遊歩道沿いが舞台で、手すりに電球をつるし、足元に灯籠を並べた。 ほかにも子ども向けイベントや踊り、ステージイベントなどが繰り広げられた。
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東部特支生と交流 伊豆中央高野球部員 伊豆の国
伊豆の国市の伊豆中央高野球部の部員16人が3日、同市の東部特別支援学校を訪れ、高等部の生徒29人と交流した。夏の全国高校野球選手権静岡大会に出場する部員の活躍を願い、高等部の生徒がエールを送った。 生徒は部員による大きなかけ声に合わせたランニングとキャッチボールを見学した後、台の上に置いた球を打つ「ティーボール」に挑戦した。部員に補助をしてもらいながら打ち、ボールが遠くまで飛ぶと歓声が上がった。オリジナルのダンスも紹介し、輪になって一緒に踊った。 交流後には大会勝利を願う激励の言葉を送り、部員の名前が刺しゅうされている手作りの横断幕を手渡した。同高3年の笠井壮真主将(17)=三島市=は「
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韮山反射炉保全支援 伊豆の国市に寄付 MV東海
流通大手イオングループのマックスバリュ東海(浜松市東区)はこのほど、伊豆の国市の世界遺産・韮山反射炉の保全活動を支援するため、同市に現金159万7419円を寄付した。作道政昭社長(54)が市役所に山下正行市長を訪ね、目録を手渡した。 2022年3月~23年2月に、県内限定デザインのイオン電子マネー「韮山反射炉WAON(ワオン)」で利用された金額の0・1%にあたる121万1153円と、主に県東部の56店舗で実施された「韮山反射炉保全活動支援募金」の募金額38万6266円を寄付の原資に充てた。 作道社長は「お客さまに大変感謝している。今後も地域に何ができるかを考え、貢献していきたい」と話した。
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歌って踊って英語を勉強 伊豆の国・保育園で授業
伊豆の国市のひまわり保育園はこのほど、外国語指導助手(ALT)を招き、英語の公開授業を実施した。 年長児がジャマイカ出身のALTキンバリー・ウィッカムさん(29)=同市=からキュウリやトマトなどの野菜、指や口などの体の部分を示す英単語を教わり大きな声で発音した。 英語で体の部位を歌う曲に合わせて、自分の体に触れたり踊ったりした。絵本の読み聞かせもあり、楽しい時間を過ごした。 市は本年度、公立保育園、幼稚園の年長児クラスで、ALTによる1時間の英語学習を月2回程度取り入れている。
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静岡人インタビュー「この人」 自転車を通じたまちづくりに関わる 石井駿平さん(伊豆市)
前橋工業高(前橋市)で自転車競技部に入部。鹿屋(かのや)体育大(鹿児島県鹿屋市)に進学し同部入部後は、3年時に全日本学生選手権個人ロードレース大会優勝。世界大学選手権にも出場した。卒業後、富士市が拠点のプロサイクリングチーム「レバンテフジ静岡」に所属し、プロ選手として活動した。5月から伊豆市地域おこし協力隊として同市柏久保に移住。群馬県伊勢崎市出身。26歳。 -同隊応募のきっかけは。 「知人から募集について話を聞いた。大学時代に自転車レースのサポートなど地域に資する活動をしてきたことや、自転車競技に取り組んできた経験を生かせると思った。若いうちにやれることに挑戦したいと思い、決意した」
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伊豆、伊豆の国のFM局フリー冊子 花火大会マップ掲載
コミュニティーFM局「FMいずのくに」(伊豆の国市)と「FM IS(いず)」(伊豆市)はこのほど、フリーペーパーの最新号を発行した。伊豆半島の花火大会日程をまとめたマップを初めて掲載した。FMいずのくにの「クラブいずのくにマガジン」、FM ISの「HT はなつーしん」はそれぞれA4判オールカラーで、3カ月に1回発行。地元飲食店や観光地を数多く掲載している。花火大会のマップには、伊豆半島の地図上に9月末までの約40の大会日程と開催場所を載せた。 フリーペーパーは各市の観光施設や伊豆箱根鉄道の各駅で配布されている。
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国の交付金活用 物価高騰対策支援 伊豆の国市議会閉会
伊豆の国市議会6月定例会は30日、最終本会議を開き、2023年度一般会計補正予算案など3案件を可決し、閉会した。補正予算は国の地方創生臨時交付金を活用し、物価高騰対策支援を実施するとした。 低所得世帯支援の対象に、住民税の均等割のみが課税されている世帯や家計急変世帯を追加し、8月初旬から1世帯あたり3万円を給付する。また、公立の幼稚園、保育園、小中学校は2学期の給食費の徴収を停止し、民間保育園や市外への通学者等がいる世帯には補助金を給付する。製造業を営む事業者には、1事業者あたり50万円を上限として、3カ月分の電気使用量に対し1キロワット時あたり3・5円支援する。
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FMいずのくに総会 決算報告など承認
伊豆の国市のコミュニティーFM局「FMいずのくに」はこのほど、総会を市内で開いた。2022年度の事業、決算の報告、役員の選任など計4議案を承認した。佐口俊二社長(67)は「災害時の放送の充実などを重点的に取り組み、市民に期待してもらえる放送局にしたい」と話した。
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伊豆長岡温泉に客室分散型ホテル「さかなやステイ」オープン 内覧会で魅力堪能
伊豆の国市の伊豆長岡温泉に30日、客室が点在する分散型ホテル「さかなやステイ」がオープンした。同所で記念式典と内覧会が開かれ、参加者は新たな宿泊施設の魅力を堪能した。 同ホテルは、平屋建てで床面積約20平方メートルの客室7棟で構成する。「温泉街に泊まる」をコンセプトに、客室にはシングルベッド二つ、シャワー室、洗面台を備え、一歩外に出れば由緒ある温泉街が広がる。 式典で、同ホテルを運営する伊豆長岡温泉エリアマネジメントの鴨下記久枝代表理事(66)は「半年前から設計にあたり、いろいろなことがあった。観光客にはホテル、伊豆長岡温泉両方を楽しんでほしい」とあいさつした。 内覧会には行政、地元旅
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ミニトマト生産、営農後押し 他業種から農家に57人 JAふじ伊豆
JAふじ伊豆の伊豆の国地区にこのほど、他業種から農業に転身した57人の「ニューファーマー」(新規就農者)が誕生し、全員がミニトマトを生産する同JA果菜委員会に入会した。県内の各生産部会ではニューファーマーは5~10人程度。出身、前職はばらばらで農業未経験ながらも、支援制度や生産に適した恵まれた環境で安定した農業経営を目指す。 高橋純哉さん(43)=伊豆の国市=は神奈川県出身でシステムエンジニアだったが、30歳を機に独立を決意。面積当たりの収入が高い野菜としてミニトマトがあったため、同市への移住を選択した。 自立就農をサポートする県の「がんばる新農業人支援事業」を受けて、農業経営者の下で約
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伊豆の国「あやめ祭」成功へ 実行委 沼津・禅長寺で祈願
伊豆の国市の伊豆長岡地区で7月1、2日、武将源頼政の妻あやめ御前をしのぶ「第88回源氏あやめ祭」(市観光協会主催)が開かれる。実行委員らはこのほど、あやめ御前ゆかりの禅長寺(沼津市)で成功を祈願した。 同寺境内の頼政堂には2人の木像が安置されている。望月敬太実行委員長や芸妓(げいぎ)衆らは、追悼の意も込めて静かに手を合わせた。 あやめ祭は子ども向けイベントや踊り、出店などが行われる。今年は初めて、日没から午後10時まで源氏山をライトアップする。詳細は同協会ホームページ、問い合わせは同協会<電055(948)0304>へ。
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文化財展示施設巡り意見交換 伊豆の国で市長と座談会
伊豆の国市はこのほど、山下正行市長と市民の座談会「市長と語ろう」を同市の韮山時代劇場で開いた。伊豆の国歴史ガイドの会と伊豆の国外国語ガイドの会が、2025年度末までに設置されることが決まっている新たな文化財展示施設などについて話し合った。 両会員約20人は、会員の高齢化対策や市の英語圏との交流について市長、市職員と和やかな雰囲気で話を進めた。新たな文化財展示施設については「縄文土器など数多くを展示してほしい」と意見を伝えた。山下市長は「観光の拠点となる施設にする。できるだけスペースを取りたい」、市職員は「展示しきれていない史料をできるだけ市民に見てもらえるよう取り組む」と述べた。 市は引き続
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温泉街周遊の拠点に 分散型ホテル誕生 新たな観光の形 伊豆長岡
伊豆の国市の伊豆長岡温泉に30日、客室7棟が点在する分散型ホテル「さかなやステイ」が誕生する。客室内は最低限の宿泊設備とアメニティーのみ。観光客に街を周遊してもらうことで、地域経済の底上げが期待される。 同ホテルは、平屋建てで床面積約20平方メートルの客室7棟で構成する。「温泉街に泊まる」がコンセプトだ。客室にはシングルベッド二つ、シャワー室、洗面台を備え、一歩外に出れば由緒ある温泉街が広がる。 敷地内にはプールと風呂をかけた「プーロ」を設置した。源泉を引き、宿泊客でなくても利用できる。駐車場では、毎月開かれる出店イベント「温泉場お散歩市」を開く予定。 運営は伊豆長岡温泉エリアマネジ
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梅雨でも楽しく 7月14日までイベント 伊豆パノラマパーク
伊豆の国市の葛城山にロープウエーで上る観光施設「伊豆パノラマパーク」は7月14日まで、梅雨でも楽しめるイベントを開いている。 営業開始時に降水確率80%以上だった場合、チケット売り場で往復券を買った人は、当日に限りロープウエーに何度でも乗ることができる。また、山麓のイタリアンレストラン「トラットリア伊豆パラディーゾ」、ロープウエー山頂にある「碧(あお)テラス」の「かつらぎ茶寮」、「葛城珈琲(コーヒー)」では限定スイーツが登場する。 問い合わせは同観光施設<電055(948)1525>へ。
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全国紙芝居大会へ 己書でプログラム 長泉などで活動の道場
沼津市内で7月2日に開かれる「第10回ニッポン全国街頭紙芝居大会inぬまづ」のプログラムと演者名のめくりを、長泉町などで活動する「開運香月己書(かつきおのれしょ)道場」が手がけた。伊豆の国市の韮山時代劇場アトリエでこのほど制作に臨み、書き順にとらわれず思うがままに筆を走らせる書道「己書」で仕上げた。 師範ら7人が、縦130センチ、横54センチの画用紙にプログラムを、縦136センチ、横35センチの和紙に58人分の演者名を書いた。平仮名や漢字の演者名から本人の世界観を想像して字を書き、一筆一筆に力を込めた。 同道場が昨年から制作を担当している。小田香代代表(44)=同市=は「己書の文字と雰囲
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伊豆の国のチアチーム パワフルキッズ 関東大会初優勝
伊豆の国市を拠点とするチアリーディングチーム「パワフルキッズ」が、第25回関東チアリーディング選手権大会の自由演技小学校高学年の部で初優勝した。 小学4~6年の20人で臨んだ。ノーミスで演技を終え、頂点に立った。他チームを応援しチアリーダーの見本となる「ベストマナー賞」も獲得した。 大会は6月中旬、東京都内で行われた。小学1~3年で臨む小学校低学年の部では準優勝、中学校の部では自由演技競技4位、規定演技競技2位で、20チーム中総合3位だった。エキシビションジュニアスターの部では奨励賞を受賞した。 今後は8月の全国大会に向け練習に励む。相原健二監督は「良いスタートが切れた。優勝を目指して
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ブドウ畑でスタッフ交流 伊豆の国 三島の「あひる図書館」
三島市の「あひる図書館」がこのほど、伊豆の国市のブドウ畑で交流会を開いた。スタッフら20人が集まり、膨らみ始めたブドウの実の下で、軽食をつまみながら絵本の読み聞かせやワイン講座などを楽しんだ。 図書館スタッフがブドウ畑を運営する加々見宏子さんと知り合いだったことから企画。加々見さんの祖父故井川秀雄さんが生み出したブドウ「ピオーネ」の原木が植えられているブドウ畑を、多くの人が集う憩いの場にしたいという加々見さんの思いに共感したスタッフらが準備を進めた。 テーブルの上に棒ずしや鹿肉のロースト、サラダなどが並び、参加者は得意料理を持ち寄った。伊豆市の中伊豆ワイナリーはワインを用意し、参加者はブ
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花と造形物で「夢、現実世界」 静岡デザイン専門学校生徒作品展 葵区
静岡市葵区の静岡デザイン専門学校で28日まで、フラワーデザイン科の2年生による作品展「造形と花」が開かれている。26日は、学生が在校生らに作品の説明を行った。 今回のテーマは、夢と現実が混ざり合った世界を表現する「シュールレアリスム(超現実主義)」。4、5人で構成する5グループが1点ずつ、花とオリジナルの造形物を組み合わせた作品を制作した。 画家米倉寿仁の絵画を参考にしたグループは、ユリやアジサイ、トルコキキョウなどの生花と、紙粘土やペットボトルを材料にした造花を使って自然と人工物の融合を表現。制作メンバーの大川歩乃さん(19)=伊豆の国市=は「淡い色の花を選び、自然の中に咲く様子を表現でき
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緊急消防援助隊の災害時拠点で覚書 伊豆市とJKA
伊豆市はこのほど、競輪とオートレースを統括するJKA(東京都)と、災害時等における活動拠点施設としての使用に関する覚書を締結した。緊急消防援助隊は集結地、宿営地などの活動拠点として、同市の日本競輪選手養成所の競技場および体育館を利用する。 市役所で開かれた締結式で菊地豊市長は「立地が良く、伊東市、伊豆の国市にもアクセスしやすい。伊豆半島として使用させていただきたい」、浅野史久執行理事は「地域の皆さまにとって安全安心の一助となるよう活用していただけたら」と話した。
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「熱海発祥」レモン特産に 栽培面積拡大、所得向上へ 静岡県東部農家とJA
熱海市が「国産発祥の地」とされるレモンを県東部の新しい特産品に育てようと、JAふじ伊豆(沼津市)とかんきつ生産者が栽培面積を拡大する。市場出荷とともに加工品の開発を進め、ミカンに続くブランド化を目指す。 「苗を植えてから本格的に出荷できるようになるまで10年ほどかかるかもしれないが、新しい取り組みがいま必要」。このほど伊豆の国市で開いた生産者団体との会合で、同JAの担当者はレモン産地化に向けたプロジェクトを2023年度に始めると説明した。 現在は興味のある農家が試験的に個別栽培しているレモンをJAとして組織的に売り出す。25年にまずは1万平方メートルで植栽し、栽培面積を徐々に広げながら、
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流しそうめん ホタル観賞 みんなで地域の夏満喫 伊豆の国市
伊豆の国市浮橋地区の浮橋まちづくり実行委員会は24日、地区民の交流イベントを市内で開いた。地元の子どもから大人まで約150人が集まり、流しそうめんやホタル観賞を楽しんだ。 暑い日差しが降り注ぐ中、参加者は長さ約12メートルの竹の上を流れる麺を箸ですくい、夏の風物詩を満喫した。チョコレートなどの菓子も流し、子どもたちは喜びながらすくった。 その後、近くの公園に移動しホタルを観賞。参加者はホタルを手に乗せ、間近で幻想的な光を眺めた。 (大仁支局・小西龍也)
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場面緘黙当事者ら 症状や悩みを共有 静岡で「おしゃべりの会」
学校など特定の場所や状況で言葉が発することができなくなる「場面緘黙(かんもく)」の当事者らの支援団体「静岡 場面かんもくの会」がこのほど、当事者や保護者が思いを共有する場「おしゃべりの会」を静岡市葵区の市民文化会館で初めて開いた。 全国で支援活動を行う「かんもくネット」の角田圭子代表が司会を務め、静岡県内の当事者1人と保護者7人が症状や悩みなどを打ち明けた。場面緘黙に悩む中学2年の娘を持つ大竹実穂さん(44)=袋井市=は「思春期も重なり精神的に落ち込んでいたが、好きなことに熱中することで前向きになれている」と経験を語った。 2020年12月に設立した同会の公文匠代表(48)=伊豆の国市=
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きにゃんね大仁祭り 実行委が第1回会合 歩行者天国復活
伊豆の国市内で8月1日に開かれる「きにゃんね大仁夏祭り」の実行委員会はこのほど、第1回会合を同市の大仁公民館で開いた。 開催までのスケジュールや収支予算などを話し合った。祭りでは同市の大仁橋下流からスターマインなど約8千発の花火を打ち上げる。地元商店が出店する歩行者天国を4年ぶりに復活させる。 井川博也実行委員長(38)は「昨年に続き感動を与える祭りにしたい」と話した。
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竹灯籠イベントに向け 協力の静岡県立大生、竹林見学 伊豆の国
伊豆の国市の江川邸で11月に開かれる竹灯籠イベント「江川邸竹灯り」の運営に協力している静岡県立大(静岡市駿河区)経営情報学部の学生がこのほど、伊豆の国市内の竹林を見学し、活用方法を検討した。 学生は上原克仁教授ゼミの3、4年生4人。竹灯籠のデザインを考えるほか、子ども向けワークショップの補助を担当する。 江川邸竹灯り実行委員会の柴田三智子事務局長(64)=同市=の案内で、イベント時に竹灯籠を設置する竹林など敷地内を見て回り、来場者の見学ルートを確かめた。3年の桜井莉子さん(21)=静岡市駿河区=は「授業などで取り組んできたことを形にして来場者に届けることができるので楽しみ」と話した。
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強調月間など社明運動の推進承認 伊豆の国の推進委
第73回「社会を明るくする運動」伊豆の国市推進委員会はこのほど、会合を同市の韮山福祉・保健センターで開いた。7月の強調月間を中心とした、犯罪や非行を防止し立ち直りを支える活動の推進を承認した。 初めての取り組みとして、7月7~17日午後7時から、同市の韮山反射炉を更生保護のイメージカラーの黄色にライトアップする。そのほか小中学生の作文コンテストの実施、同市韮山地区で開く集会などを通じて非行防止や更生保護への関心向上を図る。 大仁地区保護司会の土屋龍太郎副会長は「闇バイトもはやっている。安全安心、多様な地域づくりを進めたい」と話した。
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新文化財展示施設 9団体が要望書 伊豆の国市に
伊豆の国市の9団体がこのほど、2025年度末までに市内に設置されることが決まっている新たな文化財展示施設に関する要望書を市に提出した。同施設に関する意見交換も実施した。伊豆の国歴史ガイドの会の迫田信行顧問(84)ら7人が市役所を訪れ、山下正行市長に要望書を手渡した。迫田顧問は「市民の声を取り入れ、史料をたくさん展示してほしい」、山下市長は「北伊豆の歴史観光の拠点となる施設にしたい」と話した。 同施設の設置場所は韮山時代劇場周辺の市有地で、規模は未定。市は「教育面での活用」を目的とし、常設、企画展示や市民交流、展望スペースなどの機能を設けることを検討している。一部の史料に触ることもできる方針。
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伊豆・だるま山高原 ロケーション抜群 設備充実【静岡キャンプ場だより】
達磨[だるま]山の山裾の標高600メートルにあり、天気に恵まれた日には駿河湾と雄大な富士山を望めます。夜は満天の星と街の夜景を見渡せ、「空に一番近いキャンプ場」として人気のロケーション抜群の公営キャンプ場です。充実した設備と整備、清掃された敷地で自然を満喫しながら快適にキャンプをすることができます。 達磨山や金冠山へのハイキング拠点として、また西伊豆スカイラインへのツーリング基地として観光地を巡るのに適した立地です。少し下れば修善寺の温泉街や「修善寺虹の郷」といった人気スポットもあります。宿泊やデイキャンプ、ソロでもグループでも存分に楽しむことができます。 また、キャンプ場近くの「だるま
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不断の努力 飛躍の礎に 東京大から箱根駅伝に出場した 近藤秀一さん(2013年度卒)【龍城 韮山高150周年 今昔物語⑬完インタビュー編】
箱根駅伝予選会で敗退した大学の代表選手でつくる関東学生連合に選ばれ、2019年に本大会の1区を走った。夢だった箱根駅伝を現実的な目標としてとらえたのは高校時代。「結果として文武両道に見えたかもしれないが、使える時間の全てを陸上に注ぎ込んでいた」と振り返る。 高校の入学式前から陸上部の練習に参加し、駅伝の県予選に出場した3年の11月までずっと陸上に熱中する生活を送っていました。テスト期間中も、修学旅行先の米国でも走っていた。だから、文化祭を楽しんだり、陸上部以外の友人と遊んだりという思い出はほとんどありません。授業中もけっこう寝ていた記憶が。「近藤は勉強を頑張っていた」と話す同級生はいないの
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海のごみ問題知って 沼津で海洋保全団体 滋賀の修学旅行生に教室
海洋保全に取り組む伊東市の社団法人「サバーソニック&アジロックフェスティバル」がこのほど、修学旅行で沼津市を訪れていた滋賀県彦根市の彦根東中3年生62人を対象に海の大切さを学ぶ教室を、沼津市の千本プラザで開いた。 同法人が子どもたちに海洋資源に貢献するきっかけを育んでもらう「鯔(ボラ)ンティアツーリズム」の一環。加藤龍副代表(47)=伊豆の国市=が海のごみ問題などを説明した。生徒は無数のちりめんじゃこの中からタコやエビを見つけるキットを使用し、生物多様性を学んだ。 加藤副代表は「2050年には海のプラスチックごみの量が世界中の魚の重量を超えると言われている。子どものうちから海について学んでほ
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記者コラム「清流」 自主性と伝統
昨春から取材を重ねてきた韮山高(伊豆の国市)の創立150周年連載が5月から掲載されている。十余年前に卒業した母校を訪れ、現役生の声を聞くたびに、時代と自身の変化を眺める気分になる。 時流の変化を最も感じたのは、夏の野球応援に向けて応援歌を教える新入生行事「歌唱指導」のあり方だ。先輩の厳しい指導を受けて韮高生になる「通過儀礼」だったが、コロナ禍で中断。一度伝統が絶たれたことで、その運営方法に疑問を呈する声が生徒から多数挙がったのだ。 歌唱指導は今春の生徒総会で、実施期間の短縮や高圧的な指導の禁止など、新ルールが設けられた。教諭はほぼ口を出さなかったという。時流に合わないルールは生徒自身が議
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日常の風景など絵画約30点並ぶ 伊豆
伊豆市柏久保のギャラリーCotori(ことり)で25日まで、伊豆の国市の「さつき画廊」で収蔵されていた絵画を展示している。 同ギャラリーを運営する坪内ゆみさん(61)=伊豆市=の働きかけで企画。フランス人、日本人画家ら約20人によるリトグラフや油彩、水彩画など約30点が並ぶ。日常の風景を描いた作品やかわいらしい動物が楽器を弾く水彩画を飾っている。 坪内さんは「絵を見て安らぎを感じてほしい」と話した。 営業は午後1~5時。20、21日休館。
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“不屈の剣” 障害、大けが…試練越え七段に至る 函南の渡辺正行さん
障害や大けがなど度重なる試練を乗り越え続ける剣士がいる。ポリオ(小児まひ)の影響で左手足が不自由な函南町柏谷の渡辺正行さん(67)。「苦しく、厳しく、つらくなった時こそチャンスが生まれる」。5月中旬には合格率2割という難関の剣道七段を取得した。 渡辺さんは1歳の時に風邪が発端で仮死状態となり、左半身が不自由になった。大仁中(伊豆の国市)進学時には父の反対を押し切り、柔道部に入部した。大学からは剣道一筋。しかし、自動車部品製造会社に勤務していた30代の時に機械で右手親指の付け根を負傷。生きがいの剣道を続けたい一心で握力を鍛え続け、親指以外の4本で竹刀を握り復活した。 段位もとんとん拍子に取
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演劇部の経験 創作原点 クリエーティブ集団「ライゾマティクス」主宰 石橋素さん(1993年度卒)【龍城 韮山高150周年 今昔物語⑪インタビュー編】
技術と表現の新しい可能性を探究するクリエーティブ集団「ライゾマティクス」のエンジニア兼アーティスト。音楽ユニットのPerfume(パフューム)や、2016年のリオ五輪閉会式における東京五輪開催PR式典など、舞台の映像演出に関わる。創作の原点には、韮山高の演劇部時代の経験があった。 子どものころ、SF映画の魔法を生み出す機構に興味を持ちました。韮高の演劇部で3年間出演した龍城祭は、めちゃくちゃ楽しかった。当時から裏方が好きで、今もライブの時は大体、舞台袖にいます。まさか大人になっても、エンターテインメントに関わるとは思っていませんでした。 部活の合宿では、学校近くの「世界」という定食屋に
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若者目線で企画、発信へ 静岡県立大生×FMいずのくに
静岡県立大の学生4人が本年度、伊豆の国市のコミュニティーFM局「FMいずのくに」の魅力アップに貢献する。このほど、同市の韮山時代劇場内にあるスタジオを訪れ、社員と打ち合わせを行った。若者目線でリスナーに喜ばれる番組の企画や情報発信に取り組む。 協力するのは経営情報学部の上原克仁教授のゼミ生。学生が昨年同市のイベント運営に関わったことがあり、教授が市に働きかけ実現した。学生は佐口俊二社長(67)からラジオの位置づけや課題を聞いた後、番組にも出演して雰囲気を味わった。 韮山高(同市)を卒業した3年の佐々木陸さん(21)=三島市=は「伊豆の国市の魅力を多くの人に聞いてもらえる企画を考えたい」、
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伊豆中央道と修善寺道路 料金徴収延長、33年に短縮 静岡県
伊豆中央道と修善寺道路の今秋の料金徴収期限を巡り、静岡県は「40年程度」としていた延長期間を33年に短縮する方針を固めた。23日開会予定の県議会6月定例会に関連議案を提出する。15日までの関係者への取材で分かった。 両道路の料金徴収期限は2023年10月2日で、翌3日からの無料化が決まっていた。県は県議会2月定例会で、無料化した場合に交通量が約2倍になり、渋滞の悪化が懸念されるとして徴収期限を延長する方針を明らかにした。 県は3月以降、伊豆市や伊豆の国市などで住民説明会を開き、「引き続き高速性や定時性などの機能を最大限発揮させていくことが重要」などと延長方針に理解を求めてきた。参加者から
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伝統がつむぐ人との和 伊豆の国市長 山下正行さん(1973年度卒)【龍城 韮山高150周年 今昔ものがたり⑧インタビュー編】
韮山高のすぐ近くで生まれ育ち、子どものころから校内が遊び場だったという。龍城山で秘密基地をつくったり、友だちが住む教職員官舎へ遊びに行ったり―。自然な流れで韮高に進み、げたをつっかけて通った3年間。青春の思い出を共有した人間関係が、いまに生きると説く。 高校時代を振り返った時、最も印象に残っているのは部活動です。卓球部に入り、目立った成績を残したわけではありませんが、仲間と練習に励んでいました。夏の合宿はみんなで雑魚寝し、最後の夜に1人ずつ龍城山に行く肝試しもありました。合宿にはOBが参加していたので、社会に出てから通じる年上の方に対する言葉遣いや接し方を学びました。処世術と言ったらいい
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広場の花壇 華やかに 伊豆の国、特支生ら植栽
伊豆の国市の伊豆の国特別支援学校中学部の生徒とあゆみ保育園の園児はこのほど、同市の韮山時代劇場ひだまり広場で花の植栽を行った。 花咲く伊豆の国推進協議会が企画し、今回で2回目。色とりどりのベゴニア、ポーチュラカ、ジニアの苗を約25平方メートルの範囲に計500株植えた。花火をイメージして円形に植え、華やかに仕上げた。 土屋洋美会長(67)は「散歩コースにもなっているので花の成長を楽しんでほしい」と話した。
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パーティションかわいく変身!園児大喜び 伊豆の国すし店女将製作
伊豆の国市のすし店「だるま」の女将(おかみ)山田敏江さんが、使わなくなったアクリル製パーティションをアート作品に転用する取り組みを進めている。娘のイラストレーターやまだゆきえさんの作品をフィルムに加工して貼り付ける。このほど沼津市の多比保育園でお披露目した。 国の新型コロナウイルス感染症対策の見直しを受け、飲食店でもパーティションの撤去が進んでいる。山田さんは使い始めた当初から「いずれは不要になる。でも廃棄するのはもったいない」と活用方法を考えていたという。そしてアート作品に加工することを思いついた。 ゆきえさんも共感してイラストを用意。かわいらしい動物が主人公の作品を作った。それを業
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足取られながらも体験 伊豆の国の園児が田植え
伊豆の国市の共和幼稚園、富士美幼稚園の園児が15日、市内で田植えを体験した。 JAふじ伊豆青壮年部伊豆の国地区北支部が体験学習として企画した。年長クラスの約50人が田んぼに列を組んで入り、等間隔になるようロープの目印に合わせて苗を植えた。田んぼに足を取られてしまう場面もあったが、同支部のメンバーや保育士らと一緒に作業を進めた。 同支部の山口誠一食育部会長(40)=同市=は「普段食べている米がどうやって作られているのか知ってもらえたら」と話した。
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熱い気持ち投球に込め 夏の甲子園に導いた 平井渉さん(1995年度卒)【龍城 韮山高150周年 今昔ものがたり⑦インタビュー編】
1995年、主戦として夏の全国高校野球選手権大会に出場した。甲子園でも1、2回戦を勝ち上がり、ベスト16に進出。近隣の野球少年が集まったどこにでもある県立校の快進撃は「韮高旋風」と呼ばれ、熱狂を巻き起こした。静岡大会から全9試合をほとんど1人で投げ抜き、旋風の主役になった。 中学生の時、甲子園より神宮を意識していました。東京六大学野球にあこがれ、進学校の韮山高を選びました。入学後は高校球児だから当然、甲子園を目指していましたが、下級生のころは自分の実力が伴わず、2年夏の静岡大会も1回戦負け。甲子園は現実的な目標というより、夢でした。 新チームは同級生だけでなく下級生にも好選手がそろい、
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伊豆の国市 菊池新教育長に任命書 「地域が支援したい園・学校に」
伊豆の国市は12日、新たな教育長に菊池之利氏(69)=同市=を任命した。市役所で開かれた任命式で、菊池教育長は山下正行市長から任命書を受け取った。 任期は11日から2026年6月10日までの3年間。菊池教育長は「子どもが通いたい、保護者が通わせたい、地域が支援したい園や学校を目指す」と話した。 菊池教育長は伊豆市立土肥中、伊豆の国市立大仁中、伊豆市立修善寺中で校長を歴任。17年10月から23年5月まで市人権擁護委員を務めた。
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暴力団等排除対策協議会、新会長に森氏 伊豆の国
伊豆、伊豆の国両市の旅館やホテルなどでつくる「伊豆いで湯の郷 暴力団等排除対策協議会」は13日、総会を伊豆の国市内で開いた。役員改選で新会長に修善寺温泉旅館協同組合の森孝夫理事長を選出した。 前年度の活動、会計報告を承認した。県暴力追放運動推進センター、県弁護士会の担当者が講話を行った。
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「教育委員会の仕事は温かい」 伊豆の国市・増田教育長が退任
伊豆の国市の増田貴史雄教育長(67)の退任式が9日、市役所で開かれた。増田氏は在職期間を振り返り、「共有と協働を大切にしてきた。教育委員会の仕事は温かかった」と感謝を伝えた。 増田氏は2021年に就任した。山下正行市長は「コロナ禍の厳しい中で教育現場をまとめ、情報通信技術(ICT)を活用した教育の推進に尽力してくれた」と話した。 増田氏は職員から花束を受け、多くの職員が見送る中、笑顔で庁舎を後にした。
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校歌♪河川敷に響く 伊豆中央高1年生 恒例行事
伊豆の国市の伊豆中央高1年生約160人が9日、校歌の練習を同高付近の河川敷で行った。毎年恒例の行事で、川に向かって大きな声が響いた。 生徒は6月上旬から、クラスごとに分かれて練習に励み、この日は全員が集まった。上級生の応援団から指導を受けつつ、生徒手帳で歌詞を見ながら全力で歌った。最後には歌詞を見ずに3番まで通した。 高木奏枝さん(15)は「練習を重ねるにつれて歌詞をちゃんと覚えることができた。校歌に誇りを持てるようになった」と話した。
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伊豆の国 文化財展示施設 25年度までに設置 市長答弁
伊豆の国市の山下正行市長は9日の市議会6月定例会一般質問で、市が調査、検討に着手していた新たな文化財展示施設について、「2025年度末までに設置する」と述べた。小沢五月江氏への答弁。 設置場所は韮山時代劇場周辺の市有地で、規模は未定。常設、企画展示や市民交流、展望スペースなどの機能を設けることを検討中で、設置の最大の目的を「教育面での活用」とした。同年度が期限となる合併特例債を充てる。 山下市長は「伊豆の国市に戻ってきて、改めて歴史、文化のすごさを知った。市には絶対に必要な施設で、今を逃すと未来永劫(えいごう)造ることはできない」と力を込めた。 市は市郷土資料館を大河ドラマ館がある同劇場映像
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夏の行楽期の事件事故抑止 大仁署協議会
大仁署協議会はこのほど、今年2回目の会合を伊豆の国市内で開いた。会合終了後、任期満了を迎えた会長と委員に署長感謝状が贈られた。 1~4月の業務報告を行い、5~8月の業務重点として「夏の行楽期における事件事故等の抑止対策活動の推進」を示した。業務報告では高橋文典署長が、管内の新入学児童に配布し通学路の安全確認を家族で行ってもらうことを目的とした「どきどきチャレンジシート」の取り組みを解説した。各課長らが期間中に実施した特殊詐欺被害対策や山岳遭難救助訓練、交通安全教室の概要を写真などで説明した。
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6議案を可決、同意 伊豆の国市議会開会
伊豆の国市議会6月定例会が8日開会し、会期を30日までの23日間と決めた後、上程した7議案のうち6議案を原案通り可決、同意した。 報告案件5件の説明も行った。山下正行市長は行政報告で、子どもたちの異文化交流、国際教養を深めるため、英語圏との都市交流についても検討を進めていると明らかにした。
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小学生ライダーが疾走 伊豆の国市、大仁小でMTB体験
伊豆の国市立大仁小で6日、マウンテンバイク(MTB)の体験会が開かれた。4~6年生24人がバランスを取るのに苦労しながらも乗車を楽しんだ。 市と自転車展示・試乗施設を展開するメリダジャパン(神奈川県)が締結した自転車を活用した地域づくりに関する連携協定の一環。児童は同社社員からブレーキのかけ方や安定性が高まる立ち乗りの仕方を学んだ。凹凸のこぶが続く「パンプコース」に挑戦したり、白線上を一本橋に見立てて走ったりした。 6年の土屋結楠さん(12)は「MTBのサスペンションの感覚が気持ち良かった」と話した。
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多彩な版画並ぶ 伊豆の国で作品展
東京都で活動する銅版画家、木版画家3人による版画展「絵の森を訪ねて4」が18日まで伊豆の国市中のギャラリー「noir(ノアール)/NOKTA(ノクタ)」で開かれている=写真=。 縦約90センチ、横約60センチの作品など計70点ほどが飾られている。優しい雰囲気の動物たちをイメージして作られた銅版画が並ぶ。木版画家の川村紗耶佳さん(33)は小さいころに記憶に残った風景を作品にしたといい、「人を入れてカラフルに仕上げた」と話した。 午前11時から午後5時まで。木曜休館。
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沼津、伊豆の国で移動スーパー開始 MV東海
マックスバリュ(MV)東海は6日までに、買い物支援のために地域を巡る移動スーパー2台の運営を沼津、伊豆の国の両市で始めた。生鮮食品や日用品など約500品目を積んだ専用車で商品を販売している。 沼津市を巡回する7号車は1日から稼働し、MV沼津南店を拠点に門池地区、第4地区東、第5地区、金岡、片浜地区などの公民館や公園などを巡っている。8号車はMV伊豆長岡店を拠点に、6日から運営を始めた。沼津市静浦、内浦地区のほか、伊豆の国市長岡、韮山、大仁地区で販売する。 MV東海は昨年4月、浜松市天竜区で移動スーパー1号車を始めた。沼津、伊豆の国の両市での運営は今回が初めて。
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神島公園の名称募集 伊豆の国市
伊豆の国市は23日まで、神島地区の狩野川右岸河川敷に整備している狩野川神島公園の名称を募集している。 同公園は建物のメンテナンスなどを手がける「JM(ジェイエム)」(東京都)が整備中で、10月にオープンする予定。遊具、自転車、キャンプ、ドッグラン、キッチンカーなどのエリアを設ける。 応募は郵送、専用フォームなどで受け付ける。詳細は市ホームページで。問い合わせは市都市計画課<電055(948)2909>へ。
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地域おこし協力隊 榊田さんを委嘱 伊豆の国市
伊豆の国市はこのほど、都市地域から過疎地域に移住して地域活性化に取り組む市地域おこし協力隊に榊田幸平さん(26)=同市=を委嘱した。伊豆長岡温泉など地域の魅力向上に向けたイベントの企画や運営、情報発信に取り組む。任期は来年3月まで。 榊田さんは日本大(三島市)に在学中、伊豆の国市の伊豆長岡温泉南山荘前で開催されているイベント「温泉場お散歩市」に参加し、運営の手伝いを約2年間行っていた。伊豆長岡温泉のまちづくりに関わった経験を生かせると思い応募した。 埼玉県本庄市出身。大学卒業後は沖縄県の由布島で観光案内や土産店の運営に従事していた。「地域の方との交流を大切に、小さいことからこつこつと頑張って
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梅の実狩り 袋いっぱい 伊豆の国・大仁梅林
伊豆の国市の大仁梅林でこのほど、梅の木のオーナーらによる梅の実狩りが行われた。 参加者は大仁神社の境内や裏山に広がる梅林で、ピンポン球ほどの大きさの実を袋いっぱいに収穫して持ち帰った。梅林の管理委員会によると、2日の活発な梅雨前線と台風2号による記録的な大雨で実が落ち、気候の変化で例年より熟すのが早いという。金子佳史委員長(67)は「数年後には梅林を育て始めて50年になる。梅まつりもあるので整備に力を入れたい」と話した。 家族で梅の実収穫を楽しんだ三島市立長伏小2年の萩原耀大君(8)は「家に持ち帰って梅のシロップにして飲む」と心を弾ませた。 梅林には約80種類600本が植えられている。
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自転車と教育 どうつなげる 伊豆の国 23日講演会
伊豆の国市は23日午後7時から、マウンテンバイク全日本選手権チャンピオンの品川真寛さんが講師を務める講演会「自転車で造るまちづくり」を同市四日町の韮山文化センターで開く。品川さんが自転車の楽しさや自転車を通じた子どもたちへの教育、市民の健康につながる取り組みについて話す。 定員は50人で応募者多数の場合は抽選。同講演会専用サイトで14日までに申し込みフォームに入力する。問い合わせは市観光文化課<電055(948)1480>へ。
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モンゴル国講座で市民ら理解深める 伊豆の国
伊豆の国市友好都市交流協会はこのほど、モンゴルへの理解を深める「モンゴル国講座」を同市のあやめ会館で開いた。 市内外から約80人が、講師の県地域外交課杉村・ゴン・エルデネハタン地域外交専門官から話を聞いた。杉村地域外交専門官は、モンゴルの概要や文化、歴史のほか自治体との交流を解説した。「日本が長年にわたり支援をしてくれていることにモンゴル人は感謝している」と話した。 市はモンゴルの首都ウランバートル市ソンギノハイルハン区と2015年に友好都市交流の覚書を交わした。
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民生児童委員協 静岡市で活動報告 2研究地区
静岡県民生委員児童委員協議会は6日、本年度総会を静岡市駿河区のグランシップで開いた。2021年度から2年間、研究地区に指定された伊豆の国市伊豆長岡と菊川市小笠の両地区の民生委員児童委員協議会が活動を報告した。 伊豆の国市伊豆長岡の室伏美登里会長は見守り対象者への具体的な対応事例を示し、専門機関と連携した解決策などを説明した。菊川市小笠の杉山茂会長は長期休業明けに小中学校で行ったあいさつ運動を紹介。「コロナ禍でも工夫して活動できた」と述べた。 議事では、本年度事業計画など4議案を原案通り承認した。岩倉睦弘会長は「新型コロナの感染拡大によって生活困窮世帯やひきこもりが増加し、近年はヤングケア
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11日伊豆の国で義時・江間まつり 飲食店のマルシェなど
江間郷土研究会は11日午前9時から午後4時まで、北条義時800年忌を記念して「義時・江間まつり」を伊豆の国市南江間の江間公園で開く。折り紙でこまを作るワークショップや、パトカー、消防車の展示を行う。地元飲食店などが集まるマルシェも開く。 入場無料、雨天中止。問い合わせは同研究会<電055(948)4558>へ。
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デザイン思考取り入れ職員提案 伊豆の国市 DX推進でワークショップ
伊豆の国市はこのほど、デザイン思考を取り入れた職員のワークショップを市役所で開いた。昨年度策定した「市デジタルトランスフォーメーション(DX)推進計画」の一環。 防災や移住に関わる企画課や危機管理課などの若手職員20人が、同思考に通ずるNTT西日本(大阪市)社員から指導を受けた。テーマは「どのようなサービスを提供すれば、市民生活をより良くすることができるか」で、アイデアの創出から発表まで一日を通して考え抜いた。農業に関する定額課金制サービスや防災情報アプリなどの部署を横断した事業を、職員の前で提案した。 対話型人工知能(AI)を使った企画を提案した班では、災害時や日常で市民が撮影した写真をネ
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事業計画承認 市民表彰も 伊豆の国市スポーツ協総会
伊豆の国市スポーツ協会はこのほど、総会を同市のあやめ会館で開いた。 昨年度の事業と決算報告、本年度の事業計画と予算案などの計6議案を承認した。役員の改選も行い、会長に飯田靖之氏を新任した。任期は2年。 議事に先立ち、昨年度に優秀な成績を収めた市民や市内団体を表彰した。山下正行市長は「全世代に渡ってスポーツが盛んで、皆さんの姿を見て感動した」と話した。 主な受賞者、受賞団体は次の通り。 水口将希、渡辺莉緒、鶴見大介、河上由奈、角田遥音、角田健基、本多秀、谷口心美、後藤斗磨、湯浅海、高村麻友、萩原陽菜、小山秀子、寄留麻友香、渡辺大虎、岡本剛道、神馬良栄、杉山亮太、栗田全、兼子佑太、竹内郁斗、新谷
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浴衣姿でスポーツや縁日 伊豆の国
伊豆の国市子ども会連合会は4日、「チャレンジ ゆかたで集合!作って遊ぼう!」を同市の韮山時代劇場で開いた。地元の子どもたち約70人が浴衣、甚兵衛(じんべえ)姿でイベントを楽しんだ。 ボッチャやモルックなどのスポーツ、オリジナルの入浴剤やうちわ作りで、小学校、学年を問わず交流した。水風船釣りや輪投げ、くじ引きなどの縁日も開いた。この日は夏日となり、汗を流しながら一足早い夏祭りを体験した。 同市立大仁小4年の堀江正悟君(10)は「ボッチャは負けたけど、みんなで遊べて楽しかった」と話した。
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80歳で20本以上目標 歯と口腔の健康啓発 伊豆の国市で推進委
伊豆の国市はこのほど、本年度1回目の歯と口腔(こうくう)の健康づくり推進委員会を同市の韮山福祉・保健センターで開いた。 市民が80歳の時に20本以上歯を残すことを目指し、昨年度までの歯と健康についての紙芝居やポスター展示などの普及啓発活動を振り返った。本年度の年間計画も確認した。 山下正行市長は「歯の状態は動脈硬化に影響することが分かっているので、健康で豊かな生活を送るためには欠かせない」と話した。新任の武田友良会長は「任期の2年間で活発な活動をしたい」と述べた。
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藤枝で静岡県乾しいたけ品評会 伊豆の朝香さん大臣賞
静岡県椎茸産業振興協議会はこのほど、「第72回県乾しいたけ品評会」を藤枝市岡部町の日椎連乾しいたけ流通センターで開いた。伊豆市を中心に伊豆の国市や藤枝市、森町など県内産の干しシイタケ102点を審査し、最高賞の農林水産大臣賞に朝香博典さん(伊豆市)の天白どんこが選ばれた。 「天白どんこ」「茶花どんこ」「どんこ」「こうこ」「こうしん」の5部門で行い、5人の審査員が大きさや形、色具合などを見比べた。上位入賞品は6月下旬の「第70回全国乾椎茸品評会」に出品される。 主な入賞者は次の通り。 【農林水産大臣賞】朝香博典(天白どんこ、伊豆市) 【林野庁長官賞】福室勝義(茶花どんこ、伊豆市)朝香博典
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8日から定例会 伊豆の国市議会
伊豆の国市議会は1日、議会運営委員会を開き、6月定例会を8日に開会すると決めた。会期は30日までの23日間。 本年度一般会計補正予算案など5案件を審議する。一般質問は9、12、15、16日に行い、計13人が登壇する。
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源氏や北条氏の史跡歩いて巡る 伊豆の国
しずおか健康長寿財団はこのほど、ウオーキングイベント「頼朝・政子ロマンの路歴史探訪」を伊豆の国市内で開いた。 県東部の住民や静岡市、焼津市民ら約80人が、成福寺や北条氏邸跡、願成就院など7カ所を巡るコースを歩いた。約4キロを2時間かけて巡り、伊豆の国歴史ガイドの会会員から源氏、北条氏にまつわる史跡や国宝の説明を受けた。県中部に住む参加者が多く、同市の山や施設、旧街道についての解説も聞きながら、歩いて健康増進を図った。 同財団の鈴木宏幸事務局長は「大河ドラマの効果もあり、県内各地から多くの人が参加してくれてありがたい。楽しんでもらいつつ、健康につながれば」と話した。
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THIS 伊豆 体育祭 中央高 競技名に地元色 ・玉入れ→入れろ!長岡饅頭 ・棒倒し→狩野川アベンジャーズ
伊豆の国市の伊豆中央高で30日、体育祭が行われた。伊豆にちなんだ名前の競技で熱戦を繰り広げた。 生徒は学年、クラスで5組に分かれ、得点を競った。玉入れの「入れろ!長岡饅頭(まんじゅう)」や棒倒しの「狩野川アベンジャーズ」など、競技名に地元色を出している。オリジナル競技の「天城越え」は中腰の生徒の背中を、両手を仲間に補助してもらいながら約100メートル歩く。生徒は声をかけ合いながら、学年の垣根を越えたチームワークで乗り切った。 (大仁支局・小西龍也)
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日本語の美しさ周知 国際ソロプチミスト伊豆天城 フォーラム選考会
国際ソロプチミスト伊豆天城はこのほど、8月に京都市で行われる「ソロプチミスト ユース・フォーラム」に参加する代表女子生徒の選考会を伊豆の国市内で開いた。代表は三島南高(三島市)2年の明石麗奈さんに決まった。会では家族でウクライナの惨禍を伝える活動をしているネデリコ・ミランさん(14)を加え、主張発表や意見交換を行った。 県東部3校5人が「日本の伝統文化」をテーマに、食文化や思いやりの心について発表。その後、生徒同士で「今欲しいもの」「挑戦したいこと」などについて意見交換した。 明石さんは日本語の美しさを伝えていきたいといい、「外国人の日本語教師になることが夢。美しい日本語が多くの人に使われる
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伊豆の国市は若手職員企画 20周年記念事業
2025年4月に迎える伊豆の国市制20周年に向け、市民の機運醸成を図る事業を実施するため、第1回市制20周年記念事業検討委員会が29日、市役所で開かれた=写真=。委員の若手職員11人が節目の盛り上げを担当する。 山下正行市長が主任主事、主事から委員を任命。事務局の企画財政部企画課職員が市の地域活性化に資する取り組みや市制10周年の実績などを説明した。委員は市制20周年式典プログラムや市民に周知するための事業の企画などを話し合った。 委員は今後、月1、2回の会議を行い、来年7月ごろに山下市長へ企画案となる最終報告書を提出する。
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アユ情報 狩野川(5月27~29日)ほか友釣り
狩野川(5月27~29日) 22センチまでが矢熊橋6~19匹。20センチまでが尾崎荘前3~11匹、松ケ瀬つり橋2~34匹。18センチまでが宮田橋3~6匹、嵯峨沢橋8~14匹。17センチまでが飯田おとり店前3~6匹。15センチまでが遠藤橋1~3匹。(狩野川漁協) 興津川(5月20日=解禁日、午後1時まで) 17センチまでが新幹線下流2~6匹、立花橋4~8匹、高瀬出合い4~17匹、黒川出合い1~7匹、片瀬えん堤2~8匹。16センチまでが承元寺えん堤上流2~7匹、梨の木えん堤下流3~10匹、丸淵3~7匹、但沼大橋2~8匹、清水小島中学校前1~5匹、倉庫裏2~10匹、宮島橋3~6匹、和田島橋5~
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市民主役でまちづくり推進 伊豆の国市 プラットフォーム設立
伊豆の国市はこのほど、地元の団体で組織する「まちづくり団体プラットフォーム」を設立した。今後登録の23団体が連携し、課題解決や情報交換にあたる。同市のあやめ会館で設立会を開き、約40人が意見交換をした。 市内では自然保護や歴史研究、防災、観光振興などさまざまな団体が活動しているが、協働での取り組みやつながりは行政を含めて限定的だった。それぞれの団体の強みを効果的に活用し、市民主導のまちづくりを推進しようと企画した。初回の活動となるこの日は、市協働まちづくり課が設立の趣旨説明、3団体が活動報告を行った。意見交換では参加者がグループに分かれ、取り組みを共有したり連携の手だてを話し合ったりした。
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記者コラム「清流」 先進技術で安全運転を
春の全国交通安全運動の一環として大仁署などが開いたサポートカーを体験する交通安全教室を取材した。自動ブレーキ、自動駐車機能を搭載した車を体験した。 特に驚いたのは自動駐車機能。ボタン一つ、数回の切り返しでぴったり駐車場の白線内に駐車した。区画線のないスペースでの駐車にも対応している車種もあり、車同士の接触の減少に効果が期待される。教室では同署管内の交通事故の約4割が追突事故との話が出て、自動ブレーキ機能も事故防止には有効だと思った。 電車が通っていなかったり駅やバス停が遠かったりすると、車での移動に頼らざるを得ない地域もある。加害者にならないためにも、先進技術の助けをうまく借りながら安全
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「高齢者介護学ぶ」 研修員が市長訪問 メキシコ→伊豆の国
メキシコでコミュニティーを基盤とした高齢者の包括介護プロジェクトに取り組む研修員11人が30日、伊豆の国市役所に山下正行市長を訪ね、市内で行う視察研修のあいさつをした。 研修員は同国で高齢者専門医や保健局保健課の職員として働いている。6月1日まで市の高齢者保健、福祉の講義を受けたり、老人ホームを訪問したりする。 山下市長はデイサービスの説明をし、「高齢者のニーズに合った対応や施策に取り組んでほしい」と話した。研修員らは「日本の文化に触れて、文化から生まれているであろう高齢者対応を学びたい」と述べた。
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伊豆の国名産 ミニトマト収穫 特支児童15人
伊豆の国市の伊豆の国特別支援学校小学部の3年生15人が30日、ミニトマトを栽培するJAふじ伊豆伊豆の国果菜委員会の宇田朋幸さん(43)=同市=が所有する市内のハウスで収穫を体験した。 児童は市名産で真っ赤に育ったミニトマトを一つ一つ丁寧に収穫した。学校で栽培していることもあり、「ミニトマトのおいしい食べ方は何ですか」「ミニトマトはどれくらいの時間でできますか」と宇田さんに質問した。宇田さんは「洗ってそのまま食べるのが一番おいしい」「大体2カ月で食べられるようになる」などと回答した。
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日本総合医学会創設 沼田さんの生涯紹介 伊豆の国で講演会
国際ソロプチミスト伊豆天城はこのほど、NPO法人日本総合医学会の伊東修理事長を招き、同医学会の創立者沼田勇さんの生涯を伝える講演会を、伊豆の国市内で開いた。 沼田さんの生誕110周年を記念し、会員16人が伊東理事長から功績などを聞いた。伊東理事長は沼田さんとの出会いや名言を説明。「食事療法により多くの患者を救ってきた」「玄米自然食を骨子とし、東洋医学、民間療法の見直しを図った」と話した。
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ギフト新デザイン、かわいらしく 伊豆の国のブランド振興会総会
伊豆の国ブランド振興会は26日、設立総会を伊豆の国市内で開いた。市の名物を取りそろえた「伊豆の国ブランドギフトセット」のデザイン一新など、地域振興に努める。 規約案や役員の選出、事業計画および予算書の3議案を承認した。望月良則会長は「アフター大河での販路開拓を目指す」とあいさつした。 本年度はふるさと納税返礼品申請準備や市内外のイベントへの出店に取り組む。6月5日から注文受け付けを開始するギフトセットでは、箱に韮山反射炉や市の名産のトマト、狩野川、さらに市商工会のキャラクター「ぬえ左衛門」をあしらったかわいらしいデザインになっている。
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落語と三味線の調和 伊豆の国 文化財施設で公演
伊豆の国市吉田の国登録有形文化財「知半庵(旧菅沼家住宅)」で27日、落語家春風亭昇吉さん(43)と、米国生まれの三味線奏者コリーン・クリスティナ・シュムコーさん(37)がコラボした「粋な五月」(同プロジェクト委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれた。落語と楽器の珍しいコラボで、県内外からの来場者は新感覚を楽しんだ。 公演のメインは落語の怪談話「牡丹灯籠(ぼたんどうろう)」。昇吉さんの言葉による繊細な情景描写に、三味線の作曲も行うシュムコーさんが音色でサポートした。昇吉さん、シュムコーさんのそれぞれの単独公演、対談も行った。 昇吉さんは「知半庵の光、音、雰囲気も一緒に楽しんでほしい
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シダックス創業者寄贈の志龍講堂 将来への志抱く場に【龍城 韮山高 150周年 今昔ものがたり⑥学校編】
韮山高の龍城門を通り正面右に現れる建物が、同校のシンボルでもある志龍講堂だ。2005年にシダックス創業者の志太勤さん(1953年卒)が建物を県に寄付して以来、生徒の教育活動や学校生活を支える場になっている。 きっかけは同校で講演依頼を受けた際、当時の校長から「講堂の耐震性に問題があるが、予算がない」と相談を受けたこと。「生徒への思い、建設資金、チャンスの三つが偶然重なった」。志太さんは新講堂の建設を申し出た。 「講堂には生徒が勉強しながら語り合い、食事ができる場が必要」と、1階に売店を併設した食堂ホールのほか、同校の歴史や卒業生の業績を紹介する展示コーナーを作り、2階に約千人を収容する講
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文化財展示施設 新設へ調査着手 伊豆の国市
伊豆の国市は26日までに、新たな文化財展示施設の設置に向けた調査、検討に着手したと発表した。 設置時期や場所は未定。市郷土資料館の移転に関する議論や市民から寄せられた意見を踏まえ、改めて文化財などを公開する拠点施設が必要と判断した。同資料館の保管物の一部も移動する予定。 市は今年、同資料館を大河ドラマ館がある韮山時代劇場映像ホールに移転する構想を見直していた。
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思い出の「たこ焼パパさん」 生徒集い恋愛相談も【龍城 韮山高150周年 今昔ものがたり⑤学校編】
30代から50代の韮山高出身者にとって、忘れられない「居場所」がある。かつて通学路沿いのスーパー横で営業していた、赤い屋根が目印のたこ焼き店「たこ焼パパさん」だ。 「パパさん」こと清野正孝さんが、妻の寿美子さんと開業したのは1988年。最初は下宿生が常連になり、その後部活帰りに集まれるスポットとして生徒に定着した。生徒との関係性について「多感でいろんなこと考える時期でしょ。友達にも親にも先生にも言えないことを相談できる、身近な大人だったのかな」と寿美子さんは振り返る。 独特なのは、部活ごとの「つけ帳」文化。先輩が後輩のために代金を預け、メッセージを添えて記帳した。ソフトクリームをコッペパ
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落語と三味線、新感覚の共演 春風亭昇吉さん×シュムコーさん 27日から伊豆の国で怪談話
伊豆の国市吉田の国登録有形文化財「知半庵(旧菅沼家住宅)」で27、28の両日、落語家春風亭昇吉さん(43)と、米国生まれの三味線奏者コリーン・クリスティナ・シュムコーさん(37)がコラボする異色のイベント「粋な五月」(同プロジェクト委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれる。関係者は「古き良き日本文化を現代風にして再興するきっかけにしたい」と目を輝かせる。 公演のメインは落語の怪談話「牡丹灯籠(ぼたんどうろう)」。昇吉さんの言葉による繊細な情景描写に、三味線の作曲も行うシュムコーさんが音色でサポートする。主催団体のあわやのぶこ代表(71)によると、落語と楽器のコラボは珍しく、「普段落
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角川俳句短歌 静岡県内12人入賞
角川文化振興財団は24日、第17回角川全国俳句大賞と第14回角川全国短歌大賞の入賞者を発表した。静岡県内からは12人が選ばれた。 【俳句】自由題部門秀逸 松本義久(浜松市)松永敏秀(静岡市)中川正男(浜松市)吉野民子(同市)山岸文明(伊豆の国市) 題詠部門特選、静岡新聞社賞 渡井文代(富士宮市)▽静岡新聞社賞 名倉悦子(浜松市) 【短歌】自由題部門特選 佐藤きみ子(湖西市)▽秀逸 大庭拓郎(浜松市)▽佳作 海瀬安紀子(静岡市)室野英子(伊豆市) 題詠部門静岡新聞社賞 松井恵(浜松市)
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自主性発揮する龍城祭 学校舞台 ゲーム開発【龍城 韮山高150周年 今昔ものがたり④学校編】
韮高生の自主性が発揮される一大行事が5月中旬の龍城祭だ。1年の多くを勉強と部活に費やす同校でも、4月末から祭りまでは準備に集中する特別な時期。初日は文化部が舞台発表する芸能祭、2日目が模擬店の並ぶ文化祭、最終日の3日目は体育祭、そして出し物で盛り上がる後夜祭がフィナーレを飾る。今年はコロナ禍を経て、文化祭を4年ぶりに一般公開した。 近年はスマートフォンや動画などデジタル技術を活用した展示も増えた。今年は物理部が3Dゲーム「NIR=A」を発表した。学校周辺の地形をモデルに、廃虚化した世界を探検する3Dアクションゲーム。「物理部は元々、帰宅部扱いだった。ゲーム構想を立ち上げたら、他の部活や他校
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児童が取材のこつ学ぶ 「IZUCCO」情報誌発行へ 伊豆の国で講座
伊豆の国市の魅力を小学生が取材、執筆する地域情報誌「IZUCCO(いずっこ)」の第4号の発行に向けた初回講座がこのほど、同市の大仁くぬぎ会館で開かれた。児童が取材や写真撮影、冊子のデザインのこつを学んだ。 今回参加するのは市内の小学3~6年生の20人。児童はデザイナーの大塚公美子さん(35)=同市=と、市内で新たに開くジェラート店のポスター作成に10分で取り組んだ。ジェラートを大きく描いたり「全て伊豆の国市の食材を使っています!」と店の自慢を書いたりして作成した後、大塚さんから「伝えたいことを伝えるための表現をどう考えるかが大事」とアドバイスを受けた。 児童は市内中学生の「子ども編集部」
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上まで登るぞ 伊豆の国 小学生ら体験 ツリークライミング
ツリークライミングのイベントを手がける「BRANCH」(伊豆の国市)はこのほど、同市の市民の森浮橋で体験会を開いた。 地元の小学生らが同社スタッフから指導を受け、高さ5~10メートルの大木を登った。木に設置したロープを操りながら上を目指した。地上で見守る保護者に「とても高い」「もっと上まで行く」と大きな声で伝え、樹上から自然の景色を楽しんだ。
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大仁駅、三島広小路駅に副駅名「ともにつくる、つぎをつくる。」伊豆箱根鉄道
伊豆箱根鉄道は23日、大仁駅(伊豆の国市)と三島広小路駅(三島市)の副駅名権のスポンサー契約を東芝テック(東京都)と締結した。副駅名は同社の経営理念を参考にした「ともにつくる、つぎをつくる。」となった。 駅名標に副駅名と同社のロゴマークを表記し、電子レシートサービスのイメージキャラクター「レシオ」が登場している。電車内CMの放送を行うことも決まり、「グローバルトップのソリューションパートナーへ」というアナウンスが同駅に到着する車内で流れる。 契約は大仁駅が年間55万円、三島広小路駅が年間77万円で、それぞれ2年契約。大仁駅で行った除幕式で、同社の錦織弘信社長は1950年に大仁地区で創業し
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歌唱指導 新時代へつなぐ 生徒主体 伝統見直し【龍城 韮山高150周年 今昔ものがたり③学校編】
「押忍!」。4月中旬の放課後、1年生の教室から声が聞こえた。新入生の通過儀礼ともいえる「歌唱指導」の伝統は、コロナ禍を機に大きく揺らいだ。 歌唱指導は夏の野球応援に向け、約1週間かけて応援団が新入生に校歌や応援歌を教える自主的な行事。歌を覚えることに加え、理不尽とも思える指導を耐え抜いて仲間との絆を強め、校訓でもある「忍」の精神を養うのが目的とされていた。 ところが新型コロナウイルスの感染が拡大した2020年、休校に伴い中断。飛まつ防止のため翌年以降は1~2日に短縮し、寮歌の練習もなくなった。生徒は「歌詞があやふやなまま卒業してしまう」と伝統の存続を危ぶんだ一方、「歌を覚えるのが目的なら
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少子化、学区自由化の波 名門も自助努力必要龍城【龍城 韮山高150周年 今昔ものがたり②学校編】
志願倍率0・98倍―。 2023年度の入学者選抜試験で、韮山高普通科は募集定員240人に対して志願者数が236人となり、倍率が1倍を下回る「定員割れ」となった。 併願可能な理数科の志願者数が募集定員40人を大きく上回ったため、実際に入学した両科の生徒数は定員を確保した。だが、日本の社会が直面する少子化の影響は県内最古の名門校にも影を落とす。小川圭一校長は「普通科は充足しないのではないか、という雰囲気が昨冬からあった。教職員間に危機感はある」と口にする。 県内公立高校の通学区域は撤廃され、小学部や中学部を併設して一貫教育に乗り出す私立高校も増えている。選択肢は広がり、特に三島市や駿東郡
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産地維持へミカン改植 レモン生産へ 静岡県東部JAと生産者団体
JAふじ伊豆(沼津市)と生産者団体の東部地区柑橘委員会はこのほど、2023年度協議会を伊豆の国市で開いた。農家の高齢化と減少に直面する中、産地の維持・発展に向け、ミカンのブランド品種への改植やレモンの生産拡大に取り組む方針を確認した。 同JAは静岡県東部の8農協が合併して、2022年4月に発足した。初年度のかんきつ類販売高は16億3千万円で、県内有数のミカン産地である沼津市西浦地区が「表年」だったこともあり、好調に推移したという。10年後の31年度の販売高目標は、6・6%増の17億3800万円とした。 地域ブランドミカン「寿太郎」の苗供給数は23年度の900本から1600本に増やし、ミカ
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待望! 狩野川でアユ釣り解禁 愛好家が続々と
静岡県東部、伊豆地域を流れ、アユの友釣りの聖地として知られる狩野川で21日、アユ釣りが解禁された。待ちわびた愛好家が続々とさおを繰り出した。 伊豆市の修善寺橋付近では、釣り人が十数メートル間隔で並び、魚影を追った。狩野川漁協によると、今年は遡上(そじょう)も多く見られ、特に上流部で活発。アユは10~23センチで小さめが多いという。 また、静岡県と伊豆市は本年度から、カワウ被害が増えている中で、ドローンを活用した対策も行う。 同漁協は5月上旬から中旬にかけて、伊豆の国市の神島橋付近と伊豆市柏久保の狩野川支流の大見川には10~15グラムほどの海産稚魚計千キロを、伊豆市の上流域には20グラム
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知られざる創設者・柏木忠俊 胸像制作し再び顕彰【龍城 韮山高150周年 今昔ものがたり①学校編】
戦国時代の武将北条早雲の居城があった龍城山の麓にある韮山高(伊豆の国市)は今年、創立150周年を迎えた。県内で最も歴史ある公立校の過去と現在をひもときながら、新たな未来像を探る。 ◇ 創立記念日の4月15日、創設者の柏木忠俊(1824~78年)の胸像が学校職員室前に設置された。同校150周年史の編さん副委員長を務める桜井祥行前校長(1980年卒)は「歴史に埋もれていた柏木先生の功績が、やっと伝わった」と感慨深げに見つめた。 桜井前校長が赴任した2016年当時、柏木の写真は校長室に1枚置かれているのみ。創設者を教員に尋ねても、挙がるのは幕末に韮山反射炉や東京・お台場を造成した先
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伊豆の国のALT 5歳児に英語指導 市が本年度開始
伊豆の国市は本年度から、市内の保育園、幼稚園、認定こども園計12園の5歳児を対象とした外国語指導助手(ALT)による英語の指導を始めた。 幼児期から英語や異文化に触れる環境づくりの推進が目的。公立園では1回1時間で月2回程度、園児は歌やゲームを通じて英語に親しむ。私立園でも同程度の英語教育事業を実施している。市は本年度予算のうち、4600万円を英語教育の推進に充てている。
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全国20市町村首長 課題解決へ研究会 都内で首長サミット
全国の信用金庫でつくる「よい仕事おこしネットワーク」(事務局・城南信金)は15日、東京都内で初の全国首長サミットを開いた。伊豆の国市の山下正行市長ら同ネットワークの取り組みに賛同する20市町村の首長が参加し、人口減少・高齢化など共通課題の解決や地域活性化に向けた研究会の発足を決めた。 研究会は11月に都内で開かれる信金のネットワークを生かした商談会「よい仕事おこしフェア」で成果発表を行う方針。城南信金の川本恭治理事長は自治体や企業、大学など100を超える団体がフェアの実行委と包括連携協定を締結したことを紹介し「各地の好事例を共有することで、全国的な困り事の解決につなげていきたい」と意気込ん
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伊豆周遊、景色楽しむ エロイカジャパン、国内外から自転車愛好家
サイクリングイベント「エロイカジャパン2023」(エロイカジャパンイン伊豆半島実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が13日、伊豆市などで始まった。国内外から訪れた自転車愛好家が風光明媚(めいび)で起伏のある伊豆半島の周遊に繰り出した。 国内からの参加者のほか、イタリアや米国などから来日した約40人が合図とともに伊豆箱根鉄道修善寺駅をスタート。この日の参加者は、「長嶋茂雄ロード」や伊豆長岡温泉などの主に伊豆の国市内を走る33キロのコースと、それらに加え天城湯ケ島温泉郷、筏場のわさび沢などの伊豆市内も巡る65・4キロのコースに分かれ、行程を楽しんだ。 イベントの発祥は1997年のイタリ
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韮山城や早雲発信 継承を市長に要望 伊豆の国市民有志
伊豆の国市民有志によって結成された「韮山城 早雲公を顕彰する会」は11日、市役所に山下正行市長を訪ね、活動支援についての要望書を提出した。 要望には市の歴史文化を活用し、郷土愛の高揚と観光文化の振興を促す方策を掲げた。大川清仁会長(73)は「大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の北条義時のように、北条早雲の魅力を市全体で発信したい」と話し、山下市長は「韮山城は2025年度の国指定史跡の登録を目指している。その年は市制20周年でもあるので、連携して継承活動に取り組みたい」と述べた。 同会は4月に結成。今後市内の子どもたちへの出前講座やオリジナルの絵馬の作成などの活動を予定している。
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採用試験受験者 伊豆の国市が募集 31日まで
伊豆の国市は31日まで、来春の職員採用試験の受験者を募集している。合併後初となる社会人経験者の募集を行う。募集は一般事務、保健師、土木、幼稚園教諭および保育士の4職種。1次試験の「テストセンター試験」は全国の会場で受験できる。 詳細は市ホームページへ。
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市長と新規職員が歓談 伊豆の国市
伊豆の国市は11日、本年度新規採用職員と山下正行市長との昼食休憩を使った懇親会を市役所で開いた。弁当を食べながらさまざまな話題を気兼ねなく語り合った。 この日は長寿介護課、幼児教育課の職員4人が参加し、所属や仕事内容のほかに、大変なことや仕事で意識していることを伝えた。出身地や取り組んでいたスポーツ、ゴールデンウイークの過ごし方といったプライベートな内容も話し、緊張しながらも笑顔で歓談した。山下市長に海外での経験や趣味についても尋ね、貴重な機会を満喫した。 山下市長は最後に市民が安心して暮らせる街になるように頑張ろうといい、仕事については「1人で悩まないで相談することを大事にしてほしい」
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伊豆の国で出土 石櫃展示 国の重文指定30年で企画展
伊豆の国市は7月23日まで、企画展「北江間横穴群の石櫃(いしひつ)」を同市三福の市郷土資料館で開いている。 天皇に仕えた役人を指すとの説が有力な「若舎人(わかとねり)」の銘が刻まれた石櫃が、国の重要文化財指定から30年の節目に企画した。国指定史跡「北江間横穴群」から出土した石櫃や土師(はじ)器、須恵器など約30点が並ぶ。国などが調査した1974~80年当時の横穴群の写真や資料も展示している。 毎週月曜、26日、6月25~30日は休館。開館時間は午前9時から午後4時半。入館無料。 重要文化財に指定された石櫃は、同市長岡のあやめ会館1階で常時公開されている。
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花咲く伊豆の国 推進協が総会 4議案承認
花咲く伊豆の国推進協議会はこのほど、総会を伊豆の国市役所大仁庁舎で開いた。 昨年度の事業報告と収支決算、本年度の事業計画と収支予算の4議案を承認した。本年度の事業計画では、伊豆長岡温泉場通りの花飾りの植え替えや先進地視察研修に取り組む。
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記者コラム「清流」 新しい制服で交流
伊豆中央高(伊豆の国市)と修善寺中(伊豆市)の入学式では、新入生が新しい制服に身を包んだ。制服は各校とも上級生とは大幅に違うデザインだった。 同高では1979年の開校以来初めてのリニューアル。女子生徒の制服の色はグレーが基調になった。同中と天城中、中伊豆中の新入生は、3年次に3校を統合した新中学校が開校することから、同じ制服を着用できるよう一新され、紺色がメインとなった。また、どの学校でもスカートかスラックス、リボンかネクタイを選択できるようになった。生徒は自身に合ったスタイルで式に臨んでいた。 各学校は多様性への配慮や生徒のニーズを反映。組み合わせを選択できるので、おしゃれをすることも
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不審者対応 迅速に 伊豆の国・大仁北小で訓練
伊豆の国市立大仁北小で10日、校内に侵入した不審者から児童らの身を守る防犯訓練が行われた。素早い情報伝達で全校に危険を伝え、複数の男性教諭が集まって不審者を取り押さえる方法を確認した。 大仁署員が扮(ふん)するスーツ姿の不審な男が1年生の教室に侵入すると、男性教諭が応対する間に児童がベランダから避難した。異変はすぐに職員室や教室に伝わり、緊急放送で全校児童に危険を知らせた。爆発物の入ったペットボトルを見せ、刃物を突きつける不審者に対し、駆けつけた男性教諭がさすまたや机などで応戦した。 訓練後グラウンドに集合した児童は、避難完了までにかかった時間を教諭と振り返った。同署生活安全課の永井啓太
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交通ルール 学校周辺で確認 伊豆の国特別支援学校生
伊豆の国市の伊豆の国特別支援学校は10日、交通安全教室を開いた。小学部の4~6年生約40人が交通安全協会大仁地区支部の交通安全指導員と学校周辺を歩き、交通ルールを確認した。 児童は横断歩道の正しい渡り方や信号のルールを学習。2グループに分かれて学校周辺の踏切と国道136号の交差点に向かい、それぞれで教わった内容を再確認した。踏切に向かったグループでは、渡る前に右、左、右を確認すること、渡ったら周囲から車が来ていないか目視することを徹底した。
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21日、伊豆の国で「モンゴル国講座」 歴史や文化学ぶ
伊豆の国市友好都市交流協会は21日午後2時から4時まで、モンゴルへの理解を深める「モンゴル国講座」を同市長岡のあやめ会館で開く。 市はモンゴルのウランバートル市ソンギノハイルハン区と都市交流の覚書を交わしている。本年度、市民団体や地元中学生のモンゴル訪問の再開を予定しているため、同協会が企画した。県地域外交課の杉村・ゴン・エルデネハタン地域外交専門官がモンゴルの歴史や文化などについて講義する。 申し込みは19日午後5時までに、市協働まちづくり課内の同協会事務局<電055(948)1412>へ。
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陶芸作家4人 伊豆の国で作品展 個性豊かに200点
伊豆の国市中のギャラリー「noir(ノアール)/NOKTA(ノクタ)」で14日まで、4人の陶芸作家による作品展「陶森(とうもり)」が開かれている。 マグカップや皿、花器など、カラフルな色合いで作家の個性が前面に出た作品約200点が並ぶ。南伊豆町の「岩殿寺窯」で働いていた古荘美紀さん(55)=東京都世田谷区=は、作品に西伊豆町の土を使用。練らずにたたいて伸ばすことで、土の色の違いがまだら模様となって作品の一部に現れている。 開館時間は午前11時から午後5時まで。木曜休館。
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ジオ学習成果 ポスターに 長岡中生徒が制作、展示 伊豆
美しい伊豆創造センターは6月20日まで、伊豆の国市立長岡中の生徒が制作したジオポスターを伊豆市修善寺の伊豆半島ジオパークミュージアム「ジオリア」で展示している。 同校2年生は昨年度、総合的な学習で地域の商業施設を取材したり、理科の授業で学校敷地内の地層の観察をしたりして、地元の大地の成り立ちと変化を学んだ。1年間の学習の総まとめとしてポスターを作り、校内表彰で選ばれた作品が並んでいる。 「伊豆長岡の大地の歴史と地震の仕組み」「大室山プレゼンツアー」など、テーマを設定。フィールドワークを通して学んだ伊豆半島の歴史や地形を、写真を織り交ぜて紹介している。展示作品は伊豆半島ジオパークのホームページ
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公共施設の再配置 26日まで意見公募 伊豆の国
伊豆の国市は26日午後5時まで、公共施設再配置計画(改定案)に対する意見を公募している。計画は市役所伊豆長岡庁舎の企画課窓口や大仁、韮山両支所の市民課窓口、市ホームページなどで公表している。意見の提出は企画課への持参、郵送、ファクス、メールで受け付ける。問い合わせは伊豆の国市役所企画課<電055(948)1413>、詳細は市ホームページへ。
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伊豆の国市テーマ 俳句と短歌を募集
伊豆の国市の「韮山反射炉を愛する会」は12月末まで、反射炉などを題材にした俳句と短歌を募集している。 反射炉やその関連施設のほか、同市の歴史、風物をテーマにした作品も可。応募は各部門3作品までで、反射炉関連の作品を1作品以上応募する。優秀作品には賞を贈り、全作品をまとめた作品集も制作する。 反射炉にある規定用紙に記入するか、同会事務局からメール、ファクスで規定用紙を取り寄せる。応募は郵送、メールなどで受け付けている。問い合わせは同会事務局<電0558(76)0030>へ。
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身近な風景の版画41作品並ぶ 伊豆の国で14日まで
伊東市富戸の絵本作家兼版画家田中清代さん(50)の版画展「ひかりのけはい」が6日、伊豆の国市中のギャラリー「noir(ノアール)/NOKTA(ノクタ)」で始まった。14日まで。 同市の城ケ崎海岸の遊歩道やシュノーケリングで見た海中といった身近な風景の凹版画など41点が並ぶ。宮沢賢治の物語やアンデルセン童話から印象に残ったシーンも版画で表現した。田中さんが制作した絵本「くろいの」の原画も飾られている。 田中さんは「作品の陰影部分に注目してほしい」と話した。 午前11時から午後5時まで。木曜休館。
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色鮮やかなバラ 各地で見頃 先代女将が栽培 伊豆の国
伊豆の国市中の民宿「一句石(いっくいし)」前の「女将(おかみ)さんのバラ園」で、色とりどりのバラが咲き始めている。 1300平方メートルの敷地に約350品種、2千株が植えられ、赤、黄、ピンクなどさまざまな色の花が咲いている。一句石の女将、松井佳代さんによると、2日現在で三分咲き。10日が見頃で、20日ごろまで楽しむことができるという。 バラは約20年前に先代女将の小林一世さんが栽培を始めた。松井さんや従業員も手入れを手伝っている。
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「パン祖のパン」こんがり 伊豆の国 江川邸でフェス
「江川邸パンフェスタ」(江川文庫主催)がこのほど、伊豆の国市の国指定重要文化財「江川邸」で開かれた。 幕末の韮山代官江川太郎左衛門英龍が兵糧食としてパン製造に取り組み、「パン祖」と呼ばれることにちなんだ企画。地元の飲食店や雑貨店など38店が並んだ。英龍の1842年のレシピを基に作った「パン祖のパン」を、邸内のかまどを使って調理し、販売した。 同文庫の橋本敬之学芸員(70)は「英龍の文化財や功績を多くの人に知ってもらい、楽しんでもらえたら」と話した。
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議長に柴田氏 副議長は高橋氏 伊豆の国市議会
伊豆の国市議会は28日、臨時会で正副議長選を行い、柴田三敏氏(75)を議長、高橋隆子氏(52)を副議長に選出した。 柴田三敏氏(しばた・みつとし)ホテル役員。3期。古奈 高橋隆子氏(たかはし・たかこ)農業。2期。韮山山木
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5議案を可決・同意 伊豆の国市議会臨時会
伊豆の国市議会は28日、臨時会を開き、正副議長や各常任委員会、議会運営委員会などの人事を決めた。 市人権擁護委員の菊池之利氏(69)の6月11日からの市教育長任命にも同意した。任期は3年。ほかに3億7千万円を追加する2023年度一般会計補正予算案など5議案を原案通り可決・同意した。 各委員会の正副委員長は次の通り(正副順)。 総務産業建設 井川弘二郎、八木基之▽福祉文教環境 森下茂、山本昭彦▽議会運営 鈴木俊治、笹原恵子
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女性部総会 2議案承認 伊豆の国市商工会
伊豆の国市商工会女性部は26日、通常総会を市内のホテルで開いた。昨年度の事業報告と収支決算、本年度の事業計画と収支予算の2議案を承認した。 本年度の事業計画では、県内外の商工会女性部員と交流する「おもてなし受け入れ事業」や、愛知県での先進地視察研修に取り組む。土屋洋美会長(67)は「地道な積み重ねで市の元気につながるように励みたい」と話した。
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蔵春院と檀信徒 浄財20万円寄付 伊豆の国市と市社協に
伊豆の国市の蔵春院の檀(だん)信徒は24日、福祉振興のため、10万円を市と市社会福祉協議会にそれぞれ寄付した。 同院の恒例行事「花まつり」でのチャリティーバザーなどで集まった浄財を充てた。檀信徒の飯田英之代表(75)、同院の山田元晶住職(71)ら役員4人が市役所を訪れ、山下正行市長に寄付金を手渡した=写真=。 飯田代表は「行事がコロナ禍で行えず、4年ぶりに寄付できた。改めて市の福祉のために続けたい」と話した。
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頼朝、政子のゆかりの地散策 5月22日、伊豆の国
しずおか健康長寿財団は5月22日、ウオーキングイベント「頼朝・政子ロマンの路歴史探訪」を伊豆の国市内で開く。 成福寺や北条氏邸跡、願成就院など7カ所を巡る約4キロのコースを、伊豆の国歴史ガイドの会会員の説明を受けながら歩く。源氏、北条氏に関わる文化財や伝承が残っている場所を約2時間かけて回る。 参加者は午後1時に伊豆箱根鉄道韮山駅に集合。申し込み、問い合わせは同財団<電054(253)4221>へ。
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園児が花壇に植栽体験 マーガレットなど250本 伊豆の国
伊豆の国市ののぞみ幼稚園年長児が20日、トヨタユナイテッド静岡伊豆の国店(同市)敷地内の花壇とプランターに花を植栽した。 同店の地域貢献活動の一環で、園児23人は「伊豆の国市花の会大仁支部」の会員と体験した。シャベルで土を掘った後、ポットに入ったマーガレット100本、マリーゴールド100本、ラベンダー50本を植えた。紫色や黄色の色とりどりの花に「もっと大きく育ってね」「きれいになってね」と声をかけながら植栽した。
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幼児期の成長育む 関わり方は 5月21日、伊豆の国で講演会
伊豆の国市は5月21日午後1時半から4時まで、お茶の水女子大の宮里暁美教授の講演会「幼児期の成長に大切な関わり方」を同市四日町の韮山文化センターで開く。 子育て中や子育てに関心を持っている人が対象。人格の基盤を形成する1歳前後から就学前までの時期に大切な保護者や養育者の役割および幼児との関わり方を学ぶことができる。 参加費は無料。申し込みは同月19日までに市ホームページの専用フォームに入力するか、市生涯学習課<電055(948)1461>へ。
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インフルで2校 学年・学級閉鎖 磐田と伊豆の国
静岡県は21日、小学校2校でインフルエンザに感染したとみられる患者計69人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設の患者数は次の通り。 伊豆の国市の小学校60人、磐田市の小学校9人。
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レモンビールリニューアル 醸造所×ラーメン店、苦手な人もゴクゴク!
伊豆の国市中の醸造所「反射炉ビヤ」と三島市北田町の「ラーメンやんぐ」が共同開発した「生搾りレモンビール」がこのほど、原材料の一部とデザインをリニューアルした。山田隼平醸造長(30)は「果実味が感じられるフレッシュ感を味わってほしい」とアピールする。 原材料に使われているレモンは高梨哲宏店主(37)の義理の祖父青木敬一さんが生産した沼津市西浦産のレモンを使用し、すっきりとした味わいになった。ラベルはビール瓶を覆う全面のシールになり、瓶を並べるとレモン畑のように見える。醸造量は、開発した2020年は150リットル、その2年後には千リットルだったが、今回は2千リットルまで増量した。 同ビール
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伊豆の国市長とまちづくり語ろう 座談会参加者募集
伊豆の国市は今月から、市長座談会「市長と語ろう」を開始し、参加者を募集している。 まちづくりに関連するテーマについて、山下正行市長と直接対話する。市民の声を反映させ、「市民が主役のまちづくり」を推進するために企画した。 対象は市民または市内に通勤通学している人を中心として構成された団体で、当日5人以上参加できること。申し込み団体が希望する日時、場所で1時間程度行う。開催希望日の30日前までに市ホームページの専用フォームもしくは開催申込書で申し込む。詳細は市ホームページへ。
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定期総会で4議案承認 伊豆・大仁地区保護司会
大仁地区保護司会定期総会が18日、伊豆市の修善寺生きいきプラザで開かれた。 昨年度の事業報告、収支決算・募金会計と、本年度の事業計画、収支予算の計4議案を承認した。本年度事業計画では、伊豆の国市役所大仁庁舎2階での更生保護サポートセンター開設や業務のICT化に取り組む。
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おもてなし、愛犬にも 「イヌバウンド」客獲得目指す 宿泊“犬”数6000匹 伊豆長岡温泉・小松家八の坊
伊豆長岡温泉の旅館「小松家八の坊」が、愛犬家の利用に特化した大胆なリニューアルに踏み切り、話題を呼んでいる。年間1500匹だった“宿泊犬数”は昨年度、約6千匹まで増えた。旅館を運営する望月敬太専務(38)が目指すのは愛犬を伴った訪日外国人旅行(インバウンド)、「イヌバウンド」文化の確立、開拓だ。 同旅館には愛犬と過ごせる設備が豊富にそろう。添い寝ができるベッドや一緒に入れる露天風呂も整備した。ソファやテーブル、壁紙などは引っかいても差し支えのない素材に。屋上にはドッグラン、犬専用の作務衣(さむえ)もある。 昨年末には広さ約120平方メートルの2部屋を改修。愛犬と家
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韮山高教諭が22日市民講座 創立150周年記念事業 伊豆の国
伊豆の国市の韮山高有慶館(同窓会館)で22日午後1時半から、同校の創立150周年記念事業の市民講座が開かれる。 同校の古賀恵介教諭が「江川坦庵公像のなぞ」と題して講演する。問い合わせは同窓会事務局<電055(940)0770>へ。
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コロナワクチン 春と秋接種開始 伊豆の国市
伊豆の国市は19日、本年度の新型コロナウイルスワクチンの接種を5~8月の春開始接種と9~12月の秋開始接種の2段階で実施すると発表した。国が無料で打てる予防接種法の特例臨時接種を2024年3月まで1年間延長したことへの対応。春開始接種はオミクロン株対応2価ワクチンで、65歳以上の高齢者や5歳以上で基礎疾患がある人、医療、介護従事者が対象。一部の対象者への接種券は28日ごろの発送を予定する。秋開始接種では使用ワクチンは未定で、5歳以上の全年代を対象とする。 会場は韮山福祉・保健センター(同市四日町)、伊豆保健医療センター(同市田京)、順天堂大静岡病院(同市長岡)の3カ所。いずれの接種も1、2回
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静岡県にデジタル活用求める 行政経営推進委が意見書
静岡県行政経営推進委員会(佐藤克昭委員長)はこのほど、今後の県の行政経営について、さらなるデジタル技術の活用や人材育成強化などを求める意見書を川勝平太知事に提出した。 同委員会は行政経営の検証や課題を検討する。2022年度は、行政改革の進捗(しんちょく)や「行政経営革新プログラム2025」(計画期間22~25年度)の事業、業務のペーパーレス化を検証した。 意見書は、限られた財源と人的資本の制約の中、環境変化に適応するために「これまでの延長線ではない変革」を求めた。デジタル技術・データ活用による県行政のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進、ペーパーレス化による県民の利便性向上や行
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FMいずのくに 開局10年でマルシェやライブ 韮山時代劇場でにぎわい
「FMいずのくに10thアニバーサリー」(同FM、伊豆の国市主催)がこのほど、同市の韮山時代劇場で開かれた。 同FM開局10周年を記念したイベント。マルシェとして、同市のスイーツ店「九(いちじく)」など、地元と県東部の飲食店、雑貨店18店舗が出店した。同FMでパーソナリティーとして番組を持っているアーティストや裾野市のシンガー・ソングライター、フルヤトモヒロさんのライブも行われた。イベント終了後は10年間を振り返る同FM開局10周年特別記念番組を放送した。 神田凌介局長(31)は「災害時などを含め、今後も市民の方に寄り添って関わることを大事にしたい」と話した。
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伊豆の国市指定有形文化財 北條寺文書 初公開
伊豆の国市はこのほど、同市南江間の北條寺が所有し、昨年3月に市指定有形文化財に登録された中世の古文書「北條寺文書」を同寺で一般に初公開した。同日のみの公開で、地元や関東圏から約60人が訪れた。 同文書は同市の中世寺院経営や北条氏の領国支配の実態を伝える資料。既に廃寺となっている同市南江間の吉祥寺(きっしょうじ)、同市寺家の円成寺(えんじょうじ)などの古文書も含む文書群で、戦国大名の寺院管理の様相もうかがえる。北條寺では室町時代から近代にかけての古文書類56通を所有し、中世に作成された14通が同文書として市指定有形文化財に登録されている。同文書の北条氏康判物(はんもつ)、足利将軍家御教書(みぎ
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こんにゃくの花が開花 伊豆の国・杉山さん宅
伊豆の国市三福の杉山ふみえさん(81)方の庭で、数年に1回しか花が咲かないと言われているこんにゃくの花が開花し、近所で話題になっている。 花は8本、最も高いのは約150センチ。先端には約50センチの紫褐色の「肉穂花序(にくすいかじょ)」があり、独特の強い臭いを放っている。下部に付いている赤黒い花びらのような部分は「仏炎苞(ぶつえんほう)」で、臭いにつられて入ってきた虫を内部に閉じ込める仕組みになっている。英語圏では「Devil’sTongue」(悪魔の舌)と呼ばれ、大きく開けた口から天に向かって鋭くとがった舌を出しているように見える。 杉山さんによると、50年以上前に母親が庭にこんにゃくの種
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鮮やかツツジ見頃 富士山と共演 伊豆の国・パノラマパーク
伊豆の国市の観光施設「伊豆パノラマパーク」でツツジが見頃を迎え、赤やピンク、白色など色鮮やかな花が来園者を楽しませている。 山麓とロープウエーで結ばれた標高452メートルの葛城山山頂付近には、約3万5000株のミツバツツジやヤマツツジなどが植栽。同施設によると、今の時期が最も満開に近く、4月下旬まで見頃が続くという。17日は晴天に恵まれ、富士山と駿河湾、ツツジの共演を写真撮影する人が見られた。 母親と犬を連れて訪れた元山由紀乃さんは「いろんな色の花があってかわいらしい。富士山も見られて良かった」と話した。
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昨年度の伊豆の国 移住73人 最多
伊豆の国市は17日、昨年度の県外から市への移住者数が過去最多の73人だったと発表した。 移住者数は過去最多を記録した2021年度の47人から約1・6倍増加。20~40代で子どものいる世帯での転入も、過去最多の14世帯53人となった。移住者の多くが東京圏(東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県)からの移住だった。 移住相談件数は、電話や市の移住定住支援サイト「Life Izu Country(ライフイズカントリー)」を通じた移住相談が増加し、昨年度は過去最多の182件だった。これまで最多だった21年度の127件を上回った。市が行ったアンケートでは、同市の自然豊かな環境や子育て環境の充実が主な移住理
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韮山高150周年 創設者の胸像設置
今秋、創立150周年を迎える韮山高(伊豆の国市)の記念事業実行委員会は15日、創設者の柏木忠俊(1824~78年)の胸像を同校の正面玄関に寄贈し、設置した。 柏木の功績を研究する桜井祥行前校長によると、柏木は幕末期に韮山代官の江川英龍(1801~55年)の手代として支えた後、同校の前身である教員養成所を73年に創設。現在の県知事に当たる足柄県令として伊豆地域の政治、教育、産業の発展に寄与した。ただ、建学の精神を体現した英龍は「学祖」として親しまれてきたが、柏木は教員、在校生にも長く知られない存在だったという。 胸像は彫刻家の堤直美さん、台座は平成建設の秋元久雄社長、揮毫(きごう)は成願寺(同
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金太郎やかぶと、こいのぼり 男児の成長願うつるし飾り 伊豆の国の温泉旅館「おおとり荘」
端午の節句を前に、伊豆の国市古奈の温泉旅館「おおとり荘」で男児の成長を願うつるし飾りが展示されている。宿泊客以外にも公開されている。 地元の大仁女性の会と天城しゃくなげの会の手作りで、金太郎やかぶと、こいのぼりなどのかわいらしい作品が約3千個並ぶ。70~80センチほどの迫力のある大型作品も展示している。大仁女性の会の海瀬俊子代表(83)は「イチゴなどの市を代表するものも飾ってあるので注目してほしい」と話した。 一般公開は正午から午後3時まで。5月7日まで飲み物と温泉まんじゅうのサービスもしている。展示は同31日まで。
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水口さんに大臣感謝状 行政相談12年 伊豆の国市
伊豆の国市で3月末まで行政相談員を長年務めた水口孝子さん(69)にこのほど、総務大臣感謝状が贈られた。市役所で贈呈式が開かれ、総務省静岡行政監視行政相談センターの吉田功児所長が手渡した。 水口さんは旧伊豆長岡町の職員。12年間委員を務めた。市民から生活環境や行政手続きなどの相談を受けて解決に協力した。 在任期間を振り返り、「12年間やり遂げることができたのは支えてくださった方のおかげ。とにかく相手の目線に立って話を聞くことを大事にしてきた」と話した。
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自民は過半数の40 静岡県議会会派構成決まる
静岡県議会は14日、30日からの改選後の会派構成を発表した。定員68に対し、各会派の構成人数は自民改革会議が40人、ふじのくに県民クラブは18人、公明党県議団が5人となった。会派に所属しない無所属議員は5人。 会派と所属議員は次の通り。カッコ内は選挙区。 【自民改革会議】10期 天野一(静岡市葵区)▽8期 植田徹(富士市)中谷多加二(浜松市天竜区)▽7期 杉山盛雄(沼津市)鈴木利幸(浜松市北区)▽5期 宮沢正美(三島市)落合慎悟(藤枝市)竹内良訓(浜松市中区)中沢公彦(同市東区)▽4期 中田次城(伊東市)土屋源由(伊豆の国市)鳥沢由克(裾野市)和田篤夫(御殿場市・小山町)鈴木澄美(富士市
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静岡県内クラフトビール飲み比べ 22日三島・楽寿園に16社集結
クラフトビール関係各社でつくる「静岡クラフトビール協同組合」(代表・片岡哲也柿田川ブリューイング社長)は22日午前10時から午後4時まで、県内のビール醸造所が集う祭典「第2回静岡クラフトビアジャンボリーin三島」を三島市の楽寿園で開く。 柿田川ブリューイング(沼津市)のほか、リパブリュー(同)、反射炉ビヤ(伊豆の国市)、フジヤマハンターズビール(富士宮市)など16社が参加。近年開業したHORSEHEAD LABS(静岡市清水区)、ラフ&ラフブリューイング(富士市)など5社も顔をそろえる。県東部の飲食店も出展し、味を競う。楽寿園の入場料300円が必要。ビールは各自購入する。雨天決行。詳細は「
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記者コラム「清流」 桜 楽しみ方さまざま
3月上旬、伊豆の国市神島の狩野川土手は桜が満開になった。散るのも早く、もう見られないのかと残念に思ったが、下旬には同市中条の狩野川さくら公園でも満開に。同じ市内でも開花時期には差があった。桜スポットを見つけるのが楽しみの一つだった。 葛城山にロープウエーで上る観光施設「伊豆パノラマパーク」でも、山頂の「碧(あお)テラス」のソメイヨシノがきれいだった。夜間はライトアップされていて、水盤に映る幻想的な光景に心打たれた。韮山反射炉では、見方によっては反射炉が隠れるほどの桜が咲き、来場者や親子連れでにぎわっていた。 時間に限りがあるが、さまざまな楽しみ方ができる桜。これからの時期は市内のどこにど
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新入学児童に黄色い帽子贈る 伊豆の国明社会
「伊豆の国市明るい社会をつくる会」はこのほど、市内の新入学児のため黄色い帽子310個を同市教委に贈った。寄贈式が大仁小で行われ、土屋龍太郎会長は「子どもたちが事故に遭ったりけがをしたりしないで学校に通ってほしい」とあいさつ。増田貴史雄教育長は「見守りも含めて意義のある文化を継続したい」と話した。 1年青木泰誠君(6)と伊郷太悠君(6)がその場で帽子を着用し、それぞれ「うれしい」「車に気をつけて登下校する」と述べた。
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日本最古 パンのレシピ発見 “元祖”韮山代官の江川英龍メモ 味は現代風?
江戸時代後期に現在の伊豆の国市で日本初のパンを焼き、「パン祖」と呼ばれる韮山代官江川太郎左衛門英龍(坦庵、1801~55年)が書き残したレシピが新たに見つかった。これまでは1842年のレシピが最古だったが、今回見つかったのはその1年前のもの。英龍の関連資料を保管する「江川文庫」(同市)の橋本敬之学芸員(70)は「新たな名物としたい」と意気込む。 レシピは昨年、橋本さんが文献の整理中に発見し、材料や分量が記されていた。「スセースブロート」「ハンネコック」という名のパンや、現代のカステラに似た菓子パン2種類の作り方が記載されていた。橋本さんは「英龍の母・安藤久(ひさ)がカステラを焼くのがうまく
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ノバ社製ワクチン 伊豆の国に20日、接種センター開設
静岡県は20日、伊豆の国市の順天堂大静岡病院に、新型コロナウイルスのノババックス製ワクチン接種センターを開設する。アレルギーなどの理由でファイザー製やモデルナ製が打てない12歳以上の県民が対象。 接種日は7月20日までの毎週木曜日(5月4日を除く)。事前予約を受け付けている。接種希望日の直前の火曜日までに、県新型コロナ対策推進課の予約専用電話<電080(8659)4205>へ申し込む。
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心肺蘇生法学ぶ 伊豆の国で講座
伊豆の国市田原野の農産物直売所「大仁まごころ市場」は10日、医療関係者と市民の距離を縮めることを目的とした「まごころ健康講座」を同市の田原野公民館で開いた=写真=。 同直売所の出荷者やその家族約30人が、伊豆保健医療センター(同市)の小野憲病院長から心肺蘇生法の講座を受けた。小野病院長は「心臓や呼吸が止まっている成人には救急車が来るまで胸骨圧迫を続ける。肘を伸ばして1分間に100回のペースで行うことが大事」と話した。
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FMいずのくに 10周年でイベント 15日、マルシェや特番
「FMいずのくに10thアニバーサリー」(同FM、伊豆の国市主催)が15日午前10時から午後3時まで、同市四日町の韮山時代劇場で開かれる。 同FM開局10周年を記念したイベント。マルシェとして地元飲食店や雑貨店など25店舗以上が出店する。県東部のシンガー・ソングライターや、同FMで番組をもつアーティストによるライブも行われる。午後4時からは同FM開局10周年特別記念番組も放送する。
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園児用の歯ブラシ200本、市教委に寄贈 伊豆の国の2LC
伊豆の国市の伊豆長岡、大仁の両ライオンズクラブ(LC)はこのほど、園児用の歯ブラシ約200本を市教委に寄贈した。 両LCの役員が同市のあやめ会館を訪れ、増田貴史雄教育長に手渡した。伊豆長岡LCの安江啓二会長と大仁LCの土屋昭会長は「小さいころから歯磨きの習慣を身につけてほしい」などと話した。市教委を通じて伊豆長岡、大仁両地区の幼稚園や保育園、こども園の5歳児に配布される。
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伊豆の国市指定無形民俗文化財 「荒木神社の三番叟」登録
伊豆の国市教委は7日までに、荒木神社(同市原木)例大祭で奉納される「荒木神社の三番叟(さんばそう)」を市指定無形民俗文化財に登録した。 三番叟は能楽「翁(おきな)」に特有の舞で、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る芸能。「荒木神社の三番叟」は舞手1人と太鼓や小鼓、笛などを奏でる複数人のはやし方で構成されていて、かつては日の出とともに演じられていたことから、地元では「日の出さんば」と呼ばれている。 原木区三番叟有志の会の宮口広明代表は「地元の有志により代々受け継がれてきた芸能だが、未来に継承していくきっかけになれば」と話した。市指定の文化財登録は今回で37件目。
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伊豆箱根鉄道 修善寺駅でフェスタ 車掌体験で“出発進行” 親子連れら にぎわい
伊豆箱根鉄道はこのほど、「いずっぱこスプリングフェスタ」を修善寺駅で開いた。春風がそよぐ暖かな気候の中、親子連れでにぎわった。 沿線地域の魅力発信を目的に、今年で6回目の開催。「修善寺バーガー」など、伊豆市、伊豆の国市の地場産品を販売する出店20店が並んだ。ドアの開閉や車内放送ができる子ども向けの車掌体験や、「ラブライブ!サンシャイン‼」のラッピング電車の展示も行った。
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ミニトマト 規格確認 JAふじ伊豆、目ぞろえ会
JAふじ伊豆の伊豆の国果菜委員会はこのほど、特産のミニトマトの目ぞろえ会を伊豆の国市の韮山野菜集出荷場で開いた。今季は好天が続いて順調に生育し、質、量ともに上々という。 生産者やJA関係者ら約60人が出席し、サイズや色づきなどの出荷規格を確かめた。今季の出荷は7月下旬まで続く予定。西山稔委員長は「店に並んだ時に最も良い味になるようにしている。しっかりとしたミニトマトを出荷し続けたい」と話した。
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夜桜、世界遺産・韮山反射炉と共演 伊豆の国
伊豆の国市中の世界遺産・韮山反射炉が9日まで、桜の開花に合わせた夜間ライトアップをしている。 夜の静寂の中で反射炉と桜が美しく照らし出されている。ライトアップは午後6~8時で、開花している間は期間を延長する予定。
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女子生徒の制服一新、グレー基調に選択制 伊豆中央高で入学式
伊豆中央高(伊豆の国市)は6日、入学式を同校で開いた。本年度の新入生から、女子生徒の制服を一新。真新しい制服に身を包んだ。 制服はグレーを基調に、スカートかスラックス、リボンかネクタイを選択できる。エンブレムやブレザーの首元のラインには元の制服の色に近い紺を使い、伝統や歴史の継承の意味を込めている。女子生徒は自身に合ったスタイルを選び、式に臨んだ。 本年度の新入生は164人で、男子78人、女子86人。式では一人一人名前が読み上げられ、大きな声で返事をし、新生活のスタートを切った。
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伊豆の国で9日「パン祖」フェスタ
「江川邸パンフェスタ」(公益社団法人江川文庫主催)が9日午前10時半から午後3時まで、伊豆の国市の国指定重要文化財「江川邸」で開かれる。 幕末の韮山代官江川太郎左衛門英龍が兵糧食としてパン製造に取り組み、「パン祖」と呼ばれることにちなんだ企画。当日は邸内のかまどを使って英龍のレシピを基にパン焼きを再現し、販売する。「伊豆の国うま広場」(同市)による引き馬体験や、地元飲食店の出店も行う。
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伊豆箱根鉄道 駿豆線沿線 新1年生へ 下敷き寄贈
伊豆箱根鉄道は5日、駿豆線沿線市町(三島市、函南町、伊豆の国市、伊豆市)の小学校に本年度入学する約1500人に電車マナーが書かれた下敷きを寄贈した。伍堂文康社長が三島市役所を訪れ、駿豆線沿線地域活性化協議会会長の豊岡武士・三島市長に届けた。 下敷きには「ホームでは走らない」「電車の中で騒がない」「線路の近くでは遊ばない」などと記載。裏面には駿豆線の写真や路線図がデザインされている。 新1年生へのオリジナルグッズの寄贈は2016年から、鉄道を身近に感じ、沿線地域への愛着を育もうと毎年続けている。 伍堂社長は「子どもの元気な声が活気の源。その一助になればいい」と期待した。豊岡市長は入学児童が減少
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「未来へ」ゾウの絵贈る 福島・大熊町の子どもへ最後の支援 伊豆の国のボランティア団体
東京電力福島第1原発事故後、避難生活を送る福島県大熊町の子どもの支援を2013年から毎年続けている伊豆の国市のボランティア団体「YAMANEKO楽舎(がくしゃ)」(市川幸子代表)が最後の支援活動として同市にアトリエを持つオーストラリア人画家、エドワード・カーさん(69)が描いたアフリカゾウの絵を子どもたちに贈った。支援がいったん区切りを迎えた市川代表(61)は「子どもたちには前向きに頑張る姿勢で未来を切り開いてほしい」と願った。 10年の活動に区切り 復興への思い届け カーさんは同団体による福島の現状を語る講演会に参加し、支援活動に賛同した。絵の題材にアフリカゾウを選んだのは、多くの野生
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決意新た各地で辞令交付式 市発展に意欲 伊豆の国市
伊豆の国市は3日、新規採用職員への辞令交付式を同市のあやめ会館で開いた。 同市の新規採用職員は17人。スーツに身を包んだ職員は緊張した面持ちで山下正行市長から辞令書を受け取り、公務員として自治体の発展に力を尽くす決意を示した。山下市長は「『市をこうしたい』というさまざまな夢と希望を持っていると思う。早く仕事に慣れて活躍してほしい」と話した。
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韮山反射炉 来場者11万人 22年度 伊豆の国市 21年度比77%増加
伊豆の国市は4日までに、2022年度の韮山反射炉(同市)の来場者数が11万8043人だったと発表した。 21年度は6万6527人で約77%増。コロナ禍以前の19年度入場者数は18万362人で、市は「大河ドラマ効果はあったが、個人旅行が主流となったことにより過去ほどの回復には至っていない」と分析している。
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児童、県大会の優勝報告 IZULUバレーボールクラブ 伊豆の国市長を訪問
伊豆の国市を拠点に活動する「IZULU(イズル)バレーボールクラブ」の選手らがこのほど、市役所に山下正行市長を訪ね、県小学生バレーボール大会兼県スポーツ少年団バレーボール交流大会で優勝したことなどを報告した。 同クラブは同大会のほか、全国スポーツ少年団バレーボール交流大会の総当たりを行った組で準優勝、小学5年生以下の児童が出場できる東海小学生バレーボール連盟新人大会男子の部で準優勝に輝いた。芹沢祐希主将(12)は「緊張したけれど、みんなで楽しくできた。練習の成果も生きた」と述べた。
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児童らに金管楽器紹介 伊豆の国で伊豆ジュニアブラス
静岡県東部地域の小学生で編成するブラスバンド「伊豆ジュニアブラス」がこのほど、金管楽器の体験見学会を伊豆の国市の長岡総合会館で開いた。県東部の児童と保護者約100人が金管楽器の魅力に触れた。 メンバーはトランペットやトロンボーンの楽器ごとに、クラシック曲や映画主題歌などを演奏した。担当している楽器の魅力や特徴も伝え、「ユーフォニアムはきれいな音が出る」「チューバは大きくて低い音が出る」と紹介した。
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高まるクラフトビール熱 醸造所続々オープン 三島・沼津
沼津市のクラフトビール醸造所「リパブリュー」が3月、三島市で缶ビール製造を主体にした新工場を稼働させた。同市では同じ3月に「fete(フェット)三島醸造所」が醸造を開始。近隣の沼津市でも起業が相次いでおり、首都圏以外では異例の「クラフトビール集積地」が出現した形だ。互いに切磋琢磨(せっさたくま)し、品質向上と県東部の交流人口増を目指す。 品質向上へ切磋琢磨・交流人口増に期待 リパブリューの新工場「ナチュラル・ルーツ・スタジオ」は同社の新しい缶ビールブランドを展開するための拠点。米国発祥の人気スタイル「ヘイジーIPA」など4種の製造を始めている。 地下77メートルからくみ上げた水を使い、
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記者コラム「清流」 未来に残る記録媒体は
母校の韮山高(伊豆の国市)で3月中旬、2000年当時の生徒会が校内に埋めたタイムカプセルが開封された。中には、学園祭のパンフレットや寄せ書き、写真などが入っていた。 印象深かったのは、音楽部の演奏を録音したMDが見つかった瞬間。開封を見つめる人が「おお…」とどよめいた。当時最新のデジタルメディアだったMDだが、いまや再生機器をほとんど見なくなった。20年先の未来を予測するのは、やはり難しい。 創立100周年の1973年に撮影した8ミリフィルムも発掘した。150周年を記念して今年の在校生も新たに埋めるそうだが、どの記録媒体を使えば20年後も再生可能なのだろうか。むしろアナログ
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自転車活用し地域づくり 伊豆の国市とメリダジャパン協定
伊豆の国市はこのほど、同市の道の駅「いずのへそ」で自転車展示・試乗施設「メリダ・エックス・ベース」を展開するメリダジャパン(福田三郎社長)と自転車を活用した地域づくりに関する連携協定を締結した。 連携協力事項は「子どもたちの健全育成」「狩野川神島公園をはじめとする公共施設等の活用」など8項目。市役所で行われた締結式で山下正行市長は「自転車利用者を市外や遠方からも呼び込み、地域の活性化を図る取り組みを行いたい」、福田社長は「特に子どもたちに自転車の楽しさを体験してほしい」と述べた。
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神島公園整備へ 工事の安全祈願 伊豆の国
伊豆の国市神島の狩野川右岸河川敷に位置する狩野川神島公園の整備工事安全祈願祭が3月31日、同公園予定地で開かれた=写真=。山下正行市長、指定管理者の「JM(ジェイエム)」(東京都)の大竹弘孝社長らが出席した。山下市長は「外国人も多く訪れるような日本一の公園にしたい」と話した。 同公園は10月1日にオープンする予定。広さ14・1ヘクタールで、遊具やキャンプ、ドッグランなどのエリアを設ける。
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「遠い存在」「もっと対話を」 県議選告示 有権者の声、人口減対策に期待も
統一地方選の静岡県議選が31日告示され、無投票を除く19選挙区で9日間の舌戦が火ぶたを切った。県議は、国政や立法を担う国会議員や、地域や生活に密着した問題を扱うことが多い市町議と比べて「役割がよく分からない」「存在感が薄い」とも言われる。県内の有権者は県議にどんな働きや政策を期待しているのか聞いた。 県議の印象を有権者に尋ねると、「接する機会が少ない」「遠い存在」といった声が多い。沼津市の教員菊池昌太郎さん(24)は「選挙中は各候補者の活動の発信があるが、選挙がない期間は何をしているのか分からない」と物足りなさを示す。 特に静岡、浜松の両政令指定都市は県からの権限移譲が進み、両市選出の県
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長岡地区活性化へ 横浜の学生が調査 施設立ち寄り回数注目 伊豆の国
伊豆の国市はこのほど、横浜国立大大学院の学生らと長岡地区のまちづくりを考える活動の成果発表会を同市のあやめ会館で開いた。 市が官民で地域の課題を共有して活性化策を検討する「まちづくり地域プラットフォーム」の一環。同大学院都市研究室に所属する学生らが現地に出向いて聞き取り調査などを行った。長岡地区に来た観光客の施設への立ち寄り回数に着目した学生は、「観光客1人当たり1.75カ所の訪問と少なく、温泉があることから観光客は多いが、地区外への移動が多く見られる」と課題を説明した。
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バルーンアートに挑戦 伊豆の国小学生 剣や犬 できたよ
伊豆の国市社会福祉協議会は28日、春の小学生福祉体験を同市の韮山農村環境改善センターで開いた。同市在住の小学生と保護者約30人がバルーンアートに挑戦した。 参加者は、同協議会のボランティア養成講座を受講した市民から作り方を学んだ。簡単に作れる剣やハートの形のほか、犬などの難しい作品にもチャレンジし、色とりどりの風船を使って仕上げた。 長岡南小3年の両角倫太朗君(9)は「風船でいろんなものを作ることができると分かって楽しかった」と話した。 (大仁支局・小西龍也)
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江川酒試飲会 今年のお味は 伊豆の国
伊豆の国市の江川邸でこのほど、「江川酒」の試飲会が開かれた。 江戸時代末期の韮山代官江川英龍の業績発信を目的とした有志団体「江川英龍公を広める会」の事業。2020年に見つかった「江川酒」の製法書を基に、伊豆市の万大醸造ができる限り当時の製法を再現して醸造している。 今年は400本をつくり、同会員らが出来栄えを確認した。橋本敬之副会長(71)は「コクがあっておいしくなった」と話した。
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市民提案の事業 6団体、成果報告 伊豆の国市
伊豆の国市は28日、地域課題の解決に向けて市民団体と市が協働で取り組む「市民提案型パートナーシップ事業」の本年度の報告会を同市のあやめ会館で開いた。 同事業を実施した6団体が成果や展望を報告した。中高学年の小学生が街を取材して作るローカルマガジン「IZUCCO(いずっこ)」の制作実行委員会は、「参加者の95%が大人になったらまた地元に住みたいと回答してくれた」と伝えた。 来年度の同事業の募集期間は4月3~20日。詳細は市ホームページに掲載している。
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“桜のトンネル”見ごろ 伊豆の国
伊豆の国市中条の狩野川さくら公園の桜が見ごろを迎えている。 堤防沿いでは桜のトンネルが約450メートル続き、桜は100本以上が開花している。市によると、4月上旬ごろまでが見ごろで、晴れた日には桜と雪をかぶった富士山を同時に見ることができるという。
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夕日や夜桜楽しんで 夜8時まで営業延長 伊豆パノラマパーク、4月2日まで
伊豆の国市の葛城山にロープウエーで上る観光施設「伊豆パノラマパーク」は4月2日まで、夕日や夜桜を楽しんでもらおうと、営業時間を午後8時まで延長する。 「碧(あお)テラス」では駿河湾に沈む夕日や夜景、富士山を眺めることができる。テラス内の葛城神社前にあるソメイヨシノはライトアップされ、水盤に映る幻想的な光景を楽しめる。 今年は写真撮影用に手に持てるサイズの「桜提灯(ちょうちん)」を用意。山頂展望広場までの170メートルのコースもライトアップしている。 ロープウエー上りの最終運行は午後7時半。
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2道路料金徴収期限延長を説明 県、伊豆の国市民に
静岡県は28日、伊豆中央道と修善寺道路の料金徴収期限を延長する方針について、伊豆の国市民対象の説明会を同市の長岡総合会館で開いた。 県担当者は市民ら約100人に伊豆地域の道路の現状や今後の取り組みを説明。両道路を無料化した場合、それぞれ交通量が約2倍となり、さらに渋滞が悪化すると報告した。「渋滞を避けて生活道路へ通過車両が流入し、地域の安全性が懸念される」と話した。 今後はETCや道路を使う度に安くなる新たな割引制度の導入を目指す。
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沼津・静浦バイパス一部開通 渋滞解消など期待 1期工区2.5キロ
静岡県と沼津市は27日、同市と伊豆の国市を結ぶ計画の国道414号静浦バイパスのうち、沼津市下香貫と同市大平をトンネルなどで結ぶ第1期工区2・5キロの開通式を同市大平で開いた。地元関係者が念願の開通を祝い、「通り初め」を行った。 第1期工区は1994年に着工。ルートに固い岩盤が貫く沼津アルプストンネル(1・1キロ)や軟弱地盤を抱え、長期の難工事となった。市中心部と大平地区のアクセス向上や国道414号の渋滞解消が期待される。 トンネル入り口の銘板の文字を書いた沼津西高芸術科の生徒や、地元の香貫小と大平小の児童らがくす玉を割り、完成を祝した。頼重秀一市長は「大平地区と市中心部を直結するルートが
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バレークラブに野菜ギョーザ寄付 三島の会社など
静岡県民に野菜摂取を促す「野菜マシマシプロジェクト」の一環でオリジナル餃子(ギョーザ)の開発に携わったにしはらグループ(三島市、西原洋平社長)と店頭の自動販売機で扱ううさぎ薬局修善寺店(伊豆市)はこのほど、伊豆の国市拠点のIZULU(イズル)バレーボールクラブにギョーザを寄付した。 子ども世代への食育が目的。同市で行った贈呈式で西原社長が平岩純総監督に、レンコンの歯ごたえを感じられ、かつお節と昆布で和風味に仕上げた「旨味たっぷり餃子」とホウレンソウや長ネギを入れニンニクを効かせた「スタミナ旨塩餃子」の2種類計45箱を贈った。
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井川氏の生涯を映像化 ピオーネ生みの親 情熱や功績伝承 伊豆の国
伊豆の国市発祥のブドウの品種「ピオーネ」を開発した育種家の故井川秀雄氏(旧伊豆長岡町出身)の生涯を映像化した「ピオーネものがたり~変人と呼ばれた男・井川秀雄~」が完成した。このほど、同市のあやめ会館で上映会が開かれた。 井川氏の孫で、ピオーネの原木を保全し関連事業を推進することを目的とした「ピオーネの原木を守る会」の加々見宏子代表らが制作した約20分の作品。生前の井川氏を知る農家の証言を基に、ブドウ育種に情熱を注いで千種類以上の品種改良に成功した功績や人生の苦労をまとめた。市民やブドウ栽培を学んだ地元の小学生など約100人が上映会に訪れた。 上映後に加々見代表は「自分を貫き通してやり遂げたの
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いずのくに北条 PR大使に感謝状 SNSなど情報発信
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」伊豆の国市推進協議会はこのほど、「いずのくに北条PR大使」として、北条家ゆかりの地を広く発信した歴史タレント小栗さくらさん(東京都出身)とフリーアナウンサー小川さなえさん(宮城県出身)に感謝状を贈った。 2人はSNSでの情報発信やPR動画の撮影を通して、市の知名度向上やイメージアップにつながる活動に取り組んだ。市役所で行われた贈呈式で小栗さんは「名産品などを発信して市のことがさらに好きになった」、小川さんは「1年間活動して市を地元のことのように話せるようになった」と述べた。
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反射炉保全事業 韮山高生が寄付 伊豆の国市
韮山高(伊豆の国市)生徒会はこのほど、韮山反射炉(同市)の保全事業に役立ててもらおうと、現金15万1982円を市に寄付した。 5月に開いた文化祭「龍城祭」の模擬店での売上金などを充てた。生徒会の2年池田心会長と会計の2年平松奈倖さんが市役所を訪れ、山下正行市長に目録を手渡した。
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総務部総務課長に市川氏 伊豆市人事
伊豆市は23日までに、4月1日付の人事異動を内示した。本年度は部局長や課長に退職者がいないことから、例年に比べ小規模で、部長級の異動などはなかった。総務部総務課長兼コンプライアンス担当課長は市川和年総務部資産経営課長が務める。 主な異動は次の通り。 【課長級】総務部総務課長兼コンプライアンス担当課長(総務部資産経営課長)市川和年▽総務部資産経営課長(市民部税務課長)市川幸章▽市民部税務課長(総務部総務課長兼コンプライアンス担当課長)松本卓也▽市民部税務課参事(市民部税務課主幹)小柳出伸幸▽市民部リサイクルセンター所長(建設部用地管理課長)土屋寛記▽産業部観光商工課長兼昭和の森会館支配人
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記者コラム「清流」 観光は「体験型」へ
今年の観光のトレンドについて、美しい伊豆創造センターの植松和男専務理事(64)に取材した。飲食よりも体験型のコンテンツがトレンドといい、興味を持った。 伊豆の国市の狩野川堤防で開かれた「城山さくらまつり」では、上空にパラグライダーが見えた。会場はかわまちづくり公園付近で、自転車を楽しむ人も多かった。沼津市内などを巡った「富士山の日ウオーク」(ぬまづ観光ボランティアガイド主催)では、東京から足を運ぶ参加者も。マスク着用のルールも緩和され、新たなトレンドとして定着していくと感じた。 植松専務理事によると、伊豆半島への観光客数はコロナ禍前の約7~8割に戻ってきたという。アクティビティを体験した
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給水タンク車導入 災害時などに活用 伊豆の国市
伊豆の国市が県の補助を受け購入した加圧式給水タンク車=写真=が22日、納車された。災害や水道管路の事故で断水が発生した際、迅速な給水活動に生かす。 タンク容量は2800リットルで、市として初の給水車の配備となった。山下正行市長は「市内だけでなく、近隣の市町で必要な時にも稼働させていく」と話した。
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企画財政部長に守野氏 伊豆の国市人事
伊豆の国市は23日までに、4月1日付の人事異動を内示した。小規模の組織改編があるが、規模は例年並み。企画財政部長に守野充義都市整備部長を充て、都市整備部長は西島和仁まちづくり政策監が就く。 主な異動は次の通り。 【部長級】企画財政部長(都市整備部長)守野充義▽まちづくり政策監(企画財政部参与=企画担当=兼市長公室長)小池正登▽産業部参与=農林担当(県から派遣)土屋政幸▽都市整備部長(まちづくり政策監)西島和仁▽会計管理者(会計管理者兼会計課長)鈴木雅彦 【課長級】企画財政部市長公室長(健康福祉部健康づくり課長)野田和彦▽企画財政部財務課長(企画財政部参事兼財政室長)西島圭美▽総務部総務
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14案件可決、閉会 伊豆の国市議会
伊豆の国市議会3月定例会は23日、最終本会議を開き、2023年度一般会計予算案など計14案件を可決し、閉会した。
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市境の東部地域活況/沼津 中心街引き合い強く/熱海【静岡県内公示地価 東部の取引状況】
沼津市 住宅地は1・3%下落した。地域による明暗が拡大している。大岡や岡宮などの東部は長泉町や三島市の代替地として求める動きもあり引き合いは強い。岡宮は10万5千~12万円が中心で、強気の価格設定も。供給が限られる中心部も売り手に優位な状況が続く。西部は下落が続くが、下げ幅は縮小傾向。沿岸部の南部は依然低調。実勢価格が公示地価の半分以下になるケースもあるという。 商業地は1・5%下がった。沼津駅に近い高島町で16万5千円の売買事例があった。再開発の余地が大きい駅南口への関心が高まっている。 三島市 住宅地は交通手段や買い物の利便性に優れた市街地で人気が高い。三島田町駅に近い南田町や
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地元の美しさ にじみで表現 清水町で絵画展
2016年に来日し、伊豆の国市のアトリエで制作に励むオーストラリア人画家、エドワード・カーさんの絵画展が31日まで、清水町のサントムーン柿田川本館2階の喫茶ロリアンで開かれている。 田方平野や駿河湾など地元の姿を、豊かなにじみの技法で表現した計6点を展示した。縦約1メートル、横約1・5メートルの大作2点も喫茶店で過ごす客の目を楽しませている。三嶋大祭りのしゃぎりの様子を描いた作品では、下地に塗った金の塗料を浮かび上がらせることで、しゃぎりを披露する人々の気迫を表現したという。 カーさんは「まわりの人たちに助けられて開催できてうれしい。地元の力強さや美しさを感じてほしい」と話した。
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記者コラム「清流」 伊豆長岡の新観光地に
伊豆箱根鉄道伊豆長岡駅構内に、カフェと土産店を併設した「イズーラ伊豆長岡」がオープンした。内装、外観共にリニューアルした。 同社の担当者によると、お薦めは「温泉まんじゅうパフェ」。パフェには伊豆の国市名物の温泉まんじゅうがそのまま置かれていた。見た目に驚かされたが、意外にアイスクリームと合う。コーヒーには天城山系で採水された軟水を使用。甘みがあり、すっきりしていて飲みやすかった。土産店には同市や県内各地の銘菓、雑貨など約300点が並び、どれを買うか迷うほどだった。 同駅は伊豆長岡温泉の玄関口でもあれば、同市の世界遺産韮山反射炉などへの観光拠点でもある。「イズーラ伊豆長岡」が観光地の一つと
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重鎮退き保守分裂 下田市・賀茂郡/無風から一転、選挙戦に 伊豆市/熱海、伊東、伊豆の国は無投票の公算【静岡県議選の構図 統一地方戦2023しずおか⑥】
重鎮退き保守分裂 下田市・賀茂郡 定数1 県政史上最長の10期40年を務めた森竹治郎氏が引退を表明。後任を巡って事実上の保守分裂選に発展した。自民党籍を持つ2人による一騎打ちが濃厚となっている。 県連の公認を得て出馬するのは、前南伊豆町議の加畑毅氏。一方、賀茂地区の自民党各支部による公認争いで敗れた前下田市議の橋本智洋氏は無所属の立場での立候補を決めた。それぞれの地元自治体への切り崩しを図っているほか、他町でも支持の拡大を急いでいる。互いに森氏が心血を注いだ伊豆縦貫自動車道の整備促進や港湾事業を重点施策に掲げる。 無風から一転 選挙戦に 伊豆市 定数1 自民現職で3選を目指す野田治久氏
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西伊豆ジオサイト Eバイクで巡る モニターツアー実施
美しい伊豆創造センター(伊豆市)は20日、電動アシスト付き自転車「Eバイク」を活用してジオサイトを巡るモニターツアーを西伊豆町で行った。参加者は、ガイドの案内を受けながら同町の景色を楽しんだ。 伊豆の国市で自転車展示・試乗施設を展開するメリダジャパンのインストラクターが案内役を務めた。町観光協会を発着点に、沢田公園や大浜海岸などを回った。参加者は、美しい海の眺望や地層を見て回った。 ツアーの本格開始は、2023年度中を目指す。モニターツアーは27日も実施予定で、午前10時、午後1時、午後3時からの計3回。問い合わせは美しい伊豆創造センター<電0558(72)0520>へ。
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巨大な“卒業証書” 韮山小 パネル展示 一生の記念日、満面の笑み
伊豆の国市立韮山小の卒業式に合わせて、同小学校の保護者有志で組織する「韮山小学校おやじの会」はこのほど、写真撮影用の巨大な卒業証書パネルを展示した。 パネルは縦2メートル、横3メートルで同小のPTAと合同で作成した。パネルを見た卒業生は歓声を上げ、卒業の寂しさを感じさせない満面の笑みで思い出の写真を残した。根津勝美会長(46)は「パネルで卒業式を一生の記念日にしてほしい」と話した。
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社説(3月19日)しずおか遺産 地域史語り合う契機に
静岡県は、県内各地の魅力ある歴史を地域に点在する文化財や歴史資源で結んだストーリー(物語)として紹介する「しずおか遺産」制度を始めた。第1弾として「近代教育に情熱をかけたしずおか人の結晶」(磐田市など4市町)「秋葉信仰と街道」(浜松市など8市町)「文学の聖地『伊豆』と温泉」(伊豆市など5市町)の3件を認定した。 県は「しずおか遺産」を国が取り組む「日本遺産」のローカル版として位置付ける。2025年まで毎年募集し、歴史資源活用による地域のブランド化を目指す。ただ、現時点で認定のメリットはロゴマークの使用、PR動画の制作にとどまる。支援のありようには課題が残る。 15年度に始まった「日本遺産
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大河ドラマ推進協 伊豆の国市で解散 事業、決算報告
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」伊豆の国市推進協議会は16日、解散総会を同市の韮山時代劇場で行った。 同協議会が本年度の事業と決算を報告した。観光拠点となった大河ドラマ館(同市)の来場者数は目標の約2倍となる約19万5千人を記録したこと、市内への経済波及効果は16億円以上だったことなど、地域の盛り上がりとなったと共有した。稲村浩宣会長は「解散はするが、観光が多様化している中でこの機運をできるだけ残し続ける」と話した。
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温泉場お散歩市 定着 伊豆の国 月1開催、7周年
伊豆の国市の伊豆長岡温泉南山荘前で月に1回開催されているイベント「温泉場お散歩市」がこのほど、7周年を迎えた。地域活性化に向けた行事として定着し、毎回多くの来場者でにぎわっている。 住民有志らの企画で2016年3月に始まった。当初は10店舗程度の出店だったが、最近は毎回50店舗前後が出店している。この日は、県東部地域の小学生で編成するブラスバンド「伊豆ジュニアブラス」の演奏や地元団体による紙芝居披露などで盛り上がった。 (大仁支局・小西龍也)
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思い出品と23年ぶり対面 伊豆の国・韮山高卒業生 タイムカプセル開封
10月に創立150周年を迎える韮山高(伊豆の国市)は18日、2000年に開催した学校祭「龍城祭」で当時の生徒会が校内に埋めたタイムカプセルを開封した。卒業生や学校関係者80人以上が見守る中、思い出の品と23年ぶりに対面した。 校内の江川坦庵像脇にある記念の石碑を目印に1時間以上かけて掘り出した。カプセルからは、23年前の写真やビデオ、龍城祭のポスターのほか、携帯電話、MD(ミニディスク)、新聞、近隣の弁当店のメニューなど当時の雰囲気が伝わる品々が見つかった。 創立100周年の1973年に埋められ、2000年に開封したカプセルから引き継がれた8ミリフィルムや50年前の龍城祭のポスターも同じ
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「鎌倉殿」セット ベンチに再生 伊豆の国市 大河レガシー、新たな観光資源に
静岡県東部を主なロケ地として、昨年末に放送が終了した大河ドラマ「鎌倉殿の13人」。オープンセットの作られた伊豆の国市が、セット解体時の廃材を活用して観光客の誘致に乗り出した。その名も「おもてなしベンチ」。国連の掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」にも一役買う。 ベンチを製作したのは、撮影のためのセットの設計や解体に携わった「伊豆の国市建設業協会若手の会」(木村真一代表)。主に「北条館」に使われている木材を利用した。「13人」にちなみ、会に所属する13事業所が、願成就院(同市寺家)や韮山時代劇場(同市四日町)など、市内の神社や寺院、大河ドラマゆかりの施設13カ所に設置した。 ベンチはセ
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完全下校 新年度から午後4時半に 函南、伊豆の国の中学 授業、部活時間数は維持
函南町の中学校が2023年度から、完全下校時刻を午後4時半に設定する。本年度最も遅かった5~7月で1時間15分早まる。大胆な日課変更で、授業や部活の時間数は従来通り確保する。生徒の学校外での活動の充実や教員の働き方改革への効果を期待する。町教育委員会が16日の町総合教育会議で示した。伊豆の国市教委によると、同市の全中学校も導入する。 本年度週4日あった6時限目を、夏場は週2日、冬場は週3日に変更。5時限目までの曜日を増やし、部活動の開始時間を従来より早めて約1時間半の活動時間を維持した。新たに週1日の7時限目を設けるほか、保護者との面談を長期休み中に実施したり、家庭訪問を廃止したりし、減少
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トヨタモビリティ 特支に和太鼓寄贈 伊豆の国
トヨタモビリティパーツ静岡支社はこのほど、和太鼓を伊豆の国市の伊豆の国特別支援学校に贈った。同校で行われた贈呈式で、生徒は早速和太鼓を使って演奏を披露した。 同社が2016年のリオデジャネイロパラリンピックを機に始めた障害者支援事業の一環。年2回、県内の特別支援学校に必要とする物品を贈り、今回で15校目になる。 贈呈式で京極知樹支社長(56)は「コロナ禍で大きな声は出せないが、大きな音は出せる。和太鼓を使って元気に盛り上がってほしい」と話し、2年の増田条さん(17)と勝又沙羅さん(17)は「みんなで大切に使う」「新しい和太鼓で練習に励む」と答えた。 その後、贈呈された和太鼓を使い、同校
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工夫いっぱい 花壇30面展示 伊豆の国でフェア
「花咲く伊豆の国フェア2023」(花咲く伊豆の国推進協議会主催)が19日まで、伊豆の国市中の韮山反射炉芝生広場で開かれている。 県内の企業や団体、学生らが造った花壇約30面を展示している。花壇の大きさは1~6平方メートルで、「春らんまん」「いきいきガーデン」などのタイトルが付いている。土屋建設(伊豆の国市)が作った花壇は、ショベルカーとダンプカーのおもちゃを飾って工夫した。 土屋洋美会長(68)は「年々花壇はレベルアップしている。来場者には花に興味をもってもらい、まちづくりにまでつながってほしい」と話した。 展示は午前10~16時。16日以降は花の寄せ植えのワークショップも開く。
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「梅原龍三郎と伊豆」 4月16日まで 上原美術館で特別展
日本近代洋画を代表する梅原龍三郎(1888~1986年)の特別展「梅原龍三郎と伊豆」が4月16日まで下田市の上原美術館で開かれている。伊豆とゆかりの深い梅原の作品など56点が並ぶ。 静浦の一角を描いた油彩画「江ノ浦 残月」(1936年)は同館新収蔵で初公開。オレンジ色の山が海面に映り、月が残る夜明けが印象的に表現されている。会場では描かれた地域ごとに分けて展示し、梅原と伊豆の縁を紹介している。 同館によると、梅原は43年に伊豆の国市へ疎開。大仁ホテルの離れをアトリエに多くの作品を残した。関係者から貸与された滞在時の日記も展示。初公開の品という。 梅原は20歳でフランスに渡り、ルノワール
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自民候補の24人 公明静岡県本部が推薦 静岡県議選
公明党県本部は13日、県議選(31日告示、4月9日投開票)で自民党県連公認の立候補予定者計24人を県本部として推薦すると発表した。公明候補者の空白選挙区で自公の選挙連携を強化する。 同本部は「推薦依頼を受けた立候補予定者について協議し、党中央幹事会で決定した」としている。 推薦する立候補予定者は次の通り。 加畑毅(下田市・賀茂郡)藤曲敬宏(熱海市)土屋源由(伊豆の国市)宮沢正美、伊丹雅治(三島市)加藤祐喜(長泉町)鳥沢由克(裾野市)和田篤夫、勝俣昇(御殿場市・小山町)木内満(富士宮市)良知淳行、松島和久(焼津市)西原明美(藤枝市)大石健司(牧之原市・吉田町)河原崎聖(島田市・川根本町)
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御殿場の4中学校サッカー部 アスル選手の技術間近で
サッカーJ3アスルクラロ沼津の選手と、御殿場市立中4校のサッカー部員との交流会が11日、同市東田中の「パレットごてんば」で開かれた。部員約60人が選手と一緒に練習した。選手の高い技術を間近で見て、成長への意欲を高めた。 大迫暁、前川智敬、杉本大雅(伊豆の国市出身)の3選手を迎えた。アスルクラロサッカースクールのスタッフの指導でシュートとパス回しを練習した。 パス回しの練習では、大迫選手が「どこでボールをもらえば出しやすいか考えて」「ボールと周りの両方を見て」とアドバイスした。好プレーには元スペイン代表の名選手になぞらえ、「ナイス、イニエスタ」と声を張り上げて雰囲気を盛り上げた。 原里
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新入学児童への祝い品を寄贈 安協大仁地区支部
交通安全協会大仁地区支部はこのほど、伊豆の国市教育委員会に新入学児童への祝い品を寄贈した。 祝い品は交通安全啓発用の反射材と自由帳。三枝勝美支部長と交通安全指導員が同市のあやめ会館に増田貴史雄教育長を訪ね、祝い品を手渡した。三枝支部長は「親子で交通安全について会話をするきっかけにしてほしい」と話し、増田教育長は「悲惨な交通事故がないように指導に努めたい」と述べた。 祝い品は伊豆市教委にも贈った。
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韮山高2年生が課題研究発表会 成果や新規事業も
伊豆の国市の韮山高で11日、普通科の文系探究コースと理数科の2年生による課題研究発表会が開かれた。 計75人が4、5人のグループに分かれて設定した課題の研究成果や新規事業を発表した。同コースでは「韮山高図書室の倉庫から近現代史の新見解を探る」、同科では「韮山高生の自転車通学でどれだけの電力をまかなえるか」など、同校に関する独自の課題を見つけた発表もあった。 デビットカードを用いた新サービスを提案したグループは、金融に関する問題を解いたりゲームをクリアしたりすると、デビットカードのポイント還元率が上がる機能を持つアプリのアイデアを披露した。
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ジオラマの立体作品や水彩作品 小中生らの600点伊豆の国で展示
伊豆の国市を中心に県東部の小中学生らが通う絵画造形教室「アトリエチッコ」の作品展が11日、同市南條の同教室で開かれる。12日まで。 教室生56人が本年度作成に励んだジオラマの立体作品群や水彩絵の具を使った平面作品など約600点が並ぶ。段ボールの角を使い塗装したお面や水彩絵の具4色を混ぜ、可能な限り茶色に近づけて表現したしょうゆつぼの絵画などを飾っている。コロナ禍を挟んだ4年ぶりの開催で、生徒は毎週違うテーマで作品を制作していた。 同教室の講師を務める沼田洋介代表(50)は「1年分の作品なので数が多い。『音楽をアートにする』などの面白いテーマの作品もあるので注目してほしい」と話した。 開
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聴導犬 もっと知って 伊豆の国 利用者、手話で訴え
伊豆の国市ボランティア連絡会はこのほど、「市民ボランティアのつどい」を同市の韮山福祉・保健センターで開いた。 会員や市民約80人が講演会などを聞いた。聴導犬利用者の細井崇仁さん(54)、佐織さん(50)夫妻=河津町=は「聴導犬のこと、もっと知ろう」と題した講演を行い、「飲食店やホテルで入店を断られることがある。理解が進んでほしい」と手話で訴えた。スポーツジム「IGGY HANDS(イギーハンズ)」(三島市)の遠藤大翼代表(40)は座りながらできる腹筋や背筋の鍛え方を披露した。 講演会の合間には、同連絡会の団体が手品と詩吟を披露し、参加者は歓声や笑顔にあふれた。
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伊豆長岡駅に「イズーラ」10日オープン 伊豆箱根鉄道 カフェと地元名物販売
伊豆箱根鉄道は10日、伊豆長岡駅構内にカフェと土産店を併設した「イズーラ伊豆長岡」をオープンする。地元や県内の特産品を扱い、地域の拠点を目指す。同施設の前田浩幸店長は「伊豆の国市の新しい玄関口として発信していきたい」と意気込む。 同施設は地元名物の温泉まんじゅう3種類や伊豆市、県内各地の銘菓、雑貨など約300種類を取りそろえる。カフェは20席を設け、温泉まんじゅうを使ったスイーツや地元の水を使ったコーヒーも販売する。 観光庁の「地域一体となった観光地の再生・観光サービスの高付加価値化事業」の一環。元々は売店と飲食店が並ぶスペースだったが、昨年12月末から改修を始めていた。外観もリニューア
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伊豆の国で一時450軒が停電
東京電力パワーグリッド静岡総支社は9日、伊豆の国市の北江間と南江間地区の一部約450軒で停電が発生したと発表した。同日午前8時50分ごろに発生し、約1時間半後に復旧した。同総支社によると、配電設備のケーブルが断線したという。
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掛川市 国際女性デーちなみ ミモザ身に着け定例会
女性の社会参加や地位向上を考える「国際女性デー」(3月8日)に合わせて、掛川市は市職員がシンボルカラーの黄色のネクタイやバッジ、ハンカチなどを身に着けて公務に当たるキャンペーンを行った。市議会も賛同し、2月定例会一般質問では市議や市幹部が黄色いミモザの花のミニブーケを胸元に飾って議事に臨んだ。 市議会の女性議員比率は28・5%で、伊豆の国市に次いで県内2番目に高い。同日の一般質問に登壇した4人はいずれも女性。学校女子トイレの洋式化や沿岸部の災害対策、大河ドラマの放送効果を生かした観光誘客などを市当局にただした。 久保田崇市長と石川紀子副市長は市ホームページでメッセージを発信し、ジェンダー
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静岡県内の製造現場 女性就労に課題 正社員化進める企業も 男女平等指数経済分野・全国ワースト1位
8日の国際女性デーに合わせ、「地域からジェンダー平等研究会」が公表した都道府県版ジェンダー・ギャップ指数で、静岡県は経済分野の指数が47都道府県中最低となった。「中小の製造業が多く、女性の就労が不利な環境がある」(三浦まり上智大教授)との背景が指摘され、環境改善に向けた取り組みが求められる。 県東部の精密機器製造工場に勤める沼津市の女性(50)は今月、新型コロナウイルス流行以降2度目となる派遣切りに遭った。派遣社員として工場で20年以上働くが、手取りは残業を頑張っても月15万円止まり。「受注減で手取りが減ることはあっても、増えはしない」。シングルマザーで安定を望むが、「正社員の声がかかるの
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土肥戸田衛生センター解体 沼津市2.4億円負担
沼津市は7日、昨年12月末に稼働を停止した土肥戸田衛生センター(伊豆市小土肥)について、同市が負担する解体費が約2億4900万円に上るとの見通しを市議会民生病院委員会で明らかにした。 解体工事は2023年度に焼却灰の撤去などから着手し、26年度までの計画。伊豆市負担分と合わせた解体費の総額は、焼却灰の撤去や汚染水処理費の増加で当初より4200万円増え、約5億9400万円となった。沼津市は焼却灰のリサイクル費用として1900万円も負担する。 センターは沼津、伊豆両市が一部事務組合を組織し、旧戸田村域と旧土肥町域のごみ処理を担ってきた。伊豆市が伊豆の国市と新たなごみ処理施設を建設したため、稼
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16選挙区で無投票か 静岡県議選、総定数の4割26人 現職も心境複雑
統一地方選の前半戦となる静岡県議選(31日告示、4月9日投開票)は3月6日時点で、全34選挙区のうち半数近い16選挙区で出馬予定者数が定数を上回らず、無投票になる可能性がある。このまま定数を超える数の立候補者がいなければ、4割に当たる26人が投票なしで当選が決まる。有権者の投票機会を奪う無投票に対し、無投票が見込まれる選挙区の現職も「地域の幅広い声が上がることが選挙の役割。無投票を喜べない」(伊豆地域の県議)と不安の声が上がる。 無投票が予想されるのは、伊東市(定数1)、熱海市(1)、伊豆の国市(1)、三島市(2)、清水町(1)、裾野市(1)、富士市(4)、富士宮市(2)、藤枝市(3)、牧
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6選挙区で選挙戦か 静岡県議選・東部地区 説明会に30陣営
静岡県選挙管理委員会は6日、静岡県議選(31日告示、4月9日投開票)の東部地区立候補予定者説明会を沼津市内で開いた。立候補を予定している県東部・伊豆の30陣営が出席し、これまで無投票とみられていた伊豆市選挙区を含む6選挙区で選挙戦の可能性が濃厚になった。 選挙区も含め立候補を検討している1陣営も参加した。伊東市、熱海市、伊豆の国市、三島市、清水町、裾野市、富士市、富士宮市の8選挙区は無投票の公算が大きくなった。 各選挙区の定数と出席陣営数は次の通り(カッコ内は定数)。検討中の1陣営は除く。 下田市・賀茂郡(1)2、伊東市(1)1、熱海市(1)1、伊豆市(1)2、伊豆の国市(1)1、函南
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心肺蘇生やAED学ぶ 伊豆の国のガイド2団体 コロナ禍での救命講習
伊豆の国市は4日、市内でガイド活動を担う2団体を対象とした救命講習会を同市のあやめ会館で開いた。ガイドツアー参加者が突然倒れた場合などの危機管理が目的。 伊豆の国歴史ガイドの会と伊豆の国外国語ガイドの会の計16人が、駿東伊豆消防本部応急手当指導員から講義を受けた。心肺蘇生法やAEDの使い方などを学んだ。コロナ禍で変更された胸骨圧迫時の対応の「倒れている人の口をマスクやハンカチで覆う」「屋内では換気を行う」「人工呼吸は行わない」といった点にも注意しつつ、救急隊が到着するまでの一連の流れを体験した。伊豆の国外国語ガイドの会の堀内祝子会長(64)は「ガイド中に参加者が倒れたことがあった。落ち着い
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城山さくらまつり復活 伊豆の国 子どもら演技盛り上げ
「城山さくらまつり」(大仁ライオンズクラブ主催)が4日、伊豆の国市の狩野川堤防で開かれた。満開の桜の下、地元の子どもたちらによるパフォーマンスでにぎわった。 コロナ禍で4年ぶりの開催。堤防に焼きそばや綿菓子などの屋台約10軒が並んだ。同市拠点のチアリーディングチーム「パワフルキッズ」やよさこいソーランを踊る「モダン日舞『樹の子』」らによるショーも行われ、演技を見に来た来場者から大きな歓声が上がった。 同クラブの土屋昭会長(43)は「再開できたので、これから継続して街の活性化につなげたい。来年は市のかわまちづくり公園を生かした祭りにして、地元を盛り上げたい」と話した。
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タオル580枚 社協に寄贈 田方労福協
田方地区労働者福祉協議会はこのほど、タオル580枚を伊豆の国市社会福祉協議会に寄贈した。 田方地区ろうきんグリーン友の会との合同企画。会員らが不用になったタオルを集めた。社協はデイサービス事業や災害備蓄などに活用する。 同市の韮山福祉・保健センターで社協の河野真人会長に目録を手渡した同地区労福協の杉原波絵会長は「今後も活動に協力したい」と述べた。
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マーケット課題議論 伊豆の国でJAふじ伊豆
JAふじ伊豆はこのほど、職員や農家、管内のファーマーズマーケットの出荷者が集合して問題点や課題を話し合う会議「ファーマーズサミット」を伊豆の国市の同JA伊豆の国地区本部で開いた。 関係者約30人がそれぞれ同マーケットの来客数や販売高を説明。職員は店舗へのアンケートを集計し、「営農アドバイザーによる営農指導強化や新たなPR企画を取り入れた販売強化をしてほしいという意見が多かった」と分析結果を発表した。今後の取り組みとして、「動画を使った栽培指導体制の構築」「規格外農作物を使った商品の開発」などを挙げ、参加者は検討した。
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障害者施設が完成 理事長が報告「地域拠点に」 伊豆の国
4月に伊豆の国市小坂にオープンする障害者グループホーム「オリーブの庭」を開設する福祉団体「一滴の水」(小野登志子理事長)は3日、同施設の内覧会と完成報告会を開いた。小野理事長はあいさつを通して地域の拠点とすることを誓った。 同グループホームでは近くに農場を運営し、利用者は野菜や花などを育てることができる。椅子に座ったまま入浴できる設備もある。小野理事長は、利用者による作品の展示会を行ったり、田植えの体験ができたりすることを説明し、「懸命に生きている人を支援したい。利用者に豊かな日常に触れてもらえたら」と話した。 6日から施設内の見学ができる。希望者は同団体<電055(949)0077>へ
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伊豆中央道と修善寺道路 料金徴収40年延長
静岡県は1日の県議会建設委員会で、伊豆中央道と修善寺道路の料金徴収期限を40年程度延長する方針を明らかにした。近接する国道414号静浦バイパスの一部区間の有料化とともに、県議会6月定例会に関連議案を提出する。 伊豆中央道と修善寺道路の料金徴収期限は10月2日。翌3日から無料化される予定だったが、交通量が大幅に増える懸念があるとして2月定例会一般質問で延長する方針を示していた。 山梨義之道路企画課長は建設委で、有料化する静浦バイパスの建設期間や償還期間が40年程度になると説明。周辺道路への影響を踏まえると、伊豆中央道と修善寺道路、静浦バイパスの徴収期限を同時期とすることが妥当と述べた。
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中川さん緑十字銀章 交通安全協会大仁地区支部
交通安全協会大仁地区支部はこのほど、交通安全功労者の表彰伝達式を伊豆の国市の田方教育会館で開いた。高橋文典大仁署長と三枝勝美支部長が受賞者に表彰状を手渡した。 受賞者は次の通り。 【交通栄誉章「緑十字銀章」】中川幸衛 【関東管区局長・協会連合会会長連名表彰】鈴木弘 【交通栄誉章「緑十字銅章」】功労者 鈴木敬三、重田敬子、川口昭一▽優良運転者 古屋初代、堀江勝美、土屋典男、此平茂、渡辺広明、土屋広雄、市川由紀子 【交通功労金賞・銀賞】金賞 下田裕子▽銀賞 三枝勝美、渡辺政子、田村久敏、梅原泰嗣、福室龍雄、友部みつ江
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5議案を可決 伊豆の国市議会
伊豆の国市議会3月定例会は28日、本会議を開き、2億8100万円を減額する本年度一般会計補正予算案など5議案を原案通り可決した。一般会計など8会計の23年度当初予算案の上程も行った。
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「人づくり重要」 伊豆の国市議会 市長が施政方針
伊豆の国市議会3月定例会が27日開会し、会期を3月23日までの25日間と決めた後、山下正行市長の施政方針演説や議案の上程を行った。 山下市長は施政方針で、「市民が住みたい、住み続けたいと思う伊豆の国市をつくるにはまず人づくりが重要。未来を担う子どもたちのために子育てや教育に関する施策に重点的に取り組む」と述べた。 議事では上程した22案件のうち、9議案を原案通り可決、同意した。
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児童図書やパズル 伊豆の国市に寄贈 東芝テック
伊豆の国市に事業所を置く東芝テックはこのほど、市立幼稚園・保育園、放課後児童教室に児童図書305点と木製パズル12点計50万円相当を寄贈した。 1992年から続ける社会貢献活動の一環。土屋竜宏静岡事業所長らが市役所を訪れ、山下正行市長や増田貴史雄教育長らに寄贈品を手渡した。 木製パズルは伊豆市の障害者施設「駿豆学園」の製品。増田教育長は「大切に使わせてもらう」と感謝した。
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フィナンシェいかが 戸田の特産品タチバナ使用 沼津の菓子店 伊豆の国の企業開発
土産物企画、開発、卸売りなどを担うスプレッド企画(伊豆の国市、袰岩=ほろいわ=敬蔵代表)と菓子店ヴォワ・ラクテ(沼津市、大和美佐子代表)は、同市戸田地区の特産品タチバナを使ったフィナンシェを開発し、2月から同店で販売を始めた。袰岩代表は「サービスエリアや駅構内、ドライブインにも販路を広げ、タチバナの認知向上につなげたい」と話す。 タチバナは日本固有のかんきつで、同地区が国内北限で最大の自生地。皮に苦みがあり実が小さく、加工に手間がかかるため、商品開発に向かないとされていた。 昨年11~12月に戸田森林組合が収穫、冷凍したタチバナを、三ケ日みかんの加工販売を行う食肉販売業フードランド(浜松
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帝京大野球部が伊豆の国で合宿 27日まで
首都大学リーグの帝京大硬式野球部が27日まで、伊豆の国市の韮山運動公園で春合宿を行っている。4月からの新シーズンに向け、新2~4年の部員50人が技術向上や体力強化に励んでいる。 合宿は17日から始まった。22日には山下正行市長が同公園を訪れて練習を見学し、唐沢良一監督と意見交換した。唐沢監督は「両翼が広く、グラウンドをもっとしっかり整備すれば多くのチームを呼べる。地元の子どもたちにもいい環境でプレーしてもらいたい」と求めた。 同部は毎年市内で合宿をしている。OBには阪神の青柳晃洋投手やヤクルトの塩見泰隆外野手らがいる。