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テーマ : 牧之原市

記者コラム「清流」 「自助」の大切さ

 12年前の3月11日。浜松市の自宅で長い揺れを感じ、テレビを付けた時の衝撃は今でも忘れない。とてつもないスピートの津波が人々の暮らしを破壊する中継映像は本当に恐ろしかった。
 東日本大震災を教訓にした避難訓練が11日夜、牧之原市で行われた。サイレンが鳴り響く中、市民らは日中とは違う条件下で避難行動を確認した。市によると、例年と比べ全体の参加人数に大きな落ち込みはなかったというが、取材に訪れた海岸に近い一部地域では極端に参加人数が少なく、危機意識の薄れを感じざるを得なかった。
 15キロの海岸線を有する同市は県の第4次地震被害想定で最大で約1万3000人が死亡するとされる。まずは「自助」の備えや意識を高めていく必要がある。
 (榛原支局・足立健太郎)

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