防災、減災 多様な視点で 牧之原・相良中、東北大講師招き講座
牧之原市の相良中は18日、東北大災害科学国際研究所プロジェクト講師の保田真理さんを講師に招いた防災講座を同校で開いた。1年生約130人がスタンプラリーやグループワークを通じて防災、減災に対する知識を深めた。
生徒らは保田さんから講義を受けた後、災害発生時や避難所生活を想定したとき、どのような対策が必要かを考えるスタンプラリーを実施。回答は「自助」「共助」「公助」いずれかの観点を重視した内容が記載され、選択した回答によって生徒らは自分たちの思考タイプを可視化し、多様な視点から対策を学んだ。災害時、自分や家族、地域住民などさまざまな立場ごとに求められる避難行動をまとめるグループワークも行った。板倉涼介さん(13)は「備えることの重要性を学んだ。今からできることをしたい」と話した。
講座は中部電力浜岡地域事務所の協力を受け実施した。