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企業跡地「購入すべき」 小中校舎建て替え 長泉町議会特別委 結論

 長泉町立小中学校の校舎老朽化に伴う建て替えで、町が中心街の企業跡地を取得する意向に対して妥当性を協議してきた町議会の調査特別委員会は12日までに、「土地を購入すべき」との結論を出した。関係者によると、全会一致で賛成した。町議会は15日に臨時会を開き、最終決定する。
 特別委は3月29日に初会合を行い、これまでに3回開催した。町幹部から経緯と購入費用、取得のメリットなどの説明を受け、協議を進めた。特別委は全町議15人が委員となった。
 町が取得を目指すのは、長泉中の西側に位置する不二精機製造所の跡地(約2万5千平方メートル)で、町の中心街では唯一の広大なスペース。建て替えを予定する長泉中、長泉小、南小の3校のうち、今回の土地購入に関係するのは長泉中と長泉小とみられる。議会の全3会派が「教育施設整備のために利活用を」との趣旨の要望を町に提出していた。不二精機製造所は2022年、芝浦機械(沼津市)に吸収合併され、解散した。
 (東部総局・天羽桜子)

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