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南伊豆 23年観光客4.8%増 町議会3月定例会で町長示す

 南伊豆町議会3月定例会は27日開会した。岡部克仁町長は宿泊関連などを含む2023年の観光施設の入り込み客について、22年比4・8%増の約38万8100人だったと行政報告で明らかにした。「町独自の『伊勢海老まつり』(の実施)やクーポン券発行などが奏功した」と振り返った。
 石廊崎オーシャンパークなど主要観光施設5カ所は約19万900人の来場で同14・3%増。一方、宿泊施設は同5・7%減だった。町はかき入れ時の海水浴時期に大型台風が接近した影響と分析している。
 一般質問には5氏が登壇。岡部町長は孤立予想集落の災害対策として、「空路による支援活動のため関係機関と連携を深める」と述べた。町内は海辺の13地区と毛倉野、立岩、蛇石、平戸の計17地区が災害時の孤立予想集落とされていて、県や町は17地区内の22カ所を臨時ヘリポートに選定している。岡部町長は「各家庭や地区における備蓄の啓発にも引き続き努める」と強調した。大年美文氏への答弁。能登半島地震を念頭に、他にも複数の町議が防災体制について当局の姿勢をただした。

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