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生理用ナプキン8400枚配布 公共施設トイレ 3カ月実証実験 利用者99%「満足」 浜松市議会

 新谷直幸市民部長は、2023年10月から公共施設の女性用トイレに生理用ナプキンのディスペンサーを設置する実証実験を行い、3カ月間で8422枚のナプキンを配布したと報告した。経済的な理由で用品が買えない「生理の貧困」の解消を狙い、防災備蓄品のナプキンを無償配布する事業で、利用者の満足度は99%だった。馬塚氏への答弁。
 UD・男女共同参画課によると、ディスペンサーは手をかざして機器の扉を開き、ナプキンを1枚ずつ取り出す仕組み。市役所、市立中央図書館などの女性用トイレに計40台を設置した。利用者らに向けたアンケートでは「突然の生理の際に助かる」「1枚ずつ取り出せて衛生的」といった声が寄せられ、また利用したいと回答した人の割合も92%だった。
 幼い子がいる母親は生理のことは後回しにしがちという意見もあり、24年度は一部のディスペンサーを子育て家庭が利用する施設に移設する。

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