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アリーナ計画地 発掘調査 スポーツ施設には代替地案 静岡市議会

 静岡市議会2月定例会は29日、自民党市議団の堀努氏と創生静岡の風間重樹氏が代表質問を行った。望月哲也観光交流文化局長は2024年度から、アリーナ整備を目指すJR東静岡駅北口市有地で遺跡発掘調査に着手する方針を示した。調査に伴い、暫定利用しているローラースポーツ施設の運営は25年9月末ごろまでを見込んでいるとし、新たな施設の候補地を検討する考えを明らかにした。堀氏への答弁。

 北口市有地は埋蔵文化財包蔵地に指定され、恒久的な利活用を進めるためには発掘調査が必要となる。調査期間は今年6月ごろからおおむね3年間。まず芝生広場から始め、スケートボードやBMXを楽しめるローラースポーツパークエリアについては25年10月ごろの着手を想定しているとした。ボーリングや液状化判定といった地質調査も実施する。
 同施設は北口市有地の利活用方針が決まるまでの暫定施設として17年に運用を開始した。スケートボードやBMXが東京五輪の正式種目になったことなどから利用者数が増えている。望月局長は「市民スポーツとして定着し、愛好者が増えていることを踏まえ、ローラースポーツを楽しめる機能の必要性を認識している」と述べ、新たな施設の整備手法や候補地を検討すると説明した。
 アリーナ整備を巡り、市は24年度一般会計当初予算案に北口市有地の調査費として1億6700万円を計上した。調査と並行して基本計画の策定作業も進めていく。
 (政治部・森田憲吾)

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