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「タケノコ」市議 県審決で意見陳述 沼津市議会発言巡り

 沼津市議会での「タケノコ発言」を巡り、江本浩二市議(63)が市議会から受けた懲罰の取り消しを静岡県知事に求めた審決で、審理する県自治紛争処理委員は27日、江本氏の申し出による口頭意見陳述を県庁で非公開で行った。高橋達也市議会議長(56)も出席した。同委員は今後、認容か棄却かを判断する。
 陳述後の記者会見や取材で江本氏は、タケノコを掘った竹林の管理に関して「市との確認、了解のもとで行っていた」とし、改めて議会の品位を汚す発言に当たらないと主張。「利益を得ていた」との発言については、「タケノコの売却益ではなく、伐採することで得られる竹林管理上の利益を意味する」とした。
 一方で、取材に応じた高橋議長は「江本氏の陳述は当初の説明と変わっている」と不快感を示した。
 江本氏は昨年の市議会9月定例会で「市有地からタケノコを掘っている。販売している」と述べ、公の場での不適切な発言として陳謝と出席停止1日の懲罰を受けた。

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