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ハヤテ経済効果38億円 静岡市議会研修会 杉原代表が試算説明

 静岡市議会は28日、議員研修会を開いた。プロ野球2軍ウエスタン・リーグに参入する「くふうハヤテベンチャーズ静岡」を運営するハヤテグループの杉原行洋代表が講師を務め、球団発足による市への経済効果は38億円に上るとの試算を説明した。野球をきっかけとした地域活性化への思いも語った。

球団発足への思いなどを語る杉原代表=静岡市役所静岡庁舎
球団発足への思いなどを語る杉原代表=静岡市役所静岡庁舎

 杉原代表は約2年前に「縁もゆかりもない静岡」の関係者から球団発足の話を持ちかけられたと打ち明け、「66年ぶりの(球団増加)のチャンスと聞き、スイッチが入った。誰もやらないなら自分がやろうと思った」と振り返った。その上で「(プロ野球チームの創設は)みんな『できたらいいね』と言うが、実際は人ごと。これでは地域は活気が出ない」と指摘し、市民や地元企業が主体的に行動する必要性を訴えた。
 経済効果については、ホーム戦の来場者が年間計約7万人で3割が市内に宿泊すると想定した場合、宿泊施設や飲食店などに11億円程度の還元があると試算した。球団発足に伴い雇用も創出されるとして、計38億円の経済効果が期待できると説明した。
 (政治部・池谷遥子)

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